まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

今回で、魔王復活までいけるかな?
とおもったのに…長くなりそうなので次回に繰り越しですv
ともあれ、まだ話しが進んでませんけど、それでもみてみよう。
と人のみどうぞv
あ、リナサイドはこちらからv

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  幻の宴ドリーム・リーマー~第20話~

「…って…な…なんで、このお二方がここに……」
こちらの姿をみて、というかルナさん達の姿をみてまず初めに声をだしているのはゼロス。
あ~…やっぱし、一応ゼロスは知ってるよなぁ。
まず、間違いなく。
まさか彼女がリナさんの姉だとまでは知らないとしても。
一方のリナさんはといえば、ナの字を先ほどのランツ同様連発している。
額にぴっしょりと汗をかいているのが見て取れる。
…まあ、リナさんが最も恐れる郷里の姉ちゃんだしねぇ……
「…!?…っ!!?」「…って!?何がおこったんだ!?いったい!!?」
一人、そんな私とは対照的に何やら騒いでいるランツ。
まあ、一般人がいきなり空間転移らしきものに巻き込まれたら…驚くし……普通……
私とすれば、知識があるのでそれほどでもないけど。
やはりでも、知識と実際に経験するのとでは訳が違う。
ふとみれば、ゼロスがつけていたはずの紅い呪符がみあたらない。
みればリナさんが身につけている。
……リナさん…奪い取った…もとい、買い取ったんだ……
それも時間軸がかなりかわりまくってるんですけど……
「「……あなたたち…何にはいっていた品物はどうしました?」」
レゾが、何やらくぐもったような重なったような声でそんなリナさん……
というか、私たちに気付いているのかいないのか。
とにかくそんな声で話しかけてくる。
って…言葉が私にもわかる…ということは、これってかなりやばいんじゃぁ……
というか、気付かないのかな?
……赤眼の魔王ルビーアイ……
水竜王アクアロードにしろ、赤の竜神騎士スィーフィードナイトにしろ宿敵なんじゃぁ……
ふとみれば、ゼロスはゼロスですっと一歩下がった形で丁寧にお辞儀をしている格好をしているし。
ここで、もしエル様魔法陣を書いた紙とかレゾに投げつけたりしたらどうなるんだろ?
もしくはいきなりエル様の通称叫んだりとか……
そんなことを実験してみたい衝動にものすごく駆られるが、だけども下手したら殺されかねないし。
というか、夢の中で殺されたくない。
そんなのは火あぶりとかの夢とかも見てたりするんだから十分すぐる。
スレイヤーズの夢、といったらやっぱり楽しいものでなくちゃいけないっ!
…なのにこの現状はなんなんだろう?
屍肉呪法はでてくるわ…魔王はでてくるわ……
まあ、郷里の姉ちゃんと、女王様はあたり、といえばあたりだけど。
何しろこのおふたりって原作ではまったくもってでてこないし……
しかも、疲れとかおもいっきり現実同様だし……
まあ、空を飛んだりする夢とかで現実のこととかおもったら、
いきなり飛べなくなったり、不都合でてきたり…というのもあるんだから。
こういうのもあるのかもしれない……
そんなことをおもっていると、ふいっとレゾがもっている杖をふと横にかざす。
次の瞬間。
ドォオッンッ!!
とてつもない轟音があたりを埋め尽くす。
鼓膜がまるで破れそうなほどの衝撃。
だが、それでもあまり衝撃が伝わってこないのは、
おそらく、ルナさんたちが突発的に結界のようなものを張ったのであろう。
思わず目をつむっていても感じる肌に感じる痛いほどの風。
それと同時にもくもくとたちのぼる土煙。
「…な…何が……」
