まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

最後だし(まて)
やっぱ、エルさまだしなぁ。
背景をこれにしてみよう。うん。
どれが見やすいかな?(かなりまて

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      エル様漫遊記  ~スレイヤーズ~


デイミアの屋敷から外にとでるあたしたち。
外の空気は先ほどとはうってかわり澄み切っている。
というか、あたしがちょっと浄化しておいたんだけど♡
ガウリイやランツの顔色が悪い、というか青く見えるのは、別に月の光のせいだけ、というわけでもないらしい。
まったく。
あれくらいで情けないったら。
まあ、ああいったものはなぜかあまり一般的に見ることもない人間としては、
しかたがない、といえばそれまでなのかもしれないけど。
「…あれって、何なんだ?」
ランツが重い口を開いてあたしにと聞いてくる。
「あら♡だからいったじゃない♡だから青のデイミア本人よ。
  セイグラムのせいで姿は多少かわってるけど♡」
くすくす笑いつつ説明するあたしのその台詞に。
「あ…あれが人だったって!?」
なぜか驚愕した悲鳴を上げつつ、かすれた声を上げているランツ。
「じょ、じょうだんじゃない!んなもん相手に戦えるか!!!」
ひ…人をあんなもんに変える力をもったやつを相手に!?
なんかそんなことを思いつつ叫んでるし、このランツは。
「お、俺は一足先に戻るからな!そんなこのヤマからは本当に降りる!」
などと声を張り上げつつ、走ってゆくランツだし。
う~ん、面白いほどの狼狽振り♡
「じゃ、あたし達もいきましょう。」
横にいるガウリイにと話しかけ。
あたしたちもまた、とりあえずはタリムの屋敷にと戻ってゆく。

タリムの屋敷にたどり着いたのは。
すでに、夜もあけた朝のこと。
「リナ殿?今、ランツから知らせを受けたのだが、デイミアが人でなくなった…とは本当か?」
顔色もわるく聞いてくるタリム。
「あら、本当ですよ。
  評議長と契約をしていたセイグラムっていう一応あれでも魔族の仕業です。
  一応そちらも気をつけてくださいね♡どうもあいつまだ、根にもっているみたいのなで♡」
目の前にいるタリムにと向かい説明するあたし。
だからあたしはわざとあいつを逃がしたんだけどね♡
「?根にもつ?とは?」
あたしの言葉にいまだに顔色もわるく問いかけてくるタリム。
「ですから、不死の契約を破壊したもので♡」
そんなタリムの言葉に嘘ではない説明をしておくあたし。
「っ!!!契約の石を打ち砕いたのか!?」
ガタン!
いいつつ、椅子から立ち上がるタリム。
まあ、こいつは、ハルシフォムが契約を結んでいたの、知ってたからねぇ。
「あら、違うわよ♡」
あたしの言葉に。
「では契約を交わした魔族よりも高位の魔族による干渉があった場合…
  赤眼の魔王ルビーアイの力を借りた呪文、―竜破斬ドラグスレイブを使った…
  というわけではなさそうだが。あれはちと強力すぎるしな。
  もしそうならこの町の半分近くが壊滅になっておるはずだしの…一体全体どうやって?」
「あら♡それ以外でも高位の干渉を行う呪文ってかなりあるんですよ♡
  といっても、たかがあんなシャブラニグドゥ風情が高位、というのも何ですけど。
  まあ、あの程度だと何も術とかも使わずに契約の破壊くらい誰でもできますって♡」
至極当然なあたしの言葉に。
「…いや、風情とか、誰でもできる…とかいうのはともかくとして(汗)
  いや、しかし…ま、まあ。そんなものがあるのか?
  わしは知らんが…ま、まあ、リナ=インバース殿なら知っていても不思議ではないか。」
などと一人納得し、しみじみと一人でそんなことを思っているタリムではあるけど。
くすっ。
戸惑っている様子がまた面白い♡
「あ、そうそう。」
今、わざとらしく思い出したように、ここぞとばかりにと話題をかえ。
「それはそうとして。評議長選び、間違いなくストップがかかると思いますから♡
  一応、ハルシフォム、子供になったとはいえ、生きていたわけですし♡
  魔道士協会の方から連絡が入ると思いますんで。」
にっこりと目の前にいるタリムにと微笑みかけ。
疑問符を浮かべているタリムをそのままに。
「じゃ、あたしはこれで。とりあえず、依頼は果たしたことですし♡」
まあ、タリムは一応ランツから説明うけてるし。
いまだに唖然としているタリムをそのままに。
あたしとガウリイはとりあえず、依頼料はすでに受け取っているということもあるし。
そんなこんなで、タリムの屋敷を後にしてゆく。


