まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

ちょこっと追記というか確認v
この転章編、登場人物は。
アメリア・ゼルガディス・ガウリイ・メンフィス・ミルガズィア。
そしてリナことエル様と薫の持ちキャラv菫ちゃんですvあしからずv

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          エル様漫遊記


「……何か、気の毒になってきましたわ…」
一瞬の出来事で顔色も、そしてまた、肌の色も真っ白となり。
挙句は髪の色までもものの見事に白く染まり。
そこにて、口から何やら泡をはきつつも。
意味不明なことをいい、壁にと寄りかかっている一人の男性。
その人物をみてぽつり、とそんなことをいっているメフィ。
「ま、まあ、あれをみて平常心でいられる俺たちの方が俺としては怖いとおもうが……」
何かリナに完全に慣れてきてる自分が怖い…
そんなことを思いつつもつぶやいているゼル。
あら♪
「ゼルちゃん、どういう意味かしら?」
にこやかに微笑むあたしの言葉に。
なぜかだらだらと冷や汗を流しつつ。
「い、いや、意味はないぞ。うん。」
などとあわてて弁解しているし。
「あら、根性ないわね。この人。」
壁にともたれかかり、
何やらあはあはと笑っているカドヴェルを、
そのあたりにと転がっている棒にてつつきながら、そんなことをいっているユニット。
「…本気でこのリナ殿は何者なのだ?」
兵士達の士気を完全にと落とし、というかなぜか今のあたしとユニットとのちょっとした行動で。
なぜか多少、混乱のきわみに入っている兵士達をかまっていたルナたちは。
すでにあたしの後ろにと控えている今現在。
そんな部下RとSそしてゼロスにと問いかけているミルガズィア。
「え…リナさんは、私の妹ですよ?ええ、それ以外の何者がある、というんですか?」
表向きは、ですけど…
だらだらとなぜか汗を大量に流しながらちょこっと声を上ずらせ、
そんなことをいっているルナこと部下R。
ま、確かに今あたしは、ルナの妹として表向きはここで生活しているのは事実だけどね。
「ルナ…声が震えているぞ?」
そんなルナに対してこちらもまた声を震わせつつも何やらいっているS。
「申し訳ないですが、ミルガズィアさん。
  …お願いですから詳しく詮索はやめてくださいぃぃ…」
なぜかそんなミルガズィアの言葉に対して。
本気で涙を流しつつ。
というか、無意識でやってるのがこいつの面白いところなんだけど。
本気で懇願しているゼロスだし。
「お~い。とりあえずどうすんだ?こいつら?」
そんな周りの空気をいとも気にせずに。
のんびりとそんなことをいってきているガウリイ。
「それもそうですね。
  とりあえず、このカドヴェル公にはきちんとした裁きを受けてもらいましょう。
  とりあえずここに派遣されている王軍に詳細をしたためた書状とかでも渡して。
  あとはこの国の人にまかせませんか?」
まあ、少しはこのカドヴェル公も懲りたことでしょうし。
でも、私も何かしたかったですぅ……
そんなことを思いつつ、そんなことをいっているアメリアの姿。
「ま、確かに。アメリアさんの言うとおりではありますね。
  それじゃあ私がちょっといって呼んできますね♪」
にっこりと言い放ち。
そのまま。
ふぃっ。
その場より姿を消しているユニット。
「「うわっ!?」」
それをみていまだに何やら驚きの声を上げているミルガズィアとメフィだし。
「いい加減に慣れなさいよねぇ。誰でもできることなのに…」
あたしのそんなもっともな意見に。
「つうか、すぐにはなれないと思うぞ…俺は…」
なぜかぼそり、とそんなことをいってきているゼル。

結局のところ。
ユニットがこの地にと派遣されている王軍を呼びに行き。
ここの領主の愚考というか行いが表ざたにとなり。
面白いまでにこの町というかこの地域いったいは
数日もたたないうちにとちょっとした騒ぎにとなってゆくけど。
それはそれ。


