まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
今回、何といっても、そろそろ終了、というかクライマックスの前半部分。
女王の力が一時衰退するところにといくのです。
…それはそーと、あのイベント…やっぱ、入れるべきかなぁ?
当然私はどの守護聖様方よりも、デュエットでは、ロザリアとのイベントを真っ先にこぎつけました(こらこらこ!
・・・・・・この一件がおわってからやるか。うん。
ロザリアも自覚というか、彼女が時期女王、と納得する出来事必要だしね(だからまて
何はともあれ、いっきますv
(しっかし、ま、これゲームやってる人以外は見てないだろうから、意味不明、ということはないだろう、うん。)
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スイート・メモリーズ ~第63話~
「絶対におかしい。」
いいつつ、腕を組むプラチナの髪に近い色をした一人の少年。
「あれって…陛下の力ではなかったよね?」
自分が感じていた、女王陛下の力ではない。
あのとき、というか、先日、自分たちを手助けしてくれたあの『力』は。
「どちらかというと。あれは…」
そう、あの『力』は。
少しまえに、自分たちを『ナド・ラーガ』から助けてくれたあの力に等しい。
それは自分たちが持っているその特別な『
そんな会話をしているのは、鋼の守護聖ゼフェルと緑の守護聖マルセル。
そして、そんな二人の会話に混ざるかのように。
「あとの問題は、『あの少女』が誰だったのか、ということだよ。
あの気配、それにあの力、そして…あろうことか、彼女に神鳥が従っていた。というのは…」
あの雰囲気は覚えがある。
かつての、黒のサクリアの事件のときに。
そんな風の守護聖ランディの言葉に。
『う~ん……』
三人は三人とも腕を組みつつ考え込む。
先日、彼らが本来生活している宇宙の中で。
巨大なブラックホールが出現した。
だが、普通そういったものは、星などが寿命を終えてできるのがそもそもの常識。
だがしかし、それが出現したのはすでに星が存在しない空間。
その巨大なそれは、時をおかずして膨れ上がり、近くの銀河といわず、星系をも巻き込み。
かなり膨大な被害をもたらした。
普通あそこまでの巨大な危険な代物は、本来ならば宇宙を統べている女王陛下。
その女王の力により、出現などはするはずはなく。
その出現は、あきらかに、女王の力の衰退を物語っている、というのを肯定しているのと等しいこと。
「……何となくだけど、まだ俺たちの知らない『何か』があるんだろうな。この女王試験。」
そんなぽつりとつぶやくランディの言葉に。
しばし無言となるゼフェルとマルセル。
そう、それは、漠然とではあるが感じていたこと。
…聖地に戻ったとき、常に満ちていたはずの『暖かさ』が見当たらなかった。
まるで、死んだようにと静まり返った聖殿。
新たな女王の選出時は確かに、女王の力とその宇宙を支える力が不安定になる。
というのは、彼らは一応は習っている。
だが、何というのであろうか。
ただそれだけでは決してない。
そんな漠然とした不安が常に付きまとっているのもまた事実。
まだ、彼らはこの試験の意味の真実の意味を知らされていない。
ただ、何か通常の女王試験とは異なるのではないか?
というような漠然とした思いはもっているものの。
何しろ、彼らは女王試験など初めて。
いや、実際に女王試験を経験している守護聖はといえば、今いる守護聖の中ではたったの三人。
そのときの女王試験は、二人の候補を聖地にと呼び。
そして、当時の女王の鶴の一声で女王が決定したのだが。
そんなことは、彼ら年少の守護聖が知るはずもなく。
…ましてや、今の女王である【アンジェリーク】と闇の守護聖クラヴィスが相思相愛になっていた。
などという事実もまた彼らは当然知るはずもなく。
数日前に、聖地より戻ってきてから、というもの。
何かしらの漠然とした不安が常にと付きまとっている。
それゆえに。
こうして意味もなく、というか自然と三人が集まって、
こういった話し合いみたいなことをしている三人ではあるが。
そんな会話をしつつ。
ふと。
「そういえば、あれから僕たち守護聖が聖地に呼び戻されるの…頻繁になってるよね…」
今までは、自分たちが直接に力を使うことなどはあまりなかった。
にもかかわらずに、あれ以後、頻繁に、というか、ほぼ数日おき、といっても過言でないくらいに。
聖地からの呼び出しがかかり、常に守護聖の誰かが聖地にと戻っているそんな状況。
そんなマルセルのその言葉に。
「おい、ランディ、確か、てめぇ、明後日およびかかかってるよな?
……ちょっと調べてほしいことがあるんだが…」
風の守護聖の力が必要と。
王立研究院から要望があり、明後日、ランディはお仕事のためにと聖地にと戻ることになっている。
そんなランディにとある【依頼】をするゼフェルの姿が。
森の湖のそしてそれのさらに先にある、花畑の一角で、そんな光景が見受けられてゆく。
「何かが…」
その違和感にはまずロザリアも真っ先にと気づく。
何か、おかしい。
ようやく、先の大災害からの復興の兆しもみえ。
彼女たちが育成する大地は、彼女たちの時間率とはことなり。
すでにかなりの年月が経過している。
確か、つい先日まで、満ちていた、神聖なる力が感じられない。
それどころか。
あちらの宇宙とこちらの宇宙をつないでいるという、神秘的な空間。
―【中の島。】
今回の女王試験は、互いに大陸を育成し、そして、そこの民を先に中の島にとたどりつかせ、
その民が神殿の扉を開いた時点で新たな時期女王が決定する。
というもの。
そんな神秘極まりない空間、あの場所から、気のせいであろうか。
何か、完全に異なる何かが大陸に流れ出しているような気がするのは。
思わずぞくりと身震いする。
「…数日前から、頻繁に守護聖様がたが聖地に戻られている。あれと関係があるのかしら?」
確かに、女王交代どきには、宇宙の均衡が崩れる。
とは聞いてはいましたが。
そんなことをおもいつつ。
だが、それでも、どこか…尋常でないこの感覚、というか、感じる思いはどういうわけか。
ロザリアの心の中に一抹の不安が芽生えてゆく……
-第64話へー
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あとがきもどき:
薫:これより、以後、というか、まあいつものことですけど。
漫画、オリジナル、ゲーム、そのすべてが交じり合った話となっていきます。
まあ、いつものことですけどねぇ。
ロザリアとアンジェリークのイベントは…二人が、というか、ロザリアが事実を知ってから。
それから詳しく…になりますかねぇ?(かなり不安
何はともあれ、のんびりといってみます。
んではでは。
なぜか打ち込みする気力がなくて四日もかかっている薫でした(実話
2004年2月12日某日
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