まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
なぜか以前つかってた使い勝手のいい画像ソフトが見つからず・・
つうか・・・修理する前のって・・・どこからダウロンードしたんだろうか(汗
・・・付属ソフトの一つ・・ではないはず・・全部インストールしたはずだし・・
などと年賀作成においてパソの画像ソフトがないので四苦八苦している私です。
せめてレイヤー機能とあと色別パレット機能……
それと消しゴムと筆等フォント(大きさ)訂正可能・・がないとねぇ・・しくしくしく・・
画像ソフトを買う・・にしても・・それらの機能がはいってなかったら・・
どうにもなんないし・・しくしくしく……
あと切り取り画像を新規貼り付け。&透過加工ができるのがいいですよねぇ。
って…さがしまくっててもみつかりませんけど…ね・・
なのでしかたなしにレイヤーなしの色も視難いけど・・それで只今色付け中……
ゼロスはさすがにはやかったです(笑
とりあえず12月の18日はほぼ画像ソフト探しと・・
あきらめてのレイヤーなし、詳細明細なしのパレット利用で色付け開始……
#####################################○パラレル・トラベラーズ○ ~動揺?~
「そんなっ!?」
あからさまに動揺したような声を上げる。
だが、それもあくまでも作戦のうち。
というか、こういう存在には不意をついて一撃必殺で決めるに限る。
それを身をもって経験しているリナだからこそなおさらに。
そんなリナの態度を作戦…とは気づかずに、自分達の姿をみて驚いている。
と勘違いし、完全にと有利を確信している魔族達…セイグラムとギオ=ガイア。
「何だ何だ!?」
何やら動揺し、わめいている男が二名。
そんな彼らの動揺している感情もまた彼らにとっては糧となる。
こいつらは…いちいち魔族に食事させる必要もないでしょうに……
リナはそんな二人をみて内心思うが、そんなことを口にだせば相手が警戒する。
最も、彼らはたかが人間、とタカをくくっているであろうから、
ようは不意をつけばあっさりと勝てる。
しかもこの二体は自力で具現化はしているものの、人間形態をまともにとれない。
純魔族…とはいえども下級に位置する魔族たち。
伊達に数年以上…魔族とかかわりになっているのではない。
最も、ゼフィーリアにいる限り、魔族もなかなかにちょっかいをかけてこない。
というのも現状ではあるのだが。
最近は、それでも、人間風情に大きい顔をされてたまるか云々…といって。
やってくる魔族も少なからずいなくもないが、だがしかし。
ゼフィーリアそのものに満ちている気というか女王の気…というか。
正確にいえば、水竜王の聖なる気に当てられて、あまり力のないものは仕掛けてこない。
というのが今までの日常。
それを思えば…この二体の魔族は雑魚にも近い…と思ってしまうのは。
経験上、様々な魔族と対峙してきたリナだからこそ思うこと。
最も……
何やら横のほうでは。
「…絶対にこいつらにかかわってから…何か魔族がらみ…多くないか?」
何やらつぶやいて額に手を当てているゼルガディスの姿も見て取れるが。
何かこいつらと知り合ってから…休むまもなく魔族関係の事件に巻き込まれている。
などと内心思ってしまうがだがしかし。
元々は自分の曽祖父がまいた種でもある、というのも理解している。
もう以前のような合成獣ではないにしろ。
レゾが残した賢者の石の欠片…リナ曰く、魔血玉があるがゆえ。
以前のときとの魔力の差はあまり気にならない。
唯一気をつけなければいけない…というのは。
この町にくるまでにレッサーデーモンなどと戦って、
ついつい癖で合成獣のときと体の耐久性が同じ。
と錯覚してしまい怪我を幾度か負ったこと。
今までは、別に回復呪文などは無縁であった…というのもあり、
ゆえにこの町にくるまでにリナ達などから教わり治癒程度の回復呪文は身につけている。
魔術の基礎ができているがゆえに飲み込みも早いのだが。
そんなことをつぶやいているゼルガディスの隣では。
ちらり、とガウリイと目配せをして無言で合図をしているリナとガウリイ。
「烈閃槍っ!!」
相手はたかが人間が数名。
自分達魔族にかなうわけがない。
…あの子供のように空間を切り裂く術など…術の源が不明ではあるが。
普通はできるはずがない。
生命力もかなりある子供だったので特別だったのであろう。
そう思っているセイグラムは完全にリナ達をなめてかかっている。
本来、魔族…というものは、精神生命体であるがゆえに自分達の優位を確信している存在。
人という力のない存在に自分達が負けるはずがない…という概念をもっている。
最も…リナとガウリイの場合においては、元いた場所では、二人をどうにかすれば、
魔族の中での地位が確立される…と思い襲撃してくる魔族が後を絶たないのであるが…
『くく……』
パキィン!
