まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわ♪
よーやく、時空も第5話♪
さて、レイ=マグナスと合流したリナ達はいかに!?(笑)
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前回までのあらすじ:
終わりの島と呼ばれるところにあるという、魔王の牙。
その価値あるという宝石をもとめて、島にいった
リナ=インバースとガウリイ=ガブリエフ。
そこで、渦にのみこまれ……たどり着いた先は、なんと過去の時代。
リナ達の世界でいう、降魔戦争真っ只中!!さてさて、一体どうなることやら……(笑)
~
時空の果てに~第5話~
~竜滅斬(ドラグスレイブ)~
襲ってきた、魔族は、ミルガズィアさんの活躍(?)であっさりと決着がついた。
「……どういう意味かな?」
ミルガズィアさんの声がただ、風に溶け消えていた……
「まったく……」
いつのまにか、姿を変えていたアクア婆ちゃんが、何かをつぶやく。
とたんに目覚める人々。
「遅かったな。レイ=マグナス殿」
ミルガズィアさんが、長い髪の男性に、問いかける。
「いやぁ……すいません。私の部隊に魔族が入り込んでまして。
……まさか、あのラルターク老まで……とは(汗)」
ぼりぽり頭をかいている。
「……で?あの?こちらの人は?ガウリイ殿の恋人のようですが?」
な゛!!!!!////
「だ……だれが恋人なのよぉぉ~!!!!!」
あたしが絶叫すると、なぜか、ガウリイは笑ってるし・・。
「ふっ。まあいいわ。始めまして。レイ=マグナスさん。あたしはリナ。リナ=インバース。
伝説に名高い貴殿にお目にかかれて、光栄です」
「……?伝説?……リナ=インバース?」
首をかしげているレイ=マグナスさん。
さすがに、呼び捨ては……まずいだろうしなぁ……
「……リナって……あ。そういえば、ミプロス島の……なるほど」
うなづくレイ=マグナスさん。
面倒なので、レイさんとよぶ。
「……とこういう状況ですね。こちらは」
作戦会議室で、あたしたちは話し合う。
一応、互いに自己紹介はすませておいた。
レイ=マグナスさんに、その妹のレルフィスさん。
そして、名前も知らなくいいような、人々の名前。
まあ、まさか、ガウリイがあの伝説のレイ=マグナスと一緒とは、あたしも驚いたけど。
このレイさん、どこか、かぁなりお茶目ということが判明。
「……魔王の腹心が…どう動くか……ですね。これからは」
レイさんの言葉に。
はっとなるあたし。
「……まだ、腹心って……集結…してないんですよね?」
あたしがいうと。
「……集結…するのですか?」
「あたしが知っている歴史だと……そうです。
魔海・北の拠点・滅びの砂漠・郡狼の島。……この四点に」
地図には、まだその名前はない。
だから、多分そうだと思われる場所をあたしは指し示す。
「……このカタートを取り囲んでますね……」
「神封じの結界を張ったんです」
「……なるほど。結界により、竜王様たちの力を抑える……ですか」
あたしのその少しの説明で、納得しているレイさん。
かなり頭が切れるようである。
あたしとレイさんが、並んで話していると、なぜかガウリイが割り込んでくるし。
……ガウリイにしては、真剣そのもの表情なのよねぇ……
ちゃんと会議の時もおきてるし……
「ここと。ここと。ここと。ここ」
きゅきゅきゅ。
あたしは、マジックで、地図に記しを記す。
あたし達の時代の地図と照らし合わせながら
あたしの持っていた地図は、どうやら、かなりの資料となったようである。
「……なるほど。魔族の狙いは……ここ、カタート。……水竜王様ってわけですか……
……対策は…早い方がいいですね。
ミルガズィアさん、各竜王様がたに応援を要請してください。魔族がここを狙っているらしい……と」
てきぱきと指示をだしているレイさん。
さすがは、人間の精鋭部隊を任されている存在だけはあるわね。
と。
ぞくり。
一瞬、またいやな気配が外からする。
「……どうやら、さっきの竜神官が……道を作ってしまったようだねぇ」
「アクア婆ちゃん!!何をのんきに!!!!」
のんびりなぜかお茶をのんでいっているアクア婆ちゃん。
「まあ、この私の結界にも無事なんだ。かなりの高位の魔族じゃな」
「だからぁぁぁ~!!!もうすこし、あわててよぉぉ~!!」
あたしの言葉に。
「そうはいうがじゃなぁ……リナさんや。私が軽々しく動くわけにはいかないんじゃよ。
力のバランスが崩れるからねぇ。それに・……」
……?
