まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
ということで(何が?)エピローク゛ですv
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白銀の瞳 ~エピローグ~
視界に泣いているリナの姿が目にはいる。
――なかないで?りなまま?せりな……こにいるよ?
そっと、その頬に触れるが。
そのときになって。
自分の肉体がすでに消滅しているのにようやく気付く。
そしてふと。
――あ……あっちの方があかるい……
明るさに気付いて。
そちらにと向かって進みだす。
――りなまま……がうりいぱぱ……
その何ともいえない、深い闇のような光の中の空間で。
その視界というか浮かぶのは。
気にかけている二人の姿。
本気で自分を愛してくれていた―二人の姿。
――せりな……ずっと……りなままたちといっしょにいたかったな……
ぽたり。
……あれ?
そのすでに肉体がないというにも関らずに流れる涙。
そして。
そんなセリナの目に映るのは。
セリナを思って泣いているリナの姿。
『――ほう……それが汝の願いか?』
――????
どこからか声がする。
『汝の願いは?』
さらに問いかけてくる声。
その凛として、どこか、威厳を感じさせるその声であるが。
セリナの精神はまだ幼くてよく理解ができない。
――うん。せりな……りなままとがうりぱぱといっしょにいたいの。
純粋に、その心のうちなるままに答える。
『――いいだろう。あの者達も純粋にそれを願っている。我は純粋なるものを好む……
特に…あの人間は……我の最も好む純粋さをもっているからな……』
その声と同時に。
セリナは、その闇の一番深い部分に。
金色にと輝く一つの女性の姿を。
目の端にと捉えたような気がした。
その声が軽く苦笑する気配。
『――だが…すぐとはいかないぞ?それでもいいのだな?』
その声が。
自分が再びリナとガウリイの元にと行けるというのを指しているのを。
何となくよくわからないけど理解して。
――うん!
力強くうなづいてゆく。
『……汝の願い……叶えてやろう……』
その言葉が終わると同時に。
セリナの体というか魂は。
まるで金色の光にと包み込まれるように。
その深い闇の中にと解け消えてゆく……
「…………は?今……アメリア…何っていった?」
その言葉に思わず目を点にする。
旅のついでに立ち寄ったセイルーン。
「いやねぇ。リナってば。まさか、気付いてなかったの?自分の妊娠に?」
ぱたぱたと手を振って笑っているのは。
リナのよく知っている女性。
って……
「えええええええ!?妊娠んんんんんんん!!!!?」
リナの絶叫が、セイルーンの王宮にと響き渡る。
「何だ?リナ?気付いてなかったのか?オレは気付いてたぞ♡」
ぱくぱくと口をさせ。
真っ赤になっているリナにニコニコといっているガウリイ。
「あ……あんた!?」
思わず抗議の声を上げようとするが。
「別にいいじゃないのよ。リナ、ここで産んでいってよね♡そうだ!
ついでにリナも私とゼルガディスさんの結婚式までここにいましょ!はい!決定!!」
「ちょっとまちなさい!アメリア!」
「まったく、照れ屋だなぁ。オレの奥さんは♡」
「ガァァアウゥゥウリィィ!!!!///」
勝手に話しが進んでいる二人の会話に。
真っ赤になって抗議しているリナ。
「いいじゃないか♡俺達、夫婦なんだから♡ほら、セリナも笑ってるぞ?」
そういって。
にこにこして、リナのお腹に耳を当てるガウリイ。
「…………ちょっとまってよ……今…ガウリイ……」
セリナ。
その言葉は。
リナの心に深く浸透してゆく。
忘れようにも忘れられないその名前。
「え?分からないか?ほら、この気配、あのセリナだよ♡
オレとリナの子供に転生してきたんだなぁ♡」
「……な゛!!!!!//////」
あっさりというガウリイのその言葉に。
真っ赤になって。
手をお腹に当てる。
そ……そ~いや……
……五ヶ月くらい……
……あの日…きてなかったっけ……
いや…その//
ガウリイが毎晩…その…激しいから…その…失念してたのよね//
そんな思いを抱きつつ。
真っ赤になるリナが。
とある昼下がりの王宮の一室で。
にこにこと笑みを浮かべるガウリイに。
そして。
今。
ようやく、婚約にこぎつけて。
只今、婚約披露パーティにと向けて準備しているアメリア。
その相手は……
今だに少しごたごたしているが……
とはいえ。
その血筋と家柄的にも。
それを知った回りの重臣が。
手のひらを返したのは……いうまでもないことであるのだが。
エルメキアの王室の血筋に、そして…ディルスの血筋。
そして・・・事実は異なれどもあの偉大なる賢者、赤法師レゾ。
