まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ。頭の中でSがエル様にどつかれる光景がはなれません(笑
ま、Sだし(非情)何はともあれ、続きをいくのです。
というか…ちらほら~とエル様…もとい、
エイルさ…とと、エイルちゃんの思惑がちらほらと(こらこらこら!)
では、いっきますっ!
2005年11月14日某日

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○パラレル・トラベラーズ○ ~出発開始?~

「…あ」
「…あれ?」
ふと気づけば、テーブルの上においてあったはずの女神像の姿が見当たらない。
それに気づいてふと声を上げるレナとラウリィ。
「…像は?」
思わず口にだすレナの言葉に。
「え?今何かエルがもってったぞ?ついでに」
「……めずらしいからかなぁ?」
きょとんとして何でもないようにそういうガウリイの言葉に、思わずつぶやくレナ。
そういえば…何か椅子からおりる間際にテーブルの上に手を伸ばしていたけど…
……ま、別にどうこうできる品物でもないし。
あれってオリハルコン製だしね。
普通の方法じゃ傷つけることとかもできないから…ま、いっか。
相手は子供だし。
それですましているレナ。
「オレにはよくわかんないけどな」
「……ま、まあとりあえず。それじゃああなたたちはひとまず。アトラスに向かう。
 ということでいいんですね?」
確認の声を上げてくるそんらラウリィの言葉に。
「リナがそういうんだし」
「……相手に依存しすぎてません?それって……」
「そうか?」
「「・・・・・・・・・・・・・・」」
こ…この人って……
レナの言葉に即答して首をかしげるガウリイに同時にそんな思いを抱いてしまうレナとラウリィ。
まあこの反応が通常なのであろうが……
彼らがそんな会話をしている中。

「…やっぱり」
判ってはいたけど……でもねぇ~……
さて…どうするか…
今のこの体というか器ではそう大きい力は多分扱えない。
というか、どこまでの力が使えるのか。
それが知りたいがためにこの器で生をうけてみた。
というのも理由の一つ。
もう一つは…結構みていてあきないあの人間をあのまま消滅させてしまう。
というのがもったいなかった。
というのもあったがゆえに。
何しろあの体は自分がかつて、あのときに、再生させたものだから。
そのままとどめおこうとは別に思っていなかったが。
だがしかし、相手の強い願いは切実にわかったから。
だからこそ…何しろ彼女がいなくなったら自分もいなくなる。
そんなことを純粋に本気で思っていた彼だからこそ。
…ならば、何のために自分が出向いたのかがわからなくなる。
まあ、自分に攻撃しかけてきたあいつはともかくとして。
自分が器として現れたのは…彼の命を何ものにも変えても助けたい。
そんな純粋な願いから。
「…ま、何ごとも実験は必要…よねv」
滅多とあるものではない。
というか滅多というかやったことは確かあまりなかったような気がするが。
いや、こうして普通(?)産まれ出でてうんぬん…としたのは初めての試み。
だからこそ…
「実験~v実験~v」
一人トイレの個室にて、
そんなことをいいつつも女神像をふわふわと浮かべているエイルの姿があることは。
…当然誰も知るはずもない……

ぽかぽかと太陽の光がとても暖かい。
とりあえず、リナとレナの話し合いの結果。
昨日の盗賊から没収したお宝の振り分けは話はついた。
まあ、まだ換金していないものは、とりあえず男性陣に荷物持ちをさせているのだが。
さすがに男手があれば、ちょっとした重さがある品物なども持ち運びが便利。
そうレナもリナも喜んでいたのだが。
…というか…異空間におけばいいのに……
そんなことをエルは心の中で思っていたりするが。
だがしかし…それは口には出していない。
あくまでも…自分はまだ、三歳児の幼女なのだから。
「う~ん。いい天気ねぇ」
「だなぁ」
のんびりとそういう二人に対し。
「…あとこれでとうぞくでてきたらたのしいのにねぇ」
「…えっと…マナちゃん?…というか、一体リナさん…どういう教育を?」
そんなマナのにこにことした言葉に思わず突っ込みをいれているラウリィ。
「とうぞくかどうかはわからないけど…」
「というか。気配は違うな」
「…みたいね」
そんな会話をしている彼らの背後より感じる気配。
しばらく、人気のない場所にと進んでいきつつも。
ぴたりと足をとめ。
そして、リナは二人の子供を後ろにし、そんなリナの前にガウリイが立ちふさがり。
レナとラウリィにいたっては、並んで、ある方向をきっとにらみ。
「…さってと。いい加減にでてきたら?」
「それか呪文でも叩き込みましょうか?」
そんなレナとリナの言葉が森の中の茂みに向かって発せられる。
それをうけ…
がさっ…
茂みが揺れるおととともに。
数名の男たち・・・・・もとい、なぜか全身を包帯で巻いた男と。
そしてトロルが数匹…彼らの目の前にと出現し。
「みつけたぞ!!!小娘どもっ!!!」
なぜか・・・全身包帯男は…リナたち四人プラス子供二名にむけて、指をつきつけ。
高らかに言い放つのであった……

