まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

ヴァンパイアの名前。フレンズベルクでしたねぇ。あはははは。(攻略本で調べた人)
さて、これでつじつまがきちんと合うぞ(だからまて!)
(何はともあれ、はじめから、プレイしているスレゲーム。
今度はレベルをとことんあげるぞ!
つーか、ガウと同じレベル99までそこまでにできるかなぁ?←努力?笑)

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   エル様漫遊記


「なあ?しかし、何で吸血鬼がいる、というのに、この国の兵士何も手をうってないんだ?」
のんびりとそんなことを聞いてくるガウリイ。
あたしたちは、今、森の中にある、とある洞窟に入ったばかり。
「ああ、そのこと?ゼロス、説明しなさいね♡」
あたしの言葉に。
「は…はぃ!実は、ここレイナード王国は、吸血鬼は天然記念物に指定されてるんですよ。」
「何だ?その、てんね……何とかって?」
「……ふっ。冗談もはずすとつまらないわよ…」
そんなガウリイの言葉に、そんなことをいっているナーガだけど。
「あら♡ナーガ、そういいつつ、その額に流れる汗は何かしら♡」
くすくすくす。
とりあえずそんなナーガをからかっておく。
「……え、ええと、実は、ここレイナード王国は。
  かつて国王が、偶然にも吸血鬼に助けられたことがありまして……
  それまでは、ここで吸血鬼狩り、というのをやってたんですけどね…
  ともかく、国家天然記念物に指定されてる、吸血鬼に何らかの危害などを加えたら。
  逆に加えた人が罪に問われる、というわけです。
  いやぁ、人間って面白いことを思いつきますよねぇ♡あはははは♡」
とりあえず、あたしの言葉をうけて、ガウリイに説明しているゼロスだけど。
「ま、とりあえず、ほら、洞窟の最深部につくわよ♡」
そんなほのぼのとした会話をしつつ。
あたしたちはやがて洞窟の最深部にとたどり着く。
まあ、途中、トロルなども出てきたけど、ま、関係ないし。

「……あなたたち……誰?」
あたしたちにむかって話しかけてくる、金色の髪の女性。
ちなみに、服は赤。
「お~ほっほっほっほ!あなたが、宿に泊まった旅人を恐怖に陥れてる吸血鬼ね!
  観念なさい!この白蛇のナーガ様とその他が、今ここであなたを退治してあげるわ!   金貨千枚のために!」
などといいつつ、その姿をみとめ、高笑いしているナーガに。
「あ。あなたたち、宿の親父にたのまれたのね!?
  ふっ。でも、この国でこの私に手をだす。というのがどういうことかわかってるのかしら?」
いいつつ不適に笑っていたりするし。
この彼女は。
「お~ほっほっほっ!愚問ね!それは誰にも知られなければいいのよ!
  それに特別天然記念物になってるからって、
  それにかこつけて、悪事をするような吸血鬼に何もいわれたくはないわね!
  お~ほっほっほっ!」
そんなナーガの言葉に。
「きぃぃいい!いわせておけば!」
「お~ほっほっほっ!胸が大きいだけで、その脳に知識がいってないんじゃないの!?」
「何ですってぇぇぇぇ?!それはあなたもでしょうが!ふんっ!たかが人間の分際で!
  私の十分の一も生きていない娘に言われる筋合いはないのよ!
  いいでしょう。不死身、という意味を教えてあげようじゃないのよ!」
そんな言い合いをしていたりする、この二人。
「……何か、二人で盛り上がってるなぁ。」
そんなナーガと吸血鬼ヴァンパイアフレンズベルクの会話をききつつ。
のほほんとそんなことをいっていたりするガウリイ。
「あ、フレンズベルク。ナーガを挑発しないほうがいいわよ♡」
というか、ナーガ、相手を倒すためなら手段は選ばないからねぇ♡
ふふ♡
そんなあたしの言葉に。
ちらりとこちらに視線をむけ。
「?とにかく!私はここを追い出されるわけにはいかないのよ!」
などといいつつ、あたしたちにと向かってくるこのフレンズベルク。
そして、そのまま指を鳴らすと同時に。
彼女の周りにと出現する、リビングメイルの数々が。
といっても、たかが十体ほどだけど。
何か勝手に盛り上がっている二人はおいといて。
「でも、どうしてここを追い出されるわけにはいかないんですかねぇ?」
ずずっ。
いつのまにか取り出しているお茶をのみつつそんなことをいっているゼロス。
「あら、簡単よ♡
  特別天然記念物、といっても、それになってるからには大きなこともできない。
  つまり、相手から貢物をもらう、とかいうのもできないしね♡
  で。かといって、天然記念物になっているがゆえにこの国から出ることもできないのよ♡
  安全は保障されてるけど、でも生活には潤いがないでしょうね♡」
くすくすと笑いつつもナーガとフレンズベルクのやり取りをみているあたし。
「何かよ~わからんが、保護されてる、というのも大変なんだなぁ。」
のんびりと、そんな会話をしているあたしたちを尻目に。
「お~ほっほっほっ!笑わせてくれるわね!崩魔陣フロウ・ブレイク!!!」
いきなりやってるし♡
その言葉とともに、五紡星がこの洞窟の地面にと出現し。
ほのかな淡い光が洞窟全体を包み込む。
「な゛!?ちょっと!いきなりそれはひどいじゃない!?」
「お~ほっほっほっ!ヴァンパイアにそんなことをいわれる筋合いはないわね!
  お~ほっほっほっ!」
などといいつつ、高笑い。
そして。
ナーガの放った術により、瞬時に掻き消えているリビングメイルたち。
それはまあ、おいとくとして。
「とどめよ!この洞窟ごと沈めてあげる!
  そうすれば、それはただの事故、ということになって、何のお咎めもないからね。
  お~ほっほっほっほっほっほっほっ!」
いいつつも呪文を唱え始めているナーガ。
「……え゛?ちょ……ちょっと!?」
何か顔色かえてるし♡このフレンズベルクは♡
礫波動破ヴィーガス・ガイア!!」
あらあら。
こんな洞窟の中でその呪文を唱えたら、
『自分も巻き込まれる。』というのを完全に失念してるわねぇ、ナーガは♡

