エル様漫遊記 ~ワンダホー偏~
「んっふふふふふふ♪みぃつけた♡盗賊♡」
あたしは、崖下で酒盛りを開いている三人組の盗賊達を見つけていたり♪
その下では。
「おかしら!今日も大量でしたね!」
「おう!これで、女でもいたら・・・。」
などと会話している男達。
そこに響くあたしの声。
「おお!おかしら!女ですぜ!」
「おじょうちゃぁん!そんなところにいたら、怪我するよ?こっちにおいでよ。」
下卑た笑いを含みつつ、崖の上にと立っているあたしに言ってくる男達。
満月を背景に崖の上に佇むあたし。
「もう一人いるぞ。」
いって。
あたしの後ろからガウリイが崖下を覗き込み。
そのまま。
スタッ!
二人そろって。
崖を飛び降りて、盗賊組みの三人の前にと身を躍らせるあたしとガウリイ。
…うん?
歳のころならば…十五・六……栗色の髪に…
あたしの姿をみてなどと思いつつ、なぜか固まっている盗賊の頭。
「で…でぇ!?お前は、まさか、
いいつつ、後ろに退いているし……
根性だしなさい!仮にも盗賊やっているんだったら!
そのツルハゲの盗賊の頭の言葉に。
「でぇ!?あの、ドラマタのリナ=インバース!?」
口々に好き勝手なことをわめいているし……
んっふふふ♡
「言いたいことは、それだけかしら♡それじゃ、いってみましょう♡
ドゴガァァァァァン!!!!!!!!
Sの精神体を少し切り取って投げただけなのに。
その場になぜか、ちょっとしたクレーターが出来上がる。
やっぱり、この世界に通用している言葉を言ったほうが、のりがいいしね♡
なぜか、その程度のことだけなのに、ものの見事に吹き飛んでゆく盗賊達。
ガウリイが、剣を構え。
そしてふと、今さらながらに、剣の変化に気付いていたりするけども。
「なぁ…リナ?何か、光の剣の様子がおかしいんだが……」
言いつつ、柄を針でつつき。
刀身と柄を分けて『光の剣』モードにして、あたしに見せてくるガウリイ。
みれば。
ちょろりと、小指程度しか光の刃が出現していなかったり。
あ……あれしきのことで……
これしきのことで力を落とすんじゃないわよっ!
あんたはそれでもDの腹心の一人なわけっ!?
こめかみをぴくぴくとさせつつ。
低い声で、それに向かって一言。
「あのねぇ・・ゴルンノヴァ!本気だしなさい!!!!
でないと!んっふふ♡分かっているわよねぇ?」
低く、それでいてにっこりと、冷たく微笑んでいるあたしの言葉に。
ビクン!
なぜか、それで震えているゴルンノヴァ……
剣に向かってあたしがそう言ったその刹那。
ヴヴン!!
音を立てて。
「おお!元に戻ったぞ!……というより、以前より威力が増してるし……
……って……何したんだ?リナ?」
あたしをみて、疑問に首をかしげつつ問いかけてくるガウリイ。
「んっふふ内緒♡それよりお宝も没収したし。戻りましょ♡夜更かしは美容の大敵だしね♡」
くるりとキビスを返すあたしに。
「……だったら、夜に盗賊いじめなんかするなよな……」
後ろでつぶやくガウリイの姿が見受けられていたりもするが。
「あら♡分かってないわねぇ。こういうことは、夜とかにやるから能率がいいのよ♡」
そんな会話をしつつも、とりあえずあたしたちはこの場を後にする。
森を抜け、しばらくいくと。
額にとある石を埋め込まれた合成獣が襲ってくる。
あらあら♡
あの石程度、多少の魔力が封じてあるわねぇ。
大きさは、トロルの五倍程度。
ガウリイも、こんな生き物は見たことないらしくきょとん、としてるけど。
まあ、当然だけど。
だってこれ、あれが研究のために、作り出した
向かってくるそれを、ものの見事に一瞬で叩ききるガウリイ。
というか。
剣の方が率先してガウリイを導いたんだけど。
何、震えつつ、行動してるのかしら♡ゴルンノヴァ♡
くすっ♡
ドス……
鈍い音を立てて、倒れこむそれを怪訝そうに眺め、指をさし。
「……なあ、リナ?これ何だ?見たことない生き物だが……」
何か感じは、ゼルガディスに似ていなくもないけど、違うしなぁ。
などと心でつぶやきつつ。
どっちかというと、トロルとオーガを数十匹、混ぜ込ませたような気配だし。
まじまじとみつつ。
この合成獣の材料まで見抜いているガウリイ。
