まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

L:・・・・・あんた、今日の打ち込みは?
薫:あ・・・あはは・・・・。
  さすがに漫画とかが千冊近くになってきたので・・・・。
  売り払うことにしました・・・なので片付けているのでなしです・・・・。
L:・・・・あのね・・・・。
薫:あ、でもでも!今朝方、超短編ひとつはしてますし!(などと言い訳をする2003年8月24日日曜日・・・・)
しかし・・・・かなり場所・・・とりますねぇ・・・。
   これはのけておこう・・とおもうのだけでもかなり場所をとる・・・・。
L:キャッツアイでしょ?ダイの大冒険でしょ?極楽大作戦でしょ?
  パタリロでしょ?ドラゴンボールでしょ?ロトの紋章でしょ?
  タカマガハラでしょ?あとは火輪とかサラディナーサとか・・・・。
  みかん絵日記に・・・死神くんに・・・。ほかにもいろいろと。
薫:・・・・ほとんど読まないのから片付けることにしたのですよ・・・はい・・・・。
   でもこれがかなり汗をかきまして・・・・はい・・・・(実話)
L:しかも今は十二国記のアンソロジー本、海客宣言・・・・。集め始めたしねぇ。あんたは。
薫:うぐっ!ま・・・・・まさかあれが十二国記のアンソロジーだとはしらなかったんですよ。
   とある本屋のテロップでしって購入していや・・・・はまりましたね(こらまて)
   小説もいいけどアニメもいいけどやっぱ漫画も面白いv
L:・・・・ま・・・・まあいいけどね。明日は休みなんだからしっかり打ち込みしなさいねv
薫:ど・・・・努力します・・・・。
L:さってとこいつがなぜか脂汗を流し始めたところでいってみましょうv

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      エル様漫遊記  ~TRY偏~


「うん?ゼロス?リナは一緒じゃないのか?」
部屋に入ってきたゼロスをみてそんなことを問いかけているガウリイ。
その問いかけに。
「リナ殿なら操縦室に行くといわれたが。」
代わりに答えているのはゼラス。
あたしが丁寧に彼らの前ではリナと呼ぶように、と指導をしたためか、
きちんとあたしのことをガウリイたちの前では【リナ】と呼んでいる彼ら達。
「それで?何の話をされていましたの?」
ゼラスに続いてにっこりと微笑みつつその口に扇を当てて微笑んでいるダルフィン。
「・・・・・・・」
「・・・・・」
いまだにいきなり話しかけられたということで固まっているメフィとミルガズィア。
まったく、度胸があまりないというか、これしきのことで固まってるし、この二人は。
そんな彼らの様子をまったく気にせずに。
「えっと。降魔戦争のことを聞いていたんです。
  私たち人間にはあまり知られていませんから…って……そうだ!
  できたらそちらからも教えてもらえませんか!?降魔戦争のこと!」
ふと思いつき目をきらきらさせてゼラスたちに言っているアメリア。
「おいこら!アメリア!ちょっとまて!お前何てことを言い出すんだ!?」
そんなアメリアの言葉に抗議の声を上げているゼル。
アメリアも、この状況にだいぶ慣れてきたわねぇ。
というか物怖じしなくなってきたのはいいことなんだけどねv
そんな咎めるゼルの言葉にまったく動じずに。
「え~?だってですよ?ゼルガディスさん?
  魔族側の話だったらミルガズィアさんが知らなかったことがわかるじゃないですか!
  こんな機会はまずめったとありませんよ!やはり知識は正確なことを知っておかないと!」
確かに正論ではあるが……
もっともなアメリアの言葉に頭を抱えつつ心でつぶやきながらうなっているゼル。
「確かに……そうだが……」
だがしかし・……普通……直談判みたいなことを……するか!?
というか魔族が素直に話すとは思えないが……
などとぶつぶつつぶやいているゼルだけど。
「別にかまいませんが?」
そんなアメリアの言葉ににっこりと微笑んでいるダルフィンに。
「そうだな。
  そこにいるそちらのエルフ殿と黄金竜ドラゴン・ロード殿がかまわない。というのであれば……の話だがな。」
ダルフィンと同じく、いともあっさりと言っているゼラス。
その二人の言葉をうけて。
「だ、そうですよ?どうですか?きいてみませんか?」
いまだに硬直しているミルガズィアとメフィに話しかけているアメリア。
硬直しつつもその思考ははっきりとしており。
確かにあのとき何があったのか……われらも知りたいのは事実だしな。
そんなことをミルガズィアは思いつつアメリアの言葉にこくりとうなづく。
思考と行動がまだ完全に一致していないけど。
まったくこの程度のことで……
目の前で海王と獣王を具間みただけのことでそこまでなる必要もないじゃないのよねぇ?
まったく根性がないったらv
そのアメリアの言葉をうけて少しだけ硬直が解け始めたメフィはといえば。
ミルガズィアがうなづくのをみてとり。
「ま…まあおじ様が聞かれる……というのでしたら……」
声を面白いことに擦れさせて震えさせつつそんなことを言っているメフィ。
そして二人ともしぶしぶながらというか、なぜかおびえつつ了解の意を示す。
「いいそうです。ということでおねがいしまぁす!」
二人の意見を確認してにっこりと元気よくダルフィンたちにと言っているアメリア。
「……お前…いい根性してるな……相手は魔王の腹心達だぞ……」
そんなアメリアの様子をみて面白いことにため息をつきつつつぶやいているゼル。
「え?だってゼルガディスさん?どうせだったら正確なことを知りたいと思うのは誰でもですし。
  それに、これは当然、正義ゆえのことです!」
きっぱりはっきり言い切るアメリア。
……はぁ……
そんなアメリアの言葉にため息ついているゼル。
う~ん、本当に面白いというかあきないのよね。
この人間たちって。
いまだに警戒を解かないミルガズィアをみてくすりと微笑み。
「お気になさらずに。
  別にあなた方をどうこうしようとか。そういうことは一切思ってもいませんですので。」
にこやかににっこりとアメリアたちに微笑みかけているダルフィン。
「この船にいる限り、同船者だと思ってもかまわんが?」
その言葉に続いていっているゼラス。
『というか、外に出てもL様の反応を思うと……
  この人間達には手出しはできないのが事実なのだが…それはいうわけにはいかないしな。』
『確かにそうなのですわよねぇ。』
アメリア達には聞こえない精神世界でそんな会話を繰り広げているこの二人。
……あのね……あんたたち……
そんな会話の後にダルファンとゼラスもまた彼らの輪の中にとはいってゆく。

「では私から話はじめようか。」
座った彼女たちにゼロスが彼らの好みの飲み物を運んでいたりするけど。
それはそれ。
そういいつつゼロスがもってきたトロピカルジュースを手にしつつゆっくりと語り始めるゼラス。

「あれはフィブリゾが魔王様の意思もあって起こした戦いだったのだがな。
  各国の中枢にわれらは以下のものを入りこませてまたあるものは姿をのっとって、戦争を勃発させた。
  戦いという状況の中で人の心に封印されていた、魔王様。
  その封印がかけられている人間を見つけようとしたわけだ。
  戦いの中では自然に封印の枷が外れることはあることだしな