まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわvわぁぃv感想感謝です!とーるさんv
まさか読んでくれている人がいるとは…かなりびっくり。
多分誰も読んでない、と思ってましたからねぇ・・(しみじみと)
L:あんたのものなんか読む奇特な人は貴重よねぇ。
?:そうそう。投稿スピードも、数多とある連載ものの打ち込みもストップしてる。というのにv
薫:うぐっ!!・・L様はともかく…どうして菫ちゃんがっ!?
菫:Lに呼ばれたのvというか一緒に参加しないかってv
薫:・・・あの?その「参加」・・というのは・・・(かなり嫌な予感・・)
L:とうぜんvあんたへのお・し・お・きv
薫:いやぁぁ!!!!!
(以下、殺伐としたシーンの為カット)
L:それでは。薫がどこかに消えたので。
菫:私がまったくでないけど、それでは続きをいってみましょうvv
2005年11月17日某日
#####################################○パラレル・トラベラーズ○ ~交渉?暴露?~
「…ふぅ。あせったぁ……」
「でも。助かったわよね。そこのガウリイさんとラウリィのおかげで」
「まね。このガウリイは勘だけはいいからねぇ。勘だけは」
「…おい……」
とりあえず、部屋を三つ続きでとり、その中間の部屋にと集まり。
ひとまず話し合いをもうけているリナ・レナ・ガウリイ、そしてラウリィ。
く~……
すでに、子供たちはおなか一杯になったためか、ぐっすりとベットに横になっている。
この子供たちは一度寝たら、なかなかおきない…というか。
寝起きがものすごいがゆえに、騒ぎを起こしてわざわざ起こす…ということは。
リナもあまりしないし、ガウリイもまたしない。
…ガウリイとしては、子供たちが起きないほうが、朝も都合がいい。
…というのもあるにしろ。
ともあれ、ひとまず、次の村にとつき、そして。
とりあえず宿をとって、ひとまず再び話し合い…というときに。
ガウリイとラウリィが感じたのは…とある気配。
それも自分たちに向けられている…殺気。
それゆえに、リナとレナに断って。
二人して、村の外に出向いて…こちらに向かってきていた襲撃者をあっさりと駆逐した。
という実情が先ほどあったりするのだが。
寝起きがとんでもない…というのは、レナもラウリィも知るよしもないが。
わざわざ子供に聞かせるような話でもないし…と二人の思いというか意見も一致しているがゆえに。
それゆえに、おきている人たちだけでの話し合いにとなっている。
中間の部屋はダブルの部屋で少し広めの部屋となっており。
両脇に位置している部屋はシングルとやはりダブルの部屋。
本来ならば、この部屋に子供とガウリイ。
そして、別の部屋にリナとレナ。
そしてラウリィが一人。
という部屋割りを画策しているのであるが…おそらくそれは不可能であろう。
ということは、リナは何となく…というか、長い経験上理解している。
まあ、それをわざわざ口にはしないが……
ともあれ、先日の盗賊から奪った品の中に金貨が多数あったのが幸いしており。
未だに品物などを換金せずとも宿代や食事代はどうにかなっている今現在。
そんな二人の会話に思わず突っ込みをいれているガウリイであるが。
「勘かぁ。俺も結構すごいほう…とは思うけど……」
兄さんのほうがかなり強かったけど。
などと思いつつもそっと腰にさしたままの剣をみるラウリィ。
「それより。…話してもらえます?あなたたち…昼間のあの人物。
彼のことを『白のゼルガディス』といってましたけど?…お知り合いなんですか?」
すっと少しばかり緊張し、問いかけてくるラウリィの言葉に。
……そりゃ、リナ達はねぇ……
などと、ふわふわと、肉体から離れてその様子をみている精神体が一つ。
それに気づいているのはこの場ではガウリイだけなのだが。
だが、別に関係ないし。
それでガウリイはすまし。
「…何といったらいいのか…そう…彼とはあたし達の世界ではあたし達仲間だったのよ」
いろいろな死闘を潜り抜けてきた…ある意味戦友…ともいえるかな?
などとは思うが、そんなことを説明してどうなるものでもない。
説明するならば、はっきりいって自分たちが、魔王、もしくは冥王…
そんなものたちとかかわりあったことを言わなければならなくなる。
まずはっきりいって何をこの人たちは嘘八百をいっている…と通常ならとらえられてしまう。
自分でも信じられないような経験をしてきてるよなぁ…
…とリナは自分自身でそう納得しているのだから。
「確か。シャブ何とかって魔王とかいうやつと初めにたたかったときに共同に戦って。
次はザナ何とかってやつのとき。それからんっと…おお。確かガー何とかっていう赤い髪のおっさん」
「って!あんたはさらっというなぁぁぁ!あたしがどう説明しようかと思ってたのにぃぃ!!」
スパパァァン!!
