まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

ただいま、スレのゲームをやりこみ中vというか、ボーナス敵がなかなかにでてくれない・・。
一回倒したら、ポイント一万・・・おいしーんだがなぁ・・・(こらこらこら!
とりあえず、きえた数日前のデータのところまではおいつきましたvさぁ、ガンバルゾv
あれって、原作ペースなんですねぇ。
アメリアの口調が「リナ」と呼び捨て・・・・(笑)
でも、アメリアは、王女、とは自己紹介はしないとおもうぞー(爆!

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   エル様漫遊記


「…というか、アリシアさん…この御方にはちょっかいかけてほしくないんですけどねぇ…」
何やらゼロスがため息をつきつつ、そんなことをいっていたりするけど。
「あら♡ゼロス、このアリシアに何をいっても無駄よ♡
  とりあえず、この彼女は規則に縛られて、生きているようなものだし。」
まあ、数百年ほどは、自我、全員あったんだけどねぇ。
一応、人としての命の期間は終わってるし。
今、彼女たちが生きているのは、合成した、精神体と、その意思の力の残留力でだし。
「あきらめてはくれないんですね…」
アリシアの声が、低くなり。
それと同時にあたりが瞬時に結界にと包まれる。
 出てきたのは、アリシアと、彼女が呼び出した、ピエロ型魔族。
「お~ほっほっほっ!どうやら、礼儀、というのが必要のようねぇ!
   いいわ、教えてあげる。世の中の礼儀、というものをね!お~ほっほっほっほっ!」
などと高笑いしつつ、アリシアの答えているナーガ。
さってと♡
「さ、ここはナーガに任せて、あたしたちは先にいきましょ。」
「お…おい?いいのか?任せといても?」
何かガウリイがいってくるけど。
「あら♡ガウリイは、ナーガの無差別攻撃に巻き込まれたいの?♡」
「……それはやだ。」
何かしばしの無言のうちに、そんなことをいっているガウリイだし。
「それじゃ、ナーガ。彼女の『説得』よろしくね♡」
呪文を唱えかけているナーガに向かい、にっこりと微笑みかけ。
そして、そのまま。
パチン♪
軽く指を鳴らす。
と。
「どわっ!?だから、リナ、いきなりそれはやめろぉぉお!?」
瞬間的に移動する、その感覚にいまだに何かまたまた叫んでいるガウリイに。
「それでは、グレイシアさん。お先にいかせていただきますね♡」
にっこりと笑ってその場から掻き消えているゼロス。
「ちょっとぉ!はっ!もしかして、リナのやつ、依頼料を独り占めにする気ね!
  そうはさせるものですか!いくわよ!螺光衝霊弾フェルザレード!!!!」
キュドドドドドド・・・・・
そのまま、何の前触れもなく、呪文を放っているナーガ。
「やりますね。では、いきます。竜破斬ドラグ・スレイブ。」
キュドォン!
アリシアの放ったドラグスレイブがナーガを直撃するものの。
「お~ほっほっほっ!甘いわよ!お~ほっほっほっ!」
何とも楽しい戦いが、しばし、アリシアとナーガとの間で繰り広げられてゆく。
ま、ナーガを操るのは、目の前に何かお宝関係をちらつかせといたら。
彼女、絶対に負けないしね♡
ふふふ♡

「リナ!ひどいじゃないのよ!私一人に任せるなんて!」
先ほどアリシアと戦った少し先。
といっても、あの位置から見えているので、ナーガが道に迷うこともなく。
そこにある、一件の茶屋で、のんびりと休憩をとっているあたしたちにと。
アリシアを『説得』し終わったナーガが追いつくと同時に開口一番、言い放つ。
「あら、ナーガ♡これ食べる?」
「お~ほっほっほっほっ!甘いわよ!そんなものでこの私をごまかせるとでも…
  …当然、あなたのおごりでしょうね?いただくわ!お~ほっほっほっほ!」
すでに先ほどの一件はすっかり忘れ。
目の前の団子に夢中になっているナーガだし。
だから彼女、扱いやすいのよね♡
「で?これからどうすんだ?リナ?」
団子を食べつつあたしにと聞いてきているガウリイに。
「あら、だから。とりあえずは、エレナのところにいくんだってば♡」
「ま、どうでもいいけど、でも、そろそろ夕方になるぞ?」
すでに日は暮れかけている。
「あら♡だからいいんじゃない。
  彼女、酒場に今は出没してるしね。あ、すいませ~ん。お勘定、お願いしまーす。」
和やかな会話をしつつも、とりあえず、勘定をすませ。
そして。
「さ、それじゃ、いきますか♡」
にっこりと、ガウリイとナーガにと微笑みかける。
と、同時に。
ぐらり。
ナーガたちの視界が一瞬揺らぐ。
「またかぁ!?」
何かガウリイがまたまた叫んでいたりするけど、ひとまず無視。


