まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
て・・・・・手が寒いです・・・・
うごかない・・・・・つーか。
うぎゃぁぁぁぁぁ・・・・・まぁぁぁた、家の中にできてるガラスの水滴が凍ってる・・・
というか・・・・どーしてコップの中に薄い氷がはってるんだぁぁぁぁ!(実話・・・・
さ・・・・さむいよー・・・・・・・・・・・・
などとぼやきつつ打ち込みしている2004年の2月4日某日・・・・
うっうっ・・・さむい・・・・
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スイート・メモリーズ ~第61話~
「僕たち全員の力が必要って…そんなにとんでもないのかなぁ?」
いいつつも、朝早くから元気に与えられた仮屋敷からでむき。
「…でも、今回はあの『ナド・ラーガ』がかかわっているかもしれないんだろ?」
少し前、といっても、数ヶ月前、といったほうがいいのかもしれない。
まだ、女王試験があるなどとは知らなかったあのころ。
そしてまた、緑の守護聖たる存在が、カティスからマルセルにと引継ぎをしていたあのとき。
聖地に伝わる【黒のサクリア】が発動し。
緑の守護聖マルセルと鋼の守護聖ゼフェルが、
かの地、【ナド・ラーガ】に迷い込んだのは記憶に新しい。
もう、あれからかなり年月がたったかのようにも思えるが。
聖地の時間率は外界とは異なる。
外界ではあれからかなりの年月が経過しているものの。
聖地の時間では、まだたかが数ヶ月にものぼっていない。
守護聖全員の力が必要。
そう、先日、正式に女王補佐官であるディアから要請があった。
ゆえに、今日は。
その【お仕事】の日。
何があるのか、何が起こるかなんてわからない。
だが、確実にいえることは、守護聖全員の力をもってしなければいけないことが起こった。
というのがまぎれもない事実。
そして、それは…女王陛下の力だけでは収まりがつかない。
ということも。
頭ではそんな風に理解はできるが。
だが、いまいちピンとこない。
それは、まだ守護聖になって間がないせいなのか、それとも精神的な面なのか。
それは彼-マルセル自身にすらわからない。
「そんなことより、とっとといこうぜ。
マルセル、てめぇはアンジェたちのお茶会にまざりたい。なんていうんじゃねぇよ。」
そんな会話をしているマルセルとランディをたしなめつつ。
とにかく、何か胸騒ぎがしてたまならない。
そんな会話をしている二人にとピシャリと言い放つゼフェル。
さきほどまでは確かに晴天であったのに、雲ゆきがあやしい。
それも胸騒ぎの原因のひとつと考えられる。
先ほどまで雲ひとつない晴天であったはずなのに。
いつのまにか、風はつよくなり、それでいて、空は暗雲が立ち込め始めていたりする。
-ここは、飛空都市。
そういった気象などもすべて管理されているはず、というのにもかかわらず、である。
「は~い。」
「それもそうだな。とにかくいそごう。」
王立研究院にと向かう最中、二人の女王候補たちがお茶会を開いているのを目にし。
ふと、そちらに参加したい衝動に駆られたのは、いうまでもないが。
だけど、もしとめられなかったら、僕、本当にアンジェたちとお茶会してたかも…
僕、守護聖としては、まだまだだね…
二人…ゼフィルとランディが止めてくれたからよかったのものの。
ことの重大性がよく理解できていない自分はおそらくは。
あのまま少しばかり遅れても大丈夫とばかりに、お茶会に混じっていたかもしれない。
そんな自分がわかるからこそ、自分はまだまだ、守護聖として完全ではない。
と自分ながらに理解している緑の守護聖たるマルセル。
「とにかくいそごう。風が騒いでいる。」
漠然とした不安が広がる。
風が、騒いでいる。
こんなことは今までにないこと。
風の守護聖であるからこそ、風のざわめきは人一倍に理解ができる。
どんどん強くなってゆく風と。
そして、澄み渡っていた青い空は暗雲にと覆われていっている。
彼らの勘は漠然といっている。
この【変異】はあちらの宇宙の余波がこちらにやってきているからだということを。
そんな会話をしつつ。
足早にと、王立研究院、そこの次元回廊にむけて。
足を進めてゆく、鋼、風、緑の守護聖。
ゼフィル・ランディ・マルセル。
彼ら年少組み、と呼ばれている守護聖たち三人。
「…主任。」
「わかっている。」
ここ、飛空都市の天気は。
完全にコントロールしているはずなのに。
だがしかし。
「……変異は迷いの森から起こってるようだな……」
迷いの森。
それは、いまだに解明されていない部分がある場所。
心に迷いなどがある存在が入り込むとまず間違いなく、二度と出てはこられない。
不可思議な空間である飛空都市だからこそ、そういった歪み。
というのもまた存在する。
いや、存在しえざるを得ない。というところか。
何ごとにおいても、ただ、光、だけでは成り立たないように。
闇もまた必要。
光と闇、正と負。調和と不調和。
それらは対をもってして、それでいて完全となりえるのだから。
あの地は、どちらかといえば、この地に満ちる【負の要素】を浄化する役目を持っている場所柄。
閉じられた空間だからこそ、そういった場所も必要となってくる。
そして、それゆえに、迷いなどある命などは、その【場所】にとらわれてしまう。
あきらかなまでの変異。
それは、ここ、飛空都市だけではない。
眼下における、女王候補たちが育成をほどこしている惑星上でもまた……
「パスハ。われわれは全員がそろい次第、あちらにと戻る。こちらのことは頼んだぞ。」
凛とした態度で言い放つ、そんな金の髪の男性の言葉に。
「はっ。お任せください、ジュリアス様。守護聖様がたもお気つけて。」
ここ、飛空都市の王立研究院を任されているパスハ。
「パスハ。しばらく守護聖たちも私もいなくなりますが。女王候補たちのことは頼みます。」
いいつつ、頭を下げるおしとやかな女性のその言葉に。
「ディア様。そんな恐れ多い。頭をおあげください。
守護聖様がたや、ディア様達の御武運をお祈りしております。」
そういいつつ、右手を胸の辺りにとあて、礼拝をとる、竜の惑星、水竜族の元長。
パスハは、そこにいる彼らにむけて頭をさげてゆく。
守護聖たちが向かうのは、本来の自分たちがいるべきはずの宇宙。
そこに何でも巨大なブラックホールが出現したとか何とか。
確かに、そこの空間を映し出した映像には。
そのあたりすべての星々がそのブラックホールにと吸い込まれてゆく様子が映し出されている。
…本来ならば、女王陛下の力をもってしてどうにかなるはずなのだが。
だが、今の女王にはそこまでの力は残されていない。
というよりは、下手に力をわけたら、一直線に宇宙そのものが崩壊する。
というのが目に見えているがゆえに。
数値的にはわかってはいる。
あちらの宇宙がもはや寿命なのだ、ということは。
ここ、飛空都市の王立研究院を任されたときに。
そのことは女王補佐官ディアから女王陛下の言葉としてきかされていたがゆえに。
-第62話へー
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あとがきもどき:
薫:うっうっうっ。今回のこれは、飛空都市ミッション、と内容同じですv
つーか、詳しく(?)やってる、といったらいいのかな?
ちなみに。あの騒ぎはこちらのはのせませんよ?
何はともあれ、あまりに寒くて手がうごきませんので・・・また次回にて・・・・
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