本当、面白いわよね♡
この人間って♡
「そりゃそうでしょ♡ってことで♡それ、魔道士協会に運ぶのガウリイの役目ね♡」
にっこりというあたしの言葉に。
「な……何ぃぃぃぃ!!?」
なぜか、驚いたようなガウリイの台詞が、森の中にこだましてゆく。
ここは、アトラス・シティの近くにある、通称【恵みの森】と呼ばれている場所。
「まったく……リナ……手伝ってくれないんだもんなぁ……」
ぶつぶつ言っているガウリイ。
とりあえず、そんなガウリイを無視して。
その日はそのまま。
町にと戻り、宿を取り、宿の一室にてゆっくりと羽を伸ばすあたし。
さて。
楽しくなってきたわよね♡
「国王にお目通りを!」
ざわざわざわ。
ざわめく人々。
「国王は今臥せっておられる!」
必死に、詰め掛けてくる人々を説得している兵士の姿。
「それならば、至急フィリオネル王子にお取り次ぎを!」
「魔力が著しく低下して!これは、生活に差し支えます!」
「病人の看病などができません!」
「怪我が治せません!」
いって、城にと詰め掛けてくる一般の人々の姿。
「しずまれぃ!」
そんな中、太くそれでいてよく通る声が響いてゆく。
「おお!殿下だ!」
「フィリオネル殿下だ!」
町の人々の歓喜の声が辺りにと溢れてゆく。
「今は、その一件に関してはすでに王宮が動いておる!
だから、その方たちは安心して吉報を待つがいい!」
はっきりと言い切るフィルの言葉にセイルーンの人々は一同に納得し。
やがて。
ばらばらと家路にと着いてゆく。
そんな人々を見送りつつ、空を見上げるフィリオネル。
「アメリア、がんばるのじゃぞ!がっははは!」
空を見上げて、笑っているフィル。
― 父さん、全ての世界で、魔力が減少するという事態が起こっています。
これは、やはり、悪の陰謀に違いありません。私はこの事態を収めるべく、旅に出ます。
悪を懲らしめるために。全ては、正義のために。―
アメリアの部屋に置かれていた書置き。
出発したアメリアのことを思い。空を見上げて笑っているフィル。
王女を簡単に、旅に出すここ、セイルーン。
やっぱ楽しいわよね♡
一方で。
「……くそっ!この程度のやつにやられるとは……」
いいつつも、軒並み倒れているオーガやトロルの死骸の中で木に寄りかかり。
傷の手当てをしている白いフードをかぶった男性一人。
「く……
回復魔法を掛けるが、発動しないその魔法。
「く……駄目か……」
このいまいましい体のせいなのか?それとも?
そう思いつつ、空を見上げる男性……ゼルガディスの姿。
そして。
「……リナ達なら、何か知っているかもな……とりあえず……」
このままだと、面倒なので、知識を捜しつつ。
原因を突き止めることを心に決めているゼルの姿が、そこにはあったりするんだけど。
ガウリイに任せて、あれを魔道士協会にと運んでしばらく後。
あたし達が宿泊している宿屋に、魔道士協会からの使いの者がやってきて。
その使いのものの言葉に従って、魔道士協会に赴くあたしとガウリイ。
ここの魔道士協会は広場の北の入り口にと設置されている。
とりあえず、評議長の所にいってください。
といわれて。
評議長の前に来ているあたし達。
「リナ=インバース殿ですよね。実は協会からの、依頼を受けて欲しいのですが……」
そういいつつ、評議長が話しかけてくる。
「それで?内容は?」
やっぱり、その場ののりというものは何事も大切♡
分かっているけど、分からない振りをして楽しむのも結構面白いし。
評議長の口から語られた言葉はやっぱり、思ったとおり。
『魔力衰退の原因を探って欲しい。』
という依頼内容。
魔道士協会からの依頼の割りには報酬もそこそこにある。
ま、どっちにしても、あたしは首を突っ込むつもりだったし♡
とりあえず、この依頼は引き受けるけど。
だって、その方が面白いしね♡
「……付けられているわね……」
「…だな。」
魔道士協会から出たあたし達をつけてくる数名の気配。
とりあえず、表通りで戦うのは別にあたしとしては構わないけど。
やはり、ここは相手を油断させるためにと奥の路地にと入り込んでゆく。
「出てきたらどう?」
あたしの言葉に。
ザワッ!
