まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

まえがき:
うふふふふ♪
只今、これに気付いている人、約一名v
さあ、完全にアップし終わるまでに、何人が気付くかなv

エル:それより、ノート、本編四冊目を先に打ち込まないで!
    二冊目の続きからとっとと打ち込みなさい!
  姫:・・完全に、打ち込んでない、今までのこの話のネタバラシ・・そのものよね・・。
  薫:しくしくしく・・・・。
    ま・・とりあえず・・・。
    いっきます!(まてぃ!)

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  エル様漫遊記  ~ワンダホー偏~


「セイルーンにつきましたよ!」
言って、元気よく駆け出すアメリア。
あたし達がセイルーンにたどり着いたのは、あれからしばらく後のこと。
まあ、その道中、ちょっとした面白い出来事なんかもあったりしたけど。
それはそれ。
と。
「止まれぃ!」
その手にもった槍を入り口にとクロスさせ、
兵士が城内の敷地に入ろうとするアメリアを押しとどめる。
「無礼者!この私を見忘れたのですか!!!?」
言いつつ、アメリアがそんな兵士達の槍をと叩いてゆく。
その言葉にはっとなり、今さらながらアメリアに気付いている門番の兵士の姿。
「あ…アメリア姫!!!!これは、失礼したしました!」
そういって、平謝りにと謝っている兵士の姿が見受けられるが。
「分かればよろしい。
  さて。それじゃ、リナさん。ガウリイさん、ゼルガディスさん、ゼロスさん。行きましょ。」
にっこりと微笑んで、後ろにいるあたし達にと振り向いてくるアメリア。
なぜかあたし達をみて、兵士が身震いしているけど。
あんた達ねぇぇ!

とりあえず。
精神世界から。
コトもあろうに、このあたしに対して怯えの色を発した兵士なんかは軽く『説得』をしておいて。
そんなこんなで、あたし達は城の中にと進んでゆく。

城の敷地中は、ざわざわとざわめきたっていたりする。
どうも、あたしが以前。
世界中にと下した神託の真偽を確かめるべく、ざわざわしているみたいだけど。

「――おお!リナ殿!元気そうで何よりじゃ!
  いや、すまんのぉ…今、ちょっとごたごたしてての。……申し訳ない。」
どうみても、夜盗の親分。
もとい、ドワーフを少し小柄にしたような、むさくるしいひげを生やしている男性。
「そのことで、フィルに話しがあるんだけど?
  そちらにとっても悪い話ではない……と思うんだけど?」
この男性、アメリアの父親で、一応この国―セイルーン王国の第一王子である。
フィリオネル=エル=ディ=セイルーン。
まあ、外見上はどうみても王子といった雰囲気には見えないのだけど。

「それで?話とは?」
応接室に通されて、そこで話しを始めるあたし達。
何か悪い話ではない。という言葉に。
ちょっぴり、興味がわいているようであるが。
「んじゃ、まず。とりあえず、これを……」
いいつつ。
二つの水晶を、机の上に置き。
そして、その横に袋を一つ置く。
「……これは?」
いぶかしりながら、問いかけてくるフィル。
「こっちの中くらいのが、この世界の世界地図。
  でもって、こっちの小さい方が、防御結界用と位置を指し示すもの。
  この二つ。二つで一組になってて。
  この小さい方があるところが。この地図に指し示されるわけ。―こういう風に。」
言って、あたしは地図を指差す。
そこには、一箇所チカッと光っている球体上に描かれた地図が。
「一応、七、八十百くらい用意してますから。
  もし、船にこれ着けたら、わざわざ防御結界張ることなく魔族が張ってる結界越えられるし。
  それに、現在地も分かります。
  地図の方は―水晶の増幅でもして、倍の画像にしたらさらに見やすくなるし。」
いいつつ。
とりあえず、今差し出した品物の、取り扱いの説明を施してゆくあたし。
なぜか、そんなあたしたちの会話を聞きつつ、ゼロスが青くなっているけども。
……ほ……本気のようですね……人間に交流持たせるのって……
驚愕の表情を表に出さずに、精神体でのも驚愕しているゼロスの姿があるけど。
とりあえす無視。
あたしの説明に、目を輝かせつつ。
一通り説明を聞き終えたフィルが一言。
「いいのか?こんなものを貰っても?リナ殿??」
あたしに確認の意を聞いてくる。
「あら。別にかまわないわよ。ただ、ちょっと、二つほどお願いがあるだけで♡」
にっこりとしつつ、あたしが言うと。
「何だ?何でもするぞ?これで、平和使節団が送り出せるしな。」
二つ返事で、内容も聞かないまま承諾しているフィル。
「お……おい……リナ……」
こんなものがあるんだったら、なぜ今まで使わなかった!?
などと思いつつ、あたしを見てくるゼルガディス。
リナさん、流石です!
などと思いつつ、目をきらきらとさせてあたしをみているアメリア。
「そうこなくっちゃ♡
  まず、一つは。この赤ん坊、名前はアメリア達がつけて。『ル=カウ』っていうんだけど。
  神官として、この国で面倒みつつ育てて欲しいのがまず一つ。
  そして、もう一つは。
  その一段にあたし達の船も一緒に混ぜて、連れて行ってくれるだけでいいんだけど。
  外に出たら、こっちは好きなようにしますから。」
うきうきとしつつ、説明するあたしの言葉に。
「リナさん?船持っているんですか?」
アメリアが疑問符を投げかけつつ、問いかけてくる。
「……あ゛~…あれですか……」
ゼロスが思い出したようにとつぶやく。
そ~いや。
あの船作るとき、材料を作り出すのも面倒だったので、
ゼロスに木材とか様々な代物、取りに行かせたんだったっけ。
どうでもいいけど。
「……そういや、以前、おつくりするのをお手伝いいたしましたねぇ……」
しみじみつぶやきつついって感慨になぜかふけっているゼロス。
恐怖で顔が引きつっている表情をしているのは別として。
「あるわよ。普段、水晶の球オーブの中に封印しているけど。」
アメリアの問いかけに、あっさりと説明すると。
「……お゛い゛。」
そんなあたしの言葉に、なぜか、ゼルが何か言いかけるけど。
それをさえぎるように。
「よし!分かった!その条件、呑もう!」
そのまま、フィルは力強くうなづいてゆく。