リナが放った光の槍をそのまますっと異様に長い手を伸ばし。
それを握りつぶしているギオ=ガイア、と呼ばれていた魔族の姿。
やはり、こんなものか。
などと彼らは内心思うが、だがしかし、彼らは知らない。
今のリナの一撃は、わざと威力をかなり落としていた…というその事実を
「くっ!」
それをみて傍目からは、驚愕したような表情をしているリナ。
だが、これもすべては作戦のうち。
『セイグラム殿。ここは私一人で十分です…』
そんな彼の言葉に。
「ほざけっ!」
多少声を震わせつつも、何やらわめき。
そして呪文を唱え。
「火炎球!!」
何やら優位を確信してなぜか炎の術を解き放っているゾルフの姿。
……だぁぁ!
魔族にんな術が通用するかぁぁ!
などと、それをみて思わず内心リナは叫んでいたりするのだが、
だが、今それをいうわけにはいかない。
術は発動するものの、当然、相手に傷一つつけられるはずもなく。
『こんなものか。人間というものは……』
ゆっくりと、ふわり…と降りてくる二体の魔族。
そして、ゆっくりとあっさりと決着をつけたら面白くない。
魔族というものは相手をいたぶりながら、それでいて恐怖を抱かせて。
それからじわり、じわり…と相手を害するもの。
この二体も例外にもれず、ここにいる人間達から負の感情を糧とする。
そんなことをおもいつつも、二体は浮かんでいた体を地上にと下ろしてゆく。
ふわふわと上空に浮かんでいる状態では、戦うにも戦いにくい。
それゆえに相手を油断させ、地上に下ろす、というのがまず第一のリナ達の作戦。
…もっとも、その作戦の意図を理解しているのは、この場においては。
ガウリイ、そして…ゼルガディスのみであったりもするのだが。
残りの二名、ゾルフとロディマスはリナの無言の視線の意味を理解していない。
ゆえに…
「なにっ!?」
自分の放った術がまったくきいていないのをみて驚愕しているゾルフだが。
そんな間にもすでに、ガウリイは剣を構え。
そして、ゆっくりとのばされてくるギオ=ガイアの異様に長い腕を切り刻んでいっている。
ガウリイのもっている剣は周囲の魔力を切れ味とする斬妖剣。
ゆえに、精神生命体でもある魔族もまた斬れる。
『ほぉう。人間にしては……だがしかし。生半可な力は安易に身を滅ぼすぞ?』
そんなガウリイにすこし含みのある声でいっている仮面をつけている魔族、セイグラム。
彼もまた気づいていない。
ガウリイが手加減をしている…というその事実を。
ガウリイの役目はあくまでも、呪文を唱えているリナの援護。
時と場合により、ガウリイが援護しリナがとどめ。
もしくは逆も然り…というのがこの二人の戦い方。
ちらり、と視線を後ろに向けつつもリナの状態を確認しつつ、
ガウリイはともかく魔族の目を自分のほうにとむけてゆく。
「「崩霊裂!!!」」
『何っ!!??』
セイグラムがガウリイにそうつぶやいたその刹那。
リナとそしてゼルガディスの唱えていた術が二人同時に完成し。
そして同時にそれは解き放たれる。
本来ならば、この術は特定の対象物の精神を攻撃する精霊魔法の中では一番高度な術。
とされているもの。
だが、リナとゼルガディスはその呪文に多少のアレンジを行い。
術の効果が二箇所に出るようにと仕向けている。
最も、完全に術の威力を二分したらそれこそまがり間違っても純魔族が相手。
生半可な力では太刀打ちできるはずもない。
というのはよくわかっているからこそ。
片方はただのおどし程度。
だが…相手に隙を作り出すのはそれで十分。
「でやぁぁ~~!!!」
言葉を交わさずとも、理解ができる。
というのもリナとガウリイの戦い方…というか信頼がより大きい、という結果であろう。
ガウリイは先ほどのリナの無言の視線でリナの意図をうけとり。
それゆえに自分はわざと手加減しつつ、魔族たちの気をひいていたのだからして。
『な゛っ!!??がっ…ぐわぁぁぁぁぁ~~!!!?』
多少ひるんだ隙をつき、ガウリイがセイグラムの頭上に一瞬のうちに跳躍し、
そしてその頭上…即ち、仮面の上から剣を振りかぶり大きく斬りかかっていき。
そしてまた。
リナとゼルガディスが同時に放った術をまともにうけ、
驚愕しながらもだがしかし、断末魔をあげつつも、直接精神本体にダメージをうけ。
そのまま消滅してゆくギオ=ガイアの姿。
カッシャァァン……
それと同時、ガウリイが再び地面に着地すると同時、
セイグラムの顔部分にとはめられていた白い石が地面にとおち。
それは静かな音をたてて粉々にと壊れてゆく…
『な゛っ!!……くっ!!!!!!!!!?』
あからさまに、自分の仮面を狙っていた、というのにそのときになりようやく気づく。
…が、もう遅い。
「よっしゃぁ!ナイスっ!ガウリイっ!さあ!これで契約の石は叩き割ったわよっ!」
セイグラムの仮面が割れるのをみてとり、思わずがっつポーズをするリナに。
「でもリナ?仮面だけでよかったのか?」
ガウリイとすれば、仮面と同時にセイグラム自身にもダメージを与えたほうがよかったのでは?
