まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

ふふふvちらほらと出てきました、カティス様v
ラブ!カティス様ぁぁぁぁ!・・・・かなり好きですv彼v
もうあのおちゃっめっぷりとか。ふふふのふv
あ、ちなみに本格的に出てきますから、あしからずv
カティス様・・・知らない人は・・いませんよねぇ?(笑)
ええ、マルセル様の前任者。
ついでにいえばあのジュリアス様たちを手玉にとっていた(笑)あのカティス様ですv
ではではv

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スイート・メモリーズ     ~第16話~

『あ……アンジェぇぇ!?』
「いやでも多分同姓同名なんじゃないか?」
「そうそう、アンジェの姿は遊星盤からでは精神だけを飛ばしているから。
  この星の人たちには見えないはずだし?」
「……でもアンジェの育成しているこの大陸の人々……
  ……精霊さんや妖精さんと共存しているような人たちだよ?……魂くらい見れるんじゃない?」
『・・・・・・・・・・・・』
きょとんとしている男の子の目の前で。
輪になってぼそぽそと話をしているマルセルたち。
精神だけでこの大陸を見聞し、育成している女王候補たち。
だがそれは魂を肉体から切り離して見聞しているといっても過言ではなく。
普通ならば人にそれが見えるはずもない。
だがしかし。
ここ、アンジェリークが育成しているこの大陸。
エリューシュオンに存在している人々に関しては、世間一般の常識からはことごとくかけ離れている。
何しろアンジェリークの育成しているこの大陸、エリューシュオンは。
人が誕生してもその本質は変わることなく。
この地では人も妖精も精霊も、すべての生き物が共存する。
そのように進化を遂げていっているからに他ならない。
昔はどこにでも当たり前に見受けられていたかもしれない光景が、ここエリューシュオンにはある。
人々は大地の恵みとそしてまた自然の恵みを肌で感じ。
そしてまた精霊たちと心を通じそれから様々なことを学びつつ、進化を遂げていっている。
彼らがそんな話をしていると。
「リオ!どうしたの?」
どこか聞き覚えのある声が丘の下より聞こえてくる。
そして。
丘の上にと駆け寄ってくる数名の子供たち。
その中に。
『・・・・・・・・・・・・・・・・』
思わずそのうちの一人と目が合い三人は一瞬無言になり。
そして、一瞬の間のうちに。
「き……きゃぁぁぁぁ!?マルセル様!?ゼフェル様!?ランディ様!?どうしてここにぃぃぃい!?」
目を見開いて驚いている…六・七歳程度の金色の髪の……女の子。
「え゛え゛!?アンジェ!?」
「つうかっ!?テメエこんなところでなにしてるんだ!?」
「というか…アンジェ…精神体じゃない……よ……ね?」
近くの村の子供たちと一緒になって遊んでいるその中の一人の少女は。
……紛れもなくアンジェリーク=リモージュ。
……その当人……

「?アンジェちゃん?知り合い?」
「…えっと…ま……まあ。」
そういって話をはぐらかすしかない。
「というかテメエこんなところで何してるんだ?」
そういうゼフェルのその言葉に。
「あ……あはは。ちょうど今あっちが夜だし。ちょっと大陸の人たちと交流深めてるんです。てへv」
などといいつつぺろりと舌を出しているアンジェリーク。
その金色の髪が太陽の光に反射しきらりと光る。
ただいま飛空都市の時間帯は夜。
あちらの時間とこちらの時間が異なるがゆえに、このようなことも可能になる。
いい例がマルセルたちもそれゆえに昼間の仕事中だと五月蝿くいわれるのがわかっているので。
絶対にばれないこの時間帯。
夜の一時を見計らい大陸に下りてきているのだからして。
「いや、夜だから…って。よくここにこれたよね?」
大陸に自力で下りるなどできるはずもない。
自分たちとてゼフェルの作った乗り物によってこの地に来ているのだから。
そう当然な質問を投げかけてくるランディに。
「あ、いってませんでしたっけ?私……空間移動や瞬間移動、できるんですけど?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
しばしその言葉の意味を理解するまでランディ、マルセル、ゼフェルの三人に沈黙が訪れる。
『え……えええええぇぇぇぇ!?』
『な……何ぃぃぃぃ!?』
さらりというアンジェリークのその言葉に絶叫を上げているゼフェルたち。
「というか私たちの一族でしたら。結構普通にそれはできますけど?あの?もしもし?」
星単位、銀河単位でできるのはまあアンジェくらいなものだが。
もともと彼女の一族クリスタル一族の移動の力は。
その力の源は【アンジェリーク=ユニバース】の力によるもの。
その力の媒介となっているのが各個人別にあるクリスタル・フラワー。
クリスタルを通じ彼らはその力の恩恵をうけ。
だからこそ不老長寿の力をも持っている。
「…あれ?いってませんでしたっけ?」
「きいてないよ!」
「……つ~か……クリスタル一族って……ルヴァが興味を抱くわけだ……」
「……報告……したほうがいいのかなぁ・・・」
そんなアンジェリークの言葉に頭を抱えているマルセルに。
目を丸くして驚いているランディ。
一族が誰でも瞬間移動ができると聞いて、
ルヴァがかなりクリスタル一族に興味を持っているそのことに、いまさらながらに納得しているゼフェル。
そんな三人をみつつ。
「あ、でも私が夜ごとにここに降りているのは内緒にしておいてくださいね?
  ……ジュリアス様とかの耳にはいったら面倒ですから……」
夜毎にこの大陸に下りては育成の結果を自分の肌と目で感じているアンジェ。
まあそれだけではないのだが。
「ねえねえ?アンジェちゃん?どうしたの?」
四人で話している彼女たちを不思議がり、アンジェと先ほどまで遊んでいた子供たちが声をかけてくる。
「あ、せっかくですし!マルセル様たちも遊びましょう!」
「ちょっとまってよ!アンジェ!」
「げぇ~!?ガキのおもりかよぉ!」
などといいつつも。
結局はアンジェリークにつられて。
子供たちと遊ぶ羽目になるマルセルたち。
そんなほのぼのとした光景がしばらくエリューシュオンの一角にて見受けられてゆく。



   -第17話へー

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あとがきもどき:
薫:・・・・・あはははは。さてさて、これで一応アンジェが移動できるのがばれました。
  ランディ達三人に。ちなみに、このことジュリアスたちは知りません(笑)
  次回で・・・・カティスさま登場・・・・かな?
  カティスさま。知らない人は・・・いませんよねぇ?(笑)
  そういえばプランジュの二巻のカティス様の話。もうかなりつぼ!(爆!)
  確かにカティス様なら・・・・ガーディニング・・・すばらしいでしょうねぇ。
  マルセル様だとまだあそこまではいかないだろう・・・うん(こらこら)
  何はともあれ、またいつの日か、次回でv

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