まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
さてさて。ついに登場!光の剣こと、
彼は一応、
そういえば、ガブリエフ一族はそんなことまでしってるんでしょうか?
謎ですねぇ。
ガウリイにいたっては、その野生の勘で何となく気付いてそうですが(笑
リナサイドのほうは、原作にほぼ近いですが、元のほうは主人公視点なのはお約束v
何はともあれ、ゆくのですv
#####################################
何やら、リナさん達のほうは盛り上がってるように見て取れる。
たぶん、リナさんがガウリイさんに無理難題の金額で交渉持ちかけてるんだろうなぁ。
原作どおりだとすれば。
そんなことを思いながらも、光の刃をすっと構え、そのまま床に置いてある女神像に手をそえ、
そのまま。
「それじゃ、ゴルンノヴァさん、よろしく~v」
すぱっ。
「あ~~~!!!!」
女神像をすぱっと躊躇なく光の刃で斬ると同時、リナさんが何やら叫んでるけど。
こういう叫びとかは一応わかるんだけどなぁ。
どうせなら、やっぱり言葉もわかればいいのに……
「・・・?!・・・・!!」
たぶん、いきなり何てことするの!?
とかいってるんだろうなぁ。
だけど、そんなリナさんに説明しようもないし。
とりあえず。
「えっと……」
コロッン。
あ。
やっぱり入ってた。
間半分に斬った女神像を両手にもち、かるく振ってみる。
案の定、中からちょっとした小石のような小さな何ともいえな炭もどきがコロンとでてくる。
…ほんっと、見た目はただの石にしかみえないなぁ。
これって。
欠片で、しかもそれほど質がいいのでないのだからなのかな?
まだ完全版の
とりあえず…と。
「はい。リナさん。これ」
「?」
言葉は通じないだろうけど、女神像の中にはいっていたそれを未だにわめいているリナさんにと手渡す。
あとは…と
「えっと。これ元通りにできる?ゴルンノヴァさん?」
真っ二つに分断された女神像をみつつも、とりあえず質問してみる。
『まあ、出来ないことはないが……しかし、本当におまえ、何者だ?』
「いや。そういわれても。とりあえず現状は自分にもわからないし。
で、できるんだったらこれ、元にもどしてほしいな~」
『なぜ我が……』
そういうことをいうかな?
ならば。
「それじゃ……」
ごそごそごそ。
先ほど使ったシートに描かれている魔法陣のそれではないが。
こちらの鞄にも小さめなカードのやつはいれてるし。
これ、このままぺとっとくっつけてみたらどうなるんだろう?
ちなみに、表の絵柄は神坂先生作画を忠実に再現しているエル様だったりするのはお約束。
スレイヤーズメンバー関連のトランプカードが発売されてたからおもわず即買いしてるし。
びくうっ!
なぜか私が手にしたカードが何か理解したのか。
『わ…わかった。わかったからそれを我に近づけるなっ!!』
何かあわてたようにいってくる光の剣こと
素直で結構。
うん。
『とりあえず。それを床において我をかざせ……』
溜息まじりにいってくるので、言うとおりにする。
ちなみに、中に念のために部屋にあった炭の塊をいれておく。
光の刃を真っ二つに分断された女神像にかざすと同時。
淡い光が女神像を瞬く間に包み込み、やがて何ごともなかったかのような女神像が一体。
そのばにと出現する。
「ええええ~~!?」
それをみてリナさんがまたまた叫んでいるけど。
「……?……」
「・・・・!?……!!」
何かガウリイさんが雰囲気的に感心したような声をだし、それに対してリナさんが突っ込みをいれている。
何ていってるのかわかんないけど。
でも、あの野生の勘をもつガウリイさんだから、自分がもってた家宝の剣が、
異界の魔族である。
と知っててもおかしくないとおもうし。
ならば、何か突拍子もないことをいっている可能性だってあるわけで……
「ありがと~。…それで、別の相談なんだけど……」
『って、まだあるのか?…というか、何できさま、ソレをもってるんだ……?』
「何で。って、買ったから」
『買った…って……おい……』
とりあえず女神像を元通りに治してもらったのでひとまずお礼をいい、
ものは相談。
とばかりに別のお願いを持ちかける。
そんな私に疲れたようにゴルンノヴァさんが脳裏に言葉を直接叩き込んで話しかけてくるけど。
何で。
といわれても。
買った。
としか言いようがないんですけど?
