まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

ぱたぱたぱた。
まえがき:
こんにちわ。ついに…完結の最終巻がでましたねぇ…
角川、アンジェリーク漫画……
・・・・まさかランディとくっつけるとは・・やるな・・・カイリ先生(笑)

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スイート・メモリーズ   〜プロローグ〜

ごぉぉぉ……
宇宙が……闇が震撼している。
まだ見た目には……わからない。
だけども。
確実に…確実に見えないところからそれは始まっている。
「……時は…満ちた…」
あそこを発見していくはやか。
あれを発見したときには心が躍った。
……これでここも救われる…と。
あの大銀河ともいえる新たな新世界もそして…あの惑星ができて久しい。
あの惑星状に飛行都市を建設し、あの惑星を調査し。
……そしてたどり着いた可能性。
この滅び行く宇宙の…新たな器としても余りある新世界。
今はまだその影すらみせず安定を保っているこの世界。
――コウッ!
声が…響いた。
頭の中に。
この宇宙の意思でもある神鳥のその声が…
次期…この宇宙を任せる女王の魂が目覚めた…と。
滅び行く世界を引き伸ばし・・どうにか保っている。
……あと…少し。
でも…まだ…その時期では…ない。
その前に…
…私の力……では……あれ…までは…もう……



ゆっくりと目を開ける。
……私は…そう……
『・・・・起きなさい、アンジェリーク。』
私を呼ぶ声がする。
そう……私のわがままで…このたびのこのときの管理を任せている、彼女の…
『・・・・あなたにはこれから知っておいてもらわないといけないことがあります。』
姿は見えないけど声のみが私に響く。
……知ってる。
……ごめんね?
……でも…あなたも……この世界も……守るから。
……それが約束…あの方との……
これは…私が決めたことだから。
……ねえ?フェアリーナ?
私の分身でもあり…そして、その仮の姿は……
この宇宙空間…この大銀河…そのものの…意思……

それは誰も知らない事実。
…そう、それは約束。
……ここがなくなること・・それはすなわち。
この大銀河だけでなく……この空間そのものが……
すべてが……虚無という元の何もない海にと……還る。
……遠い日の……約束……


私がそのことを決心したのは……それは。
すべての生命を・・命を守りたかったから……
だから…私は後悔なんて…していない。


すべての命と…すべての意思と…そして…すべての思い。
それを受け止めて…私は…今、ここにいる。


さわ。
風がここちいい。
「……本当に…いくの?アンジェ?」
心配そうに聞いてくる私の母である、エメラルダ=ラナ=フェスタ=エターニア。
確かに母さんたちとしては・・心配なことこの上ないだろうけど・・・。
だけど……
「うん、私はスモルニィに通うわ。」
それはもう決めたこと。
そんな私のその言葉に。
「……ですけど……」
長ということがもし・・・・とかなり心配してくれているのは、
私の父。アメジステン=レッド=ウルタス=エターニア。
私は、アンジェリーク。
アンジェリーク=リモージュ=エターニア。
このエターニア家の長女であり……そして……また。
一族の長でもあるこの私。
……長は…ずっと昔から…私…ただ一人。
確かに二人の心配はもっともだと思う。
いまだにすでに伝説ともいわれている私たちの一族。
そして……中にはいまだに裏ではそんな私たちの力を……
……クリスタルを狙っている裏で暗躍する存在も少なくないのも知っている。
「…お黙りなさい。これは長としての命令でもあります。」
私の凛とした声にただただ沈黙するしかない私の両親。
……たとえ今現在の本当の両親だとしても、これは……譲れない。
それもまた私が定めた規則と束縛。
そして……今もまた。
「……心配してくれるのはありがたいけど……
  でも……今はそういうことを気にいている場合ではありません。
  ……宇宙の寿命が……尽きかけてるんです。
  ……私はあの学園に入学して…そして……
  来年に現女王アンジェリークが、決定を下すそのときまで……生徒として通う必要があるんです。
  …わかって?ね?お父さん、お母さん?」
決意を秘めたその瞳は…いつもの緑の瞳でなく…金色に光っている。
それは…彼女が長としての力を発揮するときの色……
その本当の意味は…彼らとて……詳しくは知らない。
「……わかり……ました。」
そんな彼女の言葉に、両親である彼らは…従うしかない。
断れるわけがないのだ。
そう…長として命令されれば。
いくら自らの子供とはいえ……



入学するその前に下見に行く。
だけど、それは。
「きゃぁぁぁぁ!何!?あの子!?むちゃくちゃにかわいい!」
「すっごいきれい!」
……うーん…まずい…かな?
まだ入試前。
だけど下見を兼ねてやってきたここ、スモルニィ女学園高等部。
ここ、スモルニィは幼稚園から大学部まで一度入ればストレート式。
それでも途中から一般にも普通に入学はできる。
そして・・・・ここ、主星にある、女王養成学校。
それの主たる場所でもある。
対外の代々の女王はこの学園の出身者が多い。
といってもそれ以外でふさわしく、
サクリアを秘めているものも女王になることがないわけではなかったにしろ。
高等学園に通うにはそれなりの歳相応の姿をとることが必要かとも思ったけど。
この反応だと……

……この日。
私はある決心をする。
……伊達に長いこと幼女の姿のままで通っていたわけではないんだし。

……ごめんだけど・・・もう少し・・・がんばって・・・・アンジェリーク・・・・・。

……まだ器が……完全でないの……

                            −第1話へー


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あとがきもどき:
薫:・・・・ふふふ。ただいま打ち込みしている今現在。2003年7月7日。
  外はただいま稲光がはしっております(実話)
  えっと、アンジェの両親・・・・この二人。
  秘密の大作戦。に出てきてますのでよければ参考までv(まて!)
  ・・・・・さて、次回から本編ですねv
 (・・・・とゆーか・・・・・なかなかイベントがすべて見れないと嘆く私・・)
    ・・・いや・・・誘いにこられたら・・・・断れなくて・・・ねぇ?(まて!)
  何はともあれvいくのですv
  第一回目の作品!ネオ、ロマンスゲーム、アンジェリーク!!!

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