「……っ!?」「…な…って…うわっ!?」
みれば、リナさんたちも身構えている。
彼女たちもまた、おそらく風の結界か何かを即座に発動したのであろう。
何しろゼルやんがいることだし。
彼…レゾの性格は把握してるはずだし……
何やら少し離れた背後のほうでランツらしき声がしてきたようなきもしなくもないけど。
だけども後ろを気にかけている余裕はない。
「まさか、いきなりしてくるとはね」
「いきなりのことで一部しか結界、間に合いませんでしたわね」
何やら苦虫をつぶしたような表情でつぶやいているルナさんに、
溜息とともにそんなことをつぶやいているアクアさん。
いやあの…一部しか間に合わなかった…って……
やがて、もくもくと立ち込める土煙がゆっくりと収まってくる。
夜とはいえ家々には多少の明かりが灯っている。
ましてやまだ真夜中とかではないのだから月明かりで多少はみえる。
…にも関わらず、…目の前にまずとびこんできたのは…漆黒の闇。
いや。
闇に見えたのは、そこに…何もないがゆえ。
そう。
そこには何もない。
先ほどまであったはずの、近くの木々や、それにつづくその先の町並みも…すべて……
今のレゾの杖の一振りで……街は…跡形もなく一部、吹き飛んでいたりする。
コピーがたかが、爆裂陣メガブランド一発でサイラーグの街を破壊した比ではない。
あからさまに、質、というか力の差は歴然としているのが判る。
今、レゾは何も混沌の言葉カオスワーズを唱えていなかった。
それが魔王の力によるものか、レゾの力によるものか、はたまた二人のものなのかは不明にしろ。
町並みが無事なのは私たちの背後。
というか私たちの横のあたりから後ろにかけての町並み。
そちらのほうに魔道士協会とかがあり、街の本来の門がある方向。
「……」「こ…こんな……」
「……レゾっ!」「…レゾ!きさま…っ!」
そんな中に一人佇んでいるレゾにむかって叫んでいるレゾに、言葉を失っているリナさんの姿。
「ついつい感情的になってしまいましたね。さて。今後こそ本当に例の品。
  賢者の石を渡してくれますね?そうでなければそこの人がどうなるか…わかりますよね?」
この間まではまったくもって判らなかったレゾの台詞が完全に聞き取れる。
ということは、レゾの肉体はほとんど魔王に乗っ取られかけている。
ということなのだろう。
ついっとレゾが先ほど町並みを破壊した杖を少し斜め前のほうにむける。
「……っ!…っ!!??」「…な、は…はなせぇっ!というか何だっていうんだよっ!!??」
そこには……え~と……普通、人質になるのって女・子供が定番なんじゃぁ?
みれば、そこには例の白き仮面の魔族セイグラムと。
そしてまた、全身白いローブに身を包んでいる男性。
そんな男性の少し斜め上。
即ち上空あたりにふわり、ふわりと浮ぶようにして何か白い紐なのか糸なのか。
とにかく体を絡められて身動きがとれなくなっているランツの姿が。
アニメであった蜘蛛の糸でがんじがらめにアメリア達がされたようなやつなのかな?
だけど、私でなくてよかった…とおもうのは、悪いことだろうか??
「…?……」「おや?あなたたちもきていたのですか?」
ふと今さらながらこちらに気づいたらしく、
「……」「まあ、いいでしょう。ちょうどいいですし。どうやってセイグラムの術をといたのですか?」
笑みを絶やさぬまま何やらいってくるハルシフォム。
「…?…?」「えっと…誰?彼?」
「……ハルシフォム…!?」「まさか…あれが白のハルシフォムか!?」
そんな彼に気付いて戸惑いの声をあげるリナさんに、驚愕の声らしきものをあげているゼルやん。
「?…ハル…?」「なあ?ハル何とかってだれだ?それに、あの二人って……」