ざわざわざわ。
すでに、日もくれかけている、レイナード・シティ。
通りには、昼のざわめきとは違うざわめきがひしめき合っていたりする。
あたしたちが今いるのは【明かりライティング】の光を使った明かりを赤々とつけているとある一件の酒場の前。
ちなみに、この経費、というか、誰がこれらをつけているか、といえばいたって簡単。
魔道士の人で、あれが使える人は、点灯してくれれば、代金を半額以下にする。
というこの店のうたい文句から、そのあたりの人為的な経費はかかってなかったり。
まあ、それはそれとして。
「ここに、リナの偽者がいるのね?」
ずいっと、一歩前に足を踏み出しつつ、そんなことをいっているナーガに。
「…というか、まだあの人、こちらを探してますねぇ…」
ドルトハウトから、ここにくるまで。
あたしたちをつけていた、とある存在のことをぼつりといっていたりするゼロス。
まあ、ゼロスがちょっぴり干渉して、道に迷わせたりしてたりするんだけど。
それはそれ。
「ま、とにかく、いきましょ。」

ざわざわざわ。
「…そうですか…」
目の前にいる、ちょっと太めの髪のない男性の返答に。
しゅん、とうなだれている、栗色の髪に紅い瞳の少女。
ちなみに服装は、あたしがリナとして着ているものとほぼ同じ。
そして、少女がしゅん、とうなだれたその直後。
バタン!
勢いよく、酒場の扉が開け放たれ。
「お~ほっほっほっほっほ!ついに見つけたわよ!」
などといいつつ、店に入るなり、高笑い。
「あ!」
聞きなれたその笑いを聞き、少しばかり涙を浮かべ。
「ナーガさん!どこにいってたんですかぁぁ!心配したんですよ~!」
その紅い瞳の涙をためて、そんなことをいいつつも、
あたしたちの方にとかけよってきているこの少女。
ちなみに、あたしの姿はナーガに隠れ、まだこの子には見えてなかったり♡
「……本気でリナにそっくりだなぁ…」
などとぽつりとつぶやいているガウリイ。
そんな少女…エレナの言葉に、きょとんとし。
「…心配…って…?」
ナーガとしては、お宝を分けたくないがゆえにおいていかれた。
と半ば信じ込んでいたために、きょとんとしつつ問い返していたりするけど。
そんなナーガの声に。
「だってぇ!盗賊のアジトでナーガさんとはぐれてしまってぇ!
  ずっと探してたんですよぉぉぉ~。」
などといいつつ、腕を胸の前でくみ、瞳をうるうるとさせている、このエレナ。
「「・・・・・・・・・・」」
なぜかその姿をみて、互いに無言となっているガウリイとゼロス。
そして、なにやらぽそぽそと。
「なぁ?ゼロス?リナが何かこんな表情してるような錯覚におちいらないか?」
「…こんなリナさんの表情とか見た日には、僕。完全に滅ぶよりも先に消滅しちゃいますよ…」
何やらぽそぽそと互いに聞こえるように小声で話していたりするこの二人。
「あら?どういう意味かしら?二人とも♡」
ぴっし。
あ、固まった。
あたしの言葉になぜかその場に石化しているガウリイとゼロス。
そして。
「は~い♡本物もいたりして♡」
にっこりと。
ひょっこりと笑いつつ、手をかるく振りながら、
ナーガの後ろから、ころあいをみて姿を現すあたし。
「……え゛!?」
あ、驚いてる、驚いてる♡
「も…もももももしかして、リナ=インバースさん!?本物!?」
何か後ろに退きつつ、そんなことをいってるし、この子は♡
「で?このあたしの名前をかたってるって?♡」
にっこりと笑みを浮かべたままに、詰め寄るあたしに。
「ご、ごめんなさい!ごめんなさい!悪気があってやったんじゃないんですぅ!
  というか、困ってる村人たちのために、盗賊退治したら。
  なんか、私がリナさん、ということになってしまって!しかもナーガさんやグレイスが!」
などといいつつ、涙目になりつつ訴えてきているのは。
外見は、まったく同じ。
といっても、あたしがコルセットでスタイルを抑えている場合より、少しばかり胸が大きめ。
ちなみに、押さえているときのあたしの胸のサイズがAだとすると、彼女はC程度。
今のあたしは…言うまでもないけどね♡
壁にすがりつつも、そんなことをいっているエレナに対し。
「へぇ。あんたが本物のリナ=インバースってか?
  けど、うわさとずいぶんスタイルが違うんだなぁ。