その血縁者。
という理由で。
「……う…そ?……本当に…あの……セリナ?」
お腹に手をあてて。
つぶやくリナ。
あの一件以後。
すぐに、とある事件でミリーナが死亡し。
それに伴って……ルークが……
それから、ゼフィーリアにとガウリイと戻り。
リナは少し思いっきり勘違いをしていたが。
その後、めでたく結婚したリナとガウリイ。
一応、新婚旅行という名目で。
二人は再び旅をしているのであるが……
リナとガウリイ。
ゼフィール・シティの町のはずれに。
彼等の家を建てて。
基本的にはそこに住んでいる。
「……いっただろ?リナの子供に転生してくるかもなって♡本当になっただろ?」
にっこりと微笑むガウイリに。
「…………お帰り、セリナ。」
心から微笑んで。
やがてうまれてくるであろう。
セリナの転生体に向かって。
そっと語りかけるリナの姿が。
セリナが死亡して、かなりの時間を要したが。
確かにそこには見受けられていたのであった。
『――ふむ。これからも楽しめそうであるな…ふふ……』
リナの元にセリナを遣わしたのは……
全てのものの母なる慈愛なる心……
その事実は。
金色の母だけが知りえる事実。
-終わり♪ー
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あとがき:
ガウリイ:いやぁ、本当に長い道のりだったなぁ・・・。
リナのやつ、俺とルナ義姉さんとの仲・・疑うし・・・。
薫:・・・・・きちんと先に話しなさいよ・・ガウリイさんも・・・・。
ガウリイ:いやぁ、だって、話したら、まず呪文だろ?
やっぱり、周りから固めないとv
薫:・・・・・・・・ま、リナさんですし・・・・。
ガウリイ:ようやくリナと両想いになれたと想ったら。
今度は、ルナ義姉さんがリナを特訓するとかで・・。
またまたおあづけだったもんなぁ・・・。
薫:・・・いや・・だからって・・。
リナさんが特訓から戻って。
有無を言わさすに結婚式に・・。
しかも・・・・すでに新居まで建てているのは・・どうかと・・(汗)
ガウリイ:何しろ♡リナと俺と二人っきりの空間♡
誰にも邪魔なんかされたくないからな♡
薫:・・・・のろけててください・・・・。
ガウリイ:・・・・それで?俺の涙ぐましい努力の結果。掴む幸せの話しは?ふふ・・・・リナとラブラブv
薫:・・・・き・・キャラが違いますって・・(滝汗)
・・・・・・そのうちに。
あれは、某所に勝手に送りつけるつもりの話しですから。(こらまて!)
ガウリイ:本当、リナには苦労させられたよなぁ・・。
両親の前でいっても・・気付かないし・・。
でも。
・・・・あ!何か、リナにスッごく会いたいぞ!
じゃあ、そーいうことで!
薫:・・・・・あ(汗)走っていっちゃいました・・・。
・・・・・・リナさん・・・・ファイト・・・・。
まあ、何はともあれ。
ここまでお付き合いいただきまして。
真にありがとうございます!
アメリア:ちょっとまってください!
この私とゼルガディスさんの話しをせずに!そんなのは正義ではありません!
ゼルガディス:・・・・・お゛いお゛い(汗)
薫:・・・・ああ。
リナが冒頭でいってた。
例の英断王の実の妹が実はゼルの母親だってこととかですか?
アメリア:そうです!
薫:・・・・・ま、そこはそれ。
アメリア:そうくるとは!さては、あなた・悪ですね!
薫:どうしてそうなるんですかぁぁあ!
アメリア:まちなさい!
ゼルガディス:・・・・はぁ。アメリア、落ち着け・・な?
(小さく何かをアメリアの耳にとつぶやく。瞬くまにと真っ赤になるアメリア)
(真っ赤になったアメリアを抱きかかえて)
ゼルガディス:・・・・邪魔したな・・。
薫:・・・・・・・ありがとうなのです(感謝)
それでは・・改めまして!
祝!一周年記念に打ち込んだ小説をお送りしました!
それでは!
これも皆様のおかげです♡
姫:本当はセリナ誕生というか妊娠・・・書く気なかったでしょ?
薫:・・・・・一応、最後は幸せになりますよ?
というのを入れたほうが・・。
だ・・・ダークすぎるもので・・・(そーか?)
エル:でも、確か、この最後は。この後の小説の展開なのよねぇ♡
薫:・・・・・・うぐっ!(滝汗)
姫:まだ全然打ち込んでないのにネタ晴らしよねv
エル:というか、こいついつ打ち込むか・・決めかねてるわよ?♡
薫:(ぎくぎくぎくっ!)
ま・・まあ、そこはそれ・・・。
それでは!!!!!!!!!!!
薫、宇宙の姫と金色の王に追いかけられつつ・・。
やがて・・・辺りに虚無が押し寄せてゆく・・・・。
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