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なぜか無言であたしたちにと結界を張っているゼロスに。
それと同時に。
がらがらがらっ!!!!
ナーガの放ったちょっとした振動により、あたしたちのいる洞窟が面白いまでにと崩れはじめ。
「ちょ、ちょっとぉぉぉぉ!?」
あ、何か叫んでるフレンズベルクの声がしてるけど、ま、気のせいよね。
そしてまた。
「お~ほっほっほっほっ!みたかしら!?このナーガ様の実力を!お~ほっほっほっほっ!」
崩れる洞窟の中で、ずっと高笑いしているこのナーガ。
そして。
そのまま、あたりは天井から崩れ落ちてくる瓦礫と、そして粉塵とで。視界が閉ざされてゆく。

崩れる洞窟の中で。
ただただ、しばし、ナーガの高笑いのみが、響き渡っていたりするけど。
それはそれ♡

「ふぅ。」
しゅっ。
ため息と同時に、結界をとくゼロス。
すでに、先ほどまでいたあたしたちのいた場所。
つまり、洞窟の中ではなく、上空に見えるは、青空のみ。
「……つ~か、あのアメリアの姉ちゃん、死んだんじゃないのか?」
いいつつ、あたりを見渡しそんなことをいっているガウリイ。
ちなみに、すでに洞窟のあったちょっとした山の原型ははっきりいってそこにはなく。
ものの見事に小山ごと消滅していたり♡
「あら、大丈夫よ。ナーガだし。ほら。」
あたしが指を指し示したその先で。
「お~ほっほっほっほっほっ!このナーガ様を生き埋めにしようだなんて!
   さすがは、ヴァンパイアね!お~ほっほっほっほっほっ!」
ぼごっ!
『うわっ!?』
あ、何かゼロスとガウリイが二人同時に叫んでるし。
あたしが指差したその先で。
瓦礫の下から高笑いしつつも、怪我ひとつなく瓦礫をかきわけ、表にでてきているこのナーガ。
ちなみに、フレンズベルクはいまだに瓦礫の下で伸びてたりするんだけど。
それはそれ。
「……というか、本当のこのグレイシアさん……人間なんでしょうか??」
なぜかぽつりとつぶやいているゼロスに。
「お~。さすがアメリアの姉ちゃん、丈夫だなぁ。」
それで済ませているガウリイ。
そんな中。
ただひたすらに。
「お~ほっほっほっほ!お~ほっほっほっほっ!」
しばし、ナーガの高笑いのみが辺りにと響き渡ってゆく。

