まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

カーソル動きまくり、かってに閉じられたりする状態での打ち込みです。
しかし、問題はこちらのデスクさん、音すら綺麗さっぱりでない、という……
ポンがみつかったときのことをおもって、修理にとっととだしてなかったのがアダとなっている今日このごろ……
そういえば、ネオアンジェの公式設定資料集を購入したのですが。
あの?もしもし?光栄さ~ん?
エトワールやジェムシリーズなどできちんと設定表示がされているアルカディアの実状。
あれの説明がありますけど!?
そもそも、次元の狭間が収縮して小宇宙として安定。
というのはトロワのラストでもいわれていたことであり。
ネオの設定ではラガとの戦闘で別の次元宇宙にとばされたところが卵であった。
となってるんですけど~?(笑
そもそも、トロワの後にまたラガ、もしくはその残留意志が出てきたとか?
それにしてもその地で女王が戦った~という旨も…
いやまあ、たしかにリモちゃんやコレットたちがたたったけどさ。
…説明ではティエン・シーが戦った、とあるんですが(笑
面白い矛盾をみつけて多少爆笑v
それともリモやコレットの代替わり後に何かあったのか?(笑
まあ、この二次さんに関してはそういうのはまったくもって関係ないですけどね~
目指せ、三人女王の最強アンジェリークv(こらこらこら
何はともれ、ではでは、ゆくのですv今回から展開速いですよv…多分(気弱

