まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
うー。今日はきつかったです。
というのもジュースのんでて。ジュースが気管にはいりました。いや、くるしかったの何の・・・
いまだにのどがおかしーです・・・はい・・・
まあ、どうでもいいことはおいといて。
今回も話は進んでません。というか、あまり意味のない話かも?(おい!
何はともあれ、いっきますv
#####################################遥かなる邂逅 〜よくある伝説〜
さんさんと、明るい日差しが降り注ぐ。
とはいえ、どこか違和感を感じる光ではあるが。
「?ここ、地下だったよね?」
見上げる空に見えるのは。
真っ青な空とそして、白い何か。
それと同時に白い何かの間から、何か輝く丸い球体のようなものがみえている。
そんなスミレの言葉に。
「ああ、あれは人口太陽よ。あと人工的な雲とね。」
そういって、空を指差しつつ説明するユリ。
そんなユリの言葉に続けるように。
「― 最も、ここ最近は、あの人口太陽もだんだんと老朽化してきてるから。完全、とはいえないんだけどね。」
そういいつつ、目の上にと手をかざし、空を見上げるローズ。
確かに。
何となくだが、見えるあれは。
人工的な何かだとは理解はできる。
中に機械らしきものが視えるような気がするのはなぜなのか。
ふと、そんなことを思い。
・・・・?あれ?
どうして、私、『視える』わけ??
?????
なぜかちらりとそれをみて、詳しく見てみよう。と思ってみただけなのに。
なぜかその内部構造まで手にとるように見えた、というか見えるわけがないのである。
なのに、『視えた』のはどうして?
そんなことを思い、ただひたすらに首をかしげるスミレ。
「とりあえず、説明するわね。
そもそも、この惑星は磁場などがすごくて、なかなかに生命が住めなかった星。というのは、この前説明したわよね?」
いいつつ、席にと座り、横にいるスミレに説明しているローズ。
そんな彼女に。
「おや、ローズさん、お子さんとお出かけかい?ん?その子は?」
顔見知りの、この惑星に住んでいる別の人間が話しかけてくる。
「どうやら難民のようなんです。― この子だけ、服ひとつで、海岸に打ち上げられているのを見つけまして。
今から首都エデンでこの子の仲間がたどり着いていないか探しにいくところでして。」
ざわっ!
そう、説明するローズの言葉に。
同じ乗り合い馬車にと乗っていた人々が一瞬ざわめく。
「海岸に!?って、あの外に!?」
「一人で!?って、まさか!?」
「避難民なわけ!?それとも、まさか近くまでもう!?」
などと。
口々に一瞬のうちにスミレたちの周りに集まってくる人々。
だがしかし。
気のせいか。
そこにいるのは、それほど年がいったような人や、ましてやスミレたちのような子供といった人物はほかにはいない。
よくて、二十代くらいから、五十代、くらいの人々。
「?」
どうしてそんなに驚くのか、スミレには理解ができない。
「まあ、外に打ち上げられていたって…よくまあ無事で…」
そんなざわめきが乗り合い馬車の中にと響き渡るが。
本来、まず外に投げ出されていたりする難民などは。
よくてこの星にたどり着いても、まず。
外に充満する、人体に有害なる紫外線によって、少なからず、何らかの後遺症。
もしくは、そのまま紫外線にまけて、体が腐敗したり、もしくはゆがんだり。
ともかく、まともに紫外線を浴びたらどうなるのかは、彼らは十分に理解している。
大体、この星に流れ着いたりたどり着いてきたりする難民でも。
まず、助かっているのは、宇宙船の中にいる存在、もしくは、その身をきちんとした防御服で身を包んでいる人物。
それか、ある程度は紫外線などに体制を持っている存在(もの)など。
そういったものしかまずはありえない。
「打ち上げられていた日がよかったのですわ。― 太陽が出ていた日でしたから。」
それらの地上に充満する紫外線を緩和するのが、太陽の光。
それも、金、青、赤、黄色。
その四つの太陽の光が混じったときに限り。
地上に満ちている人体に有害な紫外線は、一時的ではあるが緩和される。
そういいつつ、スミレの髪をゆっくりとなでるローズに。
「まあ、それは運がよかったというか…」