  エレナよりも抜群にスタイルいいじゃんかよ。
  洗濯板のリナ、といううわさはどこから出たんだ?」
などとそんなことをいってくるのは。
このエレナとコンピを組んでいる、一人の男性。
ちなみに、背はガウリイよりも少し低め。
それでもって、癖のある、短い金髪に頭にはバンダナを巻いていたりする。
格好は、普通の軽装鎧を身にまとい、どこからみても旅の剣士傭兵としか見えなかったり。
「あら♡それは、あたしがコルセットをしてスタイルを抑えている状態をみて。
  勝手にうわさが一人歩きしてるのよ♡グレイス=ヴォーケン♡」
「ちょっと!グレイス!」
なぜかそんな彼の言葉に涙まじりの声を上げているこのエレナ。
くすっ。
「ま、いいわ。あたしの名前をかたったのは、まあ許してあげる。」
あたしのその言葉に。
「えええええええええ!?リナが許す!?天変地異か!?」
ごめっ!
「あら♡ガウリイ、何寝てるのかしら♡」
驚愕の声を上げたその直後。
なぜか床にとのめりこんでいるガウリイがいたりするけど。
「「・・・・・・・・・」」
なぜかそれをみて、無言になっている、このエレナとグレイス。
ただちょっと、ガウリイの周りの空気を重くした、だけなのにね♡
「あ?あの…それで…」
びくびく、おどおど。
なぜかおびえつつも、あたしに聞き返してきているエレナ。
あらあら、そんなにおびえなくてもいいじゃない♡
面白いけど♡
「そんなにおびえなくても。
  あんたたちがこの前、盗賊から奪った中にアミュレットがあったでしょう?
  あれを戻してほしいのよ。」
あたしのその言葉に。
「アミュ…?あ、ああ、ありましたけど…
  …というか、何でも差し上げますから!命だけはたすけてくださぃぃぃぃぃぃ…」
なんか命ごいしてるし、このエレナは…
「それ、あたしたちにくれたら。あたしの名前をかたったこととか、許してあげるけど♡」
にっこりと微笑みかけつつ、話しかけるあたしのその言葉に。
「本当に、本当ですか?」
紅い瞳に涙を潤ませ、涙声であたしにと問い返してきているこのエレナ。
「こ、これですか?本当に、何もしないんですよね?
  返したら、やっぱり許さない、とかいって、殺しませんよね!?」
などといいつつも、おずおずと袋からアミュレットを取り出して、
あたしにと手渡してきているエレナだし。
そんなエレナをみつつ。
「…と、ところで、エレナさん…でしたっけ?
  リナさんの名前…語るのはやめられたほうがいいですよ?
  …あなたたちのためにも。もし、語りだってわかったら…
  …魔族の皆さんとかにでも知られたら……あなたたち、殺されますよ。確実に…」
にこやかな笑みを浮かべつつもとりあえず忠告しているゼロスだし。
そんなゼロスの言葉に。
『…魔族??』
二人、同時に顔を見渡し。
「そういえば、以前、レッサー・デーモンなんかが襲ってきたとき。
  リナ=インバースの名前を出したらあっさりと退却したことがあったが…」
などと、ゼロスの言葉にふと思い出しつぶやくグレイス。
「あ、あと、関係ないかもしれないけど。
  全然知らない人が配下のものが馬鹿なまねをしてすいません。申し訳ありません
  …って、謝ってきたこととかがありましたけど…
  …その人たち、目の前で瞬時に掻き消えたりしてましたけど…」
などとそんな会話をしているこの二人。
くすっ。
「あら♡あたしとの区別がつかない馬鹿がいるのねぇ。
  やっぱりSの教育がなってないせいよね♡これは♡」
あたしの言葉に。
『……S?』
何やら同時につぶやきつつ、顔を見合わせているエレナとグレイス。
くすくすと笑うあたしに対し。
「…と、とにかく、その服とかはどうにかしてくださいね?
  よりにもよって、リナさんとまったく同じ…というのは…、僕らとしても困りますから…」
などといいつつ、ほほを少しばかりかきながら、話しかけているゼロスに対し。
「?何で魔族のあなたたちが困るわけ?」
首を傾げつつもゼロスに問いかけているナーガだし♡
ぴっしっ。
あ、何か固まってる。
ナーガのその言葉に、あたしたちの会話を聞いていた酒場の数名と、
あと目の前のエレナとグレイスまで固まっていたりするし。
