まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちは♪またもや、続編です♪
これで最終。第三部♪長かったなー(笑)
ではでは、またあとで。
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闇の終わりに・1:その後のできごと。
「はい、いらっしゃいませ。何にいたしましょうか?」
長い黒髪の魔道士風の男が言う。
「……お゛い……」
「あ、こちらですね。ありがとうございます。」
なぜか売り子をやっている。
「……こら……」
「ちょっと~!!部下S!!あんた何やってんのよぉっ!!」
エルの声が店中にこだました。
「はっ!!エル様!!」
エルの方を向いて硬直するS。
「エル様じゃな~い!!!」
手近にあった斧でSをどつくエル。
ぐさっ!!!
Sは血を流しつつ床に倒れた。
店の客はパフォーマンスだと思って喜んでいる。
くっくっくっ。
「あたしが頼んだのよ。エル。ちょうどこいつが来たから。」
床に倒れてるSを指差し言うあたし。
以前、ルークがカタートの魔王の封印を解いてから、ときどきこいつが直に来るようになっていた。
まだ、あたしの正体(?)は、バレでいないけど、
なんとなく逆らえないというのは、こいつらもわかっているらしい。
「あらリナ。あんたが言ったの。ならい~わ♪」
とエル。
「……でも、そいつ倒れたままだぞ……」
ガウリイが倒れているSをみていっているけど。
『い~のよ、Sだから』
エルとあたしの声がハモる。
「あ!レイ=マグナスのおじちゃん!」
言って店の中に入ってくるユーリ。
「あ!エルお母様!!」
そう言って入ってきたのはエリー。
「あっ、ようやく帰って来ましたか。」
Sがやおら起き上がり言う。
そんな光景をみて。
パチパチパチパチ!!!
店中から拍手が起こる。
「いや~。手の込んだ趣向ですね~。さすが、インバース商会さんだ。」
と言う人々。
ど~も、ただの趣向だと思っているようだし。
ま、このゼフィーリアでは、そんなコト珍しくもないからだろうが。
「あら、レイ=マグナス。あんたも来てたの?」
と、言って入ってきたのは、赤の竜神の騎士こと、ルナ=インバース。
ま、実は赤の竜神本人なのだが。
ついでに今のあたしの姉ちゃんでもあるけど。
そして、エルに向かってうやうやしくお辞儀をする。
「あら、リナ。二人を呼んだってことは、そろそろ本格的にこの子達の教育始めるの?」
とエル。
「そう♪もう、二人とも六歳だし。
一応神魔両方の本人の意見もきかしておいてもい~かと思って。
エルの教育だけでも十分なんだけどね。」
魔という言葉に店内にいた数人がびくつくが、すぐになにごともなかったように元に戻る。
「そうよね~♪やっぱり世界を任す前に。
反面教師として、二人の意見を聞かしておくのも手よねぇ。」
とエル。
「は…反面教師です……か?」
とS。
「そ~よ。第一あんた達。きちんと仕事してないでしょうが。
蒼穹の王や白霧のヤツラは完全とはいえないけど、おいおい仕事してるわよ。」
エルは言う。
……もしもその理由この店の中に入っている人間が知ったら驚くだろうが。
ま、そこはそれ。
「……闇を撒く者は?」
ぽつりとSが言う。
「んっんっんっ!?
そもそもあいつが、この世界にきてもな~んにもしなかったのはどこの誰?」
エルはずいとSにせまる。
「でも、あれは……私はエル様の神託に従ったまでです。」
とルナ姉ちゃん。
……そういや、エル……
あたしに、あいつら追い返させるよーにする為にあの神託下したんだっけ……
ま、あたしなら、神魔の力使えるし。何よりそれに乗じてエルも力使えるし。
「で、スィーフィードお姉ちゃん!シャブラニグドゥおじちゃん!どんなお話聞かせてくれるの?」
瞳をきらきらさせつつ言うエリー。
ガタタタタタタッ!!!
ずざざざざざっっ!!!
店に入っていた客が、一気に後ろへ退く。
『シャ…シャブラニグドゥ!!?』
何やらわめいているが。
「あ~、皆さん。気にしないでくださいね♪
これは、私こと、赤の竜神の騎士よりのお願いです♪」
ルナは店の人達に向かって言う。
「……そういや、そうだったよな。
そういえば、スィーフィードナイトがいるんだったよな。ハハハハッッ♪」
納得する人々。
……いいのか?それで?