「― ほかの人は…」
一人がまず倒れていたならば、同じ宇宙船などに乗り込んでいた存在も大体は近くから発見される。
そう思い、この惑星に仲間が増えたのかと思い、ローズの方にと視線を走らすが。
ただただ、ローズは無言で頭を横に振るのみ。
― 彼らにはそれだけで十分。
おそらくは。
見つかったのはこの子一人で。
つまりは近くにそれらしき人影などは存在せず。
全員の脳裏に同じ考えが浮かび上がる。
それはすなわち。
― 子供であるこの少女を彼女が乗っていた宇宙船の人々は、彼女一人を脱出ポットにでも乗せて、この惑星にと送り出した。
彼らがそんなことを瞬間的に思うのもさも当然。
この星にはそういった、子供だけで避難してきた人々も少なからず存在する。
つまりは。
大人たちは助からなくても、子供だけならば。
そう、子供たちに願いを託し、自らの身を犠牲にし、未来ある子供たちを逃がした結果。
そもそも、この星にたどり着くことそのものが至難の業なのだ。
あたりには、四つの太陽の影響で、重力場などが不自然にと発生し。
しかも、近くにはちょっとぱかり巨大なプラックホールなども存在する。
少し進路などをたがえれば、間違いなく、そのまま太陽の中に突っ込むか。
もしくは、ブラックホールの中に絶対的な重力の墓場であるそこにと吸い込まれるか。
そのどちらか。
それも運がよくて。
普通ならば、まずここにたどり着くまでに、間違いなく宇宙空間の中で勃発している戦争に巻き込まれることは必死。
だけども、それでも。
万が一の確立で、脱出させた子供以外の人々も助かることもごくたまに…そう、百年に一度くらいの割合で偶発的にと発生する。
「−だから、エデンで…」
首都たるエデンでは。
今や人間が普通に住めなくなっているそんな大地を。
人が作り出した機械の手により、すべての土地を調べている。
それは、再び人類が地上で暮らせないか?という可能性を見出す手法。
組織的に、有害な紫外線を取り除く装置なども作り出し。
それを発動させて、様々な手段を用いているのもまた事実。
どうして首都に向かっているのか聞かずとも事情をさっし。
人々は、新たなこの地にやってきた、スミレにと同情の視線を集めてゆく。
首都。エデン。
その首都の広さは。
長年にわたり、開発をしたがゆえに一番の地下世界では大きな町並みである。
ゆえに、【エデン・シティ】とはいわれているものの。
その広さは尋常ではなく、ゆえに、各ブロックごとにそれぞれの名前がついていたりする。
そして、スミレをつれて、ローズとユリがやってきたのは。
そのエデン・シティの中のひとつ。
エディ・コランダム。
この地名は、かつてこの星を人類といわず生命が住める星に改良した科学者の名前からとったもの。
ここはこの惑星といわず、とりあえずは、ある程度の宇宙の状態などの情報が集められている場所。
といっても、それほど完全なる状態がわかるわけではない。
何しろ、主だった科学者、といわず、頭のいいような人類といわず生命は今やほとんど宇宙に広がっている戦争に駆り出され。
はっきりいって残っていない、というのもまた事実。
それでも、人というのもは、逆境に追い込まれれば、そこからどうにか復興しようとする努力をする。
つまりは。
ここは、そういった人々の努力によって、独学や、過去の文献。
そしてまた、様々な惑星などからの難民。
そんな彼らの知識を元に、勉強し、この地の人々が作り上げたいわゆるひとつの文明。
といっても過言ではないほどの精密なる情報都市。
ここには、そんな追い詰められた人々というか、生き物たちの頭脳の結晶が詰まっているのである。
この惑星上にて生活しているのは何も人類だけではない。
この惑星には、宇宙銀河すべてにおける存在が、つまりは。
運良く、戦乱から逃れ、そしてまた、運よくここにたどり着けたものたちが生活している。
そんな惑星の事情があるからなのか、または彼らが自分たちが助かったのは多いなる力のおかげ。
と信じているからか、なのかはわからないが。
だからこそ、一部の者たちの間では、『金色の悪魔』の伝説が、いまだに根付いているのもまた事実。
「―金色の…」
ばらり。
エディの中にと存在する、総合図書館。
そこには様々な知識などが収められている。
そしてまた、それと同時に。
