まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

新年あけましておめでとうございます。
といいつつなぜいっているかといえば。
打ち込みしている今日この日、一応元旦だったり・・・
珍しく元旦が休みとなりました。でも聞いたのは前日ですけどね(笑)
まあお仕事が三時過ぎまでかかってたから午前中はもう爆睡モードさ。あはははは。
何はともあれ、本年もよろしくおねがいしますのですv
2004年元旦 1月1日某日

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スイート・メモリーズ     ~第50話~

「へ~、あのロザリアが体調をくずしたった?鬼のかく乱、というやつか?」
「ゼフェルっ!」
いいつつ、外から戻ってきている少年二人。
どうやら朝から脱走した鋼の守護聖であるゼフェルを、
風の守護聖であるランディが捕まえて連れ戻してきたようではあるが。
「ロザリア、きっと先の異変でかなり走り回っていたから。
  おそらくは疲れがでたんだとおもうんですけど。」
そういうアンジェリークのその言葉に。
「うむ。そうかもしれぬがな。だがしかし、女王陛下の加護下にあるここ、
  飛空都市で病気になるなど…ロザリアはその使命感のもと、かなりがんばっていたからな。」
そんなアンジェリークの言葉にうなづいているジュリアス。
「あれ?でもそれでいったらアンジェもだよね?」
その言葉にふとアンジェリークをみているマルセルに。
「えっと、私はクリスタルの力もありますし…」
そういいかけ、はたと思いつく。
「そうだ!ジュリアス様。ロザリアのお見舞いにいってもらえませんか?
  私今からルヴァ様にお薬をもらいに行こうかと思ったんですけど。
  でもあのロザリアのことですから。
  少しでも具合がよくなったら無理してでも動こうとするのは目に見えてますし。」
ふとそのことを思い立ち軽く手をたたいてジュリアスを見つめているアンジェリーク。
「な゛!?どうしてこの私が!?だが、風紀上、女性の部屋に男性がいくというのは…」
などといいつつ、思いっきり見られるものではないほどに動揺の色を見せるジュリアスに。
「それでしたらジュリアス様、その役目、このオスカーが見事大任を…」
「「それは却下(です)(だな)」」
ものの見事にその場にいる、オリヴィエ、リュミエール、そしてゼフィルの声が一致する。
「あ、あの、オスカーさま、お気持ちはうれしいのですけど。
  でもロザリアをきちんと休むように説得するのに一番ふさわしいのは、
  やっぱりジュリアス様だと私は思うんです。
  ほかのかただったら間違いなくロザリアに言い含められると思うんですが…」
そういい、少しすがるような視線でジュリアスにと視線を向けるアンジェリーク。
「あ~。確かに、ジュリアスに言われたら一も二もなく、完全に休むだろうからねぇ。
  誰でも。ということでジュリアス、あんたお見舞いにいってあげなよ。」
にこやかにそういうオリヴィエの言葉は少しばかり物見的な言い方も含まれていたりする。
「むぅ。だがしかし、こういうことはルヴァかまたはディアにでも…」
そういうジュリアスの言葉に続き。
「忘れたのか?ディアは先ほど主聖の聖地にもどったが?」
何も語らなかったがゆえにあまり注目されてはいなかったが。
こちらも同じく、リュミエールと共にこの場にきていた闇の守護聖クラヴィス。
そんなクラヴィスの言葉に。
「わかっている!」
半分はき捨てるようにと言い放つジュリアス。
「ということで決まりましたから、ルヴァ様、お薬おねがいできますか?」
あまりの騒ぎに。
何事かと執務室から顔をのぞかせていた地の守護聖であるルヴァにと、
にっこりと微笑んで頼んでいるアンジェリークに。
「そ、そうですね。わかりました。ではそのお薬をジュリアスにもっていってもらうとしましょう。」
いいつつ、自分にその話題が振られなかったことにアンドしつつ。
薬を作るためにと執務室にと再び引っ込んでゆくルヴァ。
「ジュリアス、貴様がいかぬ、というのならこの私がいってもいいが?」
そう苦笑しつついうクラヴィスの言葉に。
「いや、私がいく!ここはやはりロザリアには徹底して自己管理の徹底と、
  そして体調を崩したことに対して語り合う必要があるであろうからな。」
いいつつ、クラヴィスの言葉に半ば反射的に答え。
しみじみといっているジュリアス。
そんな彼の言葉に。
「ジュリアス様、それはいけません。病人に必要なのは休養とそして暖かい言葉です。」
「けっ。ジュリアスなんかのお小言きいたらロザリアのやつ余計に具合わるくなるんじゃないか?」
そんなジュリアスをしっとりとなだめるようにと注意を促すリュミエールに。
ほとんど確かにそのとおり。
というような事実をぶっきらぼうにと言い放っているゼフェル。
「む?そういうものなのか?」
そう戸惑いの表情を浮かべるジュリアスに。
「ジュリアス様。それはロザリア自身が一番よくわかっていると思うんですけど…」
そんなジュリアスにぽそりと見上げつついっているアンジェリーク。
……確かに。
そんなアンジェリークの言葉にその場にいた全員が同じ思いにととらわれる。
ロザリアは何事もにも女王候補としての自分と責任を十分にと把握し、そして動いている。
そしてまた、アンジェリークのいうとおり、少しくらい具合がわるくても無理をするであろう。
というのは、短い付き合いではあるが、ここにいる守護聖たちはもはやわかっている……


         ―第51話へ―

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あとがきもどき:
薫:あはははは。やっぱりどうしても「アンジェリークデュエット」。
  あの小説のような内容になってしまいますねー。
  というか、想像通りだった、というのがあの小説の感想でしたけどね。
  やっぱ守護聖たちといえばこのような会話をするのが普通(ん?!)と思うし。
  何はともあれ、次回でアンジェリークの歳相応の姿!にいけます!(多分)
くぅぅ!ながかったよー・・・・
  でもまだ終わりがみえなひ・・・・あはははは(まてぃ!
  何はともあれ、それでは、また次回にてvv

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