まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

ちなみに。
エル様の説明は、表に掲載してるから。
こちらでは省いたり・・・・とゆーか。
はじめにノートにかきなぐったやつには詳しくそんな細かいところまでかいてないのよね・・・
ただ、基本的には小説に忠実(そーか!?)に書いたから・・・
何はともあれ、いっきます!


#####################################


      エル様漫遊記  ~スレイヤーズ~


光に照らされて見えるのは。
水が拡大レンズの役目を果たし。
それとともに床に描かれている五芒星の魔法陣をゆらゆらと、照らし出している様子。
この部屋全体に、浮かび上がっている魔法陣。
そして、あたしたちがいるのは、その中心にとある、石柱の上。
その中心の少ししたに揺らめきつつも見えているものは。
緑色の何かの塊。
「…何だ?ありゃ?」
ランツがゆらゆらと、光に照らされて水の中に見えているそれをみて、
思わずつぶやいていたりするけども。
「オレには、そうだな…でっかいエメラルドの中に人が入っているように見えるんだが・・・」
それをみて、ぽりぽりと頬をかきつつ、つぶやいているガウリイ。
「ええええええええ!?」
そんなガウリイの言葉をきき。
面白いことに声を張り上げているランツ。
「あ、アニキ!?でもあれ、見た限り、かなり深い位置にありますよ!?
  というか、緑の色が見える程度しかないはずじゃ!?」
などとなにか叫んでるし。
あらあら。
「あらあら♪何かしらねぇ?二人とも、まっててね。確認してくるからv」
いまだに水面下を覗き込みつつそんな会話をしている二人に向かい。
とりあえず無難な、うそではない声をかけておく。
そのまま、きょとんとする二人をその場に残し、あたしは水の中にと入ってゆく。
別に水で濡れるわけでもないし、力をつかうまでもなし。
ゆっくりとそれに向かってゆくあたしをみつつ。
「…リナのやつ、あれを解放するのかな?」
あら。
ガウリイ、正解♡よ♡
ぽつりとつぶやいているガウリイの姿が水面上にて見受けられていたりする。


「あらあらvなるほどね。」
くすくすくす。
その物体の真横にたたずむあたし。
ちなみに、あたしのまわりはすべて水。
ここは、ルーンプレイカーの中心。
この魔方陣の影響がもっとも強い場所。
緑色の塊の中に閉じ込められているひとつの人影。
長い髪にそして、身にまとった白いマントとローブ。
背は、高くもなく低くもなく。

