まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
何だかなぁ……綺麗さっぱり、ノートパソさんが壊れ中(涙
とりあえずは業者さんにきてもらうことに…(どちらにしても修理か!?
先にノートでなくてデスクの修理をたのんだほうがいいのかも…(汗
未だにデスクのほうは勝手にカーソルうごきまくってはひらきまくってくれる現象さんが…
あ、でもウィルスには感染してないんですよ?幾度も確認してますもん。
スパイチェックもしてるのに…しくしくしく……
前回の打ち込みを半分以上していたので、ひとまずこの回からの打ち込みです~
くすん…しくしくしく……
#####################################銀花の園 ~混乱と目覚め~
『うわ~!!!』
『きゃぁぁ~~!!』
ジンクスのお披露目会場。
港町、商業都市ファリアン。
いつもながら人々でにぎわっているこの都市は、今日はいつになく人が多い。
それはアーティファクト財団がこの地において重大発表をする、とそれぞれの場所に招待状をおくったゆえ。
しかもこの場にはこのアルカディアを動かす力をもつ議会の上層部の存在達も多々と集まっている。
そんな中でのこの惨劇。
タナトスに焦点をしぼっているがゆえに、そこに人がいようが建物がいようが関係なく攻撃する。
しかもタナトスもじっとしている対象物ではない。
攻撃追尾の機能性もまだきちんと確率されてはいない。
それゆえに、一度焦点をしぼればそのままその場所に攻撃は炸裂する。
タナトスの攻撃性の特徴は物理的なダメージを起こすその力を利用し次元に亀裂をつくり、
その亀裂の中にタナトスを押しもどす、というもの。
だからこそ、多数発生するタナトスに対し攻撃をしかけるたびに物理的な被害が発生する。
「ニクスさん!大丈夫ですか!?ニクスさん!?」
タナトスに追われ海に落ちた子供を助けるべく海にと飛び込んだニクス。
それでもしっかりと子供を抱きかかえ、ムチを伸ばして道を確保したのはさすがとしかいいようがない。
またこの場所が船の停留場所となっていることもありテトラポット等が多々とある。
それも功を奏した、といえるであろう。
ムチをひきよせニクスをどうにか海の中より引き上げる。
その手の中にはしっかりと抱きかかえられている小さな男の子が一人。
「私を…ここから…この忌まわしい音のする場所から……」
ニクスの息はかなり荒い。
状態からしてどうやらやはり発作が起こってしまったように見て取れる。
息も絶え絶え、といった様子であるが子供だけはしっかりと抱きかかえて安全を確保している。
「アンジェリークはニクスを頼む。俺達は人々をとにかく誘導する!」
そんなニクスのことも気にはかかるが、今は何よりも多数発生しているタナトスの脅威。
それをどうにかするのが先決。
タナトスは次から次にと現れては街の中を蹂躙している。
しかも、それにあわせて装置の充填が終わると同時に問答無用で攻撃をしかけるエレンフリート。
たしかにタナトスは攻撃によりその場から掻き消えた…消滅したかのようにみてとれる。
だが、それに伴う被害はタナトスの非ではない。
初めはただタナトスを消したジンクスに感動していた人々であるがこうなれば話しは別。
何しろタナトスと、そしてジンクスの攻撃による二次災害から逃げなければならないのだから。
「はやく!みなさん!こちらです!」
念の為に、とセレスティア教団が銀樹騎士を遣わしていた成果があった、というもの。
彼らの攻撃ではたしかに一時的なものにはかわりがないが、それでも人々に二次被害はおきることはない。
タナトスを攻撃し一時的に霧散させると同時に人々を安全と思われる場所にと誘導する。
といってもタナトスの脅威からすれば安全な場所、というものはなきに等しい。
かといって建物の中などにはいれば下手をすればジンクスの攻撃で二次災害に巻き込まれない。
とも限らない。
だからこそ、出現するタナトスを担当するものと、人々を逃がすもの。
それぞれ分かれて人々を誘導してゆく銀樹騎士団の面々の姿。
そんな彼らの姿を気にしながらも、かといってこの場から立ち去るわけにもいかない。
「ニクスさん!しっかりしてください!」
とにかく手分けをしてできることをしてゆくしかない。
それゆえにアンジェリークはず自身のすべきこととして、ニクスや子供に応急処置を施してゆく。
ドッン!!