なんで、そこで一瞬、顔色が悪くなるんだろ?
アクア婆ちゃん???
ま、それはどうでもいいとして!!!
「と…とにかく!!!蹴散らすわよ!!!!」
あたしが回りを見ると。
なぜか、まだ顔色のわるい人々。
……まぁだ、ダメージから立ち直っていないらしい。
「……役にたたないわねぇ……」
役たちそうな魔道士といえば。
あたしとレルフィス。それに、レイ=マグナスさん。
あと、ここにいる黄金竜だけ……
エルフもいるが、彼らは……あまり期待できそうにないし。
とりあえず、あたしは……蹴散らすために外にでた。
うじゃうじゃうじゃ……
……まあ、いるわ、いるわ。
人形魔族がうじゃうじゃと。
完全に人形である。
中級魔族ってとこか……
まあ……高位魔族のやつらは…見当たらない。
……・多分。
多分というのは、あたしが知っているのは、一部だけだから。
あたし達の世界では滅んでいた冥王将軍や神官などはあたしは知らない。
あたしが知っているのは、国王の姿を乗っ取っていた、覇王と。
覇王将軍シェーラ。
そして、竜神官のラルタークに、竜将軍のラーシャート。
あと、ごきぶり魔族の獣神官のゼロス。
ダークスターなんかは、今は関係ないだろうから。
「あ、リナ、気をつけろよ。なんでも冥神官とかいうやつ……ヘラがいるから」
ガウリイがあたしにいう。
「……へ?」
冥神官って……ちょいまてぃぃ!!!!
「……ヘラさん……貴女……」
そちらに向かって声をかけているレイさん。
「ガウリイ=ガブリエフ……この恨みは晴らすっ!!!」
なぜかガウリイに対して怒っているようだけど?
「……ガウリイ……あんた…何やったのよ?」
「さぁ?ただ、ヘラが魔族だって、言っただけなんだがなぁ。
部隊の一員で働いていたから、魔族も不景気なのかと思って……」
……お゛い゛…ごら゛……
……たぶん、ガウリイのことだから……
あっさりといったんだろうなぁ……
……そりゃ…怒るわな……
しかも、なぜか、姿がすけかけているヘラ。
……なんで、高位魔族の姿がこんなにうすいんだ?
「よ…よりにもよって!!あの御方の名前をいうなんて!!
おかげで下級の連中は!全て滅んだじゃないのよ!!」
かなり怒っているヘラ。
「……ガウリイ…他にも何かいったの?」
あたしがガウリイをじと目でみると。
「あ?ただ、ろーどおぶなんとかって人のことをいっただけだけど?」
「かなりまてぃぃ!!!なんで、あんたがんな名前覚えてるのよ!!」
「だって…リナの身体を乗っ取った人だろ?リナに関することなら覚えているさ。いくらオレだって」
う゛////
「へ……へんなこと!!いわないでよね!!!」
ぜいぜい。
おちつけ…おちつけ!!!あたし!!!
ガウリイのことだから・・何も考えてないのよ!!
そう!!!絶対に!!!!
