まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわ♪
なにげに、ウィルス駆除(念のため)を行いながらのうちこみです♪
問答無用で削除してるから、全然大丈夫・・とは思うけど(汗)
前回のバットトランスの件があるからなぁ・・・・・(涙)
ではでは・・・いくのです♪
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~
時空の果てに~~第7話~
~竜を滅する者(ドラゴンスレイヤー)~
「さて……」
ふいっ。
誰もいないのを確かめて、空間を渡る人影ひとつ。
黒い髪を長く伸ばしたその男性。
瞳の色が・・いつもより、さらに紅く染まっている。
たどり着くは、どこかの宮殿。
『お待ちしておりました……
かしごづく、五人の人影。
あ…あれは……
見覚えのある、二人の影。
一人は、見た目には、女の子とみまごうばかりの美少年。
そして、紅い髪の野生身を帯びている男性。
残りの三人は、淡い金色の髪の女性に、流れれるような蒼い髪の女性。
そして銀髪の、十代後半のような少年の姿……
そして、彼らがひざまづくは……
「レイ=マグナスさん!!!!」
がばっ!!!
あたしは……飛び起きた。
あれ??
今の……夢?
確か……ええと……
そ~いえば、疲れたから、ちょっと昼寝してたんだったっけ??
「?リナ?何あいつの名前なんて呼んでいるんだ?」
なぜかガウリイが不機嫌そうに聞いてくる。
「あ……ゆ…夢?」
むすっ。
……??
なんか・・ガウリイ……機嫌が悪いんですけど……
「答えろ、リナ、どうして、レイ=マグナスの名前なんて呼んでたんだ?」
なんか、とことん不機嫌のガウリイ。
……ど~したんだろ???
「……うぅん。変な夢みちゃって……」
あたしがいうと。
「まさか、何かされるとか、そ~いう夢じゃないだろうな!!」
「だぁぁぁ~!!!!//んな夢誰がみるかぁぁ~!!!!!」
な……考えているんだ!?
ガウリイのやつは!?
「いやぁ……なぁんか。レイさんの前に……五人がひざまづいてる夢……
……しかも……その中の二人が……」
その中の二人が問題。
あたしには、見覚えがある。
はっきりいって。
……魔王、シャブラニグドゥの五人の腹心の中のうちの二人である。
「……あれ?そういや……レイ=マグナスさんは?」
「まだ、気分が悪いとかいって休んでる。」
なぜか、とことん不機嫌のガウリイ。
……おなかでもすいてるのかな??
「そっかぁ……今、何かあったら……面倒よね……」
今、この神殿にいるのは、あたしと、アクル。
それにガウリイといったくらいしかあてになる戦力はいない。
黄金竜のミルガズィアさんは、他の竜王との連携部隊を構成すべく出かけていっているし。
レイ=マグナスさんの妹のレルフィスさんに関しては、つきっきりで兄の看病をしているし。
「うう~ん……しっかし…ま。気分爽快…とまではいかなくても。少し寝たら、やっぱ違うわ!!」
あたしは、大きく伸びをする。
まあ、もしきたら……今度は、増幅版ドラスレでもいきますか♪
なんか、ガウリイがあたしをじぃぃとみてるのは……なんでだろ??
ま…いっか♡
「おや、リナさんも起きられたのですか?」
にこにこと笑って入ってくるレイ=マグナスさん。
「あ、もう気分いいんですか?」
「ええvvレルフィスのおかげです♪」
ぴっと人差し指たててるレイさん。
……なんか、この動作……とあるゴキブリ連想させるなぁ……
いや、本当。
「あら。お目覚めですか?」
にっこりと、金色の髪にウェーブのかかった優しそうな女性が入ってくる。
なんと!!
信じられないことに!!!
この人ってば!!
あの、ミルガズィアさんの奥さんらしいのよ!!!!
ええええええ~!!!!
あたしはそれ、聞いたとき、思わずさけんでしまいましたよ。
いや、まじで。
しかも……惹かれたのが……ギャグのセンスがよかったからvv
とかいうんだから……
……黄金竜は解らん……
名前をナターシャといって、この水竜王の神殿の巫女頭を勤めているらしい。
大概が、人間達の精鋭部隊や、客のもてなしを主に担当していたりする。
無論、あたし達とも、すっかり仲良しである。
さすがに・・ミルガズィアさんの素敵な口説き方。
というのをのろけて聞かそうとするナターシャさんには困ったものがあるけど。
ちなみに、
いやぁぁな予感がして、あたしが耳栓したから無事ですんだが。
聞かされた人々は……数日ばかり、うなっているらしい。
〃……最高傑作のギャグを君に捧ぐ〃
……とかいうのが、プロポーズの言葉だったらしいのだが……
んなプロポーズあるかい!!!
