まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
・・・・・・レオナードとジュリアス様の短篇・・・・思いついたんですが・・・・
やっぱ、ネタバレになりますかねぇ?あはははは…
でも、まだエトワールプレイしてないんですよ?
というか、トロワが愛蔵版が二つもでた、ということに。
少しエトワールのイベントも増えるかも?もしくはプレステ2ででるかも?と期待している私です(まて!
アンジェリークエトワールなど、詳しい情報は。アンジェリークのオフィシャルホームページでどうぞv
#####################################
スイート・メモリーズ ~第59話~
「宇宙の一角で、巨大なブラックホールが発生いたしました。
王立研究員の報告によれば、このブラックホールは……
とある次元空間とつながっている可能性が高い。そう確立がでています。その空間とは…」
顔を青ざめつつ続きをいわんとするそんなディアの言葉をさえぎり。
「…なるほど。つまりは再び封印が弱まった。というわけか?かの地、ナドラーガの。」
ピクリ。
小さく、それでいて、深く通る声でつぶやく、闇の守護聖の言葉に。
その単語にその場にいた守護聖全員が反応する。
それは、しばらく前。
といってもそれほど前ではないが。
マルセルが守護聖となり、聖地に来てすぐのこと。
ゼフィルとマルセルが、黒のサクリアなるものを出現させ。
封印された、ある世界、【ナドラーガ】それに移動したことに短を発する。
その地がいかに危険か、そして、守護聖がもつ、黒のサクリアなる、いわゆるサクリアの負の部分。
それらの現実を突きつけられたのは、まだ記憶に新しいこと。
「…あれが、あの地のせいだってゆうのかよ……」
「…確かに、このブラックホール…すべてを飲み込む勢いだよね…ゼフェル……」
あのとき。
次なる女と名乗ったあの魂が自分たちを助けてくれなかったら。
自分たちは間違いなく、あの地に飲み込まれていたであろう。
それがわかっているからこそ。
ゼフェルとマルセルの声は震える。
「……ことは急を要します。本来ならば、陛下のお力で、といいたいところですが。
陛下はただいま、手が離せません。ゆえに、守護聖の皆様方。
全員で、あのブラックホールの消滅と、
そして、つながりかけているあの地との道を再び封印してくださいませ。」
女王陛下の手が離せない。
その言葉に引っかかりをもつが。
だが、それ以上深く追求するべきではない。
と自分の中の何かがセーブをかける。
「そんな…また、あの地が表にでてくるの?」
震えつつつぶやくマルセルの言葉に。
「そんなことはさせねぇ。ディア、それでいつ決行なんだ?」
伊達に、間近、というか自分自身があの地の恐怖を味わっていることはある。
率先してそんな言葉を投げかけているゼフェルのその言葉に。
はたと我にと戻り。
女王陛下の手が離せない。
それは、少なからずとも、宇宙がそれほどまでに危険な状態になっている。
ということを暗黙に指し示しているがゆえに。
そんなことを思い、一瞬思案にふけっていたジュリアス。
「早いほうがいいであろう。各自、用意ができ次第。明日一番で向かう。誰か異義のあるものは?」
凛として言い放つ、ジュリアスのその言葉に。
……異義の声は、誰の口からも上がらることはなく。
しばし、守護聖全員による会議が、厳かに行われてゆく。
「よいしょ。」
カタリ。
昨日は結局、ロザリアのところに泊まったし。
などとおもいつつ、とりあえず。
一晩安静にとしていたがためか。
ロザリアの病気はほぼ全快の様子を見せている。
ゆえに、朝方、しばし様子をみつつも。
ロザリアが再び眠りについたのを見届けて。
というか、【一服再びロザリアに盛った。】というのが正解なのだが。
自分の部屋にと戻っているアンジェリーク。
「あら?アンジェリークさん?」
ふと。
視界の先に、金色の髪を目にとめて。
そんな声を上げているのは。
二人の女王候補たちの世話をおおせつかっているメイドのシャルロッテ。
その黒い髪が印象深いが。
そんな彼女が金の髪の色を目にとめて、ふと呼び止めるが。
「…え?」
「…………え?」
目を見開いた、シャルロッテと。
そして、振り向いたアンジェリークが短い声を上げるのとほぼ同時。
「あああぁぁぁ!?」
アンジェリークさん!?
いつもの姿ではなく、もう一人の女王候補と同じ年頃の少女。
その髪の色と瞳の色から、『アンジェリーク』当人だと、何となくだが理解できる。
口をばくばくさせつつ、目を見開き、アンジェリークを指差して叫ぶシャルロッテに。
「ああ!まって!たんまっ!シャルロッテ!」
ダダッ!
あわてて、ダッシュをかけて。
むぐっ!
―アンジェリークさん!?その姿は!?
そう、叫びかけるシャルロッテの口をあわてて押さえるアンジェリーク。
今ここで、大声を出されれば。
まず、この姿がほかの人の目に留まるのは明らか。
アンジェリークはまだ、この姿はあまり公にはしたくない。
口元を押さえられたシャルロッテは当然その先の続きの言葉を口にすることはできないが。
ただただ、むぐむぐと抑えられた口から少しばかり声が漏れるのみ。
-第60話へー
Home Top Back Next
#####################################
あとがきもどき:
薫:とりあえず。次回で、守護聖さま方の。例のブラックホールですな(おい!
こちらは。飛空都市ミッション?を参考にしてくださいなv
多分、次の話であちらの話のそうまとめ。できると思うんですけどねぇ・・・・
・・・・何か育成・・・・まったく触れてないが・・・・あははは(自覚あり
ま、いっかv(よくないです!何はともあれ。
んではでは、また次回にてv
2004年1月27日某日
Home Top Back Next