まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
・・・・・・・あれ?確かどれかでみたよなぁぁ??
スモルニィ女学園の校則・・・・どれだっけ?
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スイート・メモリーズ 〜ファースト・コンタクト〜
ざわざわざわ。
「さすがロザリアよねぇ。主席合格だし。」
周りにいる女性とからもれる感嘆の声。
「ふっ。当然ですわ。このロザリア=デ=カタルヘナ。
カタルヘナ家の名にかけて、みすぼらしいことはできませんわ。」
そういいつつそこに掲げられている名前を見ている一人の少女。
青い紫ががった髪を長く伸ばしその髪を縦ロールにしっかりとセットしており。
その縦ロールの髪をさらりとかきあげる。
そもそも彼女たちが通っているこの学園は、一応幼稚園から大学院まで存在している。
ここ、スモルニィ女学園。
いくらストレート式に中等部から高等部に繰り上がり進学するとはいえ、
一応試験というものは存在する。
その試験結果の前で彼女たち。
特別生にあたる彼女たちは、それなりの教育を受けている。
「だけど今回は一般の受験生も主席合格者、出てるみたいよ?」
ここの特徴は受験番号の横に名前がそれに書き出される。
そして。
その名前の前に全教科満点であったものには薔薇の花をかたどった造花がつけられているのであるが。
「……まあ、本当だわ。」
特待生である彼女以外に。
一般の受験生から満点合格者がでるなど、滅多とあることではない。
そこには。
一般の受験生の一番上の欄に、はっきりと示されている薔薇の造花が。
それは、【一般の受験生が満点主席合格を獲得した。】という証に他ならない。
「……珍しいわね。」
ここ、スモルニィの受験問題は結構難しい。
それゆえになかなか満点などはめったとでない。
それでも、彼女がそれを目指すのは家柄をより高めるために他ならない。
そこに書かれている名前は。
245番。アンジェリーク。
名前の前に薔薇の花がつけられているその生徒の名前はそうえがかれていた。
ぱたぱたぱたぱた。
きゃ!
ドシン!
誰かにぶつかる感覚が。
パラララ……
ぶつかった少女がもっていた品物がばらりとあたりにと散らばってゆく。
「えっと……大丈夫?」
ぶつかった…どうみても七歳程度の女の子に声をかける一人の少女。
「あ、ありがとうございます。」
その小さな体で散らばった書類などをかき集めるのを手伝いつつ。
「?お譲ちゃん?お姉さんでもここに入学するの?」
今日は、ここ、スモルニィ女学園の入学式。
その言葉ににっこりと微笑み。
「似たようなものかな?どうもありがとう!」
そういってにっこりと微笑む、
軽くウェーブの入った肩よりも少しながい金色の髪をしている七歳程度の女の子。
そのまま学園内部にとその女の子は掻き消えて行く。
さまざまな銀河を抱擁しているこの宇宙。
そして、ここ。
そんなすべての銀河などの中心に当たるすべての原点。
そこにあるひとつの惑星。
そして、この中心よりある程度の範囲は、
すべてたった一人の女性の手によって、この宇宙の安定はもたらされている。
そして、この宇宙は、九つの力とそして、それらをうまく調和させつつ、この世界は成り立って存在している。
たとえその女王の保護地と呼ばれてる場所でなくても、
そのすべての大銀河は、一人の女王によって治められていることには変わりがない。
そして…また。
そんな並ある銀河のその中心にあり、そしてその中央たる場所に位置している。
ここ、曰く主星と人々は呼び証しているが。
その中に・・・・この宇宙のすべてをつかさどる聖地と呼ばれる場所があり。
そこから女王はその力・・・サクリアを用いて宇宙の安定を保っている。
そんな主星の中に位置している・・ここ、スモルニィ女学園。
「それでは、特別生代表。ロザリア=デ=カタルヘナ。
生徒代表、アンジェリーク=リモージュー=エターニア。」
やがて入学式が始まり代表者の名前が呼応される。
『はい!!!』
その言葉に答えたのは二人の少女。
ざわり。
一瞬会場がざわついてゆく。
そういわれて立ち上がった一人の少女は…まあわかる。
女王特別生としてそれなりの教育を受けている一人の少女と。
だが、そのもう一人は。
どうみても…見た目が六歳か七歳程度の女の子。というのはどういうわけか。
本来ならば三、四歳程度の姿をとろうとしたのだが。
それではさすがに…という両親の言葉もありこの姿で落ち着けているこの少女、アンジェリーク。
…この子が……主席入学生?
同時にあがってきた少女をみる紫がかった青い色の髪をしている少女。
どうしてこんな場所に…こんな小さな女の子が?