そんな中、さらにジンクスから攻撃が繰り出される。
もうもうと立ちこもる土煙。
崩壊してゆく建物。
初めは町外れ、そして今度は街のほぼ中央付近にジンクスの攻撃は直撃した。
ジンクスによって壊れた家々の瓦礫が人々に降り注ぐ光景がなぜか視える。
…とくん。
やめて。
おねがい。
これ以上、悲しみを増やさないで。
脳裏に流れ込んでくる映像。
それゆえに応急処置を施しながらも願わずにはいられない。
「アンジリェーク様?」
混乱に生じて何があるかわからない。
それゆえにアンジェリークの側に残っているカーライルが戸惑いながらも声をかける。
やめて。
お願い……これ以上……
伝わってくる人々の恐怖と混乱。
そして聞こえてくる悲鳴と泣き声。
脳裏に浮ぶ光景はそれぞれが人々を必死に誘導しつつもタナトスから人々を守っている光景。
そしてまた、ジンクスがもたらす建物の被害から逃れようとしている人々。
「…ママ~!!!」
そんな中、アンジェリークに子供の泣き叫ぶ声が聞こえてくる。
はっとしてそちらのほうを振り向けば、少し先の先ほどタナトスを攻撃しようとジンクスが壊した町並み。
その中の一角において子供が泣き叫んでいる。
そして、その子供の前には…瓦礫の下敷きになっているであろう人間の手が垣間見える。
少し離れているのでここからは詳しい光景は見えるはずがない。
だけども脳裏にありありと浮ぶのは、下半身を瓦礫にとじこめられ身動きできなくなっている女性の姿。
そしてその女性を助けようと数名の男達が必死に瓦礫を押しのけようとしているものの、
その瓦礫の量は生半可なものではなく人の手では不可能に近いものがある。
これ以上の悲しみは……
とくん。
「にゃぁっん」
――アンジェリーク。あなたの心のままに祈りなさい。さすれば望みのままに……
エルヴィンの泣き声と同時に頭の中にと響いてくる声。
「…お願い。これ以上…これ以上の悲しみを…もう誰も…何も傷つけないでっ!!!!」
心から強く願う。
願うのは人々の幸せ。
そしてこの地に住まうすべてもの命の幸せ。
この地に生きている存在は何も人だけではない、大地も木々も全ては息づいている。
ふわっ。
「アンジェリーク様!?」
カーライルの驚愕した声と同時。
アンジェリークの体がほのかに光る。
それと同時に彼女の背より出現する白き翼。
白き翼がふわりと出現すると同時に、彼女の体から淡い、淡い光りが発生し、
それはやがて彼女を中心として周囲にゆっくりと円を描くように広がってゆく。
聖なる力がもつものは、何も浄化という力だけではない。
再生と消滅、そして生と死。
すべてが彼女の中にある。
願うのは、人々の命あるもののすべての幸せと幸福。
「これは……!?」
思わず人々はその場に立ち尽くす。
何がおこったのかはわからない。
ただ一つ、いえることは今目の前で奇跡が起こっている、ということ。
ジンクスの攻撃によって壊された家々は光りに包まれまるで何事もなかったかのように再生してゆき、
そしてまた、怪我をしていた人々もまた光りに包まれると同時その怪我は完全にと完治する。
何よりも目もあてられないほどに壊された町並みが見る間に再生してゆく様子は奇跡以外の何ものでもない。
それと同時、浄化能力をもつそれぞれの人々がタナトスと対峙していたものの、
それらのタナトスも光りにつつままれ光の粒となり消えてゆく。
創造の力。
無とかした場所に新たなものを作り出す。
誰からも説明されたわけでもないのに自分の中の力の意味を何となく理解する。
それと同時にさらに祈りを込めると同時、視えてくるアルカディア全土の様子。
助けたいのは何もこの場所のみではない。
すべての存在に対して願うのは唯一つ。
「聖なる力よ。人々を悲しみからすくって……」
家を壊され、また家族を失い、また傷つけられ途方にくれる人々。
そういう光景はこの地においてはどこにおいても見受けられる光景。
アンジリェークの祈りとともに、
アンジェリークを中心として巻き起こった光りはそのまま円を描くように、アルカディア全土に及んでゆく。
アルカディアの上空からみれば、その光はアルカディアの大地すべてをつつみこむかのように、
球体を描いている、というのがわかるのであるが。
そのような事実をしる術がアンジェリークたちにあるはずもなく、
人々はただ光につつまれ再生してゆく建物の姿をただただ呆然と眺めるのみ。
「しかし、長も何というか……」
思わず感心してしまう。
この地に自分達を滞在させている理由。
聖なる力を宿す存在と同じ時間率をもつ彼らクリスタル一族。