そんな二人にきょとんとした表情で何やら問いかけているガウリイさん。
ガウリイさんはたぶん、魔族のこととか気付いてるはずなんだけどなぁ~。
「リナ…あんた、何を手にしたわけ?」
そんなリナさん達に静かに、それでいてよく通る声で話しかけているルナさん。
ぎくっ。
あからさまにぎくり、としているリナさんが何ともいえない。
ルナさんも判って聞いてるような気がひしひしするのは私の気のせいだろうか?
「……」「ね…ね~ちゃん……何でね~ちゃんたちがこんなところに?」
リナさんがそんなルナさんにたいして緊張しまくりながら何か答えてるけど。
今、そんな場合じゃないとおもうのは私の気のせい?
「とりあえず。ルナ。リナちゃんには渡してもらうしかないのでは?
  これ以上、街に被害だされてもこまりますし。そのまま異空間にすればいいだけですし」
いや、さらっとものすごいこといってないですか?
さすがは永遠の女王エターナルクイーンこと、水竜王ラグラディア……
「まあ、たしかに。…仕方ありませんね。リナ。あんたがもってる賢者の石。アレにとりあえず渡しなさい。
  それでもってソレから目を離さないようにね」
そういってルナさんがちらっと目線を走らせたのはゼロスのほう。
あからさまにゼロスはゼロスで固まっている。
「?…?」「?姉ちゃん?」
そんなルナさんの指摘に不思議そうに首をかしげつつも、だがしかし。
ルナさんのいうことは絶対というのがリナさんの中では当たり前というか切実な問題のはず。
そのためか、素直にレゾさんのほうにと例の品物。
即ち、先日女神像の中より取り出した【賢者の石】をレゾのほうにむけていきなり投げる。
って、かなりまていっ!
あれ渡したら魔王復活するんじゃぁ!?
というか、街中でいきなり降魔戦争、再び!?
リナさんが放り投げると同時に、またまた空中にふわっととどまり、
それはまるでコントロールでもされているのかそのままレゾの手の中にとすぽっと納まる。
「こ、これだ。これこそ、捜し求めた賢者の石!」
いうなり、高々と笑い声をあげると同時。
そのまま……ぱくっ。
「「……あ゛……」」
ものすっごく恐れていた事態のような気がするんですが……
「って、あれ飲み込んだら!!」
思わず叫ぶ私とは対照的に、
「ふ…ふははっ!みえる!目がみえるぞ!!!」
ごうっ!
先ほどとはまた異なった風がレゾの周囲から沸き起こる。
そんな中で高らかに笑い声をあげているレゾの姿。
「さて…と」
そんな中、何やらアクアさんがつぶやくと同時。
ふわっ。
何だか周囲の雰囲気が一瞬に変わったような気がするのは…私の気のせいだろうか??
そんな中で、
「な…馬鹿な…が…ぐわああっ!!!!」
知っている。
とはいえ、目の前でこんな光景に出くわそうとは……
いきなり高潮し笑い声をあげていたレゾが苦しみだす。
「……何でわざわざ……わざわざSさん…目覚めさせる必要…ないんじゃぁ……」
思わずその光景をみてつぶやく私に対し、
「?あれ?ルナさん?いま、あなた、言葉……」
「…あれ?」
ふと気付けばリナさんが驚いたように語り掛けてくる。
というか、今、リナさんの台詞もわかったんですけど……
「ああ。それなら。今この空間は精神世界面に近い空間になっているからでしょう。
  ちなみに、呪文も力ある言葉だけで発動しますわよ♡」
にこやかに、さらっととんでもないことをいってくるアクアさん。
……それって、最終巻のあの空間と同じようなものってこと?
ともかく、今確実に言えるのは、私たちの目の前で起こっているのは、
古の昔に赤の竜神スィーフィードに封印された赤眼の魔王・シャブラニグドゥ。
その封じられた七つの欠片のうちの一つが復活しかけている。
ということ……


