まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

そ~いや。このスベシャル2の育成様子・・・・
どう表現しよっかな?まあ、あまりしなくてもいっか(こらこらこら!
だって、ゲームではサクリア送ればそれの星ができるけど。
実際は絶対に違うだろうしねぇ(笑
まあ、のんびりといこう、のんびりと(だからまて!
でもやっぱり、リモちゃんばかりが出張ってる・・・(あはははは・・・・汗

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コズミック・サブリナル   ~第32話~

くすくすくす。
「どう?アルフォーティス?」
二人の女王には、二つの意思、とみえるであろう、この空間の生命体。
いわばこの空間そのものの…核。
何事においても、核、というものは存在する。
そのようにした、というか設定したのは、他ならない自分自身。
かつての悲劇のような出来事が起こりそうなときには。
その核それぞれが意思をもち、そして、未来を決める。
そう、付属事項を決めたのも…
『あの二人ならば…大丈夫です。コスモスメイト様。』
そこにいるのは、いつも、女王候補たちが見ている姿ではなく、一人の人間の形態。
といっても、まだこの空間そのものが誕生したばかり。
ということもあり、子供の姿をしているのであるが。
「そりゃあね。あの子たちは、この使命を帯びて、世界に誕生してるんだから。
  あ、それと…あの空間……彼女、どんな様子?」
それまでにこやかに笑っていたその顔が一瞬曇る。
そんな彼女…リモージュの言葉に。
『…それは…』
その表情と感情から察する。
ふぅ……
ため息が知らずと漏れる。
「あの子…ナトゥ…どうして、それまでに…」
かつて、共にこの空間を築いた大切な仲間であり友人。
そのうちの一人……『ナドゥラージャ』。
だが、彼女は…
『あなたがあの方のためにこの空間を新しくし、
  そして、この私に彼女を浄化させる力を付属させてくださっているのは知っています。』
そんなリモージュに対して語りかけているのは。
この空間…というか、ただいま女王試験を行っている空間。
新たにできた宇宙空間の意思でもある存在。
その真名を『アルフォーティス』。
意味としては、すべてを照らし出す光。
という意味を持っている。
あの地が、消滅を迎え、寿命を迎えようとしたとき。
同じく、あの地の奥、次元の異なる空間に癒すためにと閉じ込めた彼女。
彼女はだがしかし、時を得てもなお、さらにその負の力のみを拡大させ。
そして、今にと至っている。
だからこそ。
大切な仲間だからこそ、彼女にはよりよい未来を与えたいがゆえに。
共に成長し、そして、それとともに浄化できる道を、ちょうどいい機会だからと。
与えたのは…他ならない、『アンジェリーク』自身に他ならない。
だからこそ、このアルフォーティスの基本となっている核は。
彼女がかつて前女王にと与えたムーン・フラワー。
それを核として、この存在…すなわち『あルフォーティス』を創りだしたのだからして。
あまりに純粋すぎるがゆえに、負の力にとらわれてしまった彼女。
だからこそ…助けたい…
「まあいいわ。とりあえず、あなたは今は完全に安定することに専念しなさい。
  ……大丈夫。あの子たちは、私が選んで。
  そしてあなた自身で選んだ、あなたの女王達なんだから♡」
にっこりと。
その空間に幻のごとくに浮かび上がっているその存在に対し微笑かけているリモージュ。
その瞳が一瞬金色にと輝いたのは、それはその場にいる彼にも気づかれないこと。

