まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
次回で守護聖さまがたの。大騒動?にいっけるかな?
このあたりは市販されてる、小説と同じところがあります。ご了解くださいなv
だってあのロザリアに意見するのに一番ピッタシくるの・・・やっぱりジュリアス様でしょう(笑)
彼が優しくいえばいくらどんな人でも、素直に聞く気になるものです(まてこら!
そーして彼の出番の後にクラヴィスに正体露見かな?(笑
まあ、年相応の姿は。すでにマルセル・ランディ・ゼフェル。彼ら年少組み、三人の守護聖様にはばれてるけどね♡
何はともあれ、いっきます!
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スイート・メモリーズ ~第48話~
ふぅ。
眠ったロザリアをみつつ思わず安堵のため息が漏れる。
まさか、ここまでロザリアの体調にあれの影響がでるなどと。
そんなことを思いつつも。
「とりあえず。」
とりあえず、今は。
【力】を使いロザリアを強制的に眠りにつかせた。
だけども。
「ロザリアのことだから…その気力と根性ですぐに目覚めるわね…」
そして、目覚めたら、間違いなく。
体調が悪いのを押して、育成に赴こうとするであろう。
それが【ロザリア=デ=カタルヘナ】。
そういう人物であることは、アンジェリーク=リモージュは十分にと理解している。
そう思いつつ横で眠っているロザリアにと視線を向ける。
「とりあえず、これを…」
いいつつ、ふっと。
その右手を天井にと向ける。
と。
その開かれた手の平に忽然と何もない空間から出現する、変わったもの。
いや、モノ、というよりは水晶の花?というべきものであろうか。
不可思議な色彩を放ちつつ、その幾弁にも分かれている花ビラのようなもの。
それらがくるくると円を描きつつ、
アンジェリークの手のひらの上で、静かに回っていたりする。
【レインボゥ・フラワー】。
そうすでに伝説ともいわれているその水晶の花は。
アンジェリークの…否、クリスタル一族の長にのみが扱えるという。
不可思議な力を秘めている、とすらいわれている花。
一説によれば、その力は宇宙を統べる女王陛下と同じ力、もしくは同等。
それ以上の力をもつ、とすらもいわれているそれ。
まあ、この空間のすべて、ともいっても過言ではない『
その力の結晶そのもの、といっても過言ではないのだからして。
そして…その『
誰であろう、このアンジェリーク=リモージュの本来の姿。
であることは、はっきりいってあまりに知られていない事実。
ロザリアとてそれは例外ではなく…
フワリ。
アンジェリークが左手を掲げ。
その手の平の上にと浮かぶ七色とも不思議な色にと、絶えず変化している花の水晶にと手をかざすと。
その光の回りにと、淡い色彩で放っているその光そのものが一瞬のうちにと凝縮し。
そしてそれらはやがて、小さな小さな、ちょっとした固形状にと変化する。
正確にいうなれば、固形状となっているゼリータイブの物質に。
そして、それをアンジェリークが手にするのと同時に。
シュ…ン。
出現したときと同じように、
今までアンジェリークの手の平の上で円を描くようにと回っていた水晶の花はそのまま再び掻き消え。
後に残されているのは、光が凝縮してできた、としか思えない、ちょっとした小さな涙状の物質がひとつ。
「とりあえず、これを…」
そういいつつ、ロザリアの口の中にとそれを含む。
眠っているロザリアの口内を通じ。
その【力】は見る間にロザリアの体内を駆け巡ってゆく。
今のアンジェリークが【レインボゥ・フラワー】から取り出した、その物質は。
どこの世界にも伝わっている、いわゆる【万物の霊薬】といわれているもの。
つまり、これを飲めばどんな難病もひと時もたたないうちにと完治する。
という優れもの。
まあ、これを生成できるのも、代々のクリスタル一族の長しかありえないのであるが…
「よっし。これでオッケー。」
とりあえず今のこれで、ロザリアの周りにある種の結界を発生させ。
今ここに満ちているこの気配から彼女の身を守ることを優先させる。
アンジェリークがロザリアにそれを飲ました直後。
寝室の扉がノックされ。
「あ、アンジェリークさん。お嬢様は…」
そういいつつ、洗面器とタオルをもって入ってきたそんなばあやにと向かい。
「今眠ったところ。とりあえず私、ルヴァ様に何かいいお薬もらってくるから。
あとロザリアが目覚めておきださないように対策練らないと……」
そうつぶやくアンジェリークの言葉に。
「でも…お嬢様が私の言うことを聞いてくださるかどうかは……」
答えは……否。
わかりきっている。
そんな婆やの言葉に。
「それも考えてるから。とりあえずお薬もらってくるわ。」
そういってそっとロザリアの側から離れるアンジェリークに。
「ハイ。よろしくお願いしますね。アンジェリークさん。」
確かに、こんな状態のロザリアを一人で置いておくなどと。
それははっきりいってロザリアに無理をしてください。
といっているようなもの。
かといって、彼女…ロザリア付きの婆やである自分が薬をもらいに守護聖の集まる聖殿に行く。
などと、それははっきりいって恐れ多いにもほどがある。
そんなことをおもいつつ。
アンジェリークにとふかぶかと頭を下げる。
ロザリアを婆やにとまかせて、アンジェリークは一人外にでる。
「とにかく、急がないと……」
ロザリアが目覚めたときに、彼女一人では。
間違いなくロザリアは無理をして育成をするためにと起き上がり。
そして、余計に体を悪くするのは目に見えている。
「まずは、ルヴァ様のところにいって、お薬をもらうのが正解よね。」
一部に【
その威力は違う方向にと向けている。
あれの力はとにかくロザリアの精神を守るためにその力の大半を使い。
多少肉体の悪いところも治ってはいるではあろうが。
念には念を。
という言葉にもあるとおり。
アンジェリークは一人。
薬をもらうために、地の守護聖であるルヴァの執務室にと。
女王候補寮を出て、進んでゆく。
-第49話へー
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あとがきもどき:
薫:なぜに九度八部。
それは私が経験したインフルエンザのときの体温です。
多分それからまじでうごけなくなったから(実話)
それ以上にあがったんじゃないのかなぁ・・・・・ねられなかったし・・(まてまて!
人間、熱があまり高すぎるとハイになる、というか無理をしようとするものです。(って私だけ?)
まあ、そんなどうでもいいことはおいといて。
さって、次回、守護聖様達の動揺ぶり、表現でっきるかな?
あと後にアンジェが十七の姿になってロザリアを介抱するところとか…さぁ。
このイベントがおわったら、それから後に。
短編小説。『飛空都市ミッション?』にいくのです。
何はともあれ、それでは、次回にてv
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