まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

副題に悩んだあげくに、日常、をもってきました。
アルカディアではどこでもそのような日常がおこっている、というのをひっかけて。
さてさて、今回はアニメの5話の村人の子どもの母親を目覚めさせる。
あれからヒントをえて構成されておりますv
何はともあれ、いくのですv

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銀花の園   ~日常の……~

「に、にくす様!?」
一体この惨状は何事なのであろうか、というほどの衰退ぶり。
家々はところどころ完全に壊れて崩れ落ちており、人々の表情にも疲弊の色が垣間見える。
一人が馬車から降りたニクスに気付き驚愕の声をもらしてくる。
「これは、一体?」
「……いったい何が……」
壊れた家々。
焼け落ちた木々。
馬車から降りて周囲を見渡し唖然としながらもつぶやくレインとアンジェリーク。
「まさか、タナトスの被害…か?みたところそう時間はたっていないようだが……」
焼け落ちた家々の様子と、崩れた建物。
それらの状況からさほど壊れて時間は経過していない。
冷静に近くの崩れた場所を検分しつぶやいているヒュウガの姿。
「いったい何があったの?」
とりあえず近くにいた村人にとジェイドが問いかけるものの、
「ニ、ニクス様!いってくださればお出迎えいたしましたもののっ!」
先ほどの村人がニクスがきたことを伝えたらしく、ばたばたと走ってくる数名の大人たち。
「おや。村長。いったいこれは…タナトス…ですか?いってくだされば援助いたしましたのに」
どうみてもタナトスの襲撃にあったことは明らか。
それにしては被害が甚大なような気もしなくもないが。
ニクスは大概、話をきいてタナトスに襲われた村や町などへの援助活動を率先して行っている。
ニクスの援助で立ち直った村や町、そして人々の数は計り知れない。
どうやらやってきたうちの一人はこの集落というか小さな村の村長らしい。
それゆえにそんな彼にと話しかけているニクス。
「確かに。ニクスのところにまで話がくるより先に俺たちがここにきた、という感じだな。これは」
レインがざっとみたところたしかにヒュウガの指摘どおり、襲撃からさほど時間がたっていないのは明白。
「ええ。この村がタナトスの襲撃をうけたのは一昨日のことでして…」
それゆえに、いまだにばたばたしていたのも事実。
とにかく被害の把握と、そしてまた人々の避難誘導。
壊れかけた家は修理をしなければ二次災害を招く。
小さな村などでは家々はほとんど木製のものが多いのでタナトスによって生気を奪われ、
土台ごと崩れ落ちてしまうこともざら。
かといって襲撃をうけた直後は人々は茫然自失としており、すぐさまに行動には移れない。
しかも被害がでているその家族からすればなおさらに。
「それで、そのタナトスはどうしたんですか?」
「いつものようにある程度被害を出した後にいなくなりました」
タナトスはなぜかいつもある程度被害をもたらしたあとにいなくなる。
それは大体そこに住む人々の半分くらいを手にかけたあたりでいなくなることがざら。
なぜなのかはいまだにそれは人々の推測に過ぎない憶測しか説明のしようがない。
ニクスの問いに答える村人。
その言葉をうけ表情を険しくし、
「まずいな。じゃぁまた出てくるかもしれない、ということか?」
ある程度復興を遂げたのちに再び出現する、ということもざら。
だからこそタナトスは厄介。
幾度も重なり襲撃をうけることにより人々から復興しよう、という気力すら奪い取ってゆくのだから。
「可能性はある、な。とりあえず手分けしてこの付近を捜索してみたほうがよいだろう」
付近に襲撃をしたタナトスが潜んでいることはざら。
村の中にいなくても、村の付近にいることはよくあること。
レインの言葉に同意するかのように答えているヒュウガ。
「たしかに。レイン君やヒュウガのいうとおりですね。
  しかし、このような状況で一晩の宿をお願いする、というのは多少無理がありますかねぇ?」
いまだにばたばたしている状況では村にある宿屋もきちんと開いているかどうかもわからない。
「いえ!ニクス様がたご一行でしたら喜んで宿くらい提供させていただきます。
  といってもあまりおもてなしはできませんけど……」
「ああ、それはかまいませんよ。我々だけなら野宿でもいいのですが。
  いかんせん、年頃の女性がいるもので」
周囲を見渡して悲しそうな表情をしているアンジェリークをみながら言うニクス。
アンジェリークからすれば、この風景は人事ではない。
まるで自分の身に起こった出来事のように悲しみを感じてしまうのは仕方ないであろう。
もう少し、自分たちがこの村にはやくついていればこんなことにはならなかったかもしれない。
その思いも多少ある。
ぎゅっと瞳を閉じれば人々の悲しむ声が今にも聞こえてきそうな気がしてしまうのは気のせいだろうか。
「アンジェリーク。…アンジェリーク?」
「え?あ、は、はい。何でしょうか?ニクスさん?」
ふと周囲の光景に気をとられて名前を呼ばれたことにすら気付かなかった。
何か考えことをしていると周囲に対する配慮が少なくなってしまうのがアンジリェークの欠点といえば欠点。
「我々は周囲を探索してきます。あなたはこの村の宿でひとまず休んでいてください。
  もし何かあれば連絡するようにしますので」
「彼女の案内は私どもが責任をもっていたします」
「たのんだぜ」
「お願いいたす」
「…え?…あ、あの?」
アンジリェークがぼ~としている間にいつのまにかどうやらニクスは話しをつけていたらしく、
気がつけばそのような話しがいつのまにかまとまっていたりする。
それゆえに戸惑いの声を発するしかないアンジェリーク。
アンジェリークが村の惨状に気をとられている間、ニクスと村長たちが話し合い、
とりあえず周囲にまだ潜んでいるかもしれないタナトスを探し出す間、彼女。
つまりアンジェリークのことをお願いします、という話しをつけていたのだが。
アンジェリークはそんな彼等の会話にまったくもって気付くことはなく、ひたすらに村々の様子に目をやっていた。
知ること。
確かにそれがアンジリェークにとって必要なものなのではあろうが。
今まで学園から外にでたことがなかったアンジェリークはこのような光景を目の当たりにしたことはあまりない。
それゆえに自分のことのように心を痛めてしまう。
「それではどうぞ、こちらです」
「え、あ、ですけど……」
「我々なら大丈夫ですよ。何かありましたらすぐにあなたにお願いにいきますから」
彼等だけの力では一時的にタナトスを追いやることにしかならない。
かといってこのような惨状の中、アンジェリークを歩かせたいとは思わない。
それゆえのニクスの提案。
そんなニクスの思いにまったく同感とばかりに同意しているレイン、ヒュウガ、ジェイドの三人。
いまだに何か釈然としないものがあるにしろ、ひとます促されてはいくしかない。
村長という男性に連れられてアンジリェークは村にあるという宿屋のほうにと歩いてゆく。

