まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

とりあえず、第一陣のアンジェリークを完成させるのです!
まあ、ちょこまかとある話は。短編にでもして、打ち込みするとしよう(笑)
ま、何はともあれ、いっきます!!!!
(しっかし・・・・最近、まじで疲れてるのかなぁ?ふぅ・・・・)

#####################################

スイート・メモリーズ     ~第75話~

ゆっくりとではあるが、確実に命はめぐる。
空が、自然界が。
時が満ちた。
そう、伝えている。
それらは、アンジェリークの育成する大陸、エリューシュオンの民や、
命ある存在にとっては誰もが知りえる事実。
そしてまた。
自然の声は聞くことなではできないにしろ。
独自の文明と、進化と発展を遂げている、ロザリアの育成するフェリシアの命ある存在ものたち。
彼らは、まず。
つの大陸をつないでいる、中の島。にたどり着く前に、それぞれの大陸にと出向くことができ。
そして、今現在。
二つの大陸同士では、交流なども盛んに行われ始めていたりする。
だが、しかしまだ。
不可思議な結界に守られている、中の島には。
どちらの大陸の民もまた、たどり着いていない、という現実がそこにある。



「何?道が?」
いつものように、定期連絡船の乗組員が。
夜の酒場にて、互いの大陸の情報交換をしている最中。
今まで、見えない力に包まれている、そこにあるのはわかっているのにたどり着けない大陸。
そこに、確かに道が見えた。
そう報告を受けたのは。
それは確かに驚愕すべき事実。
「とにかく、二つの大陸の神官様と相談して、それなりの調査団を…」
今まであの地は。
聖なる地。
としてあがめられていた場所である。
いったい、そこにいくことにより、何が起こるかなどとは。
彼ら、エリーシュオンとフェリシア。
そこに生きるものたちには到底わかるはずもない。
それはひとつのきっかけ、というか扉にすぎない。
かの地に、二つの大陸の生命がたどり着くことにより。
より、強く。
この地…というか、この新世界、星雲系の世界に。
かの地のすべての命が移動される、ということは。
一部の者たちにしか知らされていないこと。
しかも、なおさらに。
かの地にと息づいている命などにはさらさらに、知らされているはずもない。
「とにかく、会議を…」

アンジェリークとロザリアが。
湖のほとりにて、舞いと、そして音楽を奏でているそんな中。
飛空都市の下にと位置する惑星にて。
そんな会議がなされていたことは…知る人ぞしる事実…


「あれはいったい、何だったんだろう?」
昨晩のあの光景を思い出し、思わずつぶやくマルセル。
「うん、不思議な現象だったよね。」
そんなマルセルのつぶやきに答えているランディ。
そんな二人の会話をききつつも。
「けっ。てめぇら、わすれてるんじゃねぇのか?そろそろ、この女王試験もおわりだってことを。」
すでに、二つの大陸の民たちは、交流をもって、時は久しい。
ここ、飛空都市と、惑星の時間率は異なっているがゆえに。
一日の長さが、惑星においてはかなりの年月を及ぼすのは、周知の事実。
そんなゼフェルの言葉に思わず顔を見合わせる。
先日の女王降臨より、あまり騒動を起こさなくなっている彼らたち。
もっとも。
自分たちの宇宙が滅びかけている、というのに。
騒動を起こしている場合ではない、というのも確かにあるのだが。
神殿の裏手にある、裏庭で。
そんな会話をしている彼ら守護聖三人達の姿が見受けられていたりする。
そんな会話をしながら顔を見合わせつつ。
「そういえば………」
「でも、どうなるんだろう?
  確か、どちらかが先にあの大陸にたどり着いたほうを女王に。というんじゃなかったのかな?」
そのことに思い当たり、口元に手を持って小さくつぶやくようにと声を漏らすマルセルに。
ちょこんと首をそのまま横にとかしげて、すらりとそんなことをいっているランディ。
そんな二人の様子をみつつ。
思わず。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ~……」
盛大にもれるため息がひとつ。
いくら何でも、あれだけ彼女のそばでその力を目の当たりにし。
しかもマルセルなどは、その力に自分と同じく間近で遭遇している、というのにもかかわらずに。
まあ、そうはいっても、それはある意味、勘でしかないのだが。
だが、彼…ゼフェルは自分の勘があっている。
というのは、理解はできる。
「あのなぁ。てめぇら。まさか、あの一件…ナドラーガのことを忘れたわけじゃないだろうが?
  あの時に、現れた、【時期女王】を思い出してみろよ。
  どっちが女王になるのかなんて…すでに明白だろうがよ。」
他人の運命を決める、というのは好きではない。
だけども。
彼女がいっていたのだ。
このまま、すべてを無に還すのは、あまりに…と。
感受性の強いゼフィルだからこそ。
一度、アンジェリークの思念に感応し。
ふと、過去を夢で具間みた、ゼフェル。
それが、誰のことなのか、何のことなのかは。
目が覚めたらはっきりとは覚えてなどはいないにしろ。
だけども、頭のどこかで確信はもてている。
時期女王は…
そんなゼフィルの言葉に。
思わず、はっとし。
顔を見合わせてゆく、風、緑の守護聖たち。



「…時が、満ちたわ。ディア…」
次元回廊からつたわってくる、新世界の命あふれるその力。
それは、滅びかけたこの宇宙に、一時ではあるが、安らぎをもたらしてゆく。
そしてまた。
託された、ひとつの水晶でできたかのようなばら色のような淡い色をした、水晶花。
【ムーン・フラワー】をその手にともち。
そっと、手の上にと掲げている女王アンジェリーク。
そして。

「「……陛下。女王陛下。聞こえますか?」」
彼女たちの耳にと届いてくる女王候補たちの声。
彼女たちは、すでに、大陸の民が中の島にと渡ることを察知し。
というか、リモージュがそのことをロザリアに伝え。
よくやっている、二人同時に同じ遊星盤にて。
大陸に精神のみを飛ばしている。
中の島の上空より、差し込んでいる、淡い、淡い、一筋の金色の光。
その光こそが、あの新たな宇宙とこちら…滅び行くの宇宙をつなぐ唯一の通路。
「…そなたたち…」
思わず、その声に反応し、答えを返す第255代女王・アンジェリーク。
その姿が、次元の間にて、しばし見受けられてゆく。



                -第76話へー

Home   Top   Back    Next


########################################

あとがきもどき:
薫:あの場面。OAVではどうなるのかな?あれって、きれいですよねぇ。
  何度みても、ゲームではvvお楽しみなのですvふふv
  さて、次回は。即位式をやって、それでおしまいです。
  こんな意味のない、アンジェリーク、第一陣ゲーム(?)内容の小説に。
  お付き合いくださいまして、まことにありがとうございます。
  何はともあれ、それでは、また次回にて。

え?省いてるのはどうするのかって?
いや、わざわざ打ち込みするまでもないし。
というか、短編、して打ち込みしたほうが、何となくいいかなぁ?
かとおもったりvんではではvvv

Home   Top   Back    Next