数日後。
「う~ん!やっぱりいいことをした後は気持ちがいいです!」
伸びをしつつ街道を歩いているアメリア。
あたしたちの身元などもなぜか疑われたりもしたけども。
ルナの名声と、そしてまた。
アメリアの身分、さらにはゼルガディスなどはレゾの身内。
しかも、疑われてたりしたミルガズィアなどが兵士などの目の前で。
身元を証明するためにと竜に戻ったりなどもして。
ちょっとした騒ぎなどにもなったりもしたけども。
とりあえず、あたしたちは何も関係がない、というか。
悪事を暴くことに貢献した、というので逆に礼金をもらい。
再びとりあえず、セイルーンにと向けて進んでゆくあたしたち一行。
「いいことなのか?あれは???」
そんなアメリアの姿をみてなぜか頭を抱えているゼルと。
「…しばらくエル様に同行したほうがいいようね…」
「奇遇だな。ルナ、それは私もそう思っていたところだ…」
何やら後ろでこそこそとそんな内緒話をしているRとS。
?エル様???
そういえば、ゼロスもごくたまにリナ殿のことをそう呼んでいるみたいだが…いったい?
確かにリナ殿のファーストネームの頭文字ではあるが??
二人の会話を小耳にと挟み。
そんなことを思いつつも首をかしげているミルガズィア。
だが……
…『様』をつけるなど…魔は自分より高位、または力あるものにしか敬称をつけないが…
赤の竜神の騎士であるルナ殿までもがそう呼んでいるリナ殿とはいったい??
なぜかそんな些細な疑問をもっているミルガズィアだし。
「あら、ミルガズィア。たかが魔王程度よりも力あるものなんか山といるわよ♪
  魔王といえども所詮は使いっぱしり。ただの中間管理職♪」
「そうそう。力ないしねぇ。」
くすっ。
腕をくみつつそんなことを考えているミルガズィアにととりあえず当たり前なことをいっておく。
だって事実だしね。
「な゛!?なぜまさか私の考えていることが!?」
何やら驚いてるし。
「顔をみれば何考えてるかなんてわかりますけど?」
ある意味、事実なことをいっているユニットだし。
「ま、リナさんは人の考えとか読み取るの…簡単にできますしね。」
「だから下手にいらないことは心の中でもいえないがな…」
そんなあたしとユニットの会話に横から何やら突っ込みをいれてきているアメリアとゼル。
「ま、リナだしな。それにこのユニットちゃん、とかいう子はリナの親友らしいし。
  何があってもおかしくないさ。」
それであっさりと済ませているガウリイ。
そんなアメリアたちの会話に思わず顔を見合わせ。
「おじ様…いったいこのリナさんっていったい…」
「それは私も知りたい…何度も聞くが、本気で何者なのだ?彼女たちは?」
いいつつも。
あたしたちの後ろに控えるようにと歩いているゼロスたちにと質問を投げかけているミルガズィア。
そんな彼の言葉に。
なぜか三人とも顔面蒼白になりながら。
「「すいません。聞かないでください(ませんか?)…」」
なぜか異口同音にそんなことをいっているR・S・そしてゼロスの三人。
んっふっふっ。
「あら?あんたたち?どういう意味かしらぁ?えいv」
なぜか完全におびえきったような表情で神妙な面持ちでそんなことをいったら。
あたしに何かがある、って事実上認めているようなものじゃないのv
ドシャアァァァァ!
ドススススッ!

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
口は災いの元(だな)(ですね)……
なぜか突如として晴れ渡っている、というのにもかかわらず。
二人の頭上のみ、彼らがいる間合いだけ、空から降り注いでゆく雹もどき。
ちなみに、普通の雹とは違い、ちょっとしたなぜかツララ状になってたり。
ルナとレイスの頭上にて降り注いでいるそれをみて。
なぜか冷や汗を流しつつも、
同時にまったく同じことを思っているガウリイ・ゼルガディス・アメリア達。
「…だからどうして…天候まであやつれるんだ…このリナ殿は…」
「…いったいこのリナさんっていったい…」
なぜかその光景をみて呆然とそんなことをいっているミルガズィアとメフィ。
「あら♡気象をちょこっと修正するなんて簡単よ?
  というか、あたしは別にたいしたことはしてないわよ?」
「そうそう。リナはちょっと彼らの上空のみの空気を氷点下以下まで一気に下げて。
  ついでに水蒸気を増やしただけだもの。」
あたしの言葉にちょこっと修正をいれているユニット。
なぜかそんなあたしたちの説明に。
「「十分たいしたことだと思うぞ…」」
「十分にしてると思います。」
なぜかきっちり声を重ねて何やらいってきているガウリイたちの姿があったりするけども。
あたしたちの視界の先で。
なぜか晴れ渡った空にもかかわらず。
彼らのみの頭上のみ降り注いでいる針状の雹にと貫かれ。
なぜかひくひくと地面でうごめいている物体がそこにあったりするけど。
まったく根性がなってないわねぇ。
もっと根性たたきなおさないとだめね♡ふふ♡

そんな些細なほのぼのとしたやり取りを加えつつ。
あたしたちはとりあえず、アメリアを送ってゆくためにとセイルーンにと向けて進んでゆく。
途中でナーガを探し出して一緒に引っ張って連れてゆく、という目標をもって。
ま、あたしはどこに彼女がいるかなんてわかっているけど。
やっぱりここは、楽しみつつ探しながら目的地に向かうほうが楽しいしね♪
それに、もうそろそろ、エレナの方に面白いことが起こってこっちにくるし。
そのときには、あの世界に乱入してでも楽しみましょっと♡
そんなこんなで、あたしたちの旅はそのまま。
無事平穏にと再び開始されてゆく。
さってと。今度は何をして遊び・・もとい楽しみますかね♪


しばらく後…

とりあえず、先日のカドヴェルの一件なども無事終わり。
セイルーンに向かいがてらにちょっとしたほかの出来事などにも携わり。
結局のところ、あたしたちがレイナード王国を後にして数ヶ月。
ちょっとした些細な出来事より、部下RとSはとある作業のために。
ある世界にとおいてけぼり…もとい、協力のためにとおいてきて。
そして、見つけた、
というか向こうから勝手に出てきたナーガとともにセイルーンにと向かっているあたしたち。


「おお!アメリアにグレイシアではないか!」
アメリアたちを引き連れて。
王宮にと入ると何やらフィルが出迎えてくるし。
ま、いつものこと、といえばそれまでだけどね。

結局のところ。
とりあえず、フィルにつかまったアメリアたちをそのままに。
そのまま、あたしたちはあたしたちで再び旅にと出てゆくことに。
さって。
そろそろ覇王のやつでもからかって楽しみましょっと♪
ミルガズィアとメフィも別行動になったことだしね♪
ふふふ♡


                                -続くー


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あとがきもどき:
薫:道中の様々な出来事は。
  番外編でちまちまとやっていきますので、あしからずv
  オリジナルネタとかもやっぱりあれは、番外扱いしたほうがよさそうだしな…
  というわけで、いっきに話が飛ぶのです!(まて!)
  それでは、ようやく次回は二部です!はい!
  んではでは、また次回にてv
  2004年8月5日某日


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