などと思っているのだが、だがしかし。
「今は仮面だけでいいのよっ!
さあ!セイグラムっ!どうせあんたのその仮面が契約の石だったんでしょ!?
契約の石が壊れた以上、もう契約は無効ってことよね?
エルはどこっ!!?あんたたちが誘拐した子供たちは!?」
魔族、というのもは契約を交わしていれば契約者の言うことをきくが。
だがしかし、その契約が無効になれば、魔族それぞれの性格にもよるが、
大概はもはやかかわりがないこと…といって契約者…といえども見捨てる傾向がある。
それがわかっているからこそといかけるリナ。
…もっとも、このセイグラムに関してはそういう理屈が通るかどうかは不明だが。
何しろリナが知っているセイグラムはといえば、リナとガウリイに復讐するためだけに。
魔竜王ガーヴ配下のラーシャートの手により、人間と同化し、
再び自分達に挑んできた…という履歴の持ち主であるからなおさらに。
【ここ】のセイグラムが同じような行動をとるかどうか…というのはリナには判らない。
判らないが…だがしかし、どちらにしても契約の石は破壊しなければ、話にならない。
というのも理解していた。
ゆえにこそ、ガウリイに視線で石を割るように…と訴えたのだから。
そんなリナの問いかけに。
ぽっかりと赤い瞳だけがのぞいている黒い顔部分をリナ達にむけ。
『…どうやら甘くみていたようだな……。契約の石が割れた以上は我にはかかわりがないこと…
…だが……この場はひこう…だが……このままでは…おわらせん……』
すぅ……
そう言い放ち、そのまま虚空に解け消えるようにと掻き消えてゆく。
「あっ!まっ!」
「まてっ!」
リナとゼルガディスが叫ぶと同時。
ざわざわざわ……
今までまったく聞こえなかった人のざわめきが耳にとはいってくる。
「…結界がとけた…か……」
ガウリイがそんな周囲を見渡しておもわずつぶやいていたりするが。
「だぁ!わかりきったことをいわないのっ!ガウリイっ!
とにかくっ!エルはどこ!?エルはっ!!エルのところにいくわよっ!」
そんなリナの言葉に。
「か~さまぁ?何かあったのぉ?」
今の今までリナの背中にくくりつけられて完全に爆睡していたマナがようやく目をさまし。
むにゃむにゃと何やらいいながらも目をこすりながら声をだす。
そんな姿をみつつ、今さらながらに…
「…そ~いや…あんた、子供を背中にくくりつけたままで戦ってたんだよな……」
ある意味、あらゆる意味で感心してしまう。
…まあ、確かに宿に一人で置いてゆく…という手段は危険だ。
というのは理解できる。
できるが…何か、子供を抱えたままでの戦闘も…こいつらなれてないか?