その一つしかない、路地の入り口に、たむろしている人影数名。
「へっへっへっ。さっきはよくもやってくれたな!」
協会の依頼に行く前に、食堂で、このあたしに喧嘩を吹っかけてきた愚か者。
ついでに、
有り金全部を巻き上げて、身包みはいで、外に放り出しただけだというのに。
心の狭い人間よねぇ。
その程度で根に持って勝負を挑んできているし。
「お~い、悪いことはいわん。リナに関らないほうがいいぞぉ?」
そんな彼等に向かって叫んでいるガウリイ。
ドゲシ!
とりあえず、いらないことを言っているガウリイの頭に。
ちょっとした重力十倍の質量の空気の塊を落としておく。
何て親切なのかしら、あたしって♡
「へん!女にあんなにコケにされて、黙っていられるか!」
なぜかあたしの隣で、ぴくぴくと痙攣しつつ倒れているガウリイをみて多少震えつつも、
一人立っているあたしにと言ってくるごろつきたち。
と。
「お待ちなさい!か弱き乙女によってたかって乱暴を働こうとする不届き者!
たとえ、天が許しても。このアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンが!許しません!」
『誰だ!?』
ごろつき達が、いきなり聞こえた声に戸惑いつつ周りを見渡す。
「ここです!」
太陽を背に、路地の側に立っている民家の屋根の上。
そこにすくっとたっている、人影が一つ。
そして。
「とう!」
そのまま、その屋根から飛び降りてくる。
が。
――ベシャ……
あ、いつものパターンだし♡
そのまま、顔から地面に突っ込んで着地している少女の姿。
そして、唖然としているごろつきたちの目の前で。
すちゃりと何事もなかったかのようにと起き上がり。
「さあ!観念するのです!かよわき…かよ……わき?」
いいかけて、あたしと今だにぴくぴくしているガウリイにようやく気付くアメリア。
「かよわきって…もしかして、あなたはリナさん!?じゃあ、全然か弱くないです…」
どめっ!
とりあえず、言いかけたアメリアに、軽く拳を叩き込む。
「…痛いです…リナさん……」
何かアメリアが抗議の声を出してくるけど。
ひとまず無視。
「え…ええと、何だかわかなんいが!ともかく、野郎共!やれぃ!」
呆気にとられつつも、はたと我に戻り、号令を出しているごろつきのリーダー各。
「やはり、改心する気はないのですね!ファイアーボール!」
ドガァァン!
とりあえず、一つの炎の力を封じるための封印石はすでに破壊しているがゆえに、
簡単にと発動するアメリアの魔法。
ちなみに。
物質世界においてのみ、この状況はは少し程度効く効果。
つまり。
精神世界につながりを持っていない、人間なんかに限り魔力が使えなくなっている今の現状。
多少なりともつながりがある場合、今回の一件はまったくといっていいほどに何の影響もない。
戦いは、ものの数秒もたたないうちに幕を閉じてゆく。
「リナさん!こんな所で会うなんて!
やはり、これは、天が正義の仲良し四人組みで今回の悪を懲らしめろ!
ということなんですね!あとは、ゼルガディスさんだけですね!」
一人、目をきらきらさせて、自分の世界に浸って言っているアメリア。
そして。
「さあ!リナさん!そうと決まれば!こんな所で、こんな時にゆっくりしていられません!