光りに包まれた周囲の光景をながめつつ思わずつぶやきをもらす。
「会長。そろそろあちらの大陸と交流をもってもいいのでは?」
その気になればいくらでもあちらの大陸。
つまり主となる大陸との交流をもつことができたのも事実。
だが、それをしなかったのはこの地には聖なる力が満ち溢れており、
また過去…否、未来の技術が集結しているがゆえ本来、この地の人々が進むべきはずの未来。
進化の過程において影響を極力及ぼさないようにするため。
この地には、両方の宇宙への次元回廊が存在している。
即ち、いくら神獣の女王が管理する空間から離れた、といってもアレ以後も通常どおり交流はある。
それでもアルカディアの人々がそのことを知らないのは彼らが極力アルカディアの人々に影響を及ぼさないように。
ときをつけていたからに他ならない。
「まだそれは時期ではない。このセレスティアの地はかの本土にとっても影響は大きすぎるからな」
そう。
いまだにアルカディア自体の技術はここに存在するような様々な施設を作り出すまで発展していない。
だからこそ慎重に行動するのは彼らの義務。
この地は、クリスタルの聖なる結界に守られておりタナトスの被害はまったくない。
この地に住まう人々はほとんどが神鳥、または神獣の宇宙からの移住者ばかり。
だからこそ、アルカディア…否、この神猫の宇宙の発展に影響を与えるわけにはいかないのだから。
視えてくる光景は戻ってゆく町並み。
怪我をした人々が元気になってゆく様子。
そしてタナトスにより枯れ果てた森などが再生してゆく様子。
「…これが私の……」
これが私の力なの?
そういいかけるものの、ふっと意識がとおのき、
ぱたっ。
「アンジェリーク様?!」
そのままニクスの上に覆いかぶさるようにときを失ってしまう。
「「アンジェリーク?!」」
「「アンジリェーク様!?」」
ふと気を失う直前にと聞こえた声はアンジェリークにとっては大切な仲間たちのもの。
再生してゆく町並みに驚愕したものの、すぐさまに理由に思い当たりあわてて彼女の元にと戻ってきた彼ら。
彼らがそこでみたものは、その体に白き翼を生やしつつもふらっと気を失うアンジェリークの姿。
意識して彼女が力を使ったのはこれが始めて。
しかもその対象はこの地すべてに及んでいる。
それゆえの負担。
何よりも彼女自身が自信の力に驚愕しているがゆえにその心における負担は計り知れないものがある。
だが、それこそが彼女の…この宇宙を統べるべくして生まれた彼女の力そのもの。
聖なる意志とその力を共有し、より良い方向に導き誘う。
それこそが聖なる女王のもつ力なのだから。
「およびでしょうか。長老様方」
呼び出されて神殿の奥に位置している長老の間にと出向く。
ずらりと並んでいるこの教団を運営するにあたりかなりの発言力などをもつ人々の姿。
「マティアス。そのほうを呼んだのは他でもない。女王の卵とおもわしき娘。
彼女をこの聖都に呼び、その真意を確かめよ。絵姿とその御身を見比べよ」
そもそも、彼女は一度この聖都セレスティザムの神殿にとやってきている。
あのときは確証がないがゆえに留め置くことなどはできなかったが。
だが、今ならば兆しはすでに示された。
そして、その兆しともいえる兆候は今、まさに世界中を覆っているのが見て取れる。
窓から挿し込んだ金色の光りはすべての人々を金色の光の中に包み込んでゆく。
そんな金色の光に溢れたとある部屋の一角において、ひざまずいている青年が一人。ル
「教団長としてのその役目、しかとはたすがよい」
「…は」
教団長とは今では名ばかりなのかもしれない。
いや、この聖都にやってきたあの日から大人たちに認められようと日々努力してきた。
それでも彼には銀の大樹の声は聞こえることはなかった。
彼が得ている知識はすべては伝承、そして文面から得られたもの。
それゆえに本来の知識をもつ光の祝福をうけている存在にはかなうはずもない。
幼いころからこの聖都しか知らない彼にとって、この聖都を出てゆくとき、自分の未来は見通せない。
だが、少なくとも、今はまだ自身がこの教団の長という立場にある。
神輿に過ぎない教団長、というのが実情、とはいえ第三者。
つまりは一般人やましてや普通の教団員たちは知る由もない。
彼らにとっては、彼こそが教団長であり、このセレスティア教団の象徴、ともいえる存在なのだから。
ゆえに、長老達の言葉をことわる理由は…一つもない。
この地に、伝説の女王の卵とおもわしき存在が滞在している。
それだけでも教団が古より唱えてきた理論が間違っていない、と示すことにもつながるのだから。
ダンッ!
