まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
しくしくしく・・・・・・。ある程度打ち込みしてたのに。
なぜか今日はパソの調子がわるくて。すぐさまにフリーズしてます・・・・
なので打ち込みしたのがすべてばぁ・・・・しくしくしくしく・・・・・・・。
起動させてるのは、これ(ビルダー)とあとはメディアブレイヤーでドラマCD聞いてるだけなのにぃぃ!?
今回、しばらくアンジェリークスペシャル2・第3話。そこに君がいる幸福。と内容がかぶっておりますvあしからずv
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コズミック・サブリナル ~第35話~
「……それはまた……」
報告をうけ、思わず目を見開く。
新宇宙にむけて、こちらの宇宙からの贈り物。
それは確かに。
生まれたばかりの宇宙に命をはぐくませるのに必要、といえば必要なのかもしれないが。
「エルンスト。とりあえず、今現在誕生している星星のデータを用意しておいてくださいませ。
この計画が可能かどうか。」
「はっ。かしこまりました。」
女王候補たちが立ち寄り、それぞれに新宇宙にと様子をみにいき。
そしてまた。
彼女たちが帰ると同時に入れ替わりにとやってきた女王補佐官。
そのロザリアの口から語られたのは、確かに興味深い計画ではある。
「明日の報告には間に合いますか?」
「はい、間に合わせます。それでは、明日の昼間、ご報告にうかがいます。」
きっぱりと言い切るそんなエルンストの言葉に。
「お願いいたしますわ。エルンスト。それでは。私はこれで。」
そういいつつも立ち去ってゆくロザリアの姿が。
「さって。」
ふわり。
女王の私室。
つまりはリモージュの部屋において髪飾りをはずし、かるく首をふるリモージュ。
あの世界はまだ生まれたて。
だけども、道しるべが必要なのも確か。
命が満ちれば、アルフォーティスの力もまた満ちる。
それは、女王候補たちにさらなる力を与え、そしてまた、よりよくスムーズに試験を行う道しるべとなる。
あとは、頑張っている二人の女王候補にむけてのこの宇宙からのプレゼントという意味をも込めて。
あの地はこれより、様々な試練が待ち受けている。
ひとつは、こちらが引き受けるにしても。
「チャールズに頼んで、旅商人たちのネットワークを利用させてもらいますか♡
あ、それと、あと、カティスにも頼んでおきましょう♡
彼、いろいろと聖地から離れて人脈とかできてるしね。ふふ♡」
そんなことをつぶやきつつも、服を寝巻きにと着替え、休む準備をしてゆくリモージュ。
すべては明日。
その前に……
「問題は……ロザリアをどう説得するか……なのよねぇ。
ま、それか、ロザリアもつれていけば問題ないわよね♡」
にこやかに、さらり、と最終手段のことをも考えつつ。
そのまま柔らかな広いベットにと、体を休めるために横になってゆくリモージュの姿。
「明日はティムカさまに品位の勉強を習いにいきましょう。」
その日のレイチェルとの学習をえて、レイチェルとともに寮にともどり、
同じ時刻ベットの中にと入るコレットと。
「明日はティムカ様のところにいきましょっと。」
これまた同じようなことをいいつつも、ベットにはいりながらも。
テキパキと今日の一日の出来事や、そしてまた、仕入れたデータをまとめているレイチェルの姿が。
それぞれの部屋において、そんな光景が見受けられてゆく……
「遠く、はるかに遠く 世界の果てるところ
オーロラ燃えたつ白夜に浮かぶは 薔薇色の陰ただひとつ それは輝ける恐怖の女神……」
そよそよと、風がここちよい。
ゆえに創作意欲もまた満ちる。
「どうしました?リュミエール様?僕の詩はおきに召しませんでしたか?」
時刻は昼下がり。
ここ、聖地の神殿の中庭にて話をしている二人の青年。
一人はその手にとハーブを持ち。
一人は優雅に紅茶のカップをその手にと持っている。
横にいる男性が少し憂いをこめたような、それでいて驚いたような顔をしているのに気づき。
朗読を促され先日作ったばかりの詩を読んでいた彼は。
朗読のその手をとめて、横にいる男性にと問いかける。
「い、いえ、セイラン
……ただ、あなたはまるで二人の女王候補たちを恐れているような言葉を口にするのですね。」
そんな彼-セイランの言葉に言葉を選らびつつも問いかけているリュミエール。
彼がこのセイランをここに呼んだ理由は……他ならない。
彼の身が今はもう大丈夫なのか、というのを確認するのと。
その心の中にと浮かんでいる疑問を少しでも見極めよう、とすること。
水のサクリアは優しさを。
そしてまた、リュミエールが彼を気にするのは。
その力の性質において当然といえば当然なのであるが。
そのことを彼や当人は気づいていなくとも。
宇宙誕生とともに、本人達は気づかないままに彼らの力もまたゆっくりと覚醒にとむかっている。
。
そんなリュミエールの言葉に。
「とんでもない。僕はね。楽しみなんですよ。そうはおもいませんか?リュミエール様?