「なあ?リナ?あの魔族はどうするんだ?」
町を後にし、すたすたと歩くあたしの横から質問してくるガウリイ。
まあ、リナのことだから、何か考えがあるんだろうけど。
そんなことをこいつは思っているけど。
何はともあれ、タリムの屋敷を後にして。
町外れにと向かって歩いているあたしとガウリイ。
そんな中。
ガウリイがあたしに聞いてきていたりする。
「あら♡だから誘ってるんじゃないのよ♡町の外に♡」
別にすでに契約が存在しない以上、こちらにかかわる必要もないのだけど。
魔族なら魔族らしく、潔くしなさい!
まったく、お母さん、悲しいわ!
今夜にでも部下Sを代表してお仕置きしておきましょう♡
そんなことをいいつつ。
あたしとガウリイは町外れのとある場所に移動してゆく。

「汝らとの決着はつけておかねばなるまい。我が誇りのためにも。」
などといいつつ、セイグラムは現れる。
「ガウリイ、剣だして♡」
あたしの言葉に。
「?あ、ああ?」
首を傾げつつも素直にそれを手渡してくるガウリイ。
あたしたちがいるのは、ちょっとした町外れのとある協会。
元、ここには魔道士協会の支部があった場所。
まあ、魔道士協会と、普通の協会、
ちなみに、スィーフィードを祭る教会とが兼用だったんたけど。
この建物は。
まあそんなどうでもいいことはおいとくとして。
重破斬ギガスレイブ(もどき)」
いいつつ、ゴルンノヴァに向かい、似せたとある力を上乗せすると。
「うどわぁぁ!?…ってリナ?」
当然のことながら、
術(もどき)は発動することもなく、すんなりとゴルンノヴァこと光の剣にと吸収される。
というか、ちょっと脅した…もとい、説得したんだけど。
この力、吸収しないと、どうなるかわかってるわよね♡
などといって♡
なんでか素直にそれだけでいうことを聞いてくるゴルンノヴァだし。
うぅん、いい子よね♡
「さ♡ガウリイ。あんたの剣の腕にこの力があれば。
十分でしょ♡ちゃっちゃとやっちゃってね♡」
にっこりと微笑みかけ、ちゃっと剣を構えつつ。
ガウリイにとソレを手渡すあたしに。
「…つ~か…今のって…」
確か、魔王とかいうやつ倒したときの術に似た気配がしたんだが…(汗)
なんかそんな些細なことを思ってるし、このガウリイは。
「…な゛?!!」
何か今の黒い霧というか、あの力はいったい?
なぜか、いやな予感が突き抜けて、一瞬にげようとしているセイグラムだけど。
そうは問屋が卸さない、というか逃がすわけないじゃない♡
闇に解け消えて逃げようとしたものの、それができないので驚愕の声を漏らしているセイグラム。
まったく、こんな些細な結界ともいえないほどの代物程度でここから出られないなんて。
…情けないにもほどがあるわよね…