#####################################

銀花の園   ~新たな展開~

「アンジェリーク!もう起きても大丈夫なのか!?」
部屋からでたアンジェリークをみて驚いたように、それでいて心配したように声をかけてくるレイン。
その手には何やら桶のようなものがにぎられているのが見て取れる。
「え。ええ。レイン。あれからいったいどうなったの?」
「とにかく、意識がもどってよかった。あまり無理をするなよ?」
どこかとてもほっとしたようなレインの声。
「?無理?」
そういわれてもアンジェリークには何だかピンとこない。
ただ、彼女からしてみれば心の底から祈りをささげているのみなので、
無理とかいう言葉には当てはまらないようなきがしているのが実状。
「おまえ。三日も眠っていたんだぞ?」
・・・・・・・・
「…え?」
レインの言葉に思わず目を見開くしかない。
そういえば、陽だまり邸がやけに静かのような気がするのは気のせいなのか。
「とにかく。部屋にもどれ」
「で、でも、ニクスさんは……」
アンジェリークの気がかりは、ニクスとあの溺れていた子供のこと。
「そのあたりのことも説明してやるから。とにかく、おまえは無理をしすぎだ。
  部屋に大人しくもどったら説明してやる」
そういわれれば素直に従うしかない。
レインに促され、とりあえず出てきたばかりの部屋にともどる。
「まず、現状をおしえとく」
ぽすん、と無理をしかねないアンジェリークをベットに寝かし、横の椅子にと座り説明を始めるレイン。
ファリアンのアーティファクト財団のデモンストレーションからすでに三日が経過している。
目覚めそうにないアンジェリークと、ニクスをとにかく馬車にと乗せてつれて戻り、
それぞれの部屋に寝かしつけたまではいいものの。
世間は何やら騒がしい。
それはそうであろう。
アンジェリークの放った力はアルカディア全土に及んでおり、そしてまた各地で奇跡ともいえる現象が勃発した。
だがしかし、それと同時に翌日からタナトスの出現がいように増えているのも現状。
今までは一体か二体しか多くても出現したことなどなかったというのに、
一気に五体以上が出現することが多くなってきている。
それゆえに、動けるヒュウガやジェイドはそれぞれにタナトスを退治するためにと出かけている。
ニクスは翌日には目を覚ましたものの、無理は禁物、という彼らの言葉をにこやかにかわし、
困っている人をほうってはおけないから。
という理由で出来ること…すなわち、各地への援助活動を再開している状態。
それでも、どうやら容態はあまりよいほうではなくてしばらくのあいだ安静が必要、とのことらしい。
気を失う前と今とでは心なしか体に宿る力の容量が異なるような気がするのはアンジェリークの気のせいなのか。
「ジンクスの発表会は…まあ、その後の展開であの悲劇はなかったことになってはいる。
  それゆえに各地に配備されているのもまた事実だ」
ジンクスの攻撃でかなりの被害がでたのも事実なれど、その証拠がない。
そもそも、ジンクスが破壊したすべての町並みはアンジェリークの力により再生されている。
しかもタナトスが増えている現状では、あのようなものにたよらざるを得ない状況でもある。
首都ヴォードンの政府のおえらいさんから回ってきた連絡によれば、
聖都より邪悪な力が聖なる力を排除しようとして活動を強めるので気をつけるように。
と指導というか忠告があったらしい。
さすがにそれまではアンジェリーク自身に関わることでもあり彼女には説明のしようがないレイン。
そしてまた、ディオンがもってきた聖都のルネという少年の手紙によれば、
アンジェリークはこの屋敷の中にいるかぎり、邪悪な力に感知されることはないらしい。
何でもこの屋敷は聖都と同様に聖なる力に守られている地でもある、とのこと。
ヒュウガやディオン、そしてカーライルがいうことにはルネは間違ったことはいわない。
それゆえに真実である、とレインたちにと断言した。
ルネというあの少年がいったい何ものなのかはかなり気になるところではある。
以前に出会った彼は『光』。
そういっていたのを思い出す。
まだ本調子でもないのに活動を再開しようとするニクスに対し、レインがある程度の装置を作り出し補っている。
一階のサルーンにしかなかったデンワを各階のそれぞれの部屋においても取れるようにし、
それゆえに屋敷のどこにいても誰でも用件を受けることができるようにしている。
そしてまた、それぞれの部屋同士での交信もそれにより可能となっている。
それらはすべて、この屋敷の中にあったとある部屋にあった書物を元にレインが作り出したもの。
いわば無線機の応用なようなもの。
「まあ、子供のほうは五体満足、どこにも異常はなかった。
  ただ、恐怖はどうしても残るだろうけど…それぱっかりはな」
子供のころに海難事故にあい、その後遺症で海の音や匂いをかぐだけで発作が出るようになってしまっているニクス。
それゆえに人の心とはとても脆い、というのもレインはよく理解しているつもりである。
最も、ニクスに関してはそれだけが理由ではないのだが、今のレインはそのことを知る由がない。
「そう…なの。でも子供が無事でよかったわ。
  …それにそんなに大変なことになっていたらのんびりなんてできないわね。
  身支度を整えてから私も浄化に参加するわ」
ずっと眠っていたのでお風呂などに入りさっぱりしたい。
そもそも着替えもおそらくしていないはずである。
小汚いままでそのまま出かける、というのは多少ちょっぴり遠慮したい。
そう思うのはアンジェリークが年頃の少女であるがゆえ。
「って、おまえはそうやってむりをしようとする!」
注意を促すものの、アンジェリークは聞く耳をもたないであろう。
だからこそ盛大に溜息をつき、
「…とにかく。まああまり遠出はしばらくできない。そうおもっとけよ?」
それでなくてもここ最近、いろいろとありすぎている。
彼女の身がもたなくなるほどに。
だからこそのレインの配慮。
「ええ。ありがとう。レイン」
そんなレインにとお礼いい、レインは部屋の外にとひとまずでてゆく。
出かけるにしてもいろいろと準備があるらしい。
レインが部屋から出たのうけて、ベットから起き上がり、テラスの窓から外を眺める。
どんよりと曇った空はいったい何を意味しているのか。
「とりあえず、お風呂にはいってから、それからね」
まずは身支度を整えるのが先決。
そう思いつつ、ともかく部屋に備えつけられいるお風呂にむかってゆくアンジェリークの姿が、
陽だまり邸のアンジェリークの私室にてしばし見受けられてゆく。

