まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
ついにやってきました。グラムストック。
だけども…ゾット…(汗
あ~たは、誰に対して喧嘩ふっかけるつもりですかい(汗
ちなみに、ゾット登場は、次回ですv
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エル様漫遊記
グラムストック。
その町の東に位置する、別名、迷いの森。
まあ、迷い、というか、何というか。
エルフたちが、あまり人間たちの干渉などをうけないように、
ちょっとした術をかけているだけなんだけど。
この森を抜ければ、エルフの町でもあるグラムストックにとたどり着く。
ま、わざわざ、この森に入るような人間もあまりいないのも事実なんだけど。
とりあえず、詳しい話を聞くために。
グラムストックにいるという、ラークの親戚を尋ねることにしているあたしたち。
光もあまり差し込まず、まあまあ、茂っている森の木々。
「しっかし、何だなぁ。」
などと、のんびりと、そんなことをいっているガウリイに。
「ま、ここを抜ければすぐだしね。最近は、何かと面白…もとい、物騒だしねぇ。」
くすくすくす。
苦笑しつつ、そんなガウリイの言葉に答えるあたしのその言葉に。
なぜか、じと目であたしをみつつ。
「…面白いか?」
完全に隠しきれていない気配を捉え、あきれつつもなぜかいってきているガウリイだけど。
「あらv面白いじゃない♡」
きっぱり答えるあたしの言葉に。
「・・・・・・・・・」
なぜか無言なにっているガウリイ。
「あ、それはそうと、ラーク。そこにいたら、危ないわよ♡」
くすっ。
「…は?」
あたしの言葉の意味を理解するよりも早く。
ざざっ!
あたしたちの頭上の木々の葉が、ざわめき。
そして、次の瞬間には。
スタタタッ!
木の上から出現する、どうみても、
ま、少しだけまし、といえるのは。
全身が黒ずくめではない、ということのみ。
どうでもいいけど、何で全員が全身灰色の服で包んでいるのかしらねぇ。
ふふ♡
あたしの言葉と同時に。
ラークの頭上より、ざっと地面にと降り立ち。
そして、そのまま、木の上から出てきた、四人の男性は。
そのままラークを取り囲む。
「ちっ!しまった!ラークがはなされたか……」
何かそんなことをいっているガウリイだけど。
ラークは四人の暗殺者に取り囲まれている状況。
ちなみに、それとは別に、その容姿からして、あからさまに戦士風の男性と。
そして、魔道士風の男性が一人。
「なぁ?リナ?こいつら、何なんだ?」
どうやら、盗賊、とかいうのでもないようだが…
そんなことをいっているガウリイだけど。
「あら、簡単なことよ。ガウリイ。
あの暗殺者たちは。最近、お仕事がないからっていってまっとうなお仕事しようとして。
で、このたび、この暗殺者たち、彼らと一緒にとある依頼をうけたのよv
この森を抜けるものをあきらめさせるためにねv」
とりあえず、至極丁寧な説明をしておくあたし。
う~ん♡
何て親切なのかしら♡
「しかし、たかだか金貨五枚程度で。あたしたちの相手を、あんたたち本当にするわけ?」
くすっ。
ちなみに、彼らが一人当たり受け取っている金額は、一人につき金貨五枚。
どうでもいいけど、もう少し出しなさいよね……
そんなあたしの言葉に。
「あ、やっぱり。普通の盗賊とか追いはぎとかとは雰囲気が違ってると思った。
だけどリナ?基本的にはあまり変わりがないぞ?」
のんびりと、そんな彼ら六人を指差してあたしにと話しかけてきているガウリイに。
「というか!?何なんですか?!リナさん、ガウリイさん!?