約一部、それを聞いてまた固まった人達もいるが。
……しかし……このゼフィーリアって……
「じゃ、姉ちゃん。レイ=マグナス。おねがいね♪」
あたしは、二人に子供達を預けた。
二泊三日で本格的にそれぞれの部所(?)にいってもらい、いろいろと勉強させるのだ。
まだ早いと言うなかれ。
人間の一生は短いのである。
それならば、早い内から魂自体に役割を刻み込んでおけばいい。
それを基にして、他の六人も創ろうかとおもってるし。
新たな四界を統治するのは、ちょっと変わった方法で創ったやつで。
というのがエルとあたしの意見である。
だから、ユーリとエリーもその一組。
これが育ったら世界を創ってそこを任せるつもりである。
そして、Sはユーリを連れて。
ルナはエリーを連れて、それぞれのトコに戻ってゆく。
姉ちゃん、正体ばらしてから神々にひっぱりだこになっているのだ。
ま、何千年もほっといたんだから、それくらいはしないとね。
復活してるコトさえ、黙ってたみたいだから。
「さて、と。じゃ、その間に、こっちも少々遊びますか!」
言ってあたしはウィンク一つ。
「り~な~。まさか、また外の世界に盗賊いじめにいくつもりじゃぁ……」
とガウリイがじと目でいってくるけど。
「当ったり~♪」
一言のもとに答えるあたしに続き。
「じゃ、あたしもやろ~っと♪盗賊いじめ♪」
とエル。
「あんたまで……しかたない…な。」
言っても無駄とわかっているのか、ため息とともにそんなことをガウリイはいってくるけど。
ほんっと、相変わらずの過保護なんだから……
え?
ゼロスはどうしたって?
ちゃんとまだいるけど。
でも、今は一人じゃないけど。
「リナさ~ん!ルウ君とセレネちゃん!!呼んでますよ~!!」
奥から声がする。
「あ、私がみています。ゼロス様、行って来て下さい。」
と女性の声。
いや実は、一応普通の子供(!?)もガウリイとの間に産んだのだ。
で、また男女の双子♡
で、名前は、『ルウカとセレーネ』。
通称、ルウカとセレネ。
ほとんど、子育てゼロスに任せたら……
こいつ、人手が欲しいからって自分の部下を創りだしやがった。
名をゼリスと言う。
で、二人して、(?)双子の面倒を見てるのだ。
ときどき、獣王ゼラス=メタリオムや海王ダルフインもきてるけど。
さすがに、このあたしにちょっかいかけてくる高位魔族達はもういない。
もし、いたら遊べて面白いのにねぇ。
ま、いいか。
で、ゼリスは海王のお気に入りになってしまったらしく、
もはや、着せ替え人形状態!!
たしか今日の服は……
おもいっきりのドピンク!フリルツキ!!
とある某所の世界のピン○ハウスを連想してください。
で、昨日がチャイナ・ドレスで、その前が……等等。
と毎日のように海王はやってきては、
「今日はこれでね♪ゼリスちゃん♪」
と言ってゼリスに手渡しているのだ。
そういや、一度、ある異世界の軍服なんか、着せられたコトがあったけど……
いやー、笑った、笑った。あの時は。
さすがに、ゼリスはいじけてたけど。
「じゃ、いってくるわね。あとおねがいね♪」
あたしは、店員達に向かっていい、
……そして、空間を渡って、外の世界(?)へと移動した。
もちろんエルも。
ゼロスとゼリスは背中に赤ちゃんオブってついてきている。
何かなさけないかも……このかっこ。
魔族なのに……ね♪
-続く・・・―
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あとがき:
エル:どーでもいーけど、これ、初めて読んだ人。意味が分からないんじゃないの?
リナ:・・Kって、おーざっぱだから、前置きのけたんでしょーよ。
K:ぎくっ!やっぱそう思いますか?エル様。リナさん。
エル&リナ:当たり前。
K:はううぅー。それでは、一応説明をば。
エル:・・・やるんなら、前書きでやんなさい。・・・あんたも・・・。
K:いやそれは(汗)ただ単に思いつかなかったので・・・。
リナ:未熟者・・・。
K:しくしくしくしく(泣)
ま、気を取り直して、この話、以前投稿してる闇とリナの話の続きです。
闇とリナとの内容は、大まかなところは、こうです。
『リナは実はエル様が暇つぶしで行った分身だった(忘れてたらしーけど)
で、くにのねーちゃんのたくらみによって、リナとガウリイは結婚。
そんでもって、リナの子供二人は、新世界の神魔の王の魂をもつ存在』
といった内容です。
エル:・・・・おもいっきり、かいつまんだわねー。
全十話+一話とエピソードもあったのに・・・。
K:いや、それでエピソードの方は、ただ単にリナの姉ちゃんが部下達に正体バラしたり、
ルークがカタートのレイ=マグナスの封印をといたり・・。といったところです。
リナ:・・・ルーク復活のくだりは?
エル:そういや、彼ら、リナへの結婚式のプレゼントに復活させたのよねー。
リナ:そういや、そーだったわね。
K:ま、そんなこんなですが、もし、よかったら、つぎも見てやって下さい。
てへ♪では♪
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