『我の世界でも、この世界でもあのお方の、しかも力の一部を指し示す、
そんな魔法陣が知られているはずは……古代ならいざしらず……』
何やらぶつぶつつぶやいている言葉までわざわざ頭に直接叩き込んでこなくていいとおもう。
「とりあえず。えっと。ゴルンノヴァさんが話せる。というのガウリイさん。知ってるんじゃない?」
とりあえず確認。
『まあな。というかあの人間は我が魔族であることも初めから見抜いてるぞ?』
あ。
やっぱし。
「ガウリイさんの野生の勘ってどこまで通用するんだろ?」
神官、将軍クラスはあっさりと見抜けるようだし。
まさか…魔王クラスまで見抜けたりして……
あ、ありえなくないかもしんない。
何しろ魔王のフリしてたルークにすら気付いたもんなぁ。
いや、あの場合はフリ、というよりは同化していた。
というのが事実なんだけど……
「と。とりあえず。言葉が通じないのって不便だから、
通訳がてらにこちらの言葉伝えてもらえたら嬉しいかなぁ。とかおもってるんだけど……」
『…きくが。貴様、いったいどこからきた?』
どこ…って。
「えっと。…日本、というか太陽系第三惑星?」
びくっ。
あ、さらにかたまった。
『まさか…いや、そんな…だがしかし……』
何やらぶつぶつとまたまた独り言をいってるし。
「とりあえず。通訳してもらえたら嬉しいかな~?っておもったり」
『今の我がマスターのみにならかまわないが……
だが、貴様のほうもアレを我に触れさそう、とかしてくるなよ?』
うわ。
もしかして実験してみたいかな?
とかおもってる心情ばれてたんだろうか?
ま、でもとりあえずガウリイさんだけにでも通訳つけてくれれば助かるに越したことはない。
リナさんのほうは…まあ、無理いって驚かせても何だし。
真実しったらいきなり、ドラスレとかこのゴルンノヴァさんにむかって放ってきかねないし……
「もったいないけど。わかった」
『も…もったいない。って……まあいい。それで、何を伝えたらいいんだ?』
「えっとぉ……」
とりあえず、相手にこれだけは伝えなければいけないのは。
まず、あの石が賢者の石であること。
それがまず第一…かな?
まさか、レゾの中に赤眼の魔王がいます。
とはいえないしね……
「とりあえず。ガウリイさんに賢者の石のことをそれとなく伝えてくれないかなぁ?」
『わかった』
こちらの台詞に、どのようにして相手に伝えたのかは判らないにしても。
何かガウリイさんがリナさんに話しかけ、かなり驚愕しているリナさんの姿が目に飛び込んでくる。
どうやら、あの様子だと、アレが【賢者の石】だと気付いたみたい。
とりあえず、真夜中とはいえ夜はまだこれから。
……あとは何を説明しておくべきなんだろうか??
賢者の石を手にしている限り、リナさんが不意打ちで誘拐?される。
ということはまずないはず。
問題は、レゾの出方次第である。
…あのまま、賢者の石をあきらめて、ゼフィーリアにいってくれればかなり助かるんだけどなぁ~……
しばし、しばらく何やら驚愕しまくりのリナさんはおいとくとして。
あくびもかなり出だしたのもあり、ガウリイさんに剣を返し、
私は私で自分が泊まっている部屋にともどってゆく。
ま。
残された二人がどんな会話をするのか……大体は想像つくしね。
しかし、ほんっきで、魔王復活に立ち会いませんようにっ!
いくらたぶん、今みているこれが夢だからといっても、アレは洒落にならないって!
絶対にっ!!
――Go To Next
Home TOP BACK NEXT
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
おまけ♪~リナサイド~
まさか…あれって…光の剣じゃないのよっ!?
間違いない。
というか、ガウリイがんなのをもっていたとは!?
これは、交渉するしかないっ!
「ガウリイ!あれ、あたしに売って!銅貨百枚で!」
がくっ。
あたしの至極最もな交渉に、なぜかがくっと体を崩れさせそうになっているガウリイの姿。
「あ…あのなぁ。どこの世界にそんな値段で売るやつがいる!?」
「なら、奮発して銅貨五百枚!」
「…おい……」
「ええいっ!なら、かなり大奮発!銅貨五百五十枚!ううん。リナちゃん。ふとっぱら~」
「あ、あのなぁ!どこの世界に家宝でもある光の剣をそんな値段で売るやつがいる!?
第一、そんなお金じゃ、別の剣もかえないだろうがっ!」
ちっ。
何とも心が狭いこと。
「そ。それより。何でそこの子が使い方を知っているのかがオレとしては気になるんだが?」
そういわれてみれば、たしかに。
何で、あの子、アレが光の剣だってしってたんだろう?