あの世界もあの二人の女王候補たちは未知の可能性を秘めている。
そこに僕は創作意欲を刺激されるんですけどね。」
そういいつつくすりと笑い、そのままカップを口につけ、かちゃりとテーブルにとおきなおす。
「ずいぶんとはっきりおっしゃるんですね。」
そんなリュミエールの言葉に。
「事実ですよ。あなたはまあそうはおもわないんでしょうけど。
そうでなければ僕は生きている意味はない。
でも、わかりますよ。僕とあなたとは違うタイブの芸術家だ。
それをどうこうというつもりは僕にはありませんよ。」
そんな会話をしつつも。
二人して、時間的には執務時間中だというのにもかかわらず。
中庭のテーブルにと腰を下ろし、会話をしているこの二人。
感性の教官であるセイランと水の守護聖たるリュミエール。
「…聞いてください、セイラン。私も別に決してあなたの詩が嫌いなのではありません。
むしろ、あなたのその美しさ情熱や激しさに打ちのめされてしまいそうになるのです。」
いいつつ、憂いをこめたリュミエールの言葉に。
「おやおや、別に無理にお褒めの言葉をいただかなくても結構ですよ。」
そんなリュミエールの言葉に対して。
さりげない言葉を発しているこのセイラン。
まず他人が聞けば皮肉、と聞こえるような言葉ではあるが。
だが、彼は、あまりこのように自分の力を認められ、
そしてまた、感想をいわれる、というのはあまり好きではない。
だからこそ、宇宙に名高い芸術家、というのにもかかわらずに【伝説】とすら言われている人物なのである。
つまりは人付き合いが苦手なのである。
「そんな風におっしゃらないでください。」
うつむくリュミエールの言葉と同時に。
がささささっ。
横手の茂みがゆらぎ。
そこからひょこり、と出てくる一人の少年。
「そうだよ。セイランさん。リュミエール様はうそでほめたりしない方だもん。
セイランさん、意地悪しちゃだめだよ。」
にこにこと笑みを浮かべつつでてくるそんな少年に。
「……メル、いつからそこに?」
どうも彼、セイランはこの子が苦手、といえば苦手である。
自分が隠している心の奥底の感情を火竜族の力であるがゆえか。
この子の前では見透かされてしまうからゆえ。
「ちょっと前から、何かきれいな音がきこえてきから。
だけど、その……黙ってお話をきいてしまったのはごめんなさい。」
ぺこり、と頭を下げているその少年。
その耳にとあたるヒレが印象深い。
「いいのですよ。聞きにきてくれてありがとう。それより、メル、もう大丈夫のですか?
確か宇宙が誕生するときに、精神感応を起こして大変だった、とお聞きしましたけど……」
心配そうにと問いかけるそんなリュミエールの言葉に。
「うん、もう大丈夫だよ。あ、えっとね。メル、マルセル様に及ばれしてるの。あ、セイランさん。
ヴィクトールさんたちには黙っててあげるから、日曜日にアイスクリームとクレーブとかおごってね!
