まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

さて。ようやく、続いた2003年の7月から打ち込みはじめた。アンジェリーク小説も完結です。
・・・つーか、何一年ばかしかかってるんだ(汗)
うーん。スレばかりでなくこちらもがんばって充実させねば・・・・。
・・・・そのうちに、圧縮ファイルのツリー別、というのを作ってみたい今日この頃・・・
(そしたら、少しは容量が・・・・・汗)
(機能はこの、ホームページビルダーにはついてるんだがなぁ・・・使い方が・・・あはははは・・・
↑だめじゃん・・・・汗・宝のもちぐされ・・・)
何はともあれ、エピローグです!いくのです!!

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スイート・メモリーズ     ~エピローグ~

『女王…アンジェリーク女王…聞こえますね?
  クリスタル・フラワーの一種である、そのムーン・フラワーと。
  一族の要でもある、レインボゥ・フラワー。その力をリンクさせます。
  その空間より、こちらに移動してください。
  滅びは新たな誕生の始まり。一度無にした世界は、新たな誕生を迎えます。
  ……あなた方が犠牲になることなんて、何もありません…』
ふと。
二人の女性の脳裏に響いてくるその声。
『…アンジェリーク?』
思わず、あたりを見渡すが。
そこには。
すでに何もない真っ暗な空間と。
そして、すでに虚無にと蝕まれ始めた、この宇宙空間のみ。
そして、そんな彼女たちを守るかのように、
淡く、淡く光を放っている、先日、神鳥からたくされた、とある水晶花。
ディアとアンジェリークの脳裏にリモージュの声が響いたその刹那。

ぱぁぁぁぁぁぁぁぁ…

すでに虚無となりはじめている空間に。
淡い、金色の光が照らし出されてゆく。
「…時空回廊?!」
「アンジェリークですわ。あの子が……」
その光に目をやり、驚きの声を上げる女王と。
女王の手を握り締めつつ、つぶやくディア。
そして。
光の中から、出現する、九つの影。
「いけない!守護聖たちよ!戻れ!
  そなたたちは、新世界に必要な存在!この虚無に飲み込まれては何とする!」
思わず叫ぶ女王の声に反応するかのように。
ぐらり。
彼女たちの足場が揺れる。
「陛下!」
思わず悲鳴を上げるディアに。
駆け寄ろうとしたディアの足元もまた…
「ディア!!!!」
ディアを助けようと、ディアの元にとかけよろうとしてゆくアンジェリーク。
だが。
がらっ。
その足場が崩れ去る。
と。
ぱぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
あたりに、頭上に輝く、水晶花より、光が満ち溢れ。
それと同時に。
彼女たちの足場、というか、立っていたその場所の真上に、薄く淡く輝く、透明な足場が出現する。

『ムーン・フラワーの力にて。一時、足場が確立されます。急いで!守護聖たちよ!
  そして…女王陛下、ディア様。この空間は、私に任せて急いで!!!!!
  まだ、私たちはあなた方を必要としています。』

そこにいるはずのないリモージュの声が、頭上に輝く【それ】から発せられてゆく。
『…アンジェリーク????!!』
それに伴い。
どうやったのかは知らないが。
かの物質を、神鳥に与えたのは……
……他ならない、リモージュ自身なのだと、漠然と理解する、ディアとアンジェリーク。
いったいどうやったらそんなことが可能なのか。
それはわからないが…
「急げ!新女王・アンジェリークの力でこの空間が安定している間に!」
ジュリアスの支持を飛ばす叫び声と。
「陛下。いきましょう。そして、新たな時代を彼らとともに……」
そんなジュリアスの声に促されるように。
ぎゅっと女王の手を握り締め、微笑つつも語りかけるディア。
「…そうね。ディア…」

守護聖たちに守られるようにして。
女王と、そして補佐官ディアは。
そのまま、次元回廊の扉にと足を一歩、踏み出してゆく。

『わっ!!!!!』

女王と、そして補佐官が無事に研究院にとたどり着いたとき。
誰しれずともなく、歓声の声が辺りにと満ち溢れ。
「「陛下。ディア様!ご無事で!!」」
そんな二人にかけよってゆく二人の女王候補……
いや、元、女王候補たち。といったほうが正確であろう。
そんな二人…アンジェリークとロザリアの姿が。
研究院の一室でしばし、見受けられてゆく。



数時間後…
時期女王として、いろいろとやらなければいけないこともある。
だがしかし。
女王と、その補佐官であるディアは。
一度、こちらの新世界にと移動してきた聖地にと戻っていった。
新たな女王の即位の儀式の用意のために。
すでに、女王には、その力はない。
だがしかし、何事も引継ぎ、というものは必要なのである。

「これからが、大変なのよ…そう。」
すべては、これから。
女王寮を引き払うために準備をしているリモージュ。
といっても。
彼女にとってはその用意などは、どうでもいいこと。
「……滅びは新たな再生の兆し。ムーン・フラワー。その力をその空間と同化させなさい。」
ムーン・フラワー。
それは、リモージュ……否。
アンジェリーク=ユニバースが使っている、新たな星雲宇宙を生み出すがための物質。
その存在を知るものなどは、彼女以外にはいない、というのが事実なのだが。
すっと、空に向かい、手を伸ばしたリモージュの言葉と同時。
閉じられたかつての宇宙のあった空間にて。
そこに、真っ暗な空間の中、淡く輝いていたそれが突如として、はじけさる。
それは…その力のすべてがその空間と同化した証。
やがて、その力は。
新たな、この空間の意思となり。
新たな世界を築くための、意思となる。
そして…そこから、新たな世界が再び始まるのである。

それぞれの想いを後にして。
時は…ゆっくりと、静かに流れてゆく……




「これより、第256代女王、アンジェリーク陛下の即位式を開催する!」

数日後。
アンジェリークの即位式が新たな聖地にて、行われ。

世界を救った女王と、そして、新たな女王補佐官。
その二人の誕生を世界は心より歓迎し。

正式に、アンジェリーク=リモージュ。
ただいま、17歳。
彼女は、今ここに。
第256代女王にして、新世界の初代女王にと即位したのである。


物語は…今、始まったばかり…


                -Go TO NEXT・・・・ー


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あとがきもどき:
薫:えっと。ナド・ラーガの一件は。ドラマCDですよー。光と闇のサクリア。ですね。
  この前にあの話があるんですよね・・・・
  ふっ・・・・即位式の前後する、ドタバタ騒ぎ。あれは、短編で打ち込みしますねー
  いや、あるんですよ。行方不明になるリモージュと。
  といっても、聖地の人々は子供姿の彼女を知らないだけ(笑
  つまりは、子供姿となって、聖地を見学してたりするリモちゃんだったり(笑
  何はともあれ。
  こんな意味のない話にお付き合いくださいまして。まことにありがとうございます!
  それでは、次回、短編、もしくは、他のやつにてお会いしましょうv
  ではではv

2004年4月5日某日・・・・


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