ガウリイのさらり、というその言葉に、思わずリナの懐から取り出したスリッパ攻撃が炸裂する。
「って!ちょっとまってよ!?何それ!?…魔王って…
もしかして…あの伝説の赤眼の魔王のことじゃないでしょうね!?」
思わず叫んでしまうレナの言葉も当然…といえば当然なのだろうが。
「……あ、あの?本当なんですか?」
思わず問いかけた当人であるラウリィの言葉もどもってしまう。
まあ気持ちはおそらく、わからなくもないのだが……
赤眼の魔王シャブラニグドゥ。
この地の魔族…つまりは闇を統べる闇の王。
相対する存在として、赤の竜神スィーフィード。
そう呼ばれている竜神がいる…というのは、この世界。
まず小さな子供のころ寝物語としてまず聞かされる。
それが事実かどうかは誰も確認できてはいないにしろ……
だがしかし。
魔族…と呼ばれている存在が実際にいる…のは間違いないわけで。
そしてまた。
赤の竜神スィーフィード。
と呼ばれていた存在が存在していた。
というのもレナはよぉぉく理解できている。
かくいう、レナの二つ上の姉が……その能力を受け継いでいる人物だからに他ならないのだが。
「…え…ええと…あ…あはははは……」
リナが何といって返事をしようかと戸惑っているそんな中。
ちょうどいい具合…といえるのか。
コンコンコン。
部屋の扉をノックする音が。
「誰!?」
「?誰?」
「あ、ゼルの気配。」
「昼間のやつの気配っ!」
同時に、レナとリナ。
そしてガウリイとラウリィの言葉が一致する。
そして…扉の向こうからは…
そんな彼らの台詞を肯定するかのように…
「改めて話し合いにきた。…あんたたちと取引がしたい……」
扉の向こうから、部屋の中に向かって言葉が投げかけられる。
そんな扉の向こう側の『ゼルガディス』の言葉に。
「…いいわ。こっちも聞きたいことがあったし…ね」
「リナお姉さん?」
「あんた?」
「お…おい?リナ?」
しばし考えこみつつも、発したリナの言葉に戸惑いの声を上げているリナ以外の全員。
…どうしても確認しておかなければならないこと。
それは……もし、今のこの『ゼルガディス』があのことのために石を欲しているならば…
あのときと同じことが…ここでも起こりえる。
ということ。
…助けられなかった。
あのときは。
自業自得…と一人はいえるかもしれないが。
だからといって、目の前で死なれたのは…紛れもない事実で。
そして…そのために…その延長線上で…サイラーグも……
自分が、『ここ』に来たことは。
きっと意味があるはず。
そう……あのように悲しいことを起こさないためにも。
ここの、『自分達』のためにも……
そんなリナの思いを察知したのか。
ぽんぽんとリナの頭をかるくなで。
そして。
「リナのせいじゃないさ。…でも、リナがそうしたい。というんだったら…オレはとめないぞ?」
「…ガウリイ……」
何もいわずとも、自分の考えを判ってくれて、そして後押ししてくれる。
ガウリイは判っているのだろうか。
その言葉で自分がかなり救われている…ということに。
そんなことをリナは思いつつ。
「確認したいことがあるの。…入ってもらってもいいでしょ?」
その瞳に、何やら決意ともいえる何ともいえないものを感じ取り。
無言でうなづくレナとラウリィ。
「いいわ。…はいって」
カチャリ…
レナの言葉をうけ。
静かに部屋の扉が開かれる。
そこにいたのは、全身白尽くめの男性が一人。
「わるいな。…しかし、よくまあこんな自分でいうのも何だが、
怪しいやつを部屋にいれよう。なんておもったものだな」
部屋に入りつつも何やら苦笑しつつもそんなことをいっているその彼に対し。
「話によっては問答無用で呪文を叩き込むから。それでもいいわね?」
レナの言葉に。
「オッケー。…ま、まあ。子供ですらあの竜破斬を使えるような一行に。
下手な手出しはしないさ。とりあえず、部屋にいれてくれて感謝する」
いいつつも、部屋の扉を律儀にも閉める。
そして、彼が部屋の中にと入ってきたのを確認し…
「単刀直入に聞かせてもらうわ。『ゼルガディス=グレイワーズ』。
今…あなたたちが狙っているのは『賢者の石』?それも『赤法師レゾ』の命令で?
あなたはあなたで、レゾに対抗する力がほしくて石を欲している。……違うところがあったら答えて」
いきなりずばっと問いかけるリナの言葉に。
「なっ!?」
「え゛え゛!?賢者の石!?」
思いっきり驚きの声を上げているラウリィとレナ。
そして…
「……あんた…何ものだ?…どうしてそれを……」
いきなり図星を言い当てられ、かなり警戒を強くする。
当然であろうが。
「…なあ?リナ?…レゾって…誰だっけ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スパパァァン!!