そう疑問に思うが。
だがしかし、この広い宇宙。
確かにそーいう種族…見た目と年齢が伴わない種族もいることは。
一応女王候補として習っているがゆえに知識はある。
そしてまた。
ここ、主星は、すべての中心であるがゆえに。
さまざまな種族生命が共存している場所でもある。
それゆえにその内心の動揺を押し殺しつつ。
「あなたなの?もう一人の主席入学生っていうのは?まあこのわたくしをこまらせないでね。」
そう少し視線をおとしつつそこにいる六歳程度の女の子に言っている少女。
「うん。わかってる。」
その言葉ににっこりと微笑み。
やがて。
特別生、一般生による二人の代表者による入学の声明文を読み上げてゆく。
紫がかった青い色の髪に青い瞳をしている少女の名前をロザリア。
金色の髪に緑色の瞳をしている見た目六歳か七歳程度の姿をしている少女の名前をアンジェリーク。
これが二人の……この時代においての始めての出会いであった。
彼女がここにいる理由。
それは…まだ誰にもわかるはずのない事実……
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一年後……
がらがら!!
ぴっしゃぁぁぁん!
空が盛大にと荒れ狂う。
「まったく、いきなり降って来るんだから。」
そういいつつあわててばしゃぱしゃと近くにあるお店の軒下にと入る。
「あら?でも綺麗じゃない?稲妻も?」
にっこりと笑うその言葉に。
「ソフィアって変!」
そういっている一人の少女。
そして…周りにいる二人はどうみても年のころならば十七歳程度。
にもかかわらずにもう一人の少女は、年齢においては六歳か七歳かそこらにしか見えない。
何でも彼女は特殊な一族であるがゆえに成長スピードが、普通の人と異なる。
というように彼女たちは聞かされている。
そんな空をじっと眺める一人の少女。
空は……限界を指し示すかのように荒れ狂っている。
「?アンジェ?どうかしたの?」
じっと空を見つめている金色の髪の少女にむかって話しかける
ソフィアと呼ばれた少女のその言葉にはっと気づき。
「あ、ごめん、何でもないの。それよりえっと…何の話だっけ?」
そういってくるアンジェと呼ばれた少女のその言葉に。
『あんじぇぇぇぇ〜……』
同級生、二人の声がこだまする。
「さすが、ロザリアよねぇ。」
お茶会にて自慢のバイオリンの演奏をしているそんな縦ロールの髪の少女に向かって投げかけられる絶賛の声。
「お褒めにあずかり光栄だわ。あ、まだお茶ありましてよ?」
そういいつつ窓を開け放つ。
幼いころから英才教育をうけ、時期女王として申し分のないように育てられている彼女の気品は申し分もなく。
「あら?何か雲ゆきがあやしくなってきましたわね?」
先ほどまでいい天気だったのに雲ゆきが怪しい。
ここ最近……よく天候が崩れる。
これもまあ女王の意思であるがゆえのこと。
そう納得している彼女…ロザリア。
スモルニィ女学園、第二学年、ロザリア=デ=カタルヘナ。
もっとも時期女王にふさわしいと、誰もが目する少女である。
……時が……満ちた。
「……ディア、女王試験を行います。」
御座から動かずにそういってくるその女性の言葉に。
「……陛下……お心のままに。」
そういうよりほかに方法がない。
彼女は…今動けないのだ。
ここ、数年で表面化してきた・・・宇宙のひずみ。
その訂正に……彼女は全神経を使わなければならないのだから。
そのことを思い出しつつ。
目のまえにある書類の二つに目をやるピンクの髪をしている女性。
そこには。
二人の少女の写真が、机にと並べられ。
二人のプロフィールなどがかかれている。
そして、ゆっくりと窓を開くと。
そこから吹き荒れる突風の嵐。
「……きゃ!?何、この突風!?ランディ!風の守護聖でしょ!?何とかしてよ!」
そういって金色の髪に紫の瞳をしている少年が、横にいる茶色い髪に青い瞳をしている少年にと話しかけている。
金色の髪の少年は必死に目の前にある小さな花壇を守っているようであるが。
「無理いうなよ。マルセル。それは女王の意思がないとできるわけがないだろ?」
そんな会話をしている二人の少年。
一人は十三か四歳程度、もう一人は十六か七歳程度であろうか。
そんな二人の頭上を・・・突風が吹き荒れていく。
「……やはり……この二人が……」
宇宙の意思が選んだ二人の人物。
この宇宙そのものの運命を託すべく…新世界をひり開く…鍵となる新たなる力……
そういいつつ、ディアと呼ばれていた女性は、窓から外を眺めるのであった。
時は……今、しずかに鼓動を開始を始めてゆく……
−第1話へー
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あとがきもどき:
薫:・・・・ふふふふふv
ゲームでは候補に選ばれたときが初対面v
となってるけど・・・・入学式のときに面識だけはあることに設定をばv
え?意味がわかんない?
そういう人はアンジェリークのネオ・ロマンスゲームか。
もしくは・・・由羅カイリ先生の漫画、もしくはドラマCDとかを見ましょうv
・・ってこれを読む人・・・皆さんアンジェリーク・・・知ってますよね(笑)
それはそーと・・・・ロザリアの髪・・紫?蒼?
・・・・どっちで表現したら・・しっくりくるかなぁ・・・(涙)
・・・・・ねえ?どっち?・・・映像で見慣れてるからなぁ(汗)あう・・・
・・・・やっぱし・・・紫ががった青い髪に青い瞳・・・かなぁ???うーむ・・・。
リモージュは簡単なんだが・・・。
金色の髪に緑の瞳v
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