あたしですら知らなかったのに。
みれば、何やら一人ごとをぶつぶついっているようにも見えなくもない。
何をいっているのかさっぱりやはり判らないけど。
「…って、ちょっと!?何を…っ!?」
ふとみれば、光の刃をその手にもって、あたしが床においた女神像に振り下ろしている所だったりする。
って、いきなり何するわけっ!?
あたしが止める間もなく、
すぱっ。
「あ~~~!!!!」
あ…あたしの、あたしのお宝のオリハルコンの女神像がぁぁ!!??
思わず叫んでしまうのは仕方ないとおもう。
絶対に。
みれば、いきなりすぱっと女神像を光の刃で斬ってるし……
「ち…ちょっと!いきなり何するわけっ!?き…斬ってるしっ!?」
あたしの叫びは何のその。
ルナさんはそのまま二つにぶった切ったそれを手にとり、何やらかるく振る。
それと同時に中から何か小石のようなものが転がりだしてくる。
そして。
「・・・・?」
何かいいながら、その小石をあたしにと投げ渡してくる。
いや、こんなのもらって……
ぴしっ。
思わず文句を言いそうになったものの、ソレから感じる波動を受けて固まってしまう。
そう。
魔力を持っているものならば誰でもおそらく確実にわかる。
この小石もどきから感じるのはとてつもない魔力の波動。
ちなみに、持っているだけで魔力が増幅されるような感じがするのは何も気のせいではない。
こ…これって!?
持っているだけで、魔力が増幅する石もどき……まさか…これって……
あたしがとある可能性に思い当たり、おもわず額から一筋汗を流すとほぼ同時。
ぱうっ。
ふとみれば、何やら光の刃を二つに斬った女神像にかざしているルナさんの姿。
そして、その光りが女神像を包み込んだかとおもうと、次の瞬間。
そこにあるのは、元通りの…傷一つない女神像の姿が。
「えええええ!?」
思わずそれをみてまたまた叫んでしまう。
先ほどとは違う意味で。
そんなあたしとは対象てきに、
「へ~。あれって、モノを再生させることもできたんだ」
「って、あんたは何感心したようにいってるのよっ!!」
そんなあたしとガウリイとのやり取りは何のその。
「・・・・ゴルンノヴァ……ガウリイ……」
何かいまだにぶつぶつとルナさんはいってるし。
そのゴルンノヴァってだから何?
何かルナさんが一人でつぶやいている言葉に聞きなれない言葉が混じっている。
独り言をいいながら、多少首をかしげたりしながら何かいってるし。
言葉がわからない、通じない。
というのはこういうときにもとても不便……
と。
「なあ?リナ?賢者の石って…何だ?」
「…は?賢者の石…って、賢者の石ぃぃ!?」
いきなりといえばいきなりのガウリイの発言。
なぜにこいつがそんな単語を知っているのかはともかくとして。
まあ、流れの傭兵家業なんだからそれくらい知っててもおかしくない、といえばそれまでだけど。
だけど、どうしてこのタイミングでそんなことを聞いてくるのやら。
ガウリイの台詞に、説明しようとして。
おもわず自らの手の中にある小石もどきを驚愕しながら見てしまう。
ま、まさか…これが!?
そう考えればつじつまがあう。
さきほど、あのレゾ、となのっていた人物が、ゼル何とかが魔王を復活させる鍵として狙っている品。
というのも。
そして、なぜにあそこまでしつようにたかが盗賊がもってした品物を夜襲までかけて奪おうとするのか。
も。
えっとぉ……
何かかなり知っていそうな謎の人物ルナさん。
そして、ガウリイの持つ光の剣。
そしてまた、謎の赤法師レゾと名乗る人物。
……どうやら、夜はまだまだ長いらしい……
――つづく?
Home TOP BACK NEXT
#########################################
あとがきもどき:
薫:さてさてさて。ようやくゴルンノヴァと意思疎通v(笑
でも、彼も完全に通訳と化したわけではないし。
ガウリイも何をいわれてるのか判らないのでリナのほうにはまともに通じない。
という欠点がありますけどね(こらこら
さらにいえば、いまだに主人公。
今自分が置かれている立場。
自分が何らかの形で見ている【夢】だ。
と疑おうともしていません(笑
ま、現実…とは誰もおもいませんよね(苦笑
何はともあれ、さて次回でようやく例の襲撃シーンですv
本来ならば、リナがゼルたちに攫われるところですけど…?
ではでは、また次回にてvv
2007年10月30日(火)某日
Home TOP BACK NEXT