助けて、助けて。

誰かに呼ばれたような気がした。
助けて。
「気のせい…じゃないわよね?エルヴィン?」
「にゅ」
周囲の誰もその声にきづいていのいないのかまったくもって無反応。
「おや。お嬢さん、どちらに?」
ニクス氏の連れ、ということもあり一応待遇はとてもよくしてもらっている。
いるが一人で宿で待っている、などとアンジェリークの性格的に似合わない。
「少し散歩してきます」
そういって宿からでて村の中を歩いていたはいいものの、目につくのはつかれきった人々の顔。
タナトスは確かに物理的攻撃はあまりするものはいない、といわれてはいる。
いるがやはり生気を奪う、というのを前提としているのでそれがたとえ木々でできた家などにおいても奪い取る。
その結果、土台を失った家はもろくも崩れ去り、崩れた家はタナトスが退治されても復活することは絶対にありえない。
確かに、家を作っても、つくってもすぐにタナトスに壊されれば人々は気力を失ってゆく。
さらには大切な家族、そして友人がタナトスにより命をおとせばなおさらに。
「……声は…こっちから?」
かすかだが、それでもどこか救いをもとめるような、そんな声。
その声からはとても深い悲しみが感じ取れる。
人々の悲しみが自分のことのように苦しく感じてしまうのは、おそらく彼女もまた幼い日に同じような経験をしているがゆえ。
こういう光景はこのアルカディアの中では日々、必ずどこかでおこっているかもしれないという現実。
全ての人を救いたい。
それがアンジェリークの切なる願い。
だけどもそういうわけにはいかないのもまた事実。
だからこそ、今見える人たちだけでも救いたい。
死んだ両親に恥じることのないように。
しばらくあるいてゆくと、一件の家らしきものが見えてくる。
家の前で何やらうづくまり、泣いている女の子の姿が目にとまる。
紫の髪に青い瞳。
朱色の服に顔をうずめるようにして声をころして泣いている小さな女の子。
「どうしたの?」
そんな少女の目の前で視線を同じにするためにとかるくかがんで少女にと語りかける。
聞きなれない声に思わず伏せていた顔を上げた涙でかすんだ少女の瞳にうつったのは白き翼。
……天使、様?
そうおもい、一瞬泣き止む。
「あのね。ママがね。目を覚まさないの……」
「え?」
「ママのおててがだんだんとつめたくなってるの。ママ……」
多くの存在がタナトスに命を奪われた中で、少女の母親は命をかろうじてとりとめた。
だがしかし、ずっと眠ったまま。
骨と皮だけの生きるしかばねとなり、死をまつしかない状態。
明いている窓から家の中をみれば、たしかにベットに横たわる一人の女性らしき姿が目にとまる。
その姿はタナトスに襲われた人々の特徴とまったく同じ。
その傍らでは子どもの父親なのだろう。
祈るような格好でベットの横でつっぷしている男性の姿が見て取れる。
「…お家の中に案内してくれる?もしかしたら何とかできるかもしれない」
「…ほんとう?ほんとうに?」
「わからないけど。あなたも一緒にいのってくれる?あなたのお名前は?」
「マリー」
「そう。マリー。あなたも一緒にいのってくれれば奇跡が起こるかもしれない。
  あなたがお母さんを大切に思っている心が奇跡を起こすの」
初めてみる女性である。
だけどもその声にはどこか信じられる力がある。
しかもマリーとなのった少女の瞳にはたしかに目の前の青い髪の少女の背中に白き翼が見えている。
