まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

ゾット戦だけで、一話になってしまった・・・・。んじゃ、次回ですね・・・・盗賊退治・・・・・
まだまだ先は長い・・・・ゼルガディス登場に、アメリア登場。
んでもって、シルフィール登場に・・・・・・・・・何話になるんだ?(まて
何はともあれ、いくのですv

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   エル様漫遊記



「おお!…誰じゃったかの?」
ずるっ!
ドシャ!
あ、滑ってる。
村のはずれにある、ラークの親戚にあたる、この村の村長の家。
そこに。
「おじさ~ん!」
元気よく、挨拶しつつ、扉をくぐり。
そんなラークの姿をちらりとみて、そして。
「おおお!…はて?どなたさまじゃったかの?」
ラークの姿をみて、開口一番。
思わず、その台詞に。
そのまま、入り口を入った直後に、そのまま、床にと滑っていたりするラークだし。
「…大丈夫なのか?この爺さん?」
そんな村長の言葉をきいて。
思わずそんなことをつぶやいているガウリイ。
「お…おじさぁん。それはないですよぉ。僕ですよ。ラークです!マークウェルズの!」
涙目で、そんな台詞をいいつつも、訴えているラークだし。
「何じゃ。ジョークじゃよ。ジョーク。
  何はともあれ、無事で何よりじゃ、…っと、はて?誰じゃったかのぉ?」
どてててっ!
あ、楽しいv
また、ラーク、こけてるしv
くすくすくす。
「話が進まないじゃないのよ。
  とりあえず、またとぼけたりしたら。問答無用で攻撃呪文を叩き込んじゃうからね♡」
しごく当然なあたしの言葉に。
ふと、それまで、ラークをからかうことに専念していたこのエルフの男性。
この村の長老でもある彼は、ようやくあたしたちにと気づき。
「…おや、こちらのかたがたは?ラーク?」
などと、しれっとした表情で、いまだにこけているラークにと問いかけていたりするけども。
「…うっうっうっ。おじさん…相変わらずですね…
  あ、こちらは、リナさんとガウリイさん。襲われていた僕を助けてくれた人たちです。」
なきながらも、起き上がり。
あたしたちを紹介しているラーク。
そんなラークの説明をうけ。
改めて、あたしたちにと向き直り。
「ほぅ。そうでしたか。それはそれは。このリークが…」
「ラークです!お・じ・さ・ん!」
再度のボケに対して、思わず声を張り上げているラークだし。
わざと彼はいってるのにね♪
ラークもいつも、このボケにつきあうから、いいカモにされてたりするのよね♡
ま、面白いからいいけど♪
「おお。そうじゃったかのぉ?」
そんなことをいいつつも。
その、口元にはやしているひげをなでつつ。
「まあ、とりあえず。このラークを助けてくださったそうで。ありがとうございますじゃ。
  さて・・・リナ殿とガウリイ殿…ともうされましたかの?
  もしや、あの、リナ=インバース殿と、ガウリイ=ガブリエフ殿ですかの?」
そういえば。
メフィやミルガズィアたちが、あたしの正体をさぐるぺく。
いろんな場所にて、あたしたちのことを話してたっけ…
ま、どうでもいいことだけど。
「そうだけど。オレたちをしってるのか?おっさん?」
そんなことをいってくる村長にと話しかけているガウリイ。
「…おっ…こ、こほん。年寄りにはもうちょい、話し方があるじゃろうに…
  まあ、以前この村に立ち寄った、竜達の峰ドラゴンズ・ピークの長老殿と。
  とある村のエルフの長老の娘さんが、お二人のことは話されてたのでの。」
そういいつつ、まじまじとあたしたちをみつつ。
「そうですか、あなた方がこのラークを魔族の手から助けてくださったのか。
  いや、お礼をもうしあげますぞい。」
そういい、あたしたちにお礼の言葉を言ってきていたりするそんな彼の言葉に。
「…おじさん?おじさんは何か知ってませんか?この首飾りが意味することを?」
いいつつ、ごそごそと、ポケットから、それを取り出して、聞いていたりするラーク。
あたしが説明した、というのに。
このラーク、いまだに半信半疑なのよねぇ。
まったく。
「ふむ…マークヴェルズが魔の襲撃を受けた、と聞いて。
  ヤツラの目的がそのレザリアムの首飾りであることは、わしらとて把握しておった。
  …じゃが。わしとて、詳しく知っている、というわけでも…
  その首飾りはおぬしも知っておるとおり。