あたしは、そのとき……本気で頭をかかえこんだわよ……
本当に……
「そうそう。それで……いつ、連合部隊……到着する予定ですか?
こちらの作戦も話し合いをしなければなりませんしね。それにあわせて」
ナターシャに聞いてるレイさん。
病み上がりなのに、仕事熱心なことで。
「そうですわねぇ。あと五日後。それくらいですわvv」
にこにこと答えるナターシャさん。
「そうですか♡」
満面の笑みを浮かべるレイさん。
……何がそんなにうれしいんだろ??
……まあ、戦力が増えるのには、こしたことはないとは思うけど?
「ねっねっ!!!レイ=マグナスさん!!また、何か知ってること教えて!!」
それはそれとして。
あたしは、伝説の賢者からその知識を全て、奪い取る……もとい、伝授してもらおうと、
ここにきてから、いろいろと彼に知識を教わっていたりする。
まあ、あたしの知っている知識なんてのは未来の知識しかないけど。
それと交換条件で。
ふっ。
ずるいとはいうなかれ。
これが、商売人というものである。
……違うけど。
「……リナぁぁ……ほら!!食事の用意ができたみたいだぞ!!」
ぐいっ。
「ちょ…ちょっと!?ガウリイ!?」
なぜかあたしの手を引っ張って、その場から立ち去ろうとするガウリイ。
……よっぽどおなか……すいてるのねぇ……
「じゃ!!また!!あとで!!!」
あたしがいうと。
「ええ。またvvくすくす。大変ですねぇ……ガウリイさん♪」
なぜかからかう口調のレイさん。
「……まったくだ……」
……????
何が『まったく』なんだろ??
「リナ、あいつには、一人で近づくなよ??いいな?」
「何真剣な顔して言ってるのよ?」
ガウリイが道すがら、あたしに言ってくる。
「……解らない…のか?」
「???……何が?」
ぐしゃぐしゃ。
あたしの頭をなでるガウリイ。
「ちょ……ちょっと!!髪が乱れるでしょ!!」
あたしが抗議すると。
「まあ……リナはオレが守ってやるから。何があっても」
……ぼっ!!//
あ…いいかん!!
顔が火照る!!
あたしはあわててそっぽをむき。
「な……何馬鹿いってんのよ??」
とりあえず言い返しておく。
……なんで、いきなりそんなこと……いうかなぁ……
それでなくても……アクアさんに、さんざんガウリイとの仲……聞かれて……
変に意識……しちゃってる自分がわかってるのに。
なぜか、アクアさんが、あたしにガウリイとは恋人かどうかしつこく聞くのよねぇ。
ま……あのときもだったけど。
自分に正直になりなさい。
って、毎回……言ってくるし///
でも気になる台詞もちらっとだけ。
『リナさんが素直になったら、きっと、彼は大丈夫だから』
っていってた……アクアさんの台詞。
……ど~いう意味だろ??
あたしは、いつでも素直よ!!///
そりゃ……告白もしてないし……
でも……ガウリイにとっては・・あたしは、単なる子供で……
ってぇぇぇ~!!!
あたし、何考がえてるのよぉぉぉ~!!
ガウリイのせいだ!!絶対に!!!変なこというから!!
おぼえちょれ……////
数日後。
どぉぉぉぉんんんん!!!!!
いきなりの爆発音で、あたしは目覚めた。
「何!?」
ごうっ……
辺りにむせ返る熱気。
「完全に魔族がせめてき…っ……ぎゃぁぁぁぁ!!!!」
風に乗るように聞こえてくる声。
「ちっ!!!いくわよ!!ガウリイ!!!!」
だぁぁ!!!
こんなときに、レイさんは何処いったのよ!!
何でも、ちょっとした用事があるから。
すぐに戻りますとかいってたけど!?
「おう!!!」
ガウリイもすぐに駆け出す。
辺りはすでに地獄絵図。
「
あたしはオリジナルの呪文を唱える。
この呪文は、地形がどんなでも対照の存在を特殊な防壁で包み込み、
地面などによるダメージを防ぐもの。
ついでにアレンジによって、そのダメージ受ける中に入ったり、その上を歩くことも可能。
これさえ唱えておけば、火山の中でも平気だったり♪
……ま、んな馬鹿はやらないが。
結構、火山帯に、レアなお宝が埋蔵されている確率がたかく。
需要があったので、あたしが研究、開発した術である。
こんな程度、精神世界のしくみと応用がわかっていれば、結構簡単な術である。
なぜ、あたしがこれを唱えたかというと……
地面が……どろっどろに溶けてるのだ!!!