あたしはこの建物、というか今あたしたちがいるこの場所にと。
ちょっとした結界もどきを張っていたりする。
精神世界面より遮断、分離した独立結界もどき。
だけども、高位魔族とか、腹心クラス、神官、将軍。
そしてまた、ちょっとした力の持ち主ならば、簡単にと抜けられる些細な代物。
でも、そのはずなのに、
なぜかこれを作ったときに出られない部下達も続出しているのは事実なんだけど。
まったくもって情けないったら。

驚愕の表情と声をもらす一瞬を当然のことながら見逃すことはしていないガウリイ。
セイグラムのそんな隙をみはからい。
「はぁぁ!」
気合とともに、セイグラムの下にと回りこみ、そのまま、いまだにそこに浮かんでいるセイグラムにと斬りかかる。
―パサリ。
それと同時にセイグラムの両手。
挙句は腰の下からが、完全にときえさってゆく。
「だぁぁぁぁ!もうすこし根性みせなさいよね!」
あまりの情けなさに思わず叫ぶあたしの声に。
「…リナぁ。お前、いったいどっちの味方なんだよ…」
何やら困ったようにあたしにいってきているガウリイだし。
「だって、曲りなりにもこいつも、これでも一応は魔族なのよ!
  んなに弱くてどうするのよ!?
  しがないレッサーデーモンとかでももう少しは努力とかしてるわよ!?」
至極当然のあたしの言葉に。
「…いや、だから…。まあ確かにこいつ、弱い、というか、何か手ごたえないけど…」
そんなことをいいつつもあっさりと体の半分を失ったセイグラムをみつつも返事をしてきているガウリイだし。
あたしとガウリイを交互に見渡し。
まさか、こんな!?
などとそんなことを、というか、いまだに実力の差、気づいてないし…こいつは…
「くっ!このままでは終わらんぞ!」
いいつつも、ゆらりと闇にと解け消えてゆくセイグラム。
というか、正確にいうならば、
実体化する力さえあの程度でなくなったがゆえに姿が消えただけなんだけど。
だぁぁぁあ!
もう、弱すぎるわよ!
「…ああもう!弱すぎよぉぉぉぉ!」
あたしの叫びと。
「?もしかして、あんなにあっさりと終わったのか?魔族相手なのに?」
あきれてぽつりとつぶやいているガウリイ。
もう少し根性みせるのが世の常、だというのに。
…やっぱ、部下Sのお仕置き、バージョンアップ決定♡
 仕方がないのでとりあえず、この建物にと張り巡らせていた結界を解き放ち。
「…あまりに弱すぎて、気がそがれるけど。一応このたびは終わりよ。」
「…何だかなぁ…」
あまりのあっけなさに。
そんな会話を交わすあたしたち。
まったく。
そのとおりよね。
まがりなりにも、魔族のくせに!あいつはぁぁぁ~!!!
あまりにちょっとばかり腹が立つので、
精神世界面にいるあいつの本体をちょっとぱかり、押しつぶしておくとして…っと♡


何はともあれ。
数日後。
あたしたちは町を出て、次なる場所を目指して旅を開始し始める。
その間、簡単な説明は魔道士協会にもしておいたけど。
まあ、魔族うんぬん、というのは説明しても信じなかったので。
ハルシフォムが利用していた、下級魔族の実験台。
そいつを差し出したところ、何やら驚愕していた人々だけど。
それはそれ。
まあ、とりあえず。
当然のことながら、この町、アトラスの評議長は、魔道の実験の失敗とはいえ。
子供になってしまったという、ハルシフォムが再び勤めることに。
まあ、本当は違うんだけど、似たようなものだし♡
失敗うんぬん、というか、魔道うんぬん、というのは♡
知識的には大人のままにしてるし。
とりあえず、子供となっているということもあり、ルビアがそんなハルシフォムの手助けをする。
というのでとりあえずの決着をみているこの町の魔道士協会を巡る騒動。
ロッドはロッドで、ガウリイと戦いたがっていたりしたけど。
なぜか、デイミアのあれをみてから押し黙り、戦いをあきらめてたし。
まあ、あと目の前でタリムがデイミアと同じくあれにと姿を変えられるのを目の当たりにした。
というのもあったりするけど。
ちなみに。
懇願されたこともあり、あたしはデイミアをとりあえず。
あのままの状態である程度の時期が着たら消滅するようにと、
あの術にアレンジを加えていたりする。
あのまま、直接消滅させても楽しくないし。
ここはやっぱり。
しばらくあのままほうっておいた状態にしておいたほうが面白いし。