・・・・・・・・・
・・・・・
・・・
しばしの静寂。
「…ま…魔族?何を冗談を…」
いいつつも、そういや、このリナ=インバース…俺が名前を言う前に。
言い当てていたけど…
いや、でも、まさかそんな【魔族とかかわりがある。】というのは単なる噂だ、噂…
などと思いつつ冷や汗流しつつもつぶやくようにいっているグレイスに。
「…あ、あの?本当なんですか?」
恐る恐るゼロスに問いかけているエレナ。
「いやぁ。それは秘密です♡といいたいところですが。
  どうやら言ってもかまわないようなので。実はそうなんですよ。あっはっはっ♡」
そんなエレナの言葉ににこやかにさらりと返事を返しているゼロス。
ちなみにゼロスは、あたしにばらしてもいいのかどうか視線で問いかけてきていたりしたけど。
言ったほうが面白いしね♡
そんなゼロスの説明に、なぜか声を振るわせつつも。
「…そ、そんな、何を冗談…どうみても、あなた、人間じゃないですか?」
でも、まさか…
そんなことを思いつつもなぜかあたしに救いの視線を向けてきているこのエレナ。
「あら♡あんたたち、【高位魔族】というの、みたことないわけ?あと純魔族とか♡
  何ならこの場にゼラスたちでも呼びましょうか♡」
あたしの言葉に。
「…リナ、頼むからそれはやめてくれ…」
何やらどうにか重力から逃れたガウリイが、
こめかみを押さえつつもいってきていたりするけども。
「…あ、あのぉ?ここで話すのもいいんですけど…
  外で話すか、それか結界でも張りませんか?
  僕としたら、あまりリナさんのことを知られるのは困るので…」
何やら懇願してきているゼロス。
「あら♡あんたは、でもこの場に満ちている【食事】を堪能してるんでしょ?」
あたしのその言葉に。
「まあ、そうなんですけど…」
そんなあたしたちの会話にたいし。
「食事?そういえば、なんだかこの酒場、異様に静かねぇ?」
周りが完全に静まり返っているのに気づき。
いまさらながらにそんなことをいっているこのナーガ。
「…皆さん、今の僕たちの会話に固まってらっしゃるんですよ。
  まあ、僕としては、かなりの負の感情がこの場に満ち溢れてるので、おいしい。
  といえばそれまでなんですけど…。
  でも、リナさんのことを詳しく知られてしまうかも、というのはちょっと…」
本気で困ったようにいってるし、こいつは。
そんなゼロスの言葉に。
「あら♡それじゃ、結界でも張ればいいじゃない♡ゼロス、やりなさいね♡」
あたしのその言葉に。
「…は…はぃ…」
「あ。ちなみに、この酒場全体にね♡」
「えええええええええ!?僕たちの周りだけではないんですか!?」
何か驚愕の声を上げてくるけど。
「あら♡それだと食事が頼めないでしょ♡じゃ、やんなさいね♡」
「…は……はぃぃぃぃ…」
なぜか涙を流しつつも。
すいっとその手にしている錫杖を振りかざし、この酒場全体にと結界を張り巡らせるゼロス。
ちなみに、結界を張っているということは、
ほかの魔族などには気づかれないようにアレンジしてたりするけども。
「とりあえず、座ってから話しましょ♡」
あたしの言葉に。
「それもそうね。あ、おじさ~ん、このスペシャルメニューフルコース。十人前お願いね!」
テープルにつきつつも、注文をかけているナーガの姿。
さってと。
食事をしつつ、説明会、とでもいきますか♡


                           -続くー

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あとがきもどき:
薫:哀れ、ゼロス、がんばれ、未来は君の手にかかってないぞ(笑
  一番気の毒なのは、この酒場の客たちかも・・・
  まあ、ある意味、本気にはしてないでしょうがね・・・何しろ酒場での話しだしね・・・
  よっぱらいのたわごと。と捕らえるでしょう。
  ・・・・・真実とは知らずに(汗
  何はともあれ、次回でちょっとしたエレナたちの会話と。
  そして。
  ようやく本筋に入るのですv
  それでは、また次回にてv
2004年4月30日某日

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