「まあ、結果はどうあれ……た、助かったよ……」
とりあえず、がけ崩れが起こった、そういうことにすれば別に問題はないだろうしな。
そんなことを思いつつ、あたしたちにといってくる宿屋の主人。
くすっ。
「まあ、被害。というか、一応は客商売だもんねぇ。」
あたしのその言葉に。
「そういや、どんな被害がでてたんだ?」
今さらながらに問いかけてきているガウリイ。
「ああ、そのこと?」
あたしが説明しかけるよりも早くに。
「いくら、害がない、といっても、いくら蚊にかまれたようなもの、といっても。
   宿に泊まった客の血をこうも毎日すわれたら、宿の評判も悪くなるからねぇ。
   まあ、彼女の境遇にも同情はするけど、こっちも生活がかかってるからねぇ。」
などとしみじみいっていたりするこの宿屋の主人だけど。
「つまりね。彼女はこの国から出ることもできなくて。それでもって。
  天然記念物に指定されているがゆえに、大きなことも人をほいほいと襲うこともできず。
  かといって、自給自足の生活する技量ももってないから♡
  夜になったら近くの宿屋とかにむかって、人の血を飲んでたのよ♡」
あたしのそんな追加説明に。
「?何でここからでれないんだ?お~。もしかして、この辺りの気配でか?」
ぽん。
などと、軽く手をたたいてある意味納得しているこのガウリイ。
「…さすが、ガウリイさん…リナさんとご一緒に旅されてるだけあって…
  ……何かだんだんと勘がするどくなってませんか?」
なぜか冷や汗まで具現化させて、
そんなことをつぶやいていたりするゼロスがいたりするけども。
「ま、とりあえず、もうあの裏の洞窟にフランベルクが勝手に住み着くこともないし。
  で、エレナが渡してた、あれ、もらえるかしら♡」
あたしのその言葉に。
「おお、そうじゃったな。これが、あの子から預かっていた代物じゃ。」
そういいつつ、奥から取り出してきたのは、
ちょっとした大きさの黒い輝きをもつ、とある鉱石。
これって、いわく、黒金の鉱石、とか呼ばれてるのよね。
ちなみに、価値的には、わかるものにはわかるけど。
強度と、そして、魔力干渉的には、オリハルコンの次。
という物質だったりするのよねぇ。
ま、そのことに気づいてる人物、いまだに少なかったりするんだけど。
情けないことに。
まあ、そんなどうでもいいことは、おいとくとして。
「それじゃ、フランベルンクも撃退したし。
  ゆっくりと体を休めて、この国の首都、レイナード・シティに向かいましょ♡」

簡単に話しを切り上げ。
とりあえず、今日のところは各自休むことにするあたしたち。

ここ、レイナード王国。
ちなみに、俗世間では伝説の国。
とまでいわれいたりするけども。
何のことはない。
以前、北で氷付けになってる部下Sこと、
人としての名前のレイ=マグナスとして彼が活動していたときに、彼がつくった六つの塔。
それらにまつわり様々な話が生まれ、そしてそれゆえに。
伝説の国、とまでいわれていたりするこの国。
まあ、好き好んで、何もない、こんな山奥にあるような国にくるものもいない。
というのもあるんだけど。
ちなみに、知る人ぞしる、
この国は、セイルーンに続いて白魔法が急上昇発達中、という国でもあったりする。
というか、やっても無駄なんだけどねぇ。
この場所では♡
まあ、それはそれとして。
ちなみに、この国はかんり簡単なつくりとなっており。
中央街道とそして裏街道。その二つさえ歩いていれば、
おのずからこの国が一回りできるという道のつけかたになっていたりする。
そうせざるを得ないのは、この国の中心にある、とある湖。
レグニア湖の存在。
ま、あの湖は、存在自体がきちんと意味をもってるんだけど。
それ……知ってるというか、覚えてる存在って…人間の中ではいなかったりするのよねぇ。
竜やエルフも、かつての降魔戦争のおりに、ここの事実知ってるものは。
全員あたしの元に還ってきてたし。
ま、別にいいけどね♡


