まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

さてさて、なぜか連続してこれを打ち込みしている私だったり・・・
というか、何か気分的にほかのを打ち込みする気がおこらない。
ということもあったりするが・・・
何はともあれ、いくのです・・・・。

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      エル様漫遊記  ~スレイヤーズ~


しっかし、弱い、弱すぎる!
なぜかあっさりと倒れている刺客たち。
そんな男たちをみて、なぜか汗を流しているガウリイがそこにいたりするけど。
ロッドはロッドで。
今何が起こったのか完全には理解していないがゆえに。
あたしが視線を向けている場所にと視線を移す。
…何か、このリナという魔道士、只者ではないのか?もしかして?
などとそんなことを思っているこのロッド。
まったく、どこが普通でない、というのかしらv
「何をしている?」
冷たく言い放つロッドの言葉に。
「ロッドさん。」
そういいつつ、あたしとロッド。
そしてガウリイがちらりと視線を向けているその先の路地より出てくる一人の男性。
あら。
よくあの短時間で起き上がれるまでに回復したわねぇ。
もう少し精気とか記憶とか、体力とか奪っておいてもよかったかしらv
ちなみに出てきたのは、先ほどの店の中にいたあのランツ。
「ロッドさんたちが出て行った後。あとをつける変な連中がいまして…
  で、思わずつけてきたんですが……」
などといいつつ。
倒れている男たちをみて。
…何でこの黒ずくめの男たち…血を流して倒れてるんだ?
そんなことを思っているランツだし。
まったく。
あの程度で血を流して倒れるほうがどうかしてるってば。
まったくもって、弱すぎるわよ!
そんなランツの思いと考えはまったく無視し。
「余計なことだ。」
感情のこもらない声でさらりと言い放つロッド。
「…いや、余計…って…」
そんなロッドの言葉をうけて、
何やらぶつぶつと言っているランツの姿がそこにあったりするけど。
とりあえず無視。
そのまま、そこに転がっている物体をそのままに、すたすたと歩き始めるあたしたち。
「あっ!まってくださいよ!ロッドさん!」
などとなぜかあわてて走ってきているロッドがそこにいたりするんだけど。
それはそうと、どうでもいいけど。
あいつ、あれで気配隠してるつもりなのよねぇ。
ここの人間、というか、彼らが雇っているやつらって、まともな人材…いないわねぇ。
とりあえず、なぜかついてくるランツはほっといて。
タリムの屋敷にむかいつつ、歩くあたしたち。
と。
ずぶり。
足元の大地が変貌してゆく。