「うん。こっちだよ。お姉ちゃん」
「ええ。…すいません、お邪魔します」
アンジェリークの声に促され、家の中にとアンジェリークを招き入れる見た目四歳程度の女の子。
この幼さはかつての自分とかさなりどうしてもほうっておけない。
四歳だった。
アンジェリークが両親を失ったのも。
そしていま、目の前の少女もまた幼いながらに母親の死に直面している。
大切な人を失う悲しさ。
それも理不尽な形で。
それは絶対に許されないこと。
カチャリ。
この大陸全てに咲いている花々や草木の数を全て誰もが把握できないように、全ての人々、命を助ける。
それはたしかに不可能なのかもしれない。
だけども、だからこそできることを。
それが彼女の両親の口癖でもあった。
「ああ。マリ。お帰り…あの?あなたは?マリ?」
いつのまにか寝ていたらしく、ふと気付けば娘と一緒に見慣れない女性が一人家の中にと入ってきている。
「こんにちわ。はじめまして。私はオーブハンターをしているアンジェリークといいます。
  もしかして何か手助けできないかとおもってお邪魔いたしました」
「オーブ…?ああ、あなたはニクス様のつれのかたですか?あなたのような女性が彼の仲間とは。
  しかし、彼女は…妻は医者ではなおせません。脈はあるのにどんどん冷たくなってゆく彼女を見守ることしか……」
タナトスに襲われ、このような姿になった存在の末路はみな同じ。
だけども祈らずにはいられない。
奇跡を。
ぺこりと挨拶するアンジェリークの台詞に、ふと村にニクス達一行がきている。
そう村人が先ほど話しにきたのを思い出し、アンジェリークにと話しかけるマリの父親。
「天使のお姉ちゃん、お願い。ママを…ママを。ママのお手手がどんどんつめたくなってるの。だから」
ぎゅっと先ほどつんできたばかりの花をアンジェリークにと差し出して涙を浮かべて懇願する。
花をみればいつものように母親が笑顔で答えてくれるかもしれない。
そうおもいつんできた白い花。
リトルマリーゴールド。
それがその白い花の名前。
そしてまた、彼女、マリーの名前の由来となった花。
「マリ。気持ちはわかるが、これはどうにも……」
人の力でどうにかなる問題ではない。
だからこそ娘に諭すように悲しい声で語りかける。
「マリーちゃん、だったわね?一緒にいのってくれる?」
「うん!」
マリーから手渡された花を握り締め、彼女のほうをみてベットの横にと移動する。
そして、そっと横たわっている女性の手をにぎりしめ、
「浄化の光よ。マリーのお母さんを目覚めさせて」
強く、強く心から祈りをささげる。
そのせつな。
アンジェリークの体が金色の淡い光につつまれ、部屋全体が金色の光にとつつまれてゆく。

「……こ…これは……」
奇跡をみているのか?私は?
思わず目を丸くしてしまう。
目の前の青い髪の少女の体から光がほとばしったかとおもうと、その光はやがて白き翼の形となり、
白き翼のもと、横たわる妻の体もまた淡い光につつまれゆっくりとその体に生気がよみがえってゆく。
言葉がでない。
とはこういうことをいうのかもしれない。
「?…こ…これは…」
マリーの家にとりあえず食べ物をもってきていた村人が家の中が光に満ちているのを不審におもい、
そっと開いている窓の中から家の中を覗く。
そこには、光につつまれた少女の姿と。
そして、信じられないことにタナトスに襲われ死にゆくしかなかったはずのマリーの母親がゆっくりととの姿を取り戻してゆく様子。