一刻も、この減少の元となった悪を懲らしめ!正義の裁きを与えること!
それが一番です!」
いって、太陽に向かってポーズをとるアメリアに。
「……お~い。アメリアぁ…セイルーンにいたんじゃないのかぁ?」
ようやく、復活したガウリイが唖然としつつも聞いているが。
「大丈夫です!ちゃんと父さんには、正義のために旅に出る!と書置きしてします!」
きっぱりはっきり言い切るアメリア。
「ま、とりあえず。こんな所の立ち話も何だし。宿に戻りましょ♡」
あたしの意見に従って。
あたし達は、宿に戻るべく、路地裏の入り口に向かって進んでゆく。
――と。
「いやぁ、あなたたち、強いのですね。実は、折り入ってお願いが……」
そういって、あたし達に話しかけてくる人間が約一名。
何でも、彼の所有する屋敷に、
得たいの知れない盗賊や魔道士が住み着いて悪さをしているので屋敷を取り戻して欲しい。
そういったお願いなのであるが。
「リナさん!困っている人を放ってはおけません!さあいきましょう!正義の名の元に!」
一人で勝手に決めて、ずんずんと町の広場にと向かってゆくアメリアの姿。
本当にアメリアってあきないわよね♡
その屋敷は広場の奥の位置に存在していたりするけども♡
屋敷に入ると。
――ピタリ。
「り……リナ…」
ガウリイが足を止める。
そして、アメリアもまた。
「り…リナさぁん、うごけません……」
情けない声を二人して出してくるし……
「ふはは!動けまい!リナ=インバース!悪いが死んでもらおうか。
あの御方の計画の邪魔になるようであるからな。おぬしは。」
いいつつ。
二階の階段の踊場から。
入り口付近で足を止めているあたし達に言ってくる、黒いローブとマントを身にまとっている男性。
「ああ。
すたすたすた。
そのまま、何事もないように歩いてゆき。
「
ドゴ!
ガラガラガラっ……
入り口を取り囲むようにしてたっている石柱を、とりあえず呪文を唱え粉々にと打ち砕く。
だって人目があるしね♡
その刹那、束縛から逃れるアメリアとガウリイ。
「な゛…馬鹿なっ!?」
それをみて、なぜか小さな叫び声を上げ、そのまま奥の部屋にと逃げ込んでいっているし……
「リナさん、すごいです!あの石柱がよく鍵になっているって分かりましたね!
それに、まったく
よっぽど、精神世界につながりが深いんですね!」
アメリアが、尊敬の眼差しをあたしに送ってきていたりするけど。
「普通。見ただけで、何が『鍵』になっているかなんて。誰にでもわかるわよ?」
どうせだったら、下手な小細工を使わないで。
精神世界だけからの、干渉にして、あたし達の足止めをしようと試みたらよかったのにねぇ♡
そうしたら、アメリア達に気付かれることなく、じっくりと、お仕置きできたのに♡
とりあえず、身動きできるようになったアメリアとガウリイと一緒に二階にと続く階段を上ってゆく。
と。
一人の人物が目の前に奥の部屋から出てくる。
その姿は。
ピンク色の髪に、尖った耳に。赤い瞳。
少し小柄な体つきの少女の姿。
「私はここの使用人だ。悪いことはいわない。ドクターに関るのはやめておけ。」
そう一言だけいって、そのまま再び奥の部屋にと入ってゆく。
「いかにも怪しいです!」
アメリアがその少女をみて、断言しているけど。
でもあの子。
よくまあ、あれだけ、姉に実験体にされても姉の側にいるわよねぇ。
優しい子♡
部下達にも見習わしたいものだわ♡
奥の部屋に進んでゆくと、そこにいたのは、一人の魔道士。
「あなたが、屋敷を奪い取った悪の根源ですね!」
アメリアが。
びしぃ!