「どういうつもりなんだ!?ヨルゴ!!」
アーティファクト財団の理事長室。
席にと座っている実の異母兄であるヨルゴに叫んでいるレイン。
とりあえず、気を失ったアンジェリークと発作を起こして昏睡状態になったニクス。
そんな二人を仲間に託し、そのままファリアンにと居残り、ひと段落してから財団にと出向いたレイン。
ファリアンの様子はロシュが取材する、というので、
ベルナールはアンジリェークを心配して陽だまり邸にとついていった。
銀樹騎士団長のディオンにしろアンジェリークのことが気になるものの、人々の対応に追われそれどころではない。
何しろ人々は奇跡ともいえる光景を目の当たりにしたのである。
それゆえに教団関係者の彼らに真意を問うために殺到するのは仕方のないこと。
「結果がすべて。あの場でセレモニーを中止するわけにはいかなった。解るだろう?おまえならば」
そんなレインに淡々と答えるヨルゴ。
側には今回のジンクス開発の責任者でもあるエレンフリートが突っ立っているものの、
そんなことにおかまいなしにヨルゴに対して文句をいっているレインの姿。
「とにかく、話しは以上だ。これ以上財団とかかわりのないものに話しをする必要はない」
結果がすべて。
そのためには犠牲も問わない。
その考えはいまだにこのヨルゴはかわっていない。
レインが財団を飛び出して以後、少しも…いや、以前よりも悪化しているように見て取れる。
「まてよ!あのジンクスそのものも不完全なんじゃないのか!?」
傍目からみててもわかったアレの欠点。
多少の改良であそこまでの被害は食い止められたはずなのに。
周囲のことは気にせずにタナトスのみに焦点をしぼったとみられるあの設計。
「ヨルゴ理事、このような裏切りものの言葉はきくに値しないかと……」
「あのジンクスはどうもタナトスに対して特化したあまり、そこに何があろうが関係なく攻撃をしかける癖がある。
だからこそあんなに被害がおこったんじゃないのか?
追尾機能と、そしてまたセンサーをさらに強化しないと街中で使うのには危険すぎる!