「……やれやれ、ようやく開放されましたよ……」
ゼロスがまず、開口一番に言った台詞がそれ。
セイルーンを出てすぐのこと。
アメリアは、船を作る手伝いの作業や、平和使節団の派遣等。
国の公式に関る数点の用事ができたので、とりあえずセイルーンにと残っている。
ゼルはといえば。
「外にでるまで、かなり時間がかかりそうだな。なら、もう少し情報を集めてみる。」
といって、一人で再び旅の空。

そんなこんなで。
今いるのは。
あたしと、ガウリイ。
そして、Sやゼラスのやつから、命令されて。
なぜか、泣く泣くというか、なぜか怖れつつも、同行している獣神官ゼロス。
この三人。

とりあえず。
あのイベントが始まるまでゆっくりしますか♡


ある日、あるとき、数日後。
ゼロスがいつものようにと、ゼラス―つまりは、獣王にと、報告に戻っていたその日のこと。
「あ…あの……エル様…すいませんが、ちょっと用事が出来ましたので。
  そちらを片付けてきます……
戻ってくるなり、あたしの部屋でそれだけ言って、再び姿をかき消してゆくゼロス。
とりあえず、ゼロスが何か用事があるから。
しばらく戻ってこないという旨を、朝食の時に、ガウリイにそれとなく伝えると。
「何なんだろうな?ゼロスの用って??」
食事をとりつつ、あたしに聞いてくるガウリイ。
「さあ……ね♡」
少し苦笑しつつ、あたしは答える。
彼等は、あたしに知られないようにと思って、なんでか焦っているようだけど。
本気で隠せるとでも思っているのかしらねぇ♡
あたしに知られては困る。という理由から。
その前に、何とかかたを付けようとしている魔族達の動向。
Sも無駄なあがきをするわよね♡
まあ別に、あたし自らが動かなくても、もうそろそろあっちから仕掛けてくるし♡
ふふふふふふ♡
しばらく、知らないふりをして。
事が起こるまで待ちますか♡
待つのも結構楽しいし♡


そんな会話をした数日後のとある深夜の出来事の一角。
空に、ふよふよと雲がとある山から出現し、各世界に移動していったかと思うと。
その下に位置する町や村から『力』を吸い取り。
そして、それは、やがて集まり結晶と化し。
――バリン!
はじけ飛ぶ。
そして、山間の麓を中心に砕け散り、村や町、遺跡などに落ちてゆくそれぞれの結晶体。
そんな光景がこの日、様々な場所にて見受けられてゆく。

その日を境に。
かつて、四人の腹心の連中が張ったこの結界区域の中に限り、魔力が著しく低下してゆくけども。

原因は簡単。
空気もそれを感じて、叫んでいるし。
エルフとかも、この変化は、精霊などを通じて理解している現状。
日常にいたる生活の必要最低限の魔力は残っているし。
……本当に、不完全よね…ふっ……
ま、あたしにはまったく、関係ないけどね。
なぜか、この程度で、人などの種族はちょっとした魔法が使えなくなっているみたいだけど。
なっさけないわねぇ……

ま、それはさておいて…と。
ふふ。
楽しませてもらいましょ♡


                                       -続くー

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あとがきもどき:
次回から、ゲームの内容に入ります(笑)
というわけで。
ゲームをやったことがない!
というひとは、思いっきり、ネタバラシです!はい!(断言!)
んではでは・・・・・・。

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