約束だよ!それじゃ、リュミエール様、セイランさん、まったね!」
現れたときと同じく風のようにばたばたと、
その場からひょっこりと挨拶をして駆け出してゆくメルの後姿をみつつ。
「ふふ。子供にはかないませんね。」
微笑むそんなリュミエールの言葉に。
「まったく…しかし、ああ能天気だと……
察することに、元気そうなのは、新宇宙はよりよく育成されている、ということでしょう。」
後姿を見送ったその場所をみつつもつぶやくようにいうセイランの言葉に。
「そうですね。あなたも大丈夫そうですし。」
にっこりと、横にいるセイランにと微笑みつつも問いかける。
その言葉にはっと目を見開く。
「……どうして……それを?」
誰にもいってなかったはずである。
あのとき、自分もまた苦しかった、というのは。
力に目覚めかけている人物と、そうでない人物のその感覚の差、とでもいうべきか。
それでなくても、彼に関しては。
小さなころから、その感性がとぎすまされ、ほかの人には聞こえない何か、
『見えない何か』を【視る】能力が備わっており。
ゆえに、それらの感性やなどを使用し、自分の趣味のままにと製作していった様々の作品が、
いつのまにか世の中で人気を得。
そしてまた。
今ではいつのまにか伝説の芸術家、謎の芸術家、としてその名前を知らないものはいない。
というほどの宇宙屈指の大芸術家……セイラン。
そんな驚きで目を見開くセイランに対して。
「……やはり、でしたか。敏感で繊細な感性をもつあなたですから、もしや…とはおもいましたが。
でも、いいのですよ。今が何事もないのであれば、それで。」
そういいつつ、かるくハーブをかなではじめるリュミエール。
そんな彼にふっと笑みを浮かべ。
「まさか、リュミエール様、あなたも?自分でもわからないのですよ。
この体には自分のものながら不思議なことが多すぎて、なぜ?というのはもう疲れました。
ですが、あのメルをみてたら、何かくよくよしてても仕方がない、とは思いますけどね。」
あの苦しさの原因は、いったい何だったのか。
自分なりに考えてみていたセイラン。
だけども、その事実は今だに答えにはおいつかない。
だからこそ、より創作にと没頭していくのかもしれないが。
そんなことを思いつつ、そして、あたりをかるく見渡し。
「本当にここ、聖地は美しいですね。作り物の美しさではなく、確かに命が息づいている。
まるで女王陛下の性格を反映しているかのように。もう、何というか…ね。」
そういいつつ、くすり、と笑う。
「……セイラン。」
確かにそのとおりなのではあるが。
それを堂々と口にできるこのセイランの性格がリュミエールにとってはうらやましくもある。
「まあ、確かに事実ではあろうが、だが、もう少し言い方もあるであろう?」
そんな彼らの背後より、聞こえてくる別の声。
そこにたたずむのは、長い金色の髪の一人の男性。
彼らがそのような会話をしているそんな中。
二人の耳にと光の守護聖ジュリアスの声が届きゆいてゆく。
「……どうして?」
先ほどの謁見の間において。
本来ならば、自分たち、王立研究院が賜る役目であってもおかしくない。
そのほうが、数値的にもきちんとしたものが用意できるはず。
学術的にも意義のある代物が。
それなのに。
陛下は旅人たちにその願いを託す、といわれた。
自分たち……否、自分ではだめだ……と。
理解不能。
物心ついたころから、ずっと何ごとも道理を組み立て、確実に成し遂げていた。
すべてはきちんと数値が指し示すままにやれば、何事も問題はなかった。
それこそ完璧に何事も今までは滞りなく。
それを覆したのは、今では無二の親友とも言えるロキシーと。
そして…
先の宇宙が誕生する前の女王候補たちの直感。
それは直感、というか、女王や補佐官いわく、それは、宇宙の意思の言葉。
というが、宇宙が意思を持っている、というのは、
目にみえないがゆえに今だに少しばかりは信じられない。
自分の目に見えるのは、ただの光の球体なのだから…
今ではその光の球体すら見えなく、ただあるのは、新たに誕生した宇宙のみ。
だけども、見えないが、事実、そこに宇宙の意思たる聖獣がいる、というのは事実であり。
それもまた、数値では見えないこと。
数値上では見えないことが起こっている、それだけでも自分で把握できない、というのに。
「……この疑問は自分で解決するしかないのか……」
いいつつも一人、そのまま研究院にと戻ってゆくエルンストの姿が、しばし見うけられてゆく。
-第36話へー
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あとがきもどき:
薫:今朝、ねぼけてたせいか、卵やこうとして、砂糖をいれて、
かるくスクランブルエッグにしたまではいいものの。
・・・・・・ちょっとまて!?かなりしょっぱいぞ!?
・・・・・・・・どーやら砂糖と塩を間違えたようです・・・・あぅ・・・・
おっかしいなぁ?熱でぼけてるのか、それとも寝起きでぼけてるのか(滝汗
たべられたもんじゃなかったです・・・・・かなりの量・・・・いれたからなぁ・・・・
あはははは・・・・・・・・(滝汗・・・・・
などと近況報告の2004年5月3日某日午前中・・・・・
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