きょとん。
として問いかけるガウリイの言葉に、思わず無言になり、
そのまままだ手にしたままであったスリッパで再びガウリイの頭を叩きつけ。
「あ…あんたねぇぇ!あんな目にあったのに忘れたわけ!?
っていうか名前覚えてなかったんでしょぅけどっ!!レゾよ!レゾ!レゾ=シャブラニグドゥ!!
目を開くことに夢中になったあげくに魔王にその体と魂のっとられて!
あたし達に攻撃しかけてきたけど、最後にはその残った人としての心で手助けしてくれたっ!
しかも!そのレゾのコピーのせいでサイラーグが壊滅したでしょうがっ!
それまでわすれたの!?あんたはっ!!」
そんなリナの叫びに。
…ぽん。
ぽん、と手を叩き。
「おお。あの赤い格好のゼルの曾爺さんかぁ。
あと、何か魔族と一緒になってた人のコピーとかいうのだったよな?」
「…ど~いう覚え方しとるんじゃい…おのれは……」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
そんな二人の会話に無言に成り果てているリナとガウリイを除く全員。
――…まあ、確かにゼルガディスの曽祖父だけど……
そんな彼らの会話をきいて、そんなことを思わず思ってしまう。
というか…本当…このガウリイ父さんって…あきないわよねぇ~…
などと、精神体で様子を視ているものとしては思っていたりするのだが。
それはリナたちには知る由もなく。
「…いや、ちょっとまて。…今、何ていった?」
「…レゾ…シャブラニグドゥ?」
「…それって……魔王の名前じゃぁ……」
震える声で同時に声を発するゼルガディス・レナ、そしてラウリィの言葉に。
「……ま、まあ気にしないで。…と、とにかく。あんたもゼルガディスなんでしょう?
…どう?あたし達に協力しない?もしレゾが石を欲している…というならでの提案なんだけど。
あたしは…合成獣の体を元に戻す方法。
知ってるから。…それと引き換え。というのは…どう?」
「なっ!!!?」
気にしないで。
というのも無理なような気もするが。
だがしかし…今、この女性の言った言葉がもし…いや、本当に元に戻す方法を知っているのなら…
「…あんた…どこまで『オレ』や『レゾ』のことを知っているんだ?」
警戒を解かずに、だがしかし。
今の言葉もかなり気にかかる。
もし…もしも、万が一。
レゾの中に…魔王が封じられている…というのが事実ならば……
いや、それはそもそも伝説なのかもしれないが…あの強大な力。
それを目の当たりにずっとしてきていた自分だからこそ…否定できない『何か』がある。
というのも…また事実。
そして、そういいつつ、すっと目をほそめ。
「…詳しく話しをきこう。…場合によってはあんたたちのほうについてもいい…」
そういう全身白尽くめの男性…ゼルガディスの姿が、見受けられ。
……過去は変えられない。
だけども…この世界はまだ…『過去』ではない。
…悲しい思いや悲しい人々を作り出すのは…あたしたちの世界だけで…十分。
それがあたし達がこの世界にきた…きっと…理由なのかもしれないから…
そう、リナは心で思いつつ。
そんなゼルガディスの言葉に、こくり、とうなづいて。
「…わかったわ。…レナたちも聞いてくれる?」
覚悟を決めて話をすることにしたリナの姿が。
夜も更け始めた宿屋の中で見受けられてゆくのであった……
――続く・・・
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あとがきもどき:
薫:…ガウリイさぁん…大暴露してどうするんですか(汗
L:・・・ま、ガウリイだし。それに思わず突っ込みをいれたのはリナだしねv
薫:・・・ま、そうなんでしょうけど……
あれ?でもそれじゃぁ?やっぱりここの時間軸って…同じ?
L:当然v違うのは。リナたちが来たことにより。初めからゼルガディスが仲間にはいる。
という程度v
薫:・・・・「程度」って……
・・・それで相手がた…だまってるのだろうか?
L:だまってないわよ。
薫:・・・・・・・・・・・(だろうなぁ・・・)
L:ま、そのあたりは。あたしがいってもいいけどv
薫:・・・ものすっごく遠慮しておきますのです・・・
L:あら?そう?もったいない・・・
あ、もったいない。というので思い出したけど・・・これ、あんたにあげるわv
薫:?何ですか?これ?
L:とある世界で使われた、もずくとナマコのブレゼントv
薫:って!これって騎士のっ!!!
L:ついでに両方意思をもたせて肉食にしてみたからvさあ。ご飯よ~vv
薫:・・・まっ!!!!
ぐじゅっ・・・ごぎゅっ・・・・・・・
L:さってと。何か変わった物体に飲み込まれていった薫はおいといて。
それでは…まったねvv
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