「な、何じゃこりやぁぁぁあ!?」
などと叫んでいるランツ。
というか、相手の気配にすら気づいてないなんて…だめよね。
ちなみに、叫んでいる、とはいっても変貌している大地にとのめりこんでいるわけではない。
「…リナぁ。いきなり全員浮かせるなよ…心の準備というものが…」
じと目で浮かびつつもあたしにと文句を言ってきているガウリイ。
「―ほぅ。」
世間のうわさは伊達ではないようだな。
あの一瞬に全員を気づかせずに上空に浮かばせるとは。
などと感心した声を上げているロッド。
ランツは突如として自分が浮かんでいる、という事実と、
そして、眼下に見える光景-すなわち。
今まで自分が立っていた足元である大地が変貌したのに驚いて先ほど叫んでいたりする。
まったく。
本当にこの程度で叫ぶなんて、根性がないったら。
「な゛!?魔道士が!?」
そんなあたしたちをみつつ、驚愕した声を上げている一人の男性。
ちなみに、当然、あたしやガウリイ、そしてロッドやランツではない。
というか、どうしてあの一瞬で全員……
しかも、触れずにカオスワーズも唱えずに、浮かばせることができるんだぁ!?
なんか、そんな些細なことを思いつつ、狼狽しているそれは。
うろたえつつも家の路地の中にと隠れていたそこから姿を現す。
なぜかここの世界の人間たち。
この程度の些細なことすらできないからねぇ。いまだに。
たかが数名を手も触れず、カオスワーズすらも唱えずに浮かばせただけ。
というのに。
それが、この世界では、少しでも魔道をかじっていたものであれば。
今のこの世界の常識では不可能に近い、というのは赤ん坊でもわかること。
というか、どうしてこの程度が不可能なのか、
人間たちの考えって、本当にこのあたり面白いんだけど。
ま、このあたしにとってはどんなことでも造作もないことだけど。
それはそれ。
声を出した魔道士は黒いマントにフードをかぶり。
首から提げたジュエルズアミュレット。
邪妖精の頭をかたどった合成獣を左右にショルターガードとしてつけ。
ちなみに、一応あたしたちよりも低いながらも空中にと浮いている。
よくあるどこにでもいる、絵に描いたような魔道士。といったところ。
くすくすくす。
「さっきの弱っちいやつら。
  まさか、実力を図るたけにけしかけたの?んなあんなに弱いやつらをv」
くすくす笑いつつ、眼下にといる魔道士にと話しかける。
「くっ。何の役にもたたなかったか……」
本気で悔しがり、歯軋りしてるし。
というか、あの程度というか、たとえダース単位以上でかかってきても、敵ではないけど。
「ま、地精ベフィモスに干渉し、地面を泥にとかえ。足を封じてから攻撃。
  ま、まあまあの作戦だったけどね。子供だましだけど。
  でも残念だったわねぇ。あたしがいたし。」
そんな魔道士―カルアスを見つめ、くすくす笑いながら話しかけるそんなあたしの言葉に。
なぜか絶句しているその人間。
まあ、はじめからあたしはあいつが何をしてるのかわかっていたから。
直前までとりあえず気づかないふりをしておいて。
とりあえずはランツとロッドがいることもあり。
形だけでも一応は『浮遊レビテーション』の形をとった術らしきものをやっているように見せかけている。
本当は術なんて何も使ってないけど。
ちなみに力も何もつかってないし。
ただ、このあたりに満ちている空気にちょっと命令しただけだし。
ま、そんなどうでもいいことはおいといて。
「…で?リナ?今のあの一瞬に何したんだ?」
なぜか眼下で悔しがっているそんな魔道士を完全にと無視し。
あたしに聞いてくるガウリイに。
「あら。あいつが地面に干渉しているのがわかった時点で。
  あたしを含めた全員を瞬時に『浮遊レビテーション』をかけただけよ。」
「「…だけって……(汗)」」
なぜかあたしの言葉に絶句しているロッドとランツ。
普通、それってかなり難しいことなのでは?
などと思っている彼らはとりあえず無視。
たかがこの程度で何か絶句している人たちがいるけど。
ま、関係ないか。
「…お前ごときが、いようといまいと、同じこと。
  デイミアさまにたてつくものはこの魔道士カルアス様が片付けてくれるわ。」
何か今のあたしの台詞、聞かなかったことにして。
あらかじめ自分で立てていた台詞をそのまま、
しかも棒読みでいってくるこのカルアスとかいう人間。
しかも、面白いことになぜか冷や汗をだくだくと流してるし。
戸惑いの負の感情がこれがまた面白い。
「あらあら、人間、できないことはいうものじゃないわよ。」
そんなカルアスに向かい、にっこりと微笑みかけ。
「じゃ。そういうことで。翔封界レイ・ウィングv」
とりあえず、人目があるので、形だけ言葉を発し。
それと同時に瞬時にカルアスの横手にと回りこむ。
ま、瞬間的に移動してもいいんだけど。
とりあえず、普通に移動したのは、それはこの場ののり、というもの。
「な゛!!?何とっ!?」
なぜかそんなあたしをみて驚愕の表情を浮かべ、
思いっきりこのカルアスとかいう人間は驚いてるし。
「ってことでv氷の槍アイシクル・ランスv」
パキィィン!
あたしの言葉と同時。
カルアスの足元が完全にと凍りつく。
「な!?ま!?ば…馬鹿な!?」
何か叫びつつ落下してゆくカルアス。
というか、どうして術を同時にいくつも駆使することができるんだ!?
何の道具とか力もかりずに!?
などとなぜだか驚愕しつつ地面に向かって落ちているカルアスだけど。
―グシャ。
あ、何か音が聞こえたわねぇ。
ふふふふふv
「ぐっ…ば・・・馬鹿な…同時に使える術はせいぜい二つか三つ…
  大技とか小技を連続は無理のはず…」
何か泥に体半分、というか頭だけ少しばかり出しつつ埋もれながらそんなことをわめいてるし。
まあ、今あたしが、見た目、というか、使っているように見せているのは。
まず、ガウリイたちにとかけている【浮遊レビテーション】の術に。
あたしが使っているように見せている【翔封界レイ・ウィング】。
それと、今カルアスに使った【氷の槍アイシクル・ランス】。
別のこの程度ならまだ自我の確定してない赤ん坊でもたやすいこと。
なぜか、たやすいのになかなかこれらを実行できる人間ってあまりいないのよねぇ。
まったく。
本当なら、覇王氷河烈ダイナスト・ブレス、とかいってもよかったんだけど。
でも、あのグラウの術が大技に入るなんて、人間って、本当にまだまだ知識が甘いわね♪
あの融通の利かないヤツがねぇ~。
実態、なぜだかいまだに把握してないから、ここの人間たちというか生きとしいけるものたちは。
「じゃ、そういうことで。さよなら♡」
そのまま、なぜか泥の中にと埋もれているカルアスの横にと降り立ち。
にこやかに言い放ち、そのまま、完全に彼を氷付けにしておくあたし。
…ま、根性があれば、自力でこの氷くらい溶かして。
二、三日くらいでもしたら自由になれるでしょ♡
「「・・・・・・・・・・・」」
なぜだかそんなあたしとカルアスをみつつ、無言になっているガウリイたち三人。
つ~か、あんなに簡単に何かできるものなのか?
などと思っているのはガウリイ。
…何か噂にたがわない、もしかするとかなりの実力をあの女はもっているのか?
などと思っているのはロッド。
……いや、つうか、あの嬢ちゃん…いったい…(汗)
などと思っているのはランツ。
なぜか三人とも異なっていることを心で思ってるようだけど。
「さって。とりあえずこんなものでしょ。」
つぶやきつつ、いまだに空中にと浮かんでいる三人を見上げる。
そんなあたしの視線をうけて。
「…どうでもいいから、早くおろしてくれ…」
なぜだか顔色もわるく、ランツがいってくる。
「まったく、根性ないわねぇ。たかが、空中に浮かんでるくらいで。」
「「・・・・・」」
なぜか、そんなあたしの言葉にまたまた無言になっているランツがそこにいたりするけど。
「面白いからこのままにしておくっていう手もあるわよねv」
にっこり微笑みいうあたしに。
「じょうだんじゃねぇぜ!というか、頼みますからおろしてください。」
なぜだかデスマス口調になってあたしに懇願してきているランツ。
う~ん、まったく、根性がなってないわねぇ。
後で少しばかり根性をたたきなおしてみるのもいいかも♡