のんびり話なんてしてないでたすけてくださぃぃぃぃ!」
何か涙目になって、訴えてきているラーク。
あ、楽しい♪
みれば、暗殺者の攻撃をかわしつつ、何やら叫んでいるラークがいたりするけども。
「そりゃそうよ。こいつら、もともと夜盗だもの。
最近不景気で、収入がおいつかないからって。普通に依頼うけようとしてるのよ。
ま、やっぱりここは、世間の厳しさ。というのを教えてあげておくのが通常よねぇ。ふふv」
にっこり微笑むあたしが、何をいわんとしているのか察知し。
「って、ちょっとまてぃ!リナ!ラークもまだいるんだぞ!?」
何やら叫んでいるガウリイ。
「あら。大丈夫よ。
それに、使うのは、たかが中間管理職でバシリのしがないSの術だしvってことで♪」
なぜか、あわてて、あたしを止めようとしているガウリイの言葉はとりあえず無視。
さってと。
「黄昏よりも暗きもの、血の流れより赤きもの、
時の流れに情けなくも埋もれし、無能な汝の名に命ず、
我の命により、我の前に立ちふさがりし、愚かなるものに、裁きの鉄槌をくださんことを。」
とりあえず、ラークの目もあることなので。
カオスワーズを唱えてみたりv
「ってことで♡
チュドゴォォォォン!!!!!
あたしの言葉に従い。
とりあえず、精神世界面からちぎった部下Sの力の一部が。
そのまま、あたりに、物質的な波動となり、そのまま辺りにダメージを与えてゆく。
精神世界において、何かいじけている、部下Sが視えてたりするけど、関係ないし♡
「って、リナさぁ!?うきゃぁぁぁぁぁ!?」
あ、ラークが吹き飛んでいってるし♪
「あ。S♪ラーク傷つけたりしたら、お仕置きねv」
ぴくくっ!
あ、反応したわねぇ。
ふふ♪
あたしの苦笑しつつ、つぶやいた言葉に。
面白いまでに、吹き飛んでゆくラークを救助しているSだし。
あらv
やればできるじゃない♡
ま、今放ったの部下Sの精神の一部だしねぇ。
何か、ちなみに、ついでに、ちょっぴしあたしの力を含んでおいたためか。
精神世界で目を丸くしているSだったりするけど。
面白いからラークの周り、あたしの力に触れたら発動するように。
ついでにいえば、精神生命体にのみ反応するのようにしてみたりしてたのよねぇ。
今のこの瞬間は♡
「…………何か毎度のことながら、あの人…哀れだなぁ…」
何かぽそりとつぶやいているガウリイがいたりするけど。
ま、関係ないわよねv
ぷすぷすぷす…
辺りをくすぶる煙と、燃え尽きる、木々の音。
「というか、リナ?これどうすんだ?」
いいつつ、周りをみて、そんなことをいってきているガウリイだけど。
ちなみにあたしたちの周り一帯、きれいさっぱり何もなくなっていたりするんだけど。
「あら、関係ないわよ。だってSのやつの力をちぎって使ったときには。
すでにこの辺り、結界、張ってるし♡だから…」
パチン♪
そのまま、軽く指を鳴らす。
と同時に。
ゆらっ。
一瞬、あたりが揺らめき。
次の瞬間には。
チチ…
ピピピ…
何事もなかったかのような元通りの空間、というか森の姿が出現する。
「…ま、まあ、リナだしな。あ、それはそうと…お~い、ラーク?いきてるかぁ?」
なぜかその場に気絶しているラークにと話しかけているガウリイ。
ちなみに、あたしたちに挑んできたあいつらは。
面白いから、カタートに送り込んでみてたりして。
でも、情けないことにすぐさまに負けてるしねぇ…たかが、レッサーデーモン程度に…
ま、いいけどね。
関係ないし♪
なぜか、その場にて、完全に気絶し、
地面に横になっているラークを揺さぶり起こしているガウリイがそこにいたりするけども。
「さって、邪魔者はいなくなったことだし♡さ、村にいくわよv」
くすくすくす。
いまだに気絶したままのラークをガウリイにと担がせて。
あたしたちは、そのまま。
この森を後にして、その先にある、グラムストックの村にと抜けて行く。
森を進んでゆくことしばし。
やがて、うっすらと視界が開けてくる。
この森の中にと位置する、グラムストックの村。
森と山にと囲まれた、人通りすら、ほとんどない、そんな土地柄。
そこの渓谷を利用して、作られているこの村は。
俗にいうところの、天然の要塞、といっても過言ではない。
もっとも、まったく意味をなしていない……というのが、現状なんだけど。
最近、マークヴェルズが襲撃をうけたことにより、一応警戒を強めているこの村。
だけど、それで警戒して、雇ったのがあれだと、雇う意味がない、というものよねぇ~…
視界がひらけ、あたしたちの目に飛び込んできたものは。
こじんまりとした、とある村がひとつ。
「お~。この村、天然の要塞風味になってるんだなぁ~」
何やらそんなことを村を眺めつつ、いっているガウリイに。
「…う…ううぅん…」
みじろぎしつつ、意識を取り戻しかけているラーク。
「ほら、ラーク。グラムストックについたわよ♡」
あたしの言葉に。
「…うぅん…って…え?」
あ、あれ?