がさっ。
「…これは……」
あまりの惨状に思わず目を見開く。
数日前にすべての破壊された建物や自然が回復したばかり。
それなのに今、目の前に広がっているのは破壊しつくされた台地の姿。
「どうやら、これはジンクスがやったらしいぜ?…財団はお金をだせばいい。といっているようだけど」
しかし、お金では失われた大地や自然は元にもどることはない。
完全に荒地と化した場所では再び耕して畑をつくることもできはしない。
それゆえにその場を捨てて人々は新たな土地に移り住むしか手はない。
しかし、いくらタナトスを退治するため、といって街や村が廃墟とかしてはたまったものではない。
財団はすでにジンクスを発表会前に大量生産していたらしく、それゆえに様々な場所に配置された。
この数日のみでこの惨状。
これから先、いったいどうなってゆくのかがわからない。
女王の力にすがらんと、聖都に参拝する人々の数も増しているらしい。
あまりに被害が多くなってゆけば、アンジェリークに直接、何とかしてほしい。
そう願う人々もでてくるかもしれない。
そうなれば彼女のこと。
無理をしてでも人々の願いをかねえようとするであろう。
自身の命は二の次にして。
それだけは何としても避けなければならない。
ロシュの言葉をききながら、周囲を見渡すベルナール。
「とりあえず、俺はサンティーヌのほうにいくけど、ベルナールはどうする?」
「そうだな。僕はとりあえず、メルローズ女学院によってみるよ」
何となくだが嫌な予感がする。
タナトスは最近、何かを探しているような気配にも見て取れるのである。
しかも、最近はかたっぱしから女性とみれば襲っているようにも垣間見える。
聖都からあったという忠告はベルナールの耳にも新聞記者だけあり届いている。
ゆえに、気が気ではない。
今まで直接的には放っておいて虫がよすぎる、といわれるかもしれない。
だけども、解った以上、ほうってなどおけはしない。
ともあれ今はアンジェリークの周囲の人々を少しでも助けることもまた必要。
混乱と恐怖に陥った人々は何をしでかすかわかったものではない。
それは長い新聞記者の経験からよくわかっている。
それゆえに、ロシュと別れ、ベルナールは一人、メルローズ女学院にと向かってゆく。

「み、みなさん!おちついてください!」
それぞれの場所で生徒をあつめ、とにかく生徒達の安全が第一。
とはいえ、能力をもたない人々にとってできることなどはあまりない。
それでも、この学園の中からでてゆけば、それこそタナトスの餌食になりかねない。
最近、年頃の女の子を狙ったタナトスの被害が相次いでいるので気をつけるように。
そう議会から指示があり、教師が交代で屋上から周囲の確認をしていた。
そして今日。
教師からもたらされた報告は、大量、ともいえるタナトスが学園の周囲に集結しつつある、ということ。
だが、どうやら学園の中までははいってこれないらしい。
生徒や教師は知る由もないが、この学園には女王たちの加護が働いている。
リモージュがこの学園に立ち寄ったときにコレットとともに簡単に張った結界がある。
それゆえに通常のタナトスでは学園の中にまでははいることはできはしない。
建物の中にいるかぎり、安全は保障される、といっても過言ではない。
すでに連絡を駆使して教団に連絡をいれた。
あとは救助をまつのみ。
教師たちはそれぞれに分かれてとにかく生徒の安全を確保するためにと合同体育館にと集めている。
「…最近、タナトスが若い女の子ばかり狙う、と聞いたことはあったけど……」
それゆえに彼女たちの両親、そして家族は常に彼女たちにはきをつけるように。
そういってはいた。
タナトスがもしも知能があるとすれば、
自分を害する存在になるであろうアンジェリークをほうっておくことなどするはずがない。
それゆえに、おそらく狙いはアンジェリークであることは明白。
おそらく彼らタナトスには人を見分ける、ということができないのかもしれない。
だからこそ、女性が狙われる。
男性の被害よりも格段に空にオーロラが輝いた後、女性の被害が増しているの気のせいではない。
講堂にと集められ、それぞれ生徒達がよりそい、とにかく祈るより手はない。
「大丈夫よ。きっと助けはくるもの」
いざとなれば、あのときもらった品を使うのも辞さないかもしれない。
『いざというときは使って』
そういって金色の髪の少女より貰ったとある品。
持っているだけで心が安らぐようなそんな力が秘められているのがわかる。
それはリモージュの力が込められている品なのだが当然そんなことは知る由もない。
「だけど……」
生徒達の会話の中で、気がかりなのはやはりアンジェリークのこと。
あのファリアンでのジンクスの発表会。
あのとき無理をして倒れた、というのは一応報告がはいっている。
たしかに生半可な力をつかったのではない。
そのことだけは理解できる。
何しろ奇跡がおこったのは、おそらくアルカディア全土に及ぶはずなのだから。
「とにかく。今はただ、助けをまちましょう。ハンナ、サリー」
タナトスの前に人は無力。
ただ、祈り、逃げるしか方法はない。
どうやらこの学園の中にまではタナトスははいってきていないらしい。
それだけが何よりの救い。
「皆さん。銀樹騎士にも連絡がついてこちらにむかっているそうです!
  とにかく、それぞれが隣の人の確認を怠らないでください!」
大切に預かっている生徒達。
一人でも欠かすわけにはいかない。
それゆえに生徒達をおちつけるかのように学校長が生徒達にと語りかける。
ざわざわとざわめく講堂の中、しばし学校長の声と生徒達の戸惑いと恐怖の声が入り混じってゆく。