だ……だぁぁぁぁぁ~~!!!!!
「何が起ったっていうのよぉぉ~!!!!」
あたしが叫びをあげていると。
「おやぁ?まだ、生きてる人がいますねぇ……?」
……お゛い゛。
なぁぁんか、すっごぉぉぉぉく聞きたくない声が……
虚空からしてるんですけど……
「増幅版!!!
あたしは、気配のするほうに向かって、タリスマンで増幅した呪文を放つ。
「うどわっ!?」
……ずでっ。
おっこちてくる、黒い塊。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
こ…こいつって……昔からこうだったのか??
つつぅと伝う汗。
「何で人間にそんな強力な術が使えるんですかぁあ~!!!」
なぜか、涙ながしている生ごみ。
「……ゼロス」
ガウリイが静かに、剣を抜き放っている。
まあ、あたしも油断する気はないが。
「??誰ですか?あなたたち?僕……あったことありませんが?」
首かしげているそいつ。
そう、
あたしは、こいつをよぉぉく、知っている。
さんっざん、あたしを利用してくれた、お役所パシリゴキブリ生ごみ神官!!
「あんた……他の人間とか……どうしたのよ?」
あたしは怒りをどうにかこらえて言う。
こんなになってて、無事だとは……思えない。
でも……アクアさんは…何やってるんだろ??
「ああ。邪魔だったので。溶岩のご飯になってもらいました♡」
しれっというゼロス。
「ほぉぉぅ~……」
「おかしいですねぇ?彼方たちの気配……僕としたことが、見落としですかねぇ??
……ま、結果は…変わりませんが……ね♡」
にこにこといい、目を見開くゼロス。
アメジストの冷たい瞳がニコニコ目からのぞく。
その顔は……いつもと違い、魔族の顔。
「どうだか……な」
「そうよ!!あたしは、あんたの弱点を知っている!!」
これぞ、アメリア、ありがとう!!
「人生ってすばらしい!!」
「うっ!!!??(汗)」
まともに、ひいてるゼロス。
なんで、こいつがここにいるのかは解らない。
ならば……アメリアお得意の精神攻撃で聞き出しちゃる!!
「生きてるってすばらしい!!」
「あわわわ!!?(滝汗)」
起用にも、だくだく汗流し始めてるゼロス。
なんか、辺りにいた、レッサーデーモンは次々に消滅していっているようだけど。
「くっ!!」
ゼロスがもっている錫杖を一振りする。
現れる、黒い錐。
あたしとガウリイの目の前に。
「させるか!!!!
「はぁっ!!!!」
ぎぃぃぃぃぃんんんん!!!!!
なぜか、発動した、カオスワーズなしの、闇の刃。
そして、ガウリイの一閃した
しっかりと、ゼロスの本体の一部の錐を捉えていた。
「な゛な゛な゛!?」
目を見開いているゼロス。
きぃぃぃん……
何か、聞こえたような気がした。
「あ゛あ゛!?彼方たち……ここに、精神置いてませんね!!?
はっ!?ってことは……魔王様がいってた……未来から来てる人間って!?」
なぜか、うろたえているゼロス。
「ほおおぉう。その辺りのこと、よぉぉく聞かせてもらおうかしら?ゼ・ロ・ス!!」
「どうして僕のこと知ってるんですかぁぁぁぁ~!!」
「いわないなら……」
今度は、あんな付け焼刃ではいかない……と。
「悪夢の王の一欠よ、凍れる黒き虚ろの刃よ、
我が力、わが身となりて、共に滅びの道を歩まん。神々の魂すらも打ち砕き…」
「……まさか!?その…その呪文は!?」
驚愕の表情のゼロス。
これぞ完全版!
「
「うわっ!!」
ちっ!!!
逃げたか!!!
あわてて、危険を感じ取ったのか、精神世界へ逃げてくゼロス。
「どうして人間に、あの御方の呪文が使えるんですかぁぁぁ~!!!」
どこからとも響く声。
「使えるからに決まってるじゃない!!!」
あたしの即答。
「……(汗)はっ!!そうそう、僕……他に任務がありますので。それでは♪ごきげんよう♪」
「あ…まちなさいっ!」
「……完全にゼロスの気配……しなくなったな……」
ガウリイが虚空を見やる。
あたしも、あいつの気配は今は感じられない。
「ちっ……いろいろと聞き出してやろうと思ったのに……
はっ!!ガウリイ!!早く、アクア婆ちゃんのとこにいくわよ!!!」
何か嫌な予感がする。
……お願い!!!