『-誰です?』
あたしの頭の中にと声が響いてくる。
まあ、できるようにそのあたりの制限は少しばかり解除しているあたしなんだけど。
でも、本格的に、というわけではなく。
ただ、それなりの人間が持っている程度、それくらいの力くらいに抑えていたり。
「あら、テレパシーね♡」
くすりと笑いつつ、塊の中にいる人物にと話しかけるあたし。
『あなた…女性の方…のようですね…敵意はないようですが…
  とすると、タリムやデイミアが妙な気を起こしたわけではなさそうですねぇ~…』
などといいつつ、塊の中で手をあごに当ててそんなことをいってるし。こいつは。
しかも、塊の中でその表情は始終にこやかに笑ってるし。
まったく…
「…まったく。どこかの中間管理職みたいにのほほんと話さないの。まったく。
  ひょっとして、あのセイグラムってやつ、あんたのその口調で契約したんじゃないでしょえねぇ。
  ま、あんな下っ端があいつを知っているとすれば、だけどね♡」
ちなみに、こののんびりとした口調は部下Sの特徴的な癖でもあったりするのよね…
あたしの言葉にびくりと反応しつつも。
表面には一切それを表には出さずに。
『…?何のことでしょう?』
などといいつつ、にこにこと笑いつつ、とぼけているこの人間。
「ま、いいわ。ところで、ハルシフォム。だったわよね。
  何でわざわざセイグラムなんかたち、といったやつらを、
  あたしの前に警告、と称して差し向けたのかしらねぇ?」
にこやかなまでに微笑み言い放つあたしの言葉に。
あ、面白い。
何かびくりと反応し、何やら、体も多少なりとも震えてるし、こいつは。
…な、何でそんなこと…この女…何者?
などとそんなことを思いつつ、警戒しながら。
『…あなたはどうやら…ただの女性…というわけではないようですね…』
確かに魔道士で、ある程度の力を持っているからこそ。
あのセイグラムに命じたのは私ですけど。
しかも、名前も事情も裏背景も何も説明せずに、ピシャリと言い当てられるとは…
それは、よほどの実力者か…もしくは、はったり。
この女性は…どうやら前者のようですし…
そんなことを考えつつもあたしにいってくる、このハルシフォム。
あたしとハルシフォムの会話は、一応精神を使っての意思疎通。
そんな形で成り立たせていたりする
まあ、あたしは当然ながら、その精神をほとんど隠してるけど。
あたしの深いところの精神をさぐろうとして、まったく読めないので。
さらに驚愕しているハルシフォムだし。
「あら、あたしはリナよ。リナ=インバース。」
ほぅ。
この女性が…あの毎年発行される、あの本のだんとつ常に上位を占めている…
あたしの名前をきき、そんなことを思ってるこのハルシフォムだし。
…こら!
何を考えてるのよ!この人間は!
そういや、いまだに、なぜだか、北の部下Sのやつとかがあれって出してるのよね…
何を考えてるんだか…
『ほう。あなたがあの…。
  ま、おそらく評議長の椅子ほしさにあの二人、タリムとデイミアがつるんだんでしょうけど。
  …あ、やっぱり仲たがいしましたか。あの二人。あはははは。』
何かセイグラムのこと…知っているような口調ですけど。
とりあえず、話を進めましょう。
そんなことも頭の中で打算しつつ。
だけど、ほとんどこれはこいつの地。
にこやかに、塊の中で笑っているハルシフォム。
「まったく、あんた本当に、部下Sとかゼロスとかに似てるわねぇ。
  ま、似てるよしみで助けてあげてもいいけど♡
  あ、けど一回死ぬし♡姿も今の姿から子供の姿に変えるわね♡
  今の姿だったら、あんた、間違いなく死刑確定だしね♡」
至極当然なにっこり微笑みつついうあたしの言葉に。
『…な?!』
ま、まさか、この人…私が何をしていたのか、知ってるんでしょうか?
などとそんなことをおもいつつ、こいつは小さく声を詰まらせてるし。
「あら、何当たり前のこと考えてるのよ♡町の人たちも何人も実験台にしたんでしょ♡
  あ、それとも、ハルシフォム、あなた、人間じゃなくて、魔族になってみる?
  それはそれで、面白いかもよ♡
  最近、あいつらの仕事内容ってば、たるんでるからねぇ~…」
『????』
あたしの言葉になぜか、仕事内容?とか思いつつ首を傾げつつ。
『…な、何か人事みたいに簡単におっしゃいますね…けど。そんなことができるわけが…』
そんなこと、ただの人間ができることではないですし。
人から魔へ変えるなんて。
そんなことを言いかけてるこのハルシフォム。
「あら♡できるにきまってるじゃないのよ♡」
そんなハルシフォムに対し、にっこりと微笑み。
すっと片手を横にと伸ばし、ふわりとその手に愛用のちょっとした大鎌を取り出しつつ。
「んっふふ♡神族とか、魔族とか、はこれで斬ったりしたことあるけど。
  まだ、人間って、これでやったことないのよねぇ♡」
ふふふふふ♡
にこやかに笑みを浮かべ。
手にした大鎌をくるくると軽く回す。
なぜか、それをみて、たじろいでいるハルシフォム。
しかも、あたしが手にして、くるくると回している、モノをみつつ。
なぜか汗を流していたりするし、こいつは。
『あ…あなたは…いったい…』
なぜか声を震わせつつも、声をかすれさせていってくるハルシフォム。
しかも、なぜかあたしに対しておびえてるし、こいつは。
「あら♡そうねぇ~♡どうせ、面白くないから、記憶も消すし。
  記念に教えてあげるわね♡あたしは…」
にっこり微笑み、ぴたりと、緑色の物体に大鎌を横にとあてがいつつ。
「まあ、大概、一般的には、『悪夢を統べる王ロードオブナイトメア』ってよく呼ばれてるけどvv
  彼方も魔道士なら、知ってるでしょう?かなり間違っている知識だけど♡
  あたしの正体は・・彼方たちが伝説として語り継いでいる、『混沌の海』そのものよ♪」
実際は、その混沌の海をすべて創りだしている存在だけど♡
混沌の海も単なるあたしの一部にしかならないし♡
すべての混沌を抱擁し、創りだせし存在。
それがあたしだし。
『な゛!?混沌の海って…世界の元になっているという!?す…すると貴女は!!!?』
なぜか、目を見開き、あたしを見ているハルシフォム。
面白いほどに狼狽しているけど。
こんな些細なことで、狼狽するんじゃない!
狼狽し、驚愕し、混乱してるし……
……情けないわねぇ……
ま、いっか。
「はい♪そこまで♡」