これまで、この惑星にと入り込んだ様々なモノ。
それらに関しての情報もまた、ここにすべてが集まってくる。
だからなのか。
自分の髪をみて、一瞬ひるんだような、それでいて畏怖のような感情を発していた、人々が多少見受けられたのは。
今の彼女の髪は、地上で見受けられていたような特異的な髪の色ではなく。
どちらかといえば、金色に近い色。
しいていえば、強い太陽光線に近いようなそんな髪の色。
人工的な太陽の光を浴びれば、その髪質は、まばゆいばかりの金色の髪にと変化する。
ローズは、ここしばらくの間。
この惑星に不時着した宇宙船らしきものがないか。
それらを調べるためにと、別の場所にて行動している。
そして、ユリとスミレは。
とりあえず、スミレにこの惑星を理解してもらうためにと。
こうして今。
この惑星の歴史などが納められている総合図書館の中にと位置する【歴史の間】にて、書物を読んでいるのだが。
「ただの伝説、というか馬鹿らしいけどね。私からしたら。
― だって、こっちなんか、金色の髪の人類に助けられた。っていう内容ものってるんだし。」
いいつつ別の書物を手にとり、そんなことをいっているユリ。
人というものは。
よいことには目はあまりいかない。
ましてや、今世界というか宇宙がこのような状態ではなおさらに。
何かを悪者にして、心の救いを求めようとする。
そんな人の心の弱さ。
それを象徴しているのが。
間違いなく。
この惑星上に、伝わっている『金色の悪魔』の話であろう。
ある文献では、地上に人類が住めなくなったのは。
この地にやってきた金の髪をもつ種族が大気浄化装置を破壊したため。
などと書いてあり。
また、ある文献では、壊れかけた装置を金の髪を持つ種族が何とか直そうとしたが、彼らは宇宙嵐に巻き込まれ、命を落とした。
そのとき、どちらともいわず、被害は数億以上の魂が失われた。
という内容なのだが。
― 人の心とは弱いもの。
数億もの命が失われ。
誰かを悪者にしなければ、当時は持たなかったのかもしれない。
だからといって。
― 金の髪を持っていたすべての種族を『狩る』こともなかったとおもうのだが。
ある意味、どこの世界においても、『恐怖』という目に見えないものは。
人類などに、意味のない殺戮を起こさせる要因なのかもしれない。
今でも、一部の者などは。
地上に人類が住めないのは金の髪の種族のせい、と思っている人間がいる、というのもまた。
― 思い込みと、そして曲げられ、歪められた伝説。
というものは、後々の後世にまで長引き、人々の心に影をおとしゆく。
今では、様々な分野とそして視点から。
そんな『彼ら』が伝説にあったような『壊した』立場ではなく『直そうとした』立場である。というのは科学的にも証明されてはいるものの。
心の奥に根付いた偏見、というのもは、簡単に取れるわけではない。
だからこそ、万が一、スミレに何か危害がないように。
ローズはしっかりと、スミレの頭の髪をゆい、頭のうしろでなるべく短くまとめ。
それでいて、帽子をかぶせ、あまり髪が目立たないようにしているのだが。
それでも、その身長よりも長い髪はさすがに完全にはおさまりきらず。
帽子の間から、顔をのぞけている状態となっているのだが。
「― ふぅぅん…」
何か知っているような気もしなくもない。
そんなことをおもいつつ。
とにかく、少しでも今自分が置かれている立場と。
そしてまた。
この星に関する情報を頭に入れて、『自分が何のためにここにいるのか』を確かめないと。
そんなことを漠然とおもいつつ。
スミレはそのまま、そこにある無限ともいえる様々な資料になるべく目を通すためにと。
とにかく書物などを読むことにと没頭してゆく。
カチャカチャ。
「― ふぅ……」
やっぱり。
めぼしいものは見当たらない。
しいていうならば、あの少女が倒れていた少し前に。
小さな隕石がこの惑星に数個、入り込んだ、という程度。
だが、それらは大気圏内で燃え尽きたことが確認されている。
おそらくは。
燃え尽きた、と思われていた一つが、実は隕石などではなく。
彼女が乗っていた脱出艇か何かなのでしょうね…
そんなことをおもいつつ、
ここしばらくのこの惑星における出来事を検索していたローズが、そんなことを思いつつ目頭を押さえてため息をつく。