それ以外の場所でつかうにしても山火事などの危険性が含まれている!」
すばやく書上げた改良点を示した文書。
短時間の間にそこまで書けるのが何ともレインらしい。
それこそがレインが博士、とまでこの若さでいわれている由縁でもあるのだが。
「ヨルゴ理事長!そんなものを見る必要は…っ!」
裏切りもののレインの言葉などきかずとも、自分の設計だけで十分。
そう、自分こそが誰よりも…レインよりも絶対に優れているのだから。
「そこにはざっとみた限り、改良できる点を書いている。それだけでも多少は違うはずだ」
おそらく、開発を中止しろ、といっても強行するのは目にみえている。
ならば少しでも被害を少なくするために出来ることをするしかない。
それがレインの考えであり、それゆえの実行。
レインから手渡された文面をざっと開いてそれに目を通す。
開発に携わったわけでもなく、さらに詳しくあの装置をみたわけでもない、というのに的確に、
それでいて問題となる箇所を絵を交えて示してある。
自身の弟とはいえこの能力は捨てがたい。
「なるほど。すぐにこれを参考にしてジンクスを改良しろ。それから大量生産に入る」
「し、しかし、ヨルゴ理事!」
「二度はいわん。いいな」
「わ…わかりました」
了解するものの納得がいかない。
そもそも自分の設計は完璧なもの。
まあセンサーの強化くらいはするものの、追尾機能は今のままで十分。
そう心の中でおもいつつも、表面上は従うようなそぶりをしてそのまま部屋を出てゆくエレンフリートの姿。
そんな彼の姿を見送りつつ、
「あれはまだ若い。そばにいい指導者がいれば問題ないのだが……」
言外に、レインに財団に戻ってくるようにヨルゴがいっているのに気付くものの、
だが、今のままのヨルゴの考え、ましてや財団の考えにレインは絶対についていけない。
レインが財団に戻るとき、それ即ち、ヨルゴたちが人としての心を取り戻したとき。
犠牲を問わずに結果だけを求めて突き進む。
その考えは絶対に間違っている、そう確信がもてるから――
『あなたがもう一人の女王候補?』
ふとみえるのは、金色の髪の活発そうな少女と、茶色い髪の大人なしめな少女の姿。
ときどきみる少女達とよくにてはいるが、異なるのはそれぞれが何かの制服らしきものを着ている。
ということ。
『あなたたちの役目はその球体に守護聖たちから力をかりて送り育成すること』
育成?
――女王とは、すべてを育て、慈しむ存在。
無から有へ。
そして命は紡がれてゆく。
まるでスクリーンの向こうの光景をみているかのごとくに景色は変わってゆく。
光の球体に力が満ちたときに発生する光の洪水。
それに伴い発生した夜空ともいえる空間。
宇宙、とそう呼ばれている空間。
そして、さらに力を均等に分けてゆくことにより、生命が誕生しえる大地が誕生し…
それら全てを導き、そして護るのもまた女王の役目。
『お願い。私の宇宙を…』
すべてを一人で背負うということはそれに伴う負担も伴う、ということ。
一人ですべてを背負う必要はない。
宇宙には女王を護る力が存在している。
それこそが、九つのサクリア、とよばれている力。
そして、そのサクリアの証である印はすべてもう貴女の中に……
「…う…ん……」
ぼんやりと目を見開く。
ここは?
見慣れた天井。
何やら頭がぼ~としている。
だがしかし、すぐに我にと戻り、
「そうだわ!?ニクスさんは!?」
がばっとあわてて飛び起きる。
どうやらいつのまにか陽だまり邸にもどってきていたらしく、しかも服のまま横になっていたらしい自分に今さらながらに気づくものの、
とにかくニクスの安否が気にかかる。
すでに窓の外は暗闇に染まっていることからどうやら今は夜らしい。
あれからどれくらい時間がたったのかすらわからない。
わからないが、ともかく今はニクスの安否を確認するのが先決。
どうして自分が横になっていたのかよく理解しないまま、アンジェリークは部屋からでて、
とにかくニクスがいるであろう彼の部屋にと向かってゆく――
-第72話へー
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あとがきもどき:
薫:これだけうちこみするのにデスクさんのほうでは数時間以上……
デスクさんのほうはいまだに勝手にカーソルうごきまくっては、それゆえに打ち込みしたのがいきなり消えたり。
もしくは窓がいきなり閉じたり~が続いている状態なのです(涙
だからこそ最近はノートばかりで打ち込み&編集してたのに…(しくしくしく
まあ、個人的なぼやきさんはともかくとして、とりあえずジンクスの回は終了v
これから聖都からの招待状を得て、ジンクスの苦戦、それから例の伝染病。
やはりあれは基本でしょうv(こらまてや
それから時間と空間の指定によりでてくる絶対にラガに違いないエレボスの回(笑
にいくのですv
つまりは覚醒してからはさくさくっとすすんでゆくのですよvええv
何はともあれ、当分打ち込みは…どうなるのか不明なままに、ひとまずさきに71話まで。
70話は…ノートのほうに打ち込みしててあとすこし、というところでめげたのでパックアップなしなのです(実話
それでは、またいつか…(はやく直ればいいなぁ…しみじみ…
2008年6月20日(金)某日
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