「…う…」
ゆっくりと意識が向上してくる。
何かとても暖かなものにつつまれたような、そんな感覚。
小さくうめき、ゆっくりと瞳を開く。
自分がおかれている現状がどうしても思い出せない。
「マ…ママ~~!!」
「マリ」
意識を取り戻した母親の姿を目の当たりにし、そのまま母親に駆け寄りだきつくマリーの姿。
父親のほうは何がおこったのか理解できずにしばしその場で固まっていたりする。
さもあらん。
目の前で奇跡、と呼ぶしかない現象を目の当たりにすれば言葉を失って当然といえは当然。
抱きついてきたのが大切な娘だと気付き、そっと手を伸ばして娘の髪をなでる。
その手のぬくもりすらマリーにはうれしくてしかたがない。
「ママ、ママ~~!!」
涙をこらえることなく、泣きながら母親を呼ぶ少女の姿にほっとする。
「よかった。…どこかいたいところとか、気になるところとかはないですか?」
自分と同じような運命にこの目の前の子どもがならなかっただけでもとてもうれしい。
ほっとしながらも、目をさました女性にと語りかけるアンジェリーク。
「…あなたは……」
彼女の目にはその青い髪の少女の背に確かにみえる白き翼。
天使様?
いえ、違う、このお姿は……
かつて結婚前に家族とともに出向いた聖都セレスティザムでみた伝説の女王の絵姿。
その絵姿とほぼかわらぬ少女の姿が目の前にとある。
「天使様!ありがとうございます!天使様!」
涙をうかべたままで、感謝の言葉をのべているマリーであるが。
「ううん。私は何も。マリーちゃん。あなたがお母さんを思う気持ちがお母さんを目覚めさせたのよ?
  それに、もうお礼ならもらったし。ほら、これ」
先ほど手渡された小さなマリーゴールドの花。
タナトスの襲撃をうけこの付近には草木はまったくもって生えていなかった。
それなのに花をみつけてきた少女の気持ちは計り知れないものがある。
母親に目覚めてほしくて必死に探したのであろうということも用意に想像がつく。
「それより、少し失礼しますね」
とりあえずしばらく眠っていたからには体調のこととかが気にかかる。
そもそもしばらく眠ったままであれば衰弱していてもおかしくはない。
それゆえに、そっと再び手を握り、脈を取りつつ確認する。
「脈は大丈夫そうですね。とりあえずしばらくは養生してください。
  食べ物もゆっくとやわらかいものから、病人食から始めたほうが体に負担はかかりませんし」
それだけいい、ふと、目を丸くしている女性と、そしてその夫の姿にようやく気付き、
「?あ、あの?話し、きいてます?」
思わず二人を見渡しながらも問いかける。
だがしかし、二人からすれば言葉がでない。
母親のほうからすれば、目の前にいる少女の姿は紛れもなく伝説の御姿そのもの。
そしてまた父親のほうからしても、目の前でおこった奇跡は疑いようのない真実。
と。
「アンジェリーク!こんなところにいたのかっ!」
窓の外でその奇跡を目の当たりにして固まっていた村人の横からどうやら走ってきたらしく、
息を多少みだしながらもアンジリェークを呼ぶ声が一つ。
宿にいったところ彼女の姿はなく、村を探していたところ金色の光が見えたのでやってきたレイン。
「レイン。ええ。少し散歩をしてて……」
「まあ、話しはあとできく。それより、すぐにきてくれ。やはり近くにいたようだ」
「!!」
レインの言葉の意味を瞬時に悟り、かたん、と立ち上がり、
「すいません。用事ができたみたいです。あの、あまり無理をなさらないでくださいね。
  それと、マリーちゃん、お母さんを大切にね」
「うん!ありがとう!天使のお姉ちゃん!」
どうして自分のことを天使、というのかはわからないが、そんな少女に優しく微笑み、
「それじゃ、失礼します」
いっていまだに固まっているままの夫婦をその場に残して玄関から外にとでる。
外にでればなぜかその場に固まっているらしき村人が二名、目にはいったりもするが。
「レイン。それで、どこに……」
「今はヒュウガたちが食い止めてる!こっちだ!」
「ええ、わかったわっ!」
ぺこり、とその場にいる村人に軽く頭をさげてその場をレインに続いて駆け出してゆくアンジェリーク。
アンジェリークからすれば一刻もはやくヒュウガたちと合流し、現況となったタナトスを浄化したいのが本音。
そんなアンジリェークの思いを知る由もなく、
「…い、今のは……」
窓の中では、たしかにタナトスに襲われてすでに死ぬしかないとおもわれていたマリーの母親がよみがえっている姿。
そして金色の光に、白き翼。
そのような奇跡を起こせる存在、それは――
しばしその場に固まる村人達の姿が見受けられてゆく。


                                -第40話へー

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あとがきもどき:
薫:ようやく次回で村を出発&オラージュの村。
  ついでに再生能力の目覚め~、ですvそれから星の船ことアウローラ号v
  その後、ジェッドの攻撃でさくさくっと話はすすんでゆく…かな?
  とにかく、次回でライラ登場までにこぎつけたいですv
  ではでは~♪

2008年5月23日(金)某日

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