「― それで?どうなさいます?難民を受け入れる施設はすでにどこももう満室で…」
そんな職員の言葉に。
「― 私たちが見つけたのも何かの縁です。― 彼女は私たち母子が責任をもって面倒をみますわ。
…とりあえずもしかしたら彼女の両親がここに無事にたどり着ける可能性も、まだ『ゼロ』ではないのですから」
記憶も自分の名前すら忘れてしまっているあの少女。
自分たちが彼女に名前をつけたが。
やっぱり本来の名前のほうがいいに決まっている。
せっかく、彼女の両親が想いをこめてつけたであろうその名前をどうにかして思い出させてやりたい。
そんなローズの言葉に。
ほっと胸をなでおろし。
「わかりました。それでは、あの少女の登録は一応しておきます。― お手数ですがよろしくおねがいいたしますね」
― ここ、数年。というかここ数十年。
格段にこの星にと流れてくる難民が増えている。
ゆえに、この惑星にて作っている、難民施設なども、いつも満室状態。
流れてきた人々やほかの生命体から聞くところによれば。
すでにもう、彼らのような生命体が住める惑星は、存在していない、といっても皆無に等しいらしい。
これからいったいどうなるのか。
そしてまた。
もし、少しでも、『力』を得ようとしている、いまだに自分たちの愚かさに気づいていない、戦いを繰り返している存在(もの)たちが。
この惑星に気づいたとき−どのような対応をとってくるのかは。
すでにコンピーターははじき出している。
もはや、時間との勝負。
といっても過言ではない。
だが、基本的に技術力などは様々な生命体の知識ゆえに、どうにかなってはいるが。
それに伴う材料がとぼしいのもまた事実。
ゆえに、危険を冒して、惑星の外というか大気圏ぎりぎりで、惑星の外を浮遊している様々な残骸らしきものを牽引し、利用している。
というのが、今のこの星の現状。
能力のある難民ならば、確かに施設などでも重宝したいが。
何の力もない子供ならば、はっきりいって足手まとい。
今はそんな労力をかけている時間は…彼らには残されていないのだからして。
そんな事情を知ってかしらずか。
”お願いします。”
そう職員の口からきき。
これも何かの縁ですわ。」
そういってにっこりと笑い、そしてまた。
― 該当、ゼロ。
そう映し出されているモニターをただひたすらに長く見つめているローズ。
結局。
スミレの乗っていた宇宙船のことも、彼女自身のことも何もわからずに。
ただただ時間は流れてゆく。
― 満ちたる命よ 様々な鼓動よ 汝らは選ぶがよい。…滅びか それとも救いか 我は見定める 汝らをどのようにしたのよいのかを…
コクリ。
コクリといつのまにか眠気を及ぼし。
そして、意識を沈めてゆくスミレの脳裏というか心の奥に浮かぶ言葉。
この言葉がすべて事実。
― 見定める?…って、なぁぁぁに?
そんなことをおもいつつ。
そのまま、スミレは深い眠りの中にと誘われてゆく……
−第6話へー
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あとがきもどき:
薫:なぜか最近、バタリロが読みたくなって。しかもなぜか1巻から全部読み直している今日この頃・・
というか、バタリロのDVD発売って・・・・(笑
予約しましたけどねぇ(おいこら!・笑
でも、バタリロも長いですよねぇ。ちなみにただいま74巻まで(確か
まだ続いてるしv永遠の10年だな(笑
とりあえず、どうにかある程度お金たまったから。
ローン組んでるやつを一括返済しようとたくらんでいる私です。
ただいま、デザイン宝石&下着で二つローン組んでる人(まて!
え?車?あれは二十歳のときに一括で購入しましたよvええv
130万でv(ほとんど全部給料貯金してたからなぁ・・・・たまったものだよ・・うん。
それと、あとは例の入院とその後の通院できれいさっぱり貯金。なくなってたんですけどねぇ。
どうにかこうにかこつこつたまってきました。(しみじみ・・・
まあ、どうでもいい私のことはおいといて。
次回から、一気に年代が(多分)飛びます。あしからず。
んではではvまた次回にてv
2004年2月3日・今日は節分v巻き寿司食べました?(笑 ・某日
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