ジリリリッ!!!!
服を着替えている最中、鳴り響くけたたましいベルの音。
ベルの音はすぐにやむものの、何だかとても胸騒ぎがする。
『アンジェリーク!レイン君!すぐにサルーンにきてください!』
それと同時、壁より響いてくるニクスの声。
レインがこの屋敷を調べている最中、発見した連絡網の一つ。
どういう仕組みなのかは未だにレインも完全に解明はできてはいないが、
どうやら屋敷の内部、そして屋敷の敷地内。
すべてに一度で連絡を伝える方法がある。
まずそれは使われることはなかったが、緊急事態、ともなれば話は別。
館内放送にて伝わるニクスの何やら切羽詰ったような硬い声。
何かあったんだわ。
すぐさまに何となく異常を感じ、部屋から外に出ようとする。
とくっん。
「……え?……何…これは……」
部屋から一歩、外に出ようとしたアンジェリークの視界に飛び込んできたのは、
通いなれていた学園の周囲を覆いつくす大量ともいえるタナトスの姿。
正確にいえば、『視ている』状態なのだが、あまりのことにアンジェリークは思わず声を失う。
そしてまた、ふっと脳裏に浮ぶのは生徒達が講堂にと集められ、教師たちが必死で生徒達を助けよう、としている様。
「…にゅうっ」
「…は!?い、今のは!?」
どくん。
どくんどくんどくん。
ふと足元から聞こえたエルヴィンの声にその光景は掻き消える。
だけども心臓が高まるのを自覚せずにはいられない。
「とにかく、いそぎましょう!」
悪い予感がどうか気のせいでありますように。
今、垣間視えた光景。
あれが現実であってほしくない。
だが、心のどこかで今起こっている現実なのだ、と自覚している自分に戸惑いつつ、
とにかくアンジェリークは急いで一階のサルーンにと向かってゆく。

ガラガラガラ……
「大丈夫。大丈夫だ。ニクスに入った連絡によればすでに銀樹騎士団が駆けつけたらしい」
ついでに財団も駆けつけたようだが。
気になるのは財団による建物への被害。
ニクスが館内放送をつかい、アンジェリークたちを呼んだのは、
リース郊外にとあるメルローズ女学院に大量のタナトスが現れた。
というアンジェリークにとっては信じたくない内容。
いうまでもなくメルローズ女学院はアンジェリークにとって大切な場所。
「ジェイドとヒュウガにも連絡はとれました。彼らもまたあちらにむかっているそうです」
メルローズ女学院が攻撃をうけかけている。
それをきき、ニクスの脳裏に浮んだのは、アレがかなり力をつけてきている。
ということ。
そして狙いはアンジェリーク自身である、ということ。
精神こころを強くもっていなければ飲み込まれてしまう可能性が高い。
だけども放っておくなどできはしない。
大人しく馬車の中にいることもできずに御車台にてぎゅっと自分自身を抱きしめているアンジェリークにと声をかける。
カタカタと体の震えがとまらない。
大切な人たちの安否が気にかかる。
彼女たちや先生たちが無事だ、というのはなぜだか判るものの心配は募る。
「お願い。みんな、無事でいて……」
ぎゅっと力をこめて祈りを捧げるアンジェリークの体がほのかに淡く光るのはおそらく気のせいではないのであろう。
彼女の体から発せられているのは聖なる力。
その力はかの場所にこっそりと配置されているとある品と呼応をみせる。
だが、そんなことをレインやニクスが知る由もない。