  おぬしの祖父でもある彼が作り出した、あのレザリアムの鍵じゃからのぉ。
  あやつは、危険だから、自分の血筋のみが使えるように、封印し鍵をかけた。
  といっておったが…何でも。レザリアムの中にあるのは。
  時を統べる魔法が二つの首飾りがそろったときに開放される。
  ということくらいしか、きいとらんからのぉ…」
そんなことをいいつつ、説明していたりするけども。
「…時を統べるって…そんなこと、可能なのか?」
「あら、やろうと思えばできるわよ。簡単よ?時間移動なんてv」
あたしの方を振り向き、聞いてくるガウリイの言葉に。
にっこり微笑みかけて、返事を返しておく。
…簡単って…誰でもできるって…
普通無理だと(思うんだが)(思うんですけど)(思うんじゃが…)
なぜか、あたしの言葉に。
ガウリイ達、あたし以外の三人の考えがものの見事に一致していたりするけども。
それはそれ。
「…あ…あ~こほん。それはそうと、リナ殿?ガウリイ殿?」
「い・や・で・す♡」
改まり、あたしたちにと向き直り。
あることを言いかけてくるそんな彼の言葉に。
即座に返事を返しておく。
「別にラークの護衛、といっても、依頼料なんて払わないんでしょう?
  まあ、このあたしにちょっかいかけてきているあいつらは、当然許すつもりもないけど。
  でも、人にお願いする場合には、それなりの対応が必要だと思うんだけどねぇ♡」
にっこりとそんな村長に対して微笑みながら、問いかける。
そんなあたしの言葉に。
「…い、いや……わしはまだ、何もいっておりませんがな…
  ……ラークの護衛をしてほしい…などとは…」
…ミルガズィア殿たちの言われていたとおり…
…まさか、本当にこのリナ殿は心が読めるのかいのぉ?
そんなことを思っていたりするけども。
「あら♪何当たり前なことを思ってるのよ。それで?何よこすの?」
「………」
あ、無言になってるし。
いや、まさか…本当に人の心が読めるのか!?このリナ殿は!?
何か驚愕してるし。
と、とりあえず。
何やら、今のはなかったことにして。
などと、そんなことを思いつつ。
「わしらはお金なんて使いませんし…
  …どうにかかき集めた、金貨三十枚は人を雇うのに使いましたしのぉ。
  …そうですの。それでは、ラークをレザリアムに連れて行きリネアを助けてくだされば。
  レザリアムの中にあるものはすべてリナ殿に渡す、というのではどうですかの?
  あと…これを……」
いいつつも。
とある剣を差し出してきていたりするし。
「これは、まあ、魔族相手には、あまり役に立つかわかりませんが…
  そこそこの、力は持っていると思われます。魔法剣ですじゃ。
  これでどうにか、ラークの護衛とリネアの救出依頼、うけてもらえませんかのぉ?」
そんなことをいってるし。
「…ところで?リナ?のんびりとここで話しててもいいのか?」
そんなほのぼのとした会話をあたしたちがしている最中。
ガウリイが、ふとそんなことをいってきていたりするけども。
「ああ、外にいるゾットたちのこと?
  たかだか、レッサーデーモンが十匹に、ゾット一人じゃないのよ。
  ってことで、ガウリイ、がんばってねv」
「…ってぇぇ!?オレ一人でかぁぁあ!?」
何やら叫んでいるけど、ひとまず無視。
そんなあたしたちの会話をききつつ。
「「??」」
首をかしげているラークたち。
「?あ、あの?リナさん?ガウリイさん?いったい?」
首を傾げつつも問いかけてくるラークに。
「ま、外をみれば早いわよv」
パチン♪
軽く指を鳴らすと同時に、
ギィィィ。
音をたて、入り口の扉が開いてゆく。
そして、入り口から見える、外の風景はといえば。
面白いまでに、この家を取り囲むようにしている、茶色い物体たちと。
家の目の前にと突っ立っている紫色の肌をしている、物体ひとつ。
「…って!?魔族!?まさか、そんな!?
  この村の周りには、雇った六人の人間たちがいたはずじゃが!?
  まさか、あの人物たちを突破してきたのか!?」
何やら叫んでいる長老。
「…六人って…」
それって、さっきの人たちなんじゃあ…
何やらラークがそんなことをおもいつつつぶやいていたりするけども。
とりあえず無視。
「ま、とりあえず、外にでましょv」
「だな。話はそれから、だな。」
そんな会話をしつつ、とりあえず外にでてゆくあたしたち。
「あ、まってください!」
そんなあたしとガウリイの後ろから、あわてて追いかけてきているラーク。