すべては、ここから。
滅びは再生の始まりであり、そしてまた。
新たな歴史の始まりでもある。
「しかし、私たちが守護聖の時代のときに、新たな宇宙創造の瞬間に立ち会えるなんて。
  何だかどきどきしますねぇ。」
にこやかに、その手になぜか素焼きのコップを手にしてお茶を飲んでいるルヴァの言葉に。
「まあね。でも、一番大変なのはあの子たちだよねぇ。でも、陛下もロザリアもあれだよね。
  宇宙誕生まで、今回の女王試験の意味、教えてくれないんだもん☆」
そんなルヴァの言葉にひらひらと手をさせつつ、ティーカップを口にと運んでいるオリヴィエ。
「新たな宇宙を創生するお手伝い…
  私たち守護聖全員で、あの二人の女王候補たちの力にならないといけませんね。」
そういいつつも、にっこりと笑っているリュミエール。
「まあね。でも、何だか面白くなってきたじゃない?
  つまりは二人の女王候補が、あの場所に私たち守護聖のサクリアを注ぐことで、
  宇宙が完成していくんでしょ?何だか楽しいよねぇ。きゃは☆」
「あ~。オリヴィエ、遊びではないんですからねぇ?わかってますかぁぁぁ?」
にこやかにも、すでに恒例となっている、三人でのお茶会タイム。
そんな会話をしている、ルヴァ・オリヴィエ・リュミエール、この三人。
彼らがそんな会話をしているそんな中。


「なぜそなたはわかっていながらもっと早くに言わなかった!?」
ダン!
机をたたきつける音ともに、鋭い声が部屋全体にと響き渡る。
「別に聞かれなかったことであるしな。……それとも、何か?
  貴様は女王陛下のすることに何か疑問でもおもっていたのか?」
ふっ。
軽く笑われ。
「な゛!私は陛下を信用している!信用していればこそ!
  光の守護聖として、あらかじめに知っておくことで、いろいろと!」
思わず感情をあらわにして叫び返す。
長い付き合いだからこそ、とでもいえるのか。
この二人、闇の守護聖クラヴィスと、光の守護聖ジュリアス。
互いに相容れないようで、ある意味、似たもの同士、とでもいうのであろうか。
一番、理解しあっているのは他ならないこの二人。
「ご苦労なことだ。いつもそう、気を張り詰めていても体がもたまい。」
そんなジュリアスの言葉につぶやくクラヴィスの言葉に。
「そういう問題か!?第一、貴様がきちんと守護聖としての責務を…」
そんなクラヴィスの言葉に顔を真っ赤にし、思わずどなっているジュリアス。
この二人、互いの前ではほかのものが見たことのないような感情をあらわにするのだが。
まあ、ある意味これが、この二人のコミュニケーション、とでもいえるのであろう。
そんな会話が、ここクラヴィスの執務室にてしばし見受けられてゆく。


「新しい宇宙かぁ。何かどきどきするね。」
「…というか、宇宙って、あんなふうにできるのか?」
「まあ、科学的には、ビックバンが宇宙にて起こり、そして、それらの核融合反応などによって…」
にこにこと笑みを浮かべながら話すマルセルに対して、首をかしげているランディ。
そんなランディに対して、科学的にきちんと説明しているゼフェル。
彼らまだ守護聖暦が浅い守護聖たちは。
ここ、森の湖の一角にてそんな会話をしていたりする。



「ふっ。新しい宇宙か。何かこのオレとしたことが柄にもなくどきどきするな。」
モニターをみつつ、そんなことを言っているのは赤い髪の男性。
そんな彼の言葉に。
「うれしい限りですね。守護聖様にこうして興味をもっていただける、というのは。
  確かに、興味深い限りです。これは歴史的にも意味のあることですしね。」
そんな彼-オスカーの言葉に同意しているのは。
ここ、王立研究院の主任を任されているエルンスト。
彼としては、宇宙の根底を調べる。
そのことを生涯の科学者としての題材にしているがゆえに。
興味は、果てしなく尽きない。
「上からも様子をみてこい、といわれてるものでね。」
いいつつも、にっこりと微笑むオスカー。
「まあ、陛下も毎日のようにお忍びでこられてますしねぇ。」
ぶっ!!!!!!
さらりといったエルンストの言葉に思わず噴出すオスカーの姿が。
王立研究院の一室にてしばし見受けられてゆく。


別に子供が研究院にと出入りしても不自然ではない。
というか、ロザリアの名前を出しているがゆえに。
それが女王本人、だとは、エルンストを含め、限られたものしか知らないが。
だがしかし、毎日のように子供姿…といっても、年のころならば十歳前後。
普通、リモージュが外に出るときには、もっと幼い姿をとるのであるが。
ここ、研究院にくるときは話が別。
ゆえにこそ。
いまだにあまり怪しまれてないのだからして。


