まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

さて、第二話です。
さてさて、では第三部。第二話目です。
さて、今回はいきなり二十年後です。
前回のつづきは・・・想像してやってください。(汗)
では、気が向いたら読んでやってくださいな。ではでは・・・。

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闇の終わりに・2:題・・・なんだろ?これ・・・?

「でも、まさか、アメリアたちが王位につくとはね~。」
あたしは今、セイルーンへ来ている。
何とアメリアとゼルが王位についたのだ。
なんでも、ナーガが一生独身を通す!
と言い張った為らしい。
まあ、あのナーガについていける男もいないか。
外との交流が始まってから、はや数年。
いまや、自由に各国とも貿易を行っている。
以前、何を考えたのか外のある国が攻め込んできたことがあったのだが……
魔法の力にて、あっさり退場。
ま、あたしが出向いたからだが。
シルフィールは、今やサイラーグの神官長となって活躍している。
・・で、再び、サイラーグに魔導士協会本部が出来てたりする。
約百年以上前になくなって以来である。
ま、あたしやエル・姉ちゃんこと、赤の竜神。
Sこと、レイ=マグナス=シャブラニグドゥが手伝えば、んなことは簡単だったが……
エリーとユーリは、ただ今他の世界へ見習い留学中。
一応、表向きには旅に出ているということにいてあるが。
「あっ。リナさん!ガウリイさん!おひさしぶりです!」
人間の年月をつくづく感じさせられる。
今や、アメリアもゼルも四十近い中年だ。
あたしは、以前のまま……もとい、二十歳の姿のままなのだ。
面倒なので、老化現象をおこしていないだけ。
「ふっ。全然かわらんなぁ。リナ。お前は。」
とゼル。
「そうなんだよなぁ。リナだけ変わらないで、オレたちだけ年をとるんだぜ?」
とガウリイ。
「……そ~言うガウリイさんも、余り変わっていませんよ。」
とアメリア。
ガウリイは六分の一ほどエルフの血が混じっているせいか、余り極端には変わっていない。
ゼロスは、2・3年前に獣王のトコに戻している。
なんでも、神々のごたごたや魔族内のごたごたが多く処理が大変というので、
あの命令を取り消してゼラスんとこに戻したのだ。
・・・ま本当は、少し正体バレそうになっていたので、こっちは助かったけど。
今いるのはゼロスの部下のゼリスのみ。
いやぁ。
このゼリスって結構かわいくて、知らない男共などがよく言い寄ってきたりするが。
魔族なのにね♪
byエル談。
ちなみに、ゼリスの見た目は、はっきりした顔立ち。
肩より少し長いストレートの髪。
ぱっと見た目では、美少女の部類に入ったりするのだ。
これが。
あたしと、セレネとゼリスで道を歩いているものなら。
『姉妹ですか?』
と聞かれてたりする。
……関係ない話は、この辺でおいておこう。
「そういえばリナ。ルークってヤツはどうなったんだ?」
ゼルがあたしに聞いてくる。
「あ。ルークね。今、ミリーナと子供と暮らしているわよ♪」
ゼルの問いに答えるあたし。
本当は、腹心の奴らや、レイ=マグナスのヤツが、ルークに再三頼み込んでいるようだが。
・・つまり、魔王として復活(?)してくれ。
と。
ちなみに、ルークとミリーナの子供のヘルは腹心の皆と仲良くなってるし。
で、神々も、まさか魔王本人とは知らないでルークをマークしてたりする。
姉ちゃん。
教えていないらしい。
姉ちゃん曰く、
『人間として、生きてみたいっていうんだから…ねえ……』
と言っていたが。
ちなみに、余談。
何と、あたしの子供のルウカ(男の子)は、
ナーガに一目ぼれしたらしく、ナーガに交際申し込んでたりする。
こわっ!
……いくつ年が離れてると思ってるんだか……
いや、それ以前にナーガは……ちょっと……(汗)
ナーガは軽くあしらっている。
どうかルウの目が早く覚めます様に……
「で、リナ殿を呼んだのは他でもない。実は各国からお偉い方々が、
  ここセイルーンに集まるので、警備を担当してもらいたいんじゃが。」
とフィルさん。
フィルさん。
王位を退いてから、のんびりとしているらしい。
「そんなの、他の人にでも頼めばいいでしょうが。」
あたしが言うと、
「いや…それがな。何でも、他の神族や神々に仕える者達も来るという連絡があってな。
  ……リナ殿がいれば、彼らも何もできないだろうし……」
……お゛い……
「何といっても、リナは金色の魔王と親しいからな。
  そんなヤツに喧嘩ふっかける馬鹿はいないだろ?」
とゼル。
「……あ、あのねぇ……」
あたしが言いかけると、
「あら♪面白そうじゃないのよ♪リナ♪」
ふいに虚空より声がする。
『え??』
全員…といってもあたしを除く。
ふと上をみあげると……光が降りてきた。
「は~い♪また遊びにきたわよ~♪」
いきなりのエルの登場に、その場にいた兵士達やアメリア達が固まる。
「……って。本当にいきなりねぇ。エル……」
おもわずそんなエルに対してつぶやくあたしとは裏腹に、
『あ゛……あ、あ……あ……』
ゼルとアメリアは言葉に詰まってエルを指差している。
ん~む。
まだ慣れていないんかい!?
あんだけ、何度も会ってるってのに……
「あら♪だって暇だったから♪ってことで、あたしもその警備に加わるわね♪」
にっこり笑って言うエル。
バタッ!!!!
フィルさん・アメリア・ゼル・ナーガは卒倒した……
ナーガでも卒倒するんだ………

