まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

こんにちわv
ついに過去の話起動!とゆーかマルセル様。
アンジェリークに過去の映像を見せられ始めました(こらまて、ネタバレすな)
何はともあれ。今回はほとんどマルセルが見せられている夢…が主体?
何はともあれ、いくのですv

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スイート・メモリーズ     ~第32話~

「ちょっと!君!」
う…う~ん……
何か、誰かに呼ばれている。
体をゆすぶられる感覚。
「君!何こんなところで寝てるの!?」
どこかきき覚えのある声が。
でもどこかその声の響きが何となく違和感を感じる。
う、うへん…
「…あれ?」
どうして僕…外でねてるの?
ふと目を開ければなぜか目にはいるのは…どんよりと曇った空。
確か自分は確かにベットの中で寝いていたはずなのに。
思わず自分の周りを見つめる金色の髪の少年。
「ほっ。まったく、信じられないけど。
  もしかして何かにあたったとか?まさか攻撃に巻き込まれた?君?」
さらり。
視界に金色の髪が。
え!?
いつもより、長い!?
その声が誰のものなのかは瞬時に理解はできたものの。
だが目に入るその髪の長さが尋常ではない。
どこか安心したようなその声の響きに。
「え…えっと。アンジェ…だよね?」
おそるおそる問いかける。
逆光でよく顔はみえないが。
なぜか空は曇っているはずなのに。
その雲の下に太陽らしきまぶしく輝く球体が浮かんでいるのが見て取れる。
あれ?
こんな場所、飛空都市にあったっけ?
思わず首をかしげるものの。
「?あら?どうして私の名前を知っているのですか?あなたどなたです?
  それより、いったいこんな場所で男の子が一人、何をこんな戦乱の最中で寝ているんです?
  …そのままだったら殺されますわよ。」
首を傾げつつ、その長い、どうみても身長よりも長いのであろう。
その髪を少し結び。
どうにかぎりぎり身長くらいの位置で押しとどめている金色の髪の少女が声をかけてくる。
「何いってるの?僕だよ。アンジェ。マルセルだよ。
  それにやだなぁ。殺される。だなんて何物騒なことを。
  ここ飛空都市でそんなことあるはずがないじゃない。」
そういう少年、マルセルの言葉に首を傾げつつ。
そのまま。
ピタリ。
マルセルの額にと手をあてる。
いつも見慣れている姿ではない。
どちらかといえば先日みたアンジェリークの歳相応の姿。
それに近い。
だがしかし、その身にまとっている雰囲気が何となくいつもと違う。
「…熱はないようですわね?えっと、マルセルさん、とかいいましたっけ?何を寝ぼけたことを。
  というかもしかして何かショックのことでもありまして、記憶でも混乱されてますか?
  殺されるって、ここではもう常識ではないですか。」
少しばかりその声に驚愕の声が響いているのは間違いなくマルセルの気のせいではない。
「え?何いってるの?アンジェリーク?」
そういいつつ、なぜか自分が外の、
しかも周りがどうも廃墟らしい瓦礫の中で寝ていたことに、起き上がろうとしてようやく気づく。
「?私はあなたを存じ上げてませんけど?
  確かに私の名前はアンジェリークですけど。私はアンジェリーク=ユニバース。
  ここで何かに呼ばれた気がしてこうして移動してきてみたんですけど……」
そういいつつも、どこかその声が寂しそうのなはマルセルの気のせいであろうか。
「え?アンジェ?」
アンジェリークの名前はアンジェリーク=リモージュ。
そのはずである。
それなのに。
そんなことをおもいつつマルセルが立ち上がろうとすると同時に。
「アンジェェェェ!!!!!あんたって人はぁぁ!まぁぁぁぁたこんなところに一人できてぇぇぇ!」
「姉様!一人で行動するのは危険だよ!」
聞き覚えのある女性の声とそして聞いたことのない声がマルセルの耳にと届いてくる。
その声のしたほうを振り向けば。
見覚えのある紫きがかった青い色の髪の女性。
そして、見たこともない銀色の髪をしている少年が一人こちらにと向かってかけてくる。
そのままマルセルとそしてアンジェリーク。
そう名乗った少女-アンジェリークのところにまでかけてくる、少年とそして少女の姿が。
見たところ歳のころはアンジェリークと同じ少女もおなじくらいであろうが。
少年の方はまだどうみても七歳か八歳程度。
実際は彼は今はもう十歳なのであるが。
どこかでそのアンジェリークが今名乗った名前を聞いたことがあるような気がするマルセルは。
その記憶を必死に手繰り寄せようとしているのであるが。
マルセルがそんなことを思っていると。
銀色の髪の少年がふとマルセルにと気づき。
「??姉様?この人…だぁれ?」
「さあ?ここで寝てたのよ。」
そういうアンジェリークのその言葉に。
「ええええ!?こんな戦争のど真ん中で!?…この人、頭大丈夫?」
本気でそう叫んでいるその少年。
「う~ん。エリー、どうやらそうでもないみたい。この人どうやら記憶の混乱があるみたいだし。」
そういいつつその少年の銀色の髪をくしゃりとなでるアンジェリークの姿が。
あれ?
アンジェは確か妹がいるだけのはず……それに。
ここにいたりようやく。
その瞳の色が彼の知っている緑の瞳ではなく金色の瞳であることに、マルセルはようやく気づく。
そしてまた。
いつもは縦ロールにて髪をまとめているはずの見覚えのある少女の顔。
その髪型がいつもとは違い、まったく髪を整えてはいない。
そのまま少しばかりウェーブの入った髪を腰の辺りにまで伸ばしているその少女。
「まあ。それは大変。とにかく、アンジェ、あんたはあまり無理しすぎるんだから。」
そういいつつアンジェリークの横にと歩み寄る紫がかった髪の女性。
その直後。
「いけない!アンジェお姉様!ロザリアお姉様!大人たちの攻撃が!」
その声に思わずふと気配に気づき空を振り仰げば。
そこにはどんよりと曇っている…そう捉えていたその雲が。
実は雲ではなく何かが空を覆いつくしている、というのが理解ができる。
そして、それから無数にと出てくる何の物体。
そしてその無数ともいえる物体は、大地めがけて何の前触れもなく、
いきなり上空から光の…どうみても攻撃としか思えない何かを大地に向かって降り注ぐ。
「「いけない!とにかく移動するわ!」」
「え、え、ええぇぇぇ!?」
いったい全体何がどうなっているのか。
わからないままに。
そのまま。
マルセルは不思議な光にと飲み込まれてゆくのであった……


                -第33話へー

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あとがきもどき:
薫:とりあえず。
  何かこの人物たちの名前・・度忘れしてしまう(こらまてや)
  ということでとりあえずここにv(だからまてぃ!)
  アンジェリーク=ユニバース=ラナ=カタルテス。
  エリオス=ドナ=アルヴィース=カタルテス。
  ロザリアナ=コスモス=ドナ=リモッド。
  この三人、実はまだ打ち込みをまったくしてないメイン(?)の長編の主人公ですvあしからずv
  さて、マルセルがみた夢は?
  勝手に育成されている大陸エリューシュオンはどうなるのか?
  その答えは後ほどあきらかに(かなりまて)
  何はともあれ、また次回でおあいしましょうv
2003年10月30日某日

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