そんなこんなで。
この町、アトラスにはただいま肉塊が二つ、
魔道士協会のとある一室にと安置されていたりする。
まあ、欲に目がくらんだ人間の末路のいい見せしめというか教訓になるでしょう♡
ふふ♡
ランツはランツで、会議が始まる前にさっさと町を出て行っていたりするし。

ま、今回だけでは楽しくない、というか、面白くないし。
だからわざとすんなりと逃がした、というのもあるわけで。
今度あいつでもつかって遊んで見ましょう♡ふふ♡
あたしがこの世界に降臨してから、しばらくの間、
荷物もちと使い走りとして、利用していたアイツは結構便利だったしね。
まあ、ほうっておいても、アイツの命令でこっちにくるようになってるようだけど。
まあ、それはそれとして。
「ま、とりあえず。次の町にいってみましょうか!」
元気ににっこりと道をあるきつつ横にいるガウリイにと話しかけるあたしの言葉に。
「…まあ、それはいいんだけど…リナ、ひょっとして、あれ。
  元に戻すとかできたんじゃないのか?」
アレ、というのは当然、タリムとデイミアの肉塊のこと。
「あら♡わかる?」
「…はぁ。やはりか…」
どうも、このリナの実力って…底知れないものがあるよなぁ。
魔道士って全員がこんななのかなぁ?
そんなことを思っているガウリイだし。
「ま、そんな当たり前のことを思ってないで。さ、次にいくわよ!次に!」
なぜかため息をついているガウリイを促がしつつ。
あまり暇つぶしにもならなかったアトラスの町を後にしてゆくあたしとガウリイ。

あたしの暇つぶしをかねた、ガウリイとの旅はまだ始まったばかり♡


ちなみに。
ランツに手渡した魔道士協会に向けての手紙にはハルシフォムのことを書いており。

― 魔道の実験に失敗して子供にと姿が変わり、
  なおかつ眠りスリーピング状態になっているところを発見し。
  救助したので後のことはよろしく。 ―

というような内容の手紙を言付けたのだけど。
それをみて、協会や町の人々がどう判断したのかは…それは、内緒♡
ふふふふふ♡


             -アトラス編終了vサイラーグ編へ続くvー


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あとがき:
薫:うぎぁぁぁゃ!?どこに手があたったんだぁぁぁ!?
  い・・・・いきなり、閉じた・・・・打ち込みしてたのが全部消えた・・・うぎゃぁぁぁぁあ!!?
  かえして・・・・わたしの一時間・・・・しくしくしく(涙
  何はともあれ。
  打ち込みしている最中、ネクストラが全巻、聞き終わっていたりして(実話
  さって、次はようやくサイラーグ編v
  あちらはあまり代わり映え・・・・ないなぁ。一部のやつと。
  セイルーン編のアメリアの口調は、さんづけになってるのは。
  リナの実力みて、そうなってる…ということもあるんだけど。
  呼び捨てにしてたり、さんづけしたり(笑
  まあ、何はともあれ。
  大学ノートに書いたままの無修正にここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございますv
  次回はセイルーン編ですvんではではv
  もう少ししたら、書いているスピードとテレビとが重なって。
  ノートのやつもテレビに近くなっている…
  ということもあったりするのは、事実なんですけどね(まて!
  何はともあれ、んではでは、またいつかvv

2004年3月18日某日


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