「ちょっとまて!エルンスト!その話、詳しくきかせてくれ!」
思わずむせ返りつつも。
がしっとエルンストの肩をつかむオスカーの姿がそこに見受けられていたりする。

何はともあれ、今日もここ聖地は平和そのもの、といった感じのようである。

「そうでしたの。ですが?陛下?
  毎回いいますけど、お一人で出かける、というのは、あまり関心できませんわ。」
様々な思惑や思いを含めた一日も終わり。
各自、それぞれの私室にと戻っていたりする、そんな夜の一時。
「でも、ロザリアと一緒だと目立つじゃない?
  大丈夫だってば♡少々はばれないから♡あ、さっき説明したの、これね。」
いいつつも。
コトン。
ロザリアが座っている椅子の前のテーブルにと小さな箱をひとつおくリモージュ。
すでに正装、ではなく、普段着にとなっているのであるが。
執務時間もおわり、各自、個人の自由時間となっているそんな時刻。
だがしかし、女王や女王補佐官、といったものには、自由時間、というものは。
あるようで、なきに等しい。
今、この瞬間にも、女王となっている存在は、
その力のすべてを宇宙の安定にと注がないといけないがゆえに。
…もっとも、この女王、アンジェリーク=リモージュに関しては。そのようなことをする必要もない。
というか。
もともとがこの宇宙のすべてそのもの、といっても過言でない存在となっているがゆえに。
そのあたりの苦労、といったものはないのだが。
「これがそうですの?あら、色違いになされましたのね。」
「ええ♡そうよ♡二人のイメージの色に合わせたの♡それでね。これは…」
ぱかりとあけたその箱の中には。
ちょっとした花形のようなペンダントが二つ、納められていたりする。
光にかざせば、そのペンダントの模様となっている石が光を放つように見えるであろうが。
だが、今現在は、ただの普通の石のようにとそこに治まっていたりする。
こそこそと。
ロザリアにとこのペンダントの利用方法、というか仕組みを話しているリモージュ。
その言葉に。
「なるほど。それはあの子たちもわかりやすいですわね。
  無理をして、体を壊しても。またせっかく誕生した宇宙が崩壊してもいけないし。ね♡」
思わず耳打ちされたリモージュの説明に微笑むロザリア。
「ですが!陛下?よい考えではありますけど、く・れ・ぐ・れ・も!単独行動はお控えください!」
ぴしゃり。
ぴしゃりと言い放つそんなロザリアの言葉に。
「きゃぁぁぁぁぁvロザリアがおこったぁぁぁぁ♡」
「陛下……というかアンジェリーク!!!!!!少しは反省しなさいよぉぉぉぉぉお!」
女王の私室にて。
ロザリアの叫びがしばし響き渡ってゆく。


どうやら、彼女の性格は、いつになっても変わらないようである…


                                -第16話へー

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あとがきもどき:
薫:ちらほらと。ナド・ラーガのことがでてきてます(笑)←まてこら
  白い翼のメモワールとか、トロワとかでは。あれが基本になってますもんねぇ。
  まさか、初期のドラマCDのが後々に続いてくるとは。さすがは光栄さん(笑
  さてさて、とりあえず。次回で、二人の女王候補たちにペンダントを手渡して。
  それから、二人の育成開始、ですね。
  というか、まさかエトワールで似たようなアイテムがでてるとは・・・
  あ・・・・あはははは・・・・・(汗
  ちなみに、あれが発売されるまえに考えてますよ?ええ・・・・
  (メルたちが守護聖になるのかな?という予想は、あたってたけど、属性がまったく違いましたしね・・・・笑)
  さてさて、何はともあれ。そろそろいい加減に育成を開始しましょうかね・・・
  そしてとっととこのスベシャル2を終わらせて。天空のレクイエム、にいかないとなぁ。
  つうか、なぜか最近、あの話が頭の中を反復してたり・・
  あと、スレの裏話とかさぁ(こらまてや
  まあ、関係ないことをいいましたが。
  んではまた、次回にて。


2004年5月8日某日

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