「非常に興味深いわ」
思わず本音がもれる。
タナトスはなぜか学園の中に入れないらしい。
それゆえに駆けつけた財団や教団の銀樹騎士団。
彼らにむかって襲撃をしかけているのが現状。
一人の財団員がつぶやくのと同時、学園から淡い光りが立ち上る。
学園の周囲に張り巡らされている柵。
その柵の上部にとりつけられている小さな球体。
どうやら光りの発生源はその球体にあるらしい。
元々ある飾りを利用して、『女王候補』の力が伝わりこの地の聖なる力をたかめるように。
そのようにリモージュが細工をしていることなど彼らは知らない。
「とにかく、撃て!!」
ドッン!!!!
そんな最中、幾度目ともわからないジンクスによる砲撃がタナトスにむかって繰り出されてゆく。
アンジェリークたちがこの場、メルローズ女学院にたどりつくのはまだまだ先なのだから――


「ルネ、どこにいるのです?ルネ?」
女王の卵であるアンジェリークが通っていた学園が襲撃をうけている。
そう報告があったのはつい先刻。
だからこそすぐに近くにいる騎士団をそちらにむかわせるようにと指示をだした。
ルネの忠告により近くに騎士団を幾隊か存在させていた甲斐があったというもの。
すべての先を見通しているらしいルネ。
それが彼の力なのか、はたまた銀樹の意志によるものなのか、彼にはわからない。
しかし、長い歴史の中で、幾代も代替わりしている本来の教団長。
つまりは幾代も生まれ変わり、教団、そしてこの地を導いている存在。
その存在により人々が真に救われた、などと今まで一度も聞いたことはない。
基本、未来を紡いでゆくのは人の力であり自然の力。
聖なる存在はそれらの存在の手助けをし、安全に過ごせるようにと調和をもたらす。
そのために存在しうる力。
だが、そのようなことはどこにも文献に載っていない。
だからこそ人々はその真意を知らない。
それゆえに、この教団内部においても、真の教団長の存在意義を疑うものもいるのも事実。
そして、先ほど。
長老達から言われたのは、女王の卵とおもわしき少女をこの地に召喚し、
できうればこの地に滞在してもらえるようにするように、とのこと。
それに対する意見をききたくて、こうしてルネを探しているマティアス。
彼の意思で決定することはかつてはできたものの、今では出来ない。
すべては銀樹の意志、真の教団長の意志のままに。
それらが教団の…長老達の意志。
お飾りだけの存在。
ゆえに自分の存在意義がわからなくなることは多々とある。
だが、人は与えられた役目をとにかくひたすらにこなすしか日々を過ごす方法はない。
そのことをマティアスはここにつれてこられてこのかた、誰よりも理解している。
「銀樹の元でしょうか?」
これだけさがしてもいない、となれば可能性はその場しかない。
それゆえに、教団長以外は立ち入りを禁止されている其の場所にマティアスは向かってゆく。
そんな光景が、ここ、聖都セレスティザムの神殿の本部にて見受けられているのを、
しばしじっと澄み切った瞳で視ている存在が一つ。


                                -第73話へー

Home   Top   Back    Next

#####################################

あとがきもどき:
薫:そういえば、ネオのアビスアニメのほうは13話でおわりみたいですねぇ。
  …どう収集つけるんだろう?とりあえず12話は音のでないデスクさんでみたにはみたが……
  そもそも、カーライルの一件は!?ニクスの一件は!?ねえ!?
  …エトワールの時みたいに二部式になるのかなぁ?謎……
  謎が謎を呼ぶのでひとまずテレビ東京さんのサイトにいったらやはり二部はあるらしい。
  ということは、シリキレトンボで一部はおわる、ということか。
  そりゃ、ニクスのこともな~~~にもでてないしね~(しみじみ
  次回でメルローズ女学院の窮地脱出と、正式な聖都への招待ですv
  ついでなので聖都参拝の間に例のサンティーヌの一件を入れる予定v
  何はともあれ、ではまた次回にてv

2008年6月22&23日(月)某日

Home   Top   Back    Next