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おまけ♪~リナサイド~

な…なんでこんなところに姉ちゃんが!?
は!?
まさか、アレがばれたとか!?
それとも!?
とにかく、あたしへのお仕置きがまっているのは確実のような気がする。
ひしひしと。
「…って!?何がおこったんだ!?いったい!!?」
そんなあたしの思いをしってか知らずか何やら騒いでいる赤毛の兄ちゃん。
この間、酒場で絡んできた人物である。
しかし…さすがは赤法師レゾ。
オリハルコン製の女神像をいともたやすく塵と化すとは……
「「……あなたたち…何にはいっていた品物はどうしました?」」
あれで少しは時間が稼げると思ったのに……
レゾが何やらいってくる。
この声って、この間の宿にいたときの声と何かかぶってる?
レゾの声と、そしてもう一つ、何やら低い声。
そんなことをおもっていると、ふいっとレゾがもっている杖をふと横にかざす。
「まずいっ!」
即座にそれに気付いたゼルが何やら反応し、あわてて風の結界の呪文を唱えだす。
あわてぶりからただ事ではない。
そう判断し、あたしも同じく、風の結界を唱え終わったその直後。
次の瞬間。
ドォオッンッ!!
とてつもない轟音があたりを埋め尽くす。
鼓膜がまるで破れそうなほどの衝撃。
ぎりぎりで間に合った風の結界がなければ間違いなくあたしたちまで吹き飛んでいた。
それほどまでの衝撃。
あまりの衝撃に結界を維持するのがやっと。
そんな中で、
「まさか、いきなりしてくるとはね」
「いきなりのことで一部しか結界、間に合いませんでしたわね」
何やら苦虫をつぶしたような表情でつぶやいている姉ちゃんに…姉ちゃんのこんな表情、始めてみた。
溜息とともにそんなことをつぶやいている女王様……
いやあの…一部しか間に合わなかった…って……
姉ちゃんたちがそんなことをいうなんて…今のってかぁぁなりやばかったんじゃぁ……
やがて、もくもくと立ち込める土煙がゆっくりと収まってくる。
夜とはいえ家々には多少の明かりが灯っている。
ましてやまだ真夜中とかではないのだから月明かりで多少はみえる。
…にも関わらず、…目の前にまずとびこんできたのは…漆黒の闇。
いや。
闇に見えたのは、そこに…何もないがゆえ。
そう。
そこには何もない。
先ほどまであったはずの、近くの木々や、それにつづくその先の町並みも…すべて……
今のレゾの杖の一振りで……街は…跡形もなく一部、吹き飛んでいたりする。
今、レゾは何も混沌の言葉カオスワーズを唱えていなかった。
ぞくり。
思わず背筋に寒気が走る。
あからさまに器が違う。
賢者、と呼ばれている由縁を悪い意味で目の当たりにした。
そんな感覚。
まさか…なら、さっきまでそこにあった町並みにいた人々は?
町並みが無事なのはあたしたちの背後。
というかあたしたちの横のあたりから後ろにかけての町並み。
そちらのほうに魔道士協会とかがあり、街の本来の門がある方向。
「こ…こんな……」
思わず呆然とつぶやくあたしとは対照的に、
「…レゾ!きさま…っ!」
敵意というか殺意というか、あからさまにレゾにむかって叫んでいるゼルの姿。
やっぱりこれって…レゾの仕業?
こんな……呪文も何も唱えないで?
「ついつい感情的になってしまいましたね。さて。今後こそ本当に例の品。
  賢者の石を渡してくれますね?そうでなければそこの人がどうなるか…わかりますよね?」
にこやかに、笑みをくずさずに、こちらをむいて言ってくるレゾ。
っ……
おもわずぎりっと歯をかみ締める。
と。
ついっとレゾが先ほど町並みを破壊した杖を少し斜め前のほうにむける。
「…な、は…はなせぇっ!というか何だっていうんだよっ!!??」
ふと気付けば背後にいたはずの例の赤毛の兄ちゃんがいない。
みれば、レゾが杖をむけた先の上空に何やら浮んでいる赤毛の兄ちゃん。
そこには、あからさまに人ではない、顔に変わった白い仮面をつけている魔族と、
そして、見たことがない全身白いローブを纏っている男性が一人。
白いローブ?
まさか、あれって……
そんな男性の少し斜め上。
即ち上空あたりにふわり、ふわりと浮ぶようにして何か白い紐なのか糸なのか。
とにかく体を絡められて身動きがとれなくなっている赤毛の兄ちゃんの姿が。
「おや?あなたたちもきていたのですか?」
どうやら姉ちゃんたちに言ってるみたいだけど……
姉ちゃん達の知り合い?