「そういえば、グレックさんから、リナさん、手紙預かってましたけど……
  確か、レイナードの魔道士協会のミレーヌさん、でしたっけ?」
次の日。
とりあえず、各自それぞれにと休み。
レイナード・シティにと向かうあたしにと問いかけてきているゼロス。
「え?ああ、そ~よ。今あそこの魔道士協会。
  面白いことに、組織ぐるみで、評議長がちょっとやってるからね♡」
くすっ。
あたしのその言葉に。
「はぁ、まあ、僕としては、どうして人間とか命あるものは、
  不死とかつまらないものに、あこがれるのか、とも思いますけどねぇ…
  死にたくても死ねなかったりする人もいるわけですし。
  それに…【お役目】というのもあるでしょうにねぇ…」
何やらしみじみといっていたりするゼロスだし。
「限りがあるから、いいんだけどね。有機生命体、というのは。
  まあ、無機生命体、とか、精神生命体、とかいうのも楽しいからいいけどね♡」
たった一通りじゃ面白くないから、様々に【命】を創り出したのは、他ならないあたしなんだし♡
「ま、それはそうとして。とりあえず、もうそろそろ着くわよ。レイナード・シティに。」
すでに、町は目と鼻のさき。

と。

「すいません……話を聞いてもらえますか?」
あたしたちの行く手をふさぐように、道の真ん中にたっている一人の少女。
そして。
おもむろに。
「あなたたち、レイナードのアミュレットを探してるんですよね?
  アミュレットを探すのはあきらめてください。あれは世の中に出てはいけないものです。」
などといってきているこの少女。
「……あれ?この姉ちゃん…」
目の前の彼女をみて、
ふと、雰囲気がとある人物と同じ、というのに気づき首をかしげているガウリイに。
そしてまた。
「…………ほ、ほんきで、できてるんですね……」
なぜか唖然としつつもそんなことをいっていたりするゼロス。
「あら♡ゼロスは知ってたでしょうが♡彼女の存在♡」
「……まあ、よくて、下級をそのままに。とおもってたんですよ…」
なんか、情けないことをいってるし、こいつは…
あたしたちの目の前にいるのは。
水色の髪に水色の瞳。
ちなみに、服も水色だけど、その下にと着ている服は黒。
ちなみにマントはしろで裏地が紫♡
あたしたちが今いるのは、中央街道南の、レイナード・シティからは北側。
「ふっ。いきなり出てきて、名前も名乗らずに、アミュレットをあきらめろ。なんて。
  あなた、常識がなってないんじゃないの?」
ずいっと、一歩前にでつつ、そんなことをいっているナーガに。
「私は、アリシア、といいます。アミュレットはあきらめてください。
  あきらめてくださらない場合は、実力であきらめてもらいます。」
淡々と、感情のこもらない声でいってくるし。
「あら♡ナーガ、彼女に何をいっても無理よ♡
  彼女、いわゆる自我、というか規則と契約を自ら化して。
  それで、自分の魂、というか精神を分断させてる存在だから♡
  今の彼女に柔軟な思考力なんて求めてもだめよ♡」
あたしの至極当然な意見に。
「お~ほっほっほっ!いいこと?アリシア?
  人にものをたのむときはね?それなりの礼儀、というものが必要なのよ。
  あなた、アミュレットをあきらめたら、私たちにいくら払ってくれるのかしら?
  お~ほっほっほっほっ!」
「……ま、まったくこちらの話を聞いてませんね…このグレイシアさんは…」
あたしの言葉をまったく耳には入れずに。
そんなことをいいつつ高笑いしているナーガ。
「あら♡いいのよ。ゼロス。ナーガなんだし♡」
くすっ。
にっこりと笑みを浮かべるあたしの言葉とほぼ同時。
「しかたないですね。あきらめてもらえないのであれば……
  規則により、あなた方には黙っていてもらうために死んでいただきます。」
いいつつ、あたしたちにと戦いを挑んできている、この少女。
ちなみに、名前はアリシア。
ま、この子、普通の人間じゃないんだけどね。
ふふふふ♡
さって、楽しくなってきたわね♡


                           -続くー

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あとがきもどき:
薫:さてさて、ようやく登場。アリシア。
  というか、彼女の自己犠牲・・・・すごいですよね・・・・
  自分の魂を六つに分断させて、
  さらには、足りない魂は、人工的に創り出した精神生命体でおぎなって。
  で、自らを合成獣化・・・・・
  でもね?ロベルトさん。
  そんな彼女をそのままあっさりと倒していい、という保障はないんですよぉ?
  ま、私も倒さないと進まないからあっさりと倒してるけどさ。
  あはははは(こらこらこら!
  何はともあれ、次回、エレナ登場・・・・かな?
  んではではvv
2004年4月29日某日

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