僕…いったい!?
確か…えっと…リナさんの術に巻き込まれて…え?え?
何で僕…無事なんでしょうか?
何かそんなこと思っているラークだけど。
「お、ラーク。気づいたみたいだな。歩けるか?」
背中におぶっているラークにと問いかけているガウリイ。
そんなガウリイの言葉に。
「あ、はい…大丈夫です。」
いいつつ、ガウリイの背より、そのまま、地面にと降り立っているラークだけど。
「さってと。とりあえず、この村の長老の家にいきましょv
それから、この辺りで情報収集をしてから。それから、出かけましょうね。」
あたしの言葉に。
「…あ、案内します。」
何か、文句をいったら怖いような気がするのでとりあえずやめとこ…
そんなことを思いつつ、率先して長老の家にと案内をかって出ているラーク。
「あらvラーク?怖いって、どういう意味かしらぁ?んっ?♡」
にっこりと、微笑みかけ問いかけるあたしの言葉に。
「…え゛!?い、いやだなぁ。リナさん。
だれもそんなこと、いってませんよ。あはははは…あ、長老の家は、こっちです。」
…リナさん、もしかして…僕の心を読みました?…ま、まさかねぇ(汗)
そんなことできる人間なんて…
でもまさか…と、とりあえず、考えないことにしましょぅ。
乾いた笑いをあげつつも。
とりあえず、なかったことにして。
そのまま、道を歩き始めているラークの姿。
「お~い。リナ。
気の毒だからいきなり心を読むのはやめてやれよなぁ…オレはだいぶなれたけど…」
などと、あたしにいってくるガウリイ。
「あらvだから、誰でもわかるってばv」
「…わからないと思うぞ…オレは絶対に…」
そんなほのぼのとした会話をしつつも。
とりあえず。
ラークの案内のもと、
この村、グラムストックの村の村長であり、
ラークの親戚筋にとあたる、エルフの元に、あたしたちはひとまず足を運んでゆく。
ここ、グラムストック。
沿岸諸国連合の一部ではあるものの。
隣のラルティーグ王国に近い辺境の地でもあるがために、
いろんな存在が入り乱れる場所でもあったりする。
さってv
とりあえず、話を聞いてたら、あいつらがひとまずやってくるから。
少し遊ばせてもらいますかねv
それから、近くにいる、ヤツラを壊滅がてらに、資金を調達する、としますかねv
わざわざ作り出すのも、面倒だしねぇ。
盗賊いじめ…もとい、退治をしたほうが、面白いしね♪
-続くー
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あとがきもどき:
薫:さて。気づいた人は、何人かなぁ?ドラグスレイブの呪文v
さらに、扱いが笑える…もとい、気の毒になっている部下Sなのです(笑
ちなみに。エルさまがあれを使う場合。部下Sの力、というか、精神体そのものを。
ちぎって無理やり…もとい、強制的…でなく、任意的に部下Sからうけとり。
使っていたりします(笑
でも、許可、というか、気づいたらいきなり、ちぎられているSとしては。
力を復活させるどころではないのでしょうねぇ(他人事v
さて。次回。長老さん登場に、ゾット登場です。
で、お約束の盗賊退治(笑
んではではvまた次回にてv
2004年4月12日某日
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