……ダメといえるハズもなく、怯えつつも(笑)、了解したアメリア達。
兵士達は、詳しくは聞かされていないようだが、
あたしの知り合いだから。
という理由で、どんなに不思議なことが起こっても、気にしていないらしい。
……い~んだろうか?それで……??
セイルーンの警備……



数日後。
集会の日。
「何か面白くないわね~。」
あたしはつぶやく。
「仕方ないんじゃない?あたしもエルもいるんだし。」
とリナ。
どうも、集まった奴らあたしのことに、ほとんど気づいていないようだが、
といっても、本能的に皆来た黄金竜達は怯えている。
でも、やっぱり面白くない。
「あ…あの何か、御気にさわりました?」
ルナが言ってくる。
「暇。何か面白いこと!!」
あたしは言う。
「いえ……あの、そういわれましても……」
なぜか冷や汗かいているルナ。
「そういや、レイ=マグナス=シャブラニグドゥのヤツ。来てないんじゃないの?エル。」
リナが言ってくる。
「あ~、Sなら、何でもレイナード王国の封印解くとかいって、レグニア湖へいったわよ。
  Sしめ上げて、吐かせたから。」
「あらら。せっかくシルフィールが何十年か前に封印したのに?」
目を見開いていってくるリナ。
「あそこを本拠地にして、本格的に行動起こすみたいよ。Sのヤツは。
  とりあえず、残りの四体の欠片見つけるって言ってたけど。」
そんなリナに対して説明しておくあたし。

……で、結局なにもないまま、集会は終わった……
……せっかく、面白そうかな~と思ったのに……
ま、いいや。
げんなおしに、部下Dでも、どつきにいこうっと♪



「あ……エル。本当、いきなり行っちゃった。」
あたしはつぶやく。
「暇だから、部下Dのトコにでも、行ってくるワ♪」
そう言って、あっさりと消え去ったエル。
面白いことが起こってほしかったんなら、ちょっとばかり力を解放して、
自分が来てるって教えてたら、ちょっとは面白くなってたかもね。
……エル。
『はっ!その手があった!!』
エルの声があたしに届く。
……ま、Dのうめき声も聞こえているが……よしとしよう。
うん。


                           -続くー

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あとがき:
   どーも♪Kの代理のエルです♪
     いや、本当、力を解放すれば、面白くなってたかも、しれませんねー♪
 S:(小声で)そんなことしたら、この世界滅んでますよ・・・。
 D:(小声で)Sの世界がどーなろーといい。こちらにまで、害が及ばなければ・・・。
エル:部下S!!部下D!!あんた達なにこそこそはなしてんのよ!?んっ!?
S&D:いや・・あのっ!!(汗)その手になさっているコンクリートの原液は!!?(滝汗)

ザザザザザザザアアアアァァァァ・・・・・・・

エル:さて、と。コンクリートの固まりに入ってしまったあの二人のコトはほっておいて、
    では、次は、第三話!!またしても、年月が飛びます!!(笑)
    では、また会いましょう♪


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