まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

今回、小説でも(ん?)ドラマCDでもあった、惑星の大災害v
でもあまり詳しくは触れてませんよ・・・・それは、読み手の心の中で・・
いや、だって、小説とかドラマのイメージが素敵すぎてv
イメージ壊すのいやだもん(まてまてまて!
んではではv

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スイート・メモリーズ     ~第42話~

「…これはっ!?」
「バスハ様…」
いったい全体どうやって、女王候補たちはそのことを知ったのか。
確かに、惑星における活動が活発化していたのは、研究の結果でもわかっていた。
だが、不安にさせては、と女王候補たちにはまだ知らせてなかったのもまた事実。
だがしかし。
彼…王立研究院責任者である、パスハの説明を受けるまでもなく。
彼女たち、女王候補は、自らが育成する地、否、育成している惑星の変化を。
その身をもって捕らえていた、ということか。
これが、女王のサクリア…何て神々しい…
そんなことをふと思うが。
だがしかし。
よくよく見ないとわからないが。
ひとつの力が、もうひとつの力を包み込むように、その力をサポートしているように見えるのは。
パスハの気のせいであろうか。
そんなことをおもいつつ。
光にと包まれた惑星をしばし、呆然と眺めているバスパを始めとする研究員たちの姿が。
しばし、王立研究院内部にて見受けられてゆくのであった。



ふらっ。
思わずふらつく。
「ロザリア、大丈夫?」
気づけばすでに夜中。
どうやら、こちらの時間率では半日以上、惑星に降り立っていたらしい。
「…アンジェ、あんたは丈夫ね…」
あきれたつぶやきとともに、思わずよろけているロザリア。
「って、きゃぁ!?ロザリア、大丈夫!?」
そんなロザリアをあわてて支えているアンジェリーク。
だがしかし、六歳程度の女の子の身長しかないアンジェリークが。
十七歳の年齢相当の身長をしているロザリアを支えるのには、少しばかり無理がある。
「長い時間、肉体と精神が離れていたからな。
  アンジェリーク、私がロザリアを寮まで送ってゆこう。お前は大丈夫なのか?」
問いかけるそんなパスハの言葉に。
「私なら大丈夫です。精神と肉体が長時間はなれることなんて。よくあることですから。」
「…いや、よくあることって…ま、まあいい。とにかく、ご苦労だったな。」
自分たちではできなかったこと。
見ていて、よくやったと思う。
二人の女王候補は。
それぞれの大陸の民に、どこの大陸の場所が噴火することを伝え。
そして、その避難の指示。
そして、まだ時間がすこしばかり本格的に噴火するまでに時間がある。
ということ。
それらの支持を『大陸を導く天使』として。
彼女たちが育成している民にとそれを教えたのである。
アンジェリークにとっては、一部の民にそれを説くだけでよかったのだが。
だがしかし、大陸全体の民にそれを説かなければいけないロザリアの苦労は並大抵のものではない。
アンジェリークの場合は、その自然と共存している民もまた、多数いるために。
すでに、大地の噴火の予兆はとらえ。
それなりの準備をしていた民も多数いたために、さほど苦労はしていないのだが。
「あ、バスハさん、すいません。」
「パスハったら、やさしいんだから。もうv」
いいつつ、ふと見れば。
どうやら、遅くまで仕事をしているパスバを迎えに来ている占いの館のサラが、
ロザリアを抱きかかえるバスハの横にて見受けられていたりするが。
この二人、恋人同士なのではあるが。
彼らの竜の惑星では、古から、水竜族と火竜族は犬猿の仲。
この二人、実はカケオチカップルなのである。
その二人の力を今の女王が認め、こうしてバスハはここの研究院の所長に。
サラはその火竜族の能力を生かして、占い師に、とそれぞれに役目をうけ。
こうして今、彼ら二人はここに存在しているのだが。
「サラさん、やきもちやかないでくださいね?」
「あら、やだ、アンジェリークったら!」
そんなサラににこやかにそんなことをいっているアンジェリーク。
そんなアンジェリークの言葉にてれつつも、
軽くアンジェリークの頭をくしゃりとなでているサラ。

そんな会話をしつつ。
四人は、そのまま。
女王候補の寮となっているその建物にと、女王候補たちを送り届けるためにと進んでゆく。


どごぉ!
『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』
それは、確かに伝えられていたこと。
だがしかし。
人、というものは、何事もなければ、その対策を見誤る。
そう、今回のように。
数年前に、彼らが信仰している『天使』から今回の災害の予知はされていた。
そのとき、当時天使自らが姿をみせ、人々にそのことを説いた。
というのは、すでにこの世界では伝説に近い話となっているのだから。
だが…それを完全に信じない、というのもまた人間ならでは。
人の中にはその目で見ないと、信じられないものも多数いる。
そして…
そんな人々は当然、そんな危険な忠告に耳を傾けるはずもなく。

――結果。

大地が裂け、そこから吹き荒れる、赤いマグマ。
それと前後して、揺れる大陸。
天使―女王候補たちの忠告をきちんと守り、それなりの対策をしていた人々は。
何の苦労もなく、その災害から、とりあえずは直撃的な被害を免れたのであるが。
中には、そんなことがあるものか。
と、わざわざ、ロザリアやアンジェリークが示した、大地が裂けてマグマが噴出す。
いわゆる大地が噴火する箇所。
そこにわざとすんだ人々…つまりどこの世界にも困った人間、というものはいるもので。
そんな人々はそのまま当然のことながら。
救いようがなくも、なすすべもなく、自然の驚異にまけ、そのまま。
彼らの家はマグマにと飲み込まれ…
悲鳴が、大陸を揺るがしてゆく。


吹き上げる噴火というかマグマは。
約数ヶ月にわたり続いてゆく……


                -第43話へー

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あとがきもどき:
薫:アンジェが強い理由。
  強いけど弱いところもあります。(意味になってないって・・この表現・・・)
  まあ、この世界そのもの、というか宇宙を任されている彼女にとっては。
  いくら年月がたとうとも、やはり目の前で命が消えるのは悲しいことなのです。
  でも、その命は次なる命にとつなげてゆく。
  そんな基本的なことを彼女はよく理解してます。
  何しろ、大本の生まれが生まれだからなぁ(まてまてまて!
  (意味は・・・そのうちに打ち込む予定のこのアンジェリークの元となるオリジの話にて・・・
    次回、災害復興に当たる、二人の女王候補と。倒れるロザリアまでいけるかな?
    そこでロザリア、アンジェの歳相応の姿、知るんだけどなぁ(だからまてってば!
  (ちなみに、その後に、飛空都市ミッションの短編のイベント?がv)
   とりあえず、がんばりまーす・・・・あはははは・・・・。
   まあ、打ち込みしてるのもいわゆる趣味の領域だかんなぁ。
   多分読んでくれている人はいないだろうけど。
   はじめたからには完結させないと、うんv(笑
   んではではvまた、次回にてv
   それではv
2003年12月15&16日某日

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