こじんまりとした、長老の家。
そんな長老の家を取り囲むように待機しているレッサーデーモンが、たったのたかだか十匹。
そして。
家の入り口の前に。
でんと構えてたっている、人影ひとつ。
家を出た、あたしとガウリイ。
そして、続いて出てきたラーク。
何やらラークのやつは、構えていたりするけども。
「それで?ゾット?何の用?…まったく。せっかくどうせ人間形態をとるんだったら!
  その青い肌はやめなさい!青い肌は!まったく…あんたたちはぁ…
  ディオンに仕えてるやつって、ほんっと、ロクなやつがいないわよねぇ…
  ……何のための人間形態なんだか……」
フォッグもゾットもエミリアもモスマンも、せっかく人間形態とってる、というのに…
まったく…
ぴくっ。
あたしのそんな至極当然のつぶやきに。
何やら反応しているこのゾット。
「…なぜ、この私の名前を知っている?
  …まあ、いい。どうやら、モスマンを倒した…というのは、伊達ではないようだな。」
おおかた。
そこの、エルフの小僧から聞かされてるんだろうが、私の名前を。
そんなまったく見当はずれのことを思いつつ。
あたしにと言ってきているし、このゾットは。
ちなみに。
情けなくも、せっかく人間形態をとっている…というのにもかかわらず。
エミリアが肌の色を紫色にしていれば、このゾットはゾットで青色にしていたり。
…具合が悪い人間は、もう少し色彩を抑えた青色なんだけどねぇ…
しかも、耳はとがってるし…
服装は、いたってポビューラーなものでその身を包んでいるようにと見せかけてるけど。
まったく。
もう少し、外見上の見栄えを凝る、とか何とかすればいいものを…

「あらあら。たかが、レッサーデーモン風情を十匹程度でご挨拶?」
くすっ。
とりあえず、家を出て、そこにいる、それと向き合いつつ。
話しかけるあたしの言葉に。
「ふん…ゾット……と呼んでもらおう…まあいい。それより、取引しないか?
  そこのエルフの少年をひきわたせ。ならば、危害は加えん。」
そんなことをいってくるし。
このゾットは。
「あら、誰に向かってそんな口をきいているのかしら?
  おとなしく、『はい。そうですか。』というとでも思うの?ゾット?
  ま、どうでもいいけど。ってことで、はいvガウリイがんばってね♡」
とりあえず、横にいるガウリイの肩をかるく、ぽんとたたくあたしのそんな言葉に。
「でぇぇぇ!?リナ、もしかして、こいつら、オレ一人でどうにかしろ。ということかぁ!?」
何やら叫んでいるガウリイ。
「あら♡ある一定の時間内でがんばったら。少しは剣の相手をしてあげてもいいわよ♪」
このガウリイ。
あたしと、剣の稽古をしたがってるからねぇ。
ま、実力の差がありすぎる、というのはわかりきった上で。
にっこりと微笑むあたしの言葉に。
「…一定の時間内って…どれくらいだ?」
あ、何かやる気になってるけど、どこか引いてるし。
「0.00001秒以内vしいていえば、一度まばたきする間に♡」
「できるかぁぁぁあ!」
あ、何か叫んでるし。
「…ふっ。人間よ。よくわれら魔続の恐怖がわかってないようだな…ヤレ。」
パチン。
そう言い放ち、何ともほがらかな会話をしているあたしとガウリイの話をさえぎるようにして、
指を軽く鳴らしているこのゾット。
それを合図にし。
「るぐわぁぁぁぁぁぁ!!」
そこにいる、たったの自力で具現化、すらもできない、下級魔族、
すなわち小動物を媒体とし、具現化している、デーモンたちがあたしたちにと向かってくる。
くすっ。
びくっ。
何か数匹は本能的に危険を察知して、何やらしり込みしていたりするけども。
「…ま、やるだけやるしかない。か!でぇぇぇぇぃ!ま、雑魚だし、どうにかしてやる!」
あ、ヤケになってる。
「雑魚だと!?はん。笑わせてくれるな。人間風情が!」
そんなガウリイの言葉を一笑に伏せてるゾット。
「…あの?どうみても、あれ……雑魚にはみえないんですけど…」
何やらラークがそんなことをいってくるけど。
「あら♡今までに経験したやつらから比べたら。雑魚も雑魚よ♡お話にもならないわよv」
にっこり微笑むあたしの言葉に。
ちなみに。
ただいま、ガウリイ一人が戦闘中♪
長老の家の前で、そんなのんびりとした会話をしているあたしとラーク。
そんなあたしの言葉に
「…い、いったい、リナさんたちって…」
どういった経験してきたんでしょうか??
何か冷や汗流してるし。
このラークは。
くすくすくす。
「あら。たいしたことじゃないわよ♡
  まず、ガウリイとであったときの出来事では。赤法師レゾの体をのっとろうとしていた、
  無能中間管理職のシャブラニグドゥことSのヤツと戦って♡
  で、次によったアトラス・シティでは。
  ゼラス…つまりは、獣王配下のセイグラムっていう魔族が。
  情けないことにも人間と契約なんかかわしてて。
  不死の契約結んでいたそいつらをとりあえず、倒して。」
ま、嘘はいってないし♡
「で♪サイラーグであたしたちにちょっかいかけてこようとしていた。
  レゾが以前つくってた、コピーを駆除して。でもって♪
  不完全版の写本を元に作られたゼナファ…といってもわかんないでしょうね。
  かつてのサイラーグの魔獣、ザナッファーもどきを作り出したとある組織を壊滅させてv
  あ、セイルーンに入り込んでた、ガーヴ配下の魔族を退けた。
  という些細な出来事もあったわねぇ。
  あと最近では。DとV…といっても、知られてないか。
  俗にいうところの、異世界の魔王と竜神。
  闇を撒くもの(ダークスター)デュグラディグドゥと漆黒の竜神ナイトドラゴンヴォルフィード。
   彼らに関する面白いこともあったりしたわねぇ♡ふふ♡」
あたしの説明に。
横にいるラークは何か固まってるし。
「…ま、まじですか?」
何か声が震えてるけど、ま、気のせいでしょう♡