………もしもし?
もしかして…もしかしなくても…あれって…!?
リナの脳裏に…かつての…ガウリイとであったときのことがよみがえっているのは…
この場で理解しているのは…ただ二人のみ。

「え~。人違いじゃないですか?」
ぷりっ。
ぶりっ子して言い放つそんなレナに。
「ああ!ミイラ!」
「ほんとだ~。ミイラだー。ないぞうあるのかなぁ?」
何やら喜んでてを叩いているマナに、そんな人物をみてにこやかにいっているエルの姿。
そんな二人の幼女の言葉に。
「うるさいっ!こうなったのは誰の責任だっ!
  というか…いちばんむちゃくちゃしてたの。おまえらだろうがっ!小さいくせしてっ!!」
マナとエルを指差しつつも、何やらわめいているその男性。
「……わが意に従い力となれ……炸弾陣ディルブランド
係わり合いになるのが面倒。
そう捕らえていたリナはといえば、とっとと小さくカオスワーズを唱え。
そして力ある言葉をそんなそれらに向かって解き放つ。
ごががぁぁんっ!
そのまま、不意打ちともいえる炸裂が彼らの足元に炸裂し。
何やら岩にのまれて吹っ飛んでいるミイラやトロルたちの姿がみえていたりする。
「さ。わけわかんないのはほっといて。あたしたちはいきましょ」
「…みもふたもなくないか?」
それをみて、目を点にしてつぶやくラウリィに。
「ま、リナだし」
それで済ませているガウリイ。
「ま。それもそうね。いこっ」
それですまし、すたすたと歩き始めるリナたち一行。
一方で。
ぴたり。
と両親やレナたちについていくのを少しやめ。
吹っ飛んでいったそれらをみつつ。
小さく、ぽそりと。
「…落雷」
ぴしゃぁぁぁぁん!!
エルがつぶやくと同時に…
吹き飛んでいた男たちの頭上から晴れているのに突如として雷が落ちていたりする。
ふっ。
このあたしに為口いうなんて…
などとエルは心の中で思っているのだが。
そして。
そのまま、何事もなかったかのようにとてとてと、リナ達を追いかけてゆくのであった…

「?何か音しなかった?」
「気のせいじゃない?」
歩きつつもそんなことを言っているリナとレナの二人に対し。
「リナぁ。あまり無茶するなよ?」
「はいはい。あんたは本当にあいも変わらず過保護よねぇ……」
ガウリイの言葉に苦笑していっているリナ。
「でも。リナお姉さんって、とてもそのガウリイさんと仲がいいんですね」
「そう?というか…こいつくらげだし。脳みそみじんこの剣術馬鹿よ?こいつは」
レナの言葉に即答しているリナ。
「…何かすごいいわれようなきがしますけど……」
「そうか?」
「・・・・・・・」
そんなリナとレナの会話をききつつも、ガウリイにと問いかけているラウリィの言葉に。
のほほんと答えているガウリイ。
そんなガウリイの返事に……もしかして…この人…天然ぼけもはいってる?
何かますます兄さんに似てるなぁ…
そんなことを思うラウリイの姿が、しばしみうけられてゆく。


     ――続く・・・

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 あとがきもどき:
薫:…リナさんところの教育方針って……
L:何しろ二歳ごろまでは、セイルーンにあたし達いたからねぇ。
  しかも、アメリアからいろいろと正義の賛歌とかも聴かされてたし。
薫:・・・そりは(汗
L:レイナなんかは、生まれたときから、アメリアのあの歌きいてたわよ?
  あたしも面白かったからちょっといろいろと……v
薫:その「いろいろ」って何ですかぁぁ!?・・って聞きたくないですけど(汗
L:内緒vそれとか。お祝いにって、ミルガズィアから品物もらったりしてるし。
  何か面白そうだから常に小さいクリスタルの中にいれてあたしは持ち歩いてるけど。
薫:み…みるがずぃあさん?(汗)
(・・いや~な予感が・・・)
L:あら?知りたいの?リナとガウリイが結婚して子供も生まれたお祝いにって。
  ミルガズィアお勧めのとある特選ギャグ全集がねv
  今ここに♪
薫:ちょっ!そのもしかして…もしかしなくても!?
  その球(オーブ)は何ですかぁぁ!?
L:再生v
薫:~~~~~!!!!(声にならない悲鳴とともに薫そのまま卒倒・・)
L:さってと。
  あたしがでも活躍してないわねぇ。
  とっととSがでるところまでいけばいいのにっ!
  というか・・・こいつ、もしかして…一巻分だけで終わらす気じゃないでしょうね?
  一応一部分は全部この話あるのに… 
  …この辺りは説得ねv
  それじゃ、なぜか完全に魂すら消滅しかけているこいつはほっといて。
  それじゃあ、まったねvv


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