と指を突きつけて言い放つ。
「まあいい。折角、ダミアさまから貰ったこの力!試すにはちょうどいい機会だ!」
いって。
あたし達にと向かってくるけど。
「……な゛!?」
情けないことに。
追加された力のコントロールが出来ずに、暴走させてるし…こいつは……
「なんか……様子が変です?」
「来るぞ!」
ガウリイの言葉と、アメリアが首をかしげるのと同時に。
多少姿が人のそれとは異なりつつも、自我を失いあたし達にと向かってくる。
あれしきのことで、自我をなくしてどうするのよ!
まったく……
「部下程度では、無理じゃったか……」
いいつつ。
さらに奥から出てくる、一人の魔道士。
「ふ。さて、観念するのね。」
「リナさん!一気に行きましょう!」
「ふ。いるんじゃよな。リナ=インバースの名前を語る輩というのは…
…って胸がないっ!?って!……やぱい!本物!?」
なぜか。
あたしの胸に視線を落として叫んでいるのは、魔道士オルゴン。
「あのねぇ!!」
あたしの叫びと同時に。
ドォォォォン!
部屋の中の空気が圧縮されてゆき。
そのまま。
解き放たれるようにと、些細な爆発を起こしてゆく。
まったく……
そりゃ、あたしは、胸なんかをコルセットで押さえているから。
噂では、胸なし魔道士として名前が通っている。
という事例があるのにしても!
失礼にもほどがあるわよ!
あたしの胸をみて、あたしが本物のリナ=インバースだと確信した魔道士オルゴン。
なぜか今ので気絶してるようだし。
しばらく、精神世界でじっくりとそれなりの『説得』は必用よね♡
うふふふふふ♡
「とりあえず、屋敷は半壊しましたけど。リナさんが再生させましたし!
悪も滅びて気持ちがいいです!」
屋敷をでつつ、言っているアメリア。
「……まあ、いいけどなぁ……」
なぜか、疲れたようにといっているガウリイ。
とりあえず、依頼をこなした。
という理由で。
依頼料の成功報酬を貰い。
その日は。
その町、アトラス・シティの宿屋にと泊まるあたし達。
なんか、ここの王宮は。今だに騒がしかったりするけど。
そこはそれ。
「えええええええええ!!!!!?品物がないなんて、そんな!!!!」
アメリアの驚愕の叫びが響き渡る。
アトラス・シティにある道具屋。
ちょっと道具を買いにいく。というので、道具屋によったところ。
何でも、品物がない状態。
しかも、定価の十倍を吹っかけていたりする。
「こんなのは悪です!」
アメリアが店番の男性にと詰め寄っているけど。
面白い♡
「いやぁ、実は町から少し離れた所にある古城に盗賊が住み着きまして。
荷物が入ってこないんですよ。あ、もし何でしたら、その盗賊を退治してもらえませんか?
でしたら、品物は、定価の半額でお分けしますが?」
「ふふふ…。古城に住み着き悪事を働き!あまつさえ、物流システムを滞らせるとは!
かなりの悪ですね!わかりました!このアメリア!その盗賊を見事退治してみせましょう!」
一人、盛り上がっているアメリア。
「……お~い…リナ、何とかいってくれぇ……」
そんなアメリアの様子をみつつ目を点にしているガウリイ。
「あらあら、面白そうじゃない♡」
あそこに住み着いているのって、あたし達が前倒したオルゴンの弟なのよねぇ。
それに♡
あそこには、とある写本があるっていう情報が、まことしやかにささやかれていたりするし。
まあ、確かに。
写本は、写本よねぇ……
ふふ♡
決まりなんてないからね♡
それに。
ゼルガディスもあの古城に向かっているようだし。
これは、面白くなってきたわね♡
-続くー
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あうあうあう・・・・・・・。
ハナの馬鹿ぁぁぁぁ!!
打ち込んでたのに・・打ち込んでたのにぃぃぃい!!
何か、つまみ食いして、私のところに逃げてきた・・まではいい。
いいんですけど・・・・。
コンセントを逃げるがてらにひきぬくなぁぁぁぁ!!!!
しくしくしく・・・・。
スベテ消えた・・しくしくしく・・・・・・・・・(涙)
ばかたれ・・・・・(涙)
・・・・何か二度目って・・打ち込む気力が続かない・・しくしくしく(涙
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