真っ赤になる自分をどうにか抑えて、でも、現実は……厳しい。
「くっそぉ……ドラスレ使えたら早いのにぃぃ~……」
あたしがつぶやくと。
「??ドラスレ?そういえば……ジョイロックさんを倒した術ですよね?どんな物なのですか?」
レイさんが聞いてくる。
ど~やら、ミプロス島では、あたしの術が伝説となっているようである。
「どんなものって……開発したのはあなたですよ?レイ=マグナスさん?」
「???いやぁ。そんな名前のは知りませんが……どういった、術なのですか?」
「魔王の力を借りた呪文なんですけど。赤瞳の魔王の……なぜか、発動しないんです。」
あたしの言葉に、目を輝かせるレイさん。
どうやらかなり興味を持ったらしい。
まあ魔道士たるもの、向上心がなければ勤まらないけど……
「ほぅvv面白そうですねvv
興味深く聞いてくる。
「……いいですけど……発動…なぜかしませんよ?」
「やってみなきゃ、わかりませんよ?」
「……いいですか?みててくださいよ?」
いって、あたしは呪文を唱える。
「黄昏よりも暗きもの 血の流れよりも赤きもの 時の流れに埋もれし 偉大なる汝の名において
我ここに闇に誓わん 我と汝が力もて 等しく滅びを与えんことを……」
しん……
やっぱり発動しないしぃぃぃぃ!!!!
「……ね?」
あたしがいうと。
「ほう。面白いですねぇ……私もやってみましょうvv」
や…やってみるって!!
「ち…ちよっと!?レイ=マグナスさん!?」
あたしがいうにも関らず。
今、あたしが唱えたカオスワーズを繰り返すレイさん。
……カオスワーズだけで……仕組み……理解できたんだろ~か??
「……とて、等しく滅びを与えんことを…
どっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!!!
…………へ???
……はいぃ????
「ほぅ。これは、威力がありますねぇvvなるほど。この威力ならば、竜すらも一撃でしょうねぇvv」
にこにこといっているレイさん・・。
だ…だぁぁぁぁ!!!!
ちょいまてぃぃぃい!!!!!
「まてまてまてぃぃ!!!!なんで、レイ=マグナスさんのは発動すんのよ!!」
あたしのは、発動しなかった。
でも、あっさりと、レイさんのは・・発動した。
……なんで!?
レイさんの放った術で、ものの見事に半数以上が消滅していたりするのも、
その絶大なる力を物語っている。
「さぁ?発動…でもしましたよ?リナさんもできるのでは?」
あたしに言ってくる。
「……だったらいいけど……」
とりあえず、呪文省略して・・。
「
ちゅど゛とどぉぉぉぉん!!!
……おっしゃぁぁぁぁぁ!!!!!
「おっしゃぁ!!!!ドラスレ復活ぅぅぅぅ!!!!」
今まで、いくら唱えても発動しなかった術が・・発動した。
……何でだろ?
ま、いいかvv
らっきぃぃぃぃ♪
「リナさん…・一気にいきますよ!!!」
「わかってますって!!!!」
あたしとレイさん、そして、レルフィスさんのトリプルドラスレで……
いともあっさりと消し去る中級魔族達。
……後に残るは……
静寂の嵐。
「ふふ……まあ…いいですわ……お楽しみは……これからですし……」
なぜか意味ありげな笑を残して……ヘラはかき消えてゆく。
「……?何だったんだろ?」
「お兄ちゃん!!!!」
悲鳴が聞こえる。
ごぶっ!!!