―――――――――ザス♪――――――――――

そのまま鎌を振り下ろす。
血も何も一滴も出ずにハルシフォムが固まりごと消え去ってゆく。

その直後。
ハルシフォムの魂がこちらに戻ってきてたりするし。
さってと。
とりあえず…っと。
ふふふふふ♡
この魂に肉体を与えてっと…ふふふ♡

さって、このままこいつを連れて、ガウリイたちのいる場所にと戻りますかね。
ふふふふふ♡


                                   -続くー


  HOME    TOP    BACK    NEXT 


######################################

あとがき:
薫:なぜか、ふと今日。何となく、CLAMP作品の「レイアース」あれのスレイヤーズ版。
思いついてみたりして(笑
  終わらない、終わらない、といいつつ、事務のお仕事こなしつつ。
  はじめから、二部完結まで一気に考えちゃいましたよ(こらこらこら!
 ちなみに。配役。
 
光が、リナ=インバース。海がアメリア。風がシルフィール。
で、エメロードがリロード(実はリナの実の母)ザガードがスティルバイト(リナの実の父)
ちなみに、リナはインバース家の前に捨てられていた捨て子。
で、ランティスがガウリイ(笑)←スティルバイトのいとこ、という設定です。
フェリオがゼルだったりするという(こらこらこら!
アルシオーネがナーガ(何ぃぃ!?

んなむちゃくちゃな配役だったりv
で、クレフがレゾだし(お゛い゛!
あはははは。
以前、スレイヤーズのこのサイト。
レイアースと勘違いしていた人がいましてね(汗
ふと、なぜかそれ思い出して、で、なぜかぱっと、思いついたという・・・
しかも、一部のラストのシーンが頭に(まてぃ!
何はともあれ、もう少しです!
これより後。表にアップしてるのとあまりかわらない・・・かな?
んではでは、また、次回にて・・・・

2004年3月15日某日


  HOME    TOP    BACK    NEXT 


#####################################

ちなみに。
配役の追加。というか説明をば。ここに多少・・・(だからまて!)
光が、リナ=インバース。(捨て子で、両親を示す唯一のペンダントをもってます)
海がアメリア。
風がシルフィール。
エメロードがリロード(実はリナの実の母)
ザガードがスティルバイト(リナの実の父)
ランティスがガウリイ(笑)←スティルバイトのいとこ、という設定です。
イーグルはオリキャラ(何しろガウリイの親友でいいキャラがスレにはいない・・・・
フェリオがゼルガディス。
アルシオーネがナーガ
ラファーガがルーク。
カルディナがミリーナ
アスコットがランツ
プリシアがなぜかゼロス
んなむちゃくちゃな配役だったりv

  HOME    TOP    BACK    NEXT