何かいい知り合いじゃいような……
「まあ、いいでしょう。ちょうどいいですし。どうやってセイグラムの術をといたのですか?」
セイ…!?
術って何?!
ちらり、と視線をその男性がむけたのはあからさまに仮面の魔族。
「えっと…誰?彼?」
信じたくない。
だけどもつぶやかずにはいられない。
「まさか…あれが白のハルシフォムか!?」
そんなあたしのつぶやきに答えるかのごとくに驚愕の声をあげているゼル。
「なあ?ハル何とかってだれだ?それに、あの二人って……」
この場の空気を読んでいない、というか何というか……
きょとん、とした表情であたし達にと問いかけてくるガウリイ。
まあ、それでも剣をすでに使えるようにしているのはあるいみさすがといえるのかもしれないけど。
「リナ…あんた、何を手にしたわけ?」
ぎくっ。
そんなあたしにと姉ちゃんが低い声で問いかけてくる。
ね…ね~ちゃん…声が据わってます……
「ね…ね~ちゃん……何でね~ちゃんたちがこんなところに?」
とりあえず、ムダとはおもいつつも聞いてみる。
もしかしたら、あの姉ちゃんと同じ名前のルナさん絡みの可能性は大。
何しろあ~んなものをもってるような人物だし……
「とりあえず。ルナ。リナちゃんには渡してもらうしかないのでは?
  これ以上、街に被害だされてもこまりますし。そのまま異空間にすればいいだけですし」
って、何でアレのことを知ってるわけ!?
あ…あなどりがたし、さすがは永遠の女王エターナルクイーン……
「まあ、たしかに。…仕方ありませんね。
  リナ。あんたがもってる賢者の石。アレにとりあえず渡しなさい。
  それでもってソレから目を離さないようにね」
そういって姉ちゃんがちらっと目線を走らせたのはゼロスのほう。
あからさまにゼロスはゼロスで固まっている。
はて?
「?姉ちゃん?」
なぜ姉ちゃんがこいつを気にかけるのかはかなり謎だが、だがしかしっ!
姉ちゃんがそういうのならば、素直に従わないとあたしの命がないっ!
ゆえに、先日女神像の中より取り出した【賢者の石】をレゾのほうにむけていきなり投げる。
ふわっ。
あたしが投げると同時に、またまた空中にふわっととどまり、
それはまるでコントロールでもされているのかそのままレゾの手の中にとすぽっと納まる。
「こ、これだ。これこそ、捜し求めた賢者の石!」
いうなり、高々と笑い声をあげると同時。
そのまま……ぱくっ。
「「……あ゛……」」
なんてことを!?
「……!!?」「って、あれ飲み込んだら!!」
それをみてルナさんが何やら叫んでいる。
「ふ…ふははっ!みえる!目がみえるぞ!!!」
ごうっ!
先ほどとはまた異なった風がレゾの周囲から沸き起こる。
そんな中で高らかに笑い声をあげているレゾの姿。
「さて…と」
そんな中、何やら女王様がつぶやくと同時。
ふわっ。
あからさまに周囲の空気がまた変わる。
「な…馬鹿な…が…ぐわああっ!!!!」
それとまったく同時に、いきなり高潮し笑い声をあげていたレゾが苦しみだす。
「……何でわざわざ……わざわざSさん…目覚めさせる必要…ないんじゃぁ……」
思わずその光景をみてつぶやくルナさん。
……って、あれ??
「?あれ?ルナさん?いま、あなた、言葉……」
「…あれ?」
いま、ルナさんの言葉…理解できた?
気のせい?じゃないみたいだし?
「ああ。それなら。今この空間は精神世界面に近い空間になっているからでしょう。
  ちなみに、呪文も力ある言葉だけで発動しますわよ♡」
そんなあたしの疑問に答えるかのようににこやかにいってくる女王様。
というか、何でこんなところに姉ちゃんはともかく、
女王様までいるの?
というか、何がどうなってるの!?
誰か答えてぇぇっ!!


   ――つづく?

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あとがきもどき:
薫:主人公は何が起こっているか理解できてはいるんですけど。
  リナ達は当然、わかってないんですよね(汗
  ちなみに、女王様が作った空間は、最終巻のあの空間によく似てます。
  さてさて、ようやく本当の本当に次回、魔王復活!&現代?に帰還!の予定!
  何はともあれ、それではまた次回にてv
  ではではvv

2008年1月11日(金)某日

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