などと思わず内心思ってしまうのは…当然、といえば当然なのかもしれない。
そんなゼルガディスのつぶやきに。
「そうだけど?」
だからこそ、あのセイグラムにとどめをさす、ということはせずに。
ただ、契約の石を破壊し、ついでにどうにかなりそうなあのもう一体の魔族。
あれを消滅させただけなのだから。
あのギオ=ガイアという魔族はセイグラムよりは格下。
というのはあからさま。
何しろ、リナの知っているあの魔族は、ハルシフォムに喰べられた…
…という経歴の持ち主なのだからして……
「「「…いや『そうだけど』…って……」」」
リナのあっさりとしたいいように、
思わず同時に突っ込みをいれるロディマス・ゼルガディス・ゾルフの三人。
「ほらっ!とにかくいくわよっ!」
そのまま、エルのもっている護符の波動を頼りに、その場から駆け出すリナに。
「あ!リナ!まてよっ!」
リナの背中からマナを降ろし終えたガウリイが、そんなリナに向かって何やらいい。
マナを抱えてそのまま走り出してゆく。
後には。
「……と、とにかく。俺たちもいくぞ。」
「「はっ!!」」
何をいっていいものか。
ともかく優先されるものは…誘拐されている子供たちの安全が第一。
そう思考を切り替えて、そんなリナ達の後を追いかけてゆくゼルガディスたち三人。
そんな彼らをみつつも。
「……また何かあったのかねぇ?」
「……ほんと」
周囲にいた通行人たちがそんな会話をしていたりする光景が、
アトラス・シティの一角においてしばしみうけられてゆくのであった。
「……あら?あなたは……」
「あたしはエル。エイル=ガブリエフ。あなたは?」
暗闇の中から歩いてくる一人の女性。
そんな女性にと話しかける。
「私は……。それより、あなたどうやって中から……」
このカプセルは内部からは力を加えても壊れないはず。
確かそう、以前にハルシフォム様からお聞きしてますが…
そんなことを思いつつ、といかける夕日色の髪をしている女性。
「ちからいれたらこわれたけど?」
「……不良品だったのかしら?…ともあれ。無事で何よりだわ。
私は…ルビア…と一応呼ばれては…います…
それよりも、はやくあなたも他の皆と一緒にここから脱出してください。」
エルの言葉に多少首をかしげつつも、だがしかし。
はっと気づいたようにと話しかける。
そんな彼女…ルビア、となのった女性の言葉に。
「…だっしゅつ?」
鸚鵡返しにといかける。
「……わたくしは…これ以上…あのひとに……ハルシフォム様に罪を犯してほしくはないんです……」
相手は小さい子供ゆえに、詳しい話をしても理解はできないであろう。
また、そんな時間も今はない。
今自分が優先することは…捕らわれている人々を救い出すこと。
あのまま、幽閉されているままならば、ハルシフォム様も心を入れ替えたのかもしれない。
だけども…なぜかあの束縛は破られ…以前にもましてさらに人々に害を与えている。
それもすべては…自らのオリジナルとなった『ルビア』をよみがえらせるために。
だけども、彼女にはハルシフォムにもいっていないが、視えていた。
いつも、元たる彼女の魂がいつも彼のそばにいる…というその事実が。
そしてまた…その魂は、あの魔族がやってきてからは…魔族に捕らわれた…ということも…
そういいつつも、ふっと視線を下にむけ。
「とにかく。いそいで。…わたくしはこの部屋の人々を解放します。」
いいつつも、部屋の一角にある装置のスイッチを解除してゆく女性の姿が。
とある建物の地下室の一室においてみうけられてゆく……
――続く……
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あとがきもどき:
薫:・・・何か今回の戦闘シーン…意味不明だなぁ……
L:あんたがなるべく削除しようとするからよっ!
薫:…うぐっ!…魔族を暴れさせたらそれこそしゃれになんないし…
というか、リナとガウリイ以外はなれてませんしねぇ。
あまりに暴れさせたりしたらロディマスはともかく、絶対にゾルフがパニックおこします(笑
L:まったく。あの人間はねぇ。純魔族にあんな攻撃きくわけないじゃないのよねぇ。
SにSの力で攻撃しかけようとするわ…ほんとあれは三流以下よね。
雑魚よりひどいわよね。
薫:・・・ものすごいいわれようのような…でもある意味そうなのかも(汗
きちんと物事を理解してなくても呪文は発動する…といういい見本なのかも(まて
L:ま。ともかく。リナとガウリイをなめたらあっさりとやられる。
というのはもはや常識となってるのにねぇ。
最近ではあたしが後からちょっぴりそんな輩にはちょこっと攻撃してるけど。
器というか肉体を介さない力とかならどうとでもなるからねぇ。
薫:・・・・・・・・・・き、きかなかったことにします……
何はともあれ、次回。
L:そういえば、ようやくレナ達のほうにいくのよねぇ。
あとあたしvがようやくでてくるしvってあたしの活躍は!?
薫:……あ…あはは……
エル様の活躍…しいていえば彼女を・・・・・・ですかねぇ。
L:そんなの誰でもできるでしょうがっ!器はそこにあるんだからっ!
薫:無理ですっ!!
L:あら?そんなことないわよvってことで実験をv
とりあえずあんたも彼女同様に肉体もたない魂になってねv
薫:・・え゛っ!?って!誰に実験させるんですか!?誰にっ!
L:あんたんちのネコv
薫:無理にきまってますぅぅ!
L:えいv
ぽびゅっ……
ニャー……
く~く~く~……
L:あら?どうやら理解できなくてこのネコは薫を探してるし…もうひとりは寝てるし…
…ま、いっか。それでは、なぜか器のなくなった人はおいといて。
それでは、まったねvv
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