間にあって!!
すすぅ……
遥かなる上空に、一筋の光が……見えた。
どどどどぇぇぇぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
巻き起こる爆発音。
「……ま…ま…さ…か?(汗)」
「……今の攻撃で…こちらに向かってきた竜さん達……壊滅してるぞ。リナ」
よくもまあ、あんな二十キロは軽く離れている上空がわかるものである。
このガウリイ。
っ……て!!?
「まさか!?」
あたしの脳裏に、ミルガズィアさん(あたしの時代の)の言葉がよぎる。
『降魔戦争の折に、我々竜の一族をたった一人で一撃の元に壊滅においやった。
それがゼロスだ!!』
その言葉がよぎる。
……対策にいってた……
ミルガズィアさんの…ギャグ・・言わなかったのね……
こういう話しが伝説として伝わっているから。
あくまで、恐怖をあおらないように。
あくまで伝説として、ミルガズィアさんには、あたしは教えてあった。
ついでに。
『ギャグでもいえば、笑い転げて隙ができるんじゃない?たとえ強敵でも?(汗)』
笑い転げるとは、違うけど。
というか嘘。
だが、確実に、足止めにはなることが判明している竜族のギャグ!!
あ゛あ゛!!!!
いう暇がなかったのかぁぁぁ~!!!!
はるかなる彼方の上空から、ぼたぼたと落ちてゆく黒い影。
……あれは、おそらく……全て……
「……降魔戦争……なのね……これが……」
あたしはこのとき。
初めて、今まで何とかなると思ってたその甘さと……
伝説の戦いの中に身をおいているのを実感したのだった。
-続くー
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おまけ♪
「レイ=マグナスさん!!」
リナががばっと飛び起きる。
リナの寝顔を見ていたガウリイ。
実は……リナに気づかれずに、しっかりとキスしてたりもするけども。
「?リナ?何あいつの名前なんて呼んでいるんだ?」
ガウリイにしてみれば、リナが自分の名前でなく、あいつの名前を呼んでいたことに気が気でない。
「あ……ゆ…夢?」
むすっ。
自分の名前でなく、他の男の名前を呼んだ。
それがガウリイには気にくわない。
「答えろ、リナ、どうして、レイ=マグナスの名前なんて呼んでたんだ?」
低い声で、リナに聞いてるガウリイ。
「……うぅん。変な夢みちゃって……」
リナがいうと、まともに顔色かえて、ガウリイが。
「まさか、何かされるとか、そ~いう夢じゃないだろうな!!」
「だぁぁぁ~!!!!//んな夢誰がみるかぁぁ~!!!!!」
即座に否定するリナ。
ほっ。
少しばかり安心するガウリイ。
「いやぁ。なぁんか…レイさんの前に五人がひざまづいてる夢。……しかも…その中の二人が……」
……?
もしかして……魔王の腹心の夢でもみたのか?
ここにきて、ガウリイの勘は、さらに研ぎ澄まされてきている。
「……あれ?そういや……レイ=マグナスさんは?」
「まだ、気分が悪いとかいって休んでる」
魔王のことなんて、考えるな。リナ。
レイ=マグナスの気配が……
完全に、魔王のものへと変化していっているのを、ガウリイは感じていた。
「そっかぁ……今、何かあったら面倒よね……」
リナは、おおきく伸びをする。
「うう~ん。しっかし…ま、気分爽快……とまではいかなくても。少し寝たら、やっぱ違うわ!!」
そんな、リナをじっと見ているガウリイ。
……気づくなよ(汗)
と思いながら……
実は、誰もいなくなった一瞬があったので……
ついつい、他のところにも誘惑に負けてキスしてたガウリイ。
その結果。
リナの首筋に……ガウリイによる痣ができたてたりする♡
まあ、リナは絶対に気づかないだろうが。
いつか…理性が切れるな……このガウリイという人間は♡
そうなった方が、我としては楽しいが♡
何せこのガウリイ。
リナと同じく純粋なる魂であり、Sの欠片を7/3宿している人間。
リナにしてみれば、生まれ出る際に、我と接触が間接的とはいえ、
そんなことがあったが為に、その魂に、我の力が混じり込んでいたりする。
まあ、まだ、完全に、その魂のうちなる力・・使いこなせてないが……リナという人間は。
ガウリイの方は・・環境のせいもあり、その力をかなり使いこなせていたのだが。
このリナと一緒に旅するようになってからは、その力は一切使っていない。
まあ今は関係ないが。
……のちのち、この二人には……我は楽しませてもらおう。
何かいいアイデアが思い浮かんだら。
今は、とりあえず、この過去への干渉を楽しむとしよう。
「というわけで、結界の方は……どうです?フィブリゾ?」
完全にレイ=マグナスの意識を乗っ取っているシャブラニグドゥことS。
ま、たかだが部下だし。
人としての意識は、多少は残ってはいるものの、完全に融合を果たしている。
「順調ですよ。お父様」
にこにこといっている黒い髪の少年……冥王フィブリゾ。
こいつ……こともあろうに、この後(サイラーグの一件のとき)……
あたしに攻撃しかけたのよねぇ……
何考えてんだか……
「こちらもよろしいですわ」
にこにこといっている蒼い髪の女性。
「ダルフィン……貴女の方は、例の島の封印もありますからね?お願いしますね♡」
「解っておりますわvv」
例の島というのは、リナ達がここにくるきっかけとなった、終わりの島のこと。
あの島は、時間率が異なり時空が歪んでいる。
まあ、そうしているのは我なのだが。
……面白いし♡
「私は……あの近くに居城を作りましたわvv」
魔海とよばれることとなる、その拠点。
「私は……あの島ですね」
淡い金の髪のウェーブが少しかかった女性がいう。
「ええ。東西南北。その結界が一番でしょう。
……いやぁ。未来の地図をみたときには、これだ!と思いましたよ!!私は。はっはっはっ♡」
……まてこら。
受け売りなわわけ!!?
……お仕置き決定♡
「じゃあ……僕は……この砂漠……だね」
「そうですよ。フィブ。あ、各メンバーには、私の力の一部。手渡しておきますね。
結界の強化に使うもよし。別に使うもよし。それは、彼方たちの判断にまかせます」
ふわり。
Sの手から現れる五つの紅い
「それは、私の力を封じてますv何かの役に立ててくださいね♡」
Sの言葉に。
「それで?どうするんだ?魔王様?」
ガーヴが聞いてくる。
「そうですねぇ……やはり……レルフィスの覚醒……これが一番でしょう♡
彼女に手を出すと……私の中のレイ=マグナスの意識が邪魔しますが。
ま、それはどうとでもなりますし」
にこにこといってるS。
レイ=マグナスは、妹が魔王になるのを極端に恐れていた。
自分も妹のために、抑えてはいたものの。
さすがに。
Sの力を使った呪文で。
押さえきれなくなったのである。
「……では、やりますか?」
銀の髪の男性がいう。
「ええ。覚醒が目的です。あくまでも。……ガーヴ。彼方は、私と一緒に来てくださいね。
他の子供達は、結界を張ること。合図をまちなさい。
……ゼラス、彼方には、連合部隊の除去を。獣神官に命令してください。
まあ、彼なら……どうとでもなる相手ですからねvv」
「解りました」
「では……会議はここまでです♡各自…解散!!」
『はっ!!!!』
作戦は……開始される。
会議の最中。
「あ、そうそう、未来から二人ほど人間が、あの時空の歪みからきてますけど。
極力手はださないようにね?どうやら、あの人間達の精神はここにはないようですし。
そんなことが出来るのは……あの御方しかいませんからねぇ……」
なぜか、紅茶をすすりながら、いったSの台詞に。
五人は、一斉に凍り付いていた……
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あとがき:
薫:よっしゃぁぁぁぁ!!!!
次回の、おまけで、ミルガズィアさんとゼロスの対決シーン(といえるのか!?)
さて、リナとガウリイはどうなるのか!?(ってまたんかい!!!)
今後の展開のねた晴らしやってていいのか、打ち込んでる私!?(まてまて!)
エル:まあ、いい、暇つぶし、また見つけたから♪
薫:・・・リナとガウリイ・・・なんか・・哀れかも・・・。
いや・・リナが哀れか・・何せ・・(滝汗)
エル:まあ、ガウリイ、ずっと我慢してたからねぇ♪
薫:そーいう問題でも・・(汗)
ま、とにかく。
ふふふ。降魔戦争も、いよいよ、クライマックス!?(展開早すぎ!!)
さあ、水竜王の騎士の第二話が発売されるまでに打ち込み終了できるのか!?(絶対無理!!!)
ではでは・・また・・次回で♡
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