あたしたちがそんなほのぼのとした会話をしているそんな中。

「ぐっ!…やるな。人間…」
すでに、あっさりと、デーモンは撃退し。
ゾットに向かい合っているガウリイ。
「これくらいで、どうにかなるようだったら。今まで、いくら命があっても足りないし。
  それに、リナと一緒にはいられないからな!」
いいつつ、剣をひたりと構えて。
ゾットと向き合っていたりするガウリイ。
そんなガウリイの言葉に。
「…リナ?」
いや、だがしかし?
同じ名前のやつか?
まだ、気づいてないし…
まったく…
そういえば、上から、リナ=インバースには、なるべくかかわるな。
とかいう、意味不明な命令が出ていたりするが。
まあ、関係ない…か。
そんなことを思いつつも。
「…ふっ。まあいい。
  今日のところは、貴様たちの実力を見せてもらうために足を運んだだけだ。
   おい、小僧。妹を助けたくば、レザリアムにこい。
  まってるぞ。あははははははははははははははは!」
あ、逃げた。
捨て台詞を残して、そのまま、精神世界に逃げているゾット。
「逃がすかぁぁ!」
ザシュ!
あ、斬ってるv
ガウリイ、無意識に精神世界に逃げ込んだ、ゾットをたたききってるし。
う~ん。
少しはどうやら剣の腕は上達したみたいね♡

…ぐっ。
馬鹿な…なぜ、なぜ、人間風情に精神世界にいる、われら魔族が斬れる!?
何やら驚愕しているゾットがそこにいたりするけど。
ま、とりあえず無視。

「う~ん。ガウリイ、時間かかりすぎよ。数分もかかってるじゃない。
  砂時計が半分も落ちきったわよ。」
手に出現させた、砂時計をみつつ。
戦い終わったガウリイにと話しかける。
ちなみに、ラークはなぜかいまだに固まっていたりするけども。
「…無理いうなよ…それより、で?リナ?どうすんだ?
  どうやら、相手は、お前さん…ということにまったく気づいてないようだが?」
ま、気づいてたら。
こんなちょっかい、かけてこないよなぁ…普通…
あいつら、あのゼロスよりも、実力かなり下のようだし…
そんなことを思いつつあたしにと聞いてきているガウリイ。
「あらv決まってるでしょvとりあえず、まずはこの村で情報収集よ!」
剣を収めているガウリイと。
なぜかいまだに固まっているラークにと。
にっこりと微笑みかけるあたし。

さって。
楽しくなってきたわよね。
まずは。
盗賊たちで、楽しませてもらいますかね♡


                                -続くー

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あとがきもどき:
薫:皆さん、思いませんでしたか?
  あの、魔族さんたち・・・・どうみても、私は人間ではありません。
  といっている、あの容姿(笑
   しっかし。私、いまだに、レザリアムの宝物蔵のクリア版のルート。
   できてないから(いつも死ぬ・・・)
   シャブラニグドゥに同化した、ディオンがいまだに見れません・・・
   しくしくしく・・・・あれやれば、ムービーも増えるのかなぁ?
   私が見れるムービーは、召還失敗のあれだけだわ・・・・くすん・・・
   ま、そんな自分の事情はともかくとして。
   何はともあれ、次回、リナと仲間たちの盗賊退治と。ゼルガディスとの再開ですv
   ではではv
2004年4月13日某日

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