すでに、泥と化していた大地は元通りとなっている。
といっても。
なぜか頭だけ地面から出して氷付けになっているカルアスは
そこらの石のように、氷のオブジェとしてそこにあるけど。
まったく。
とにかく、このカルアスの敗因は。
このあたしが二つくらいしか同時に術を使えない。
つまりは、人間たちが一般的常識として思っている数。
それくらいしか使えない、と思っていたのがそもそもの間違いよね。
やろうと思えば、あたし、この惑星といわず、すべてにおいて、
一瞬もたたないうちにすべてに作用を及ぼしたりすることなんか簡単だし。

偉そうに出てきたわりに、あっさりと活躍の場もなく倒された、
…というかなぜだか氷のオブジェと化している人間の魔道士カルアス。
彼いわく、呪文が同時にいくつも使えればそれだけで強い。
と思い込んでおり、それゆえに合成獣を防具として身につけていた、という事実もあるけど。
…それを使う暇もなく、あっけない敗北。
情けないったら……

「ま、とりあえずいきましょv」
しばし、三人を空中にととどめ置いておいて。
一時ばかりしたころに彼ら三人を地上にと降ろし。
そのまま目的地であるタリムの屋敷にと進んでゆく。


しばし、無言のうちに。
やがて、あたしとガウリイ、ランツとロッド。
四人はタリムの屋敷にとたどり着く。


- 紫のタリム。
この町の福評議長の一人で。
そしてまた。
ハルシフォムの野望というか、計画に気づき、彼を断罪し追放…
もとい、面白いことに封印した人物。

さって。
面白くなってきたわね。
わざとあれの封印といて、そしてセイグラムからかうのもまた面白そうよね。
ふふふふふふふふ♡


                                   -続くー


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あとがき:
薫:うにゅぅ。
   最近、精神的にはこれ(ホームページ)の小説打ち込みなどで
   ストレスは解消してるようですが。
   どうも肉体的な疲れがかなりたまっている模様・・・・
   少しでも時間があれば、横になりたくなっている今日この頃・・・・
   (ゆえに更新が滞りがちになりかけてる人・・・・・)
   一回、丸一日、ずっと何もせずに寝てればどうにか回復するのかなぁ?
   といっても、週一回のお休みなら、それはかなわぬ願いです(あははははv
   だって、部屋の掃除&洗濯&銀行周り&本屋関連&打ち込み(こら)&ゲーム(まて!)
   があるしねv
   何はともあれ、もうしばらくこの無修正(でも修正かなりしてるのでは?←自力突っ込み)
   を読まれている方はもう少しお付き合いくださいなv
  ではではvまたv

  2004年3月5&6日某日


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