見ると……レイさんが、血を口から吐き出していた。
「大丈夫…大丈夫……レルフィス…心配は……ごがぶっ!!」
また血を大量に噴出す。
「……いったい?」
あたしが呆然としていると。
「いかん!!!いつもの発作だ!!!!早く措置を!!!」
あわてて、ミルガズィアさん達が、レイさんを神殿の中へと運んでゆく・・。
「……何がどうなってるの?」
あたしがつぶやくと。
「ふぅ。レイ=マグナス殿はだな。なぜか黒魔法を使った後は発作に襲われるんだ。
ここ最近、それはひどくなっている。……今回のは…かなりひどそう……だな」
アクルがあたしに説明してくる。
「……発作??なんで?」
「さぁ…な。しかし、レイ=マグナス殿の魔力容量なら……起るはずもない発作だがな。
原因は……わからん」
首をかしげているアクル。
あたしは、なぜかガウリイが、
運ばれてゆくレイさんを鋭いまなざしでみているのには……気づかなかった……
-続くー
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おまけ♪
「じゃあ、これがこうなって……」
リナがレイ=マグナスと並んで話している。
ガウリイとしては……面白くない。
無理やりに、二人の間に入り込む。
ガウリイとすれば、リナが自分以外の男と親しく話しているのが気に入らないのである。
「……ガウリイにしては…めずらしいわねぇ……ちゃんと話についてきている……」
リナは・・そんなガウリイの心には・・まったくといっていいほど気づいてない。
……ふぅ。
オレ……絶対……苦労するよな……
ガウリイは、そんなことを思いつつ、ちょっびしばかり涙するのであった。
「……へ?」
リナが目を点にする。
あらあら♪
今の呪文で……封印解除♪始まったわよ♪S♪
封印が解けたら、力も使える。
リナは、ドラスレが使えるようになったので、喜んでいるが。
……リナ。
あいつには……近づくな……
ガウリイが、そんなレイ=マグナスの中の魔王の気配を感じ取り。
射るようなまなざしでみていたのは……リナは知らない。
リナが神殿へと入ってゆく。
「リナ……何があっても・・俺は・・お前を守るからな……
……ゼロスの気配がしてるのは…まだだまっておいたほうが……いいんだろうか??」
レイ=マグナスが今はなった呪文で。
様子を見ることを命令されていたゼロスの気配をガウリイは察知していた。
だが。
殺意もないようなので。
リナ達には、いってないだけであるのだが。
「ま…いっか。ゼロスだからなぁ。リナに危害を加えるんでなければ。別にいわなくても」
のんびりとそう判断して。
ガウリイもまた、リナに続いて、神殿の中へと戻ってゆくのであった。
「ふふ♪魔王様……目覚められる前兆……です…ね♪
好都合です♪……さて、獣王様に報告を・・と♪」
ふわふわと宙に浮かんで、姿を消してその様子を眺めていた黒い姿。
報告するために、
ふわり。
と空間を渡った。
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あとがき:
かお:今回は、おまけは少なめ♪
次回からは、ガウリイ視点とプラスして♪魔族視点のおまけまで♪←まてまて!!(汗)
エル:ようやく、あいつの復活かぁ・・・・。
姫:・・・でも、復活しても・・・・。しばらく人の心・・残ってたけど?
エル:まあね。・・でも、いいのよ。
魂を完全に同化するんだし。それより・・・ガーヴの暴走・・よね。やっぱり(笑)
姫:まあ・・先走って、攻撃・・仕掛けたからネェ(はあと)
エル:本当は、もう一人、覚醒させてからだったのにね♪
姫:レルフィスをね♪
かお:・・・・・え゛!?(滝汗)
つ・・・つまり・・それは・・・・(汗)
エル:そーよ?あの兄妹は二人とも、Sの欠片・・宿してるから♪
姫:そうそう♪
かお:うどわぁぁぁぁ~!?
うう・・・・レルフィスさぁん・・・(涙)
あれ?でも・??
エル:まあ、彼女は・・覚醒せずに、兄を・・助けようとするから・・・。
姫:それで、サイラーグに魔道都市を作るのよねぇ♪
かお:・・・・はい?(汗)
エル:あら?レルフィスって・・・・。
サイラーグの創始者よ♪
かお:まじですかぁぁぁあ!!!!?
はっ!?ってことは・・まさか!?
姫:そう♪シルフィールの先祖♪
かお:あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!(滝汗)
エル:何頭抱えてるのかしら?
姫:そうよねぇ?
エル:ま、いいわvv次回。
リナのギガスレ・・炸裂・・よ♡
エル&姫:それじゃ、またね♪
かお:あ゛あ゛あ゛・・・・。(まだ頭を抱えている・・・・・。)
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