まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
……ええと。最後のほう……あまり深く考えないでください……
とゆ~か……ちょっぴぃぃぃぃし、かつての話を盛り込んだだけですので。
……まったくうちこんでないなぁ……ふっ(おいおい……)
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スイート・メモリーズ ~第2話~
「……ディア、時が……来ました。あの二人に……使いを……」
聖なる御座に身を預けたまま、その意識をすべて宇宙にと広げ。
崩壊を必死に引き伸ばしている一人の女性。
「……はい。女王陛下。」
あの新世界に……惑星が誕生し。
そして、大地が出来上がった。
といってもいまだにまだ命もない世界ではあるが。
だがそれでも。
あの新しい世界に自らの力をいきわたらせ見守った甲斐はある。
あの地が……すべての命の救世主となる。
「…アンジェリーク……ロザリア……未来を…あなたたちに……」
アンジェリーク、自分と同じ名前をもった…少女。
そして……伝説にある……クリスタル一族の末裔であり……長。
そんな彼女をこの宇宙の意思たる神鳥が選んだことは……それは運命なのか偶然なのか。
そんなことは……わからない。
だけども。
「……どうか……この宇宙の未来を……」
すべてを無に戻すことがどうしてできようか。
……自分にできること……それは。
命輝く世界を…違う器……つまりは新しい器にと移動させること。
それを、やっと見つけたのだ。
この宇宙の星星をすべても移動させても余りある広さを誇る新たな世界を。
まだできたばかりの……その新世界を。
そして……準備は……今、すべてが整った。
「……まあ、やはり!?」
やはりというか当然の結果というか。
誰もが信じて疑わなかった……彼女のことを。
時期女王にふさわしいのは……彼女しかありえない…と。
聖地よりその使いがきて、
そして学園にその報告がもたらされるのと同時に、彼女の家にもその旨が伝えられる。
「さすが我がカタルヘナ家の娘だ!」
「ありがとうございます。お父さま、お母さま、わたくしこの女王の任、つつしんでおうけいたしますわ♡」
いつかはくるとおもっていたが。
まさか二年生になってすぐにこんなことになろうとは。
少し驚きつつもこれでいい。
これが自分が目標にしていたことなのだから。
と自分に言い聞かせる。
そんな彼女に。
「いえ、実はもう一人、候補がおられます。そのもう一人と試験を行っていただきまして。
それで時期女王を決定する…と女王陛下のお考えらしいです。」
聖地よりの使者のその言葉。
「……え?もう……一人?」
いったいどこの誰だというのだろうか。
この自分より……娘より…女王候補にふさわしい。そう女王が決定を下したという少女は。
そう思い同時に問いかける候補に選ばれた少女とその両親たち。
『……いったい?もう一人の候補とは?』
その質問に。
「それは……」
使者の口から……彼女……ロザリアも聞き覚えのある名前が連ねられてゆく。
「……ぜぇったいにいやぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!ね~さまとはなれるなんてぇぇぇぇぇ!!」
姉と呼んだ少女と同じく金色の髪をしているまだ幼い二歳か一歳程度の女の子。
「……あのね?ミルキー……」
そんな妹の頭をかるくなでる。
かなり歳が離れている妹ではあるにしろ、大切な妹には他ならない。
しっかりと姉にしがみついて離れようとしない娘に困惑顏をしている、
彼女たちの両親と。
そして……報告にきた使者の人々。
今少女にしがみついている幼女の名前を。
ミメット。ミメット=バール=リモージュ=エターニア。
彼女……アンジェリーク=リモージュ=エターニアの実の妹でもあるのだが。
そんなミメットをなだめつつ。
「ほらほら、ミメイ?無理をいわないの?しかたないでしょ?」
そういってなだめているのは二人の母親でもあるエメラルダ。
「いやぁぁ!だってせいちなんてところにいったら!ね~さまににどとあえないぃ!」
そういいつつ泣きじゃくっているミメット。
そんな妹の姿をみつつ、かるくため息。
「……あの?後日きちんとうかがいますので。とりあえず今日のところは……」
見た目の年齢がまだ七歳か六歳程度の女の子にもかかわらずに。
その落ち着いた対応は大人をも退けさせる。
まあ始め、こんな子供が女王候補?と思った……というのも実はあった彼らだが。
だがしかし、その本人を目の前にすると……その考えは、まるで霧のごとくにその不安は掻き消えた。
女王の意思をうけ、女王候補に選ばれたことを伝えに聖地より出向いてきた彼ら。
聖地よりの使者。
そして、二人の候補のうちの一人、アンジェリーク=リモージュの家を訪れたのだが。
それを聞いて歳の離れた彼女の妹が泣き叫びはじめたのである。
さすがに泣く子と何とやらには勝てない……ということわざにあるとおり。
話にならない状態がつづき。
ぜったいに姉と離れたくない!の一点張り。
で、しかたがないので後日改めて……ということになったのだが。
「……あのね?ミルキー?……ふぅ。
これはもう決まった…ううん。私はこのためにこうして今ここにいるんだから。」
そういいつつ、妹をなだめ始めるアンジェリーク。
そう。
そのために……再び人として…こうして今自分はここにいるのだから。
ここが消滅してしまわないように…約束を果たすべく。
「ひっく……やだぁ……ね~さまいなくなるの……やぁぁぁぁ……ひっくひっく……」
しばらく泣き止みそうにないアンジェリークの十五歳離れた妹、ミメットの姿が。
しばらくアンジェリークの家にて見受けられているのであった。
-第3話へー
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あとがきもどき:
薫:う~と、ようやく次回に守護聖様たち登場v
・・・・せっかくカイリさんの漫画あるんだから、それを利用してやれv(おいこらまて!)
いや・・・私も考えてたし・・・・だって・・・ディアさまだもんねぇ(笑)
食事会くらい・・しそうだし(こらまて!)
ではではvこんな話ですがよければお付き合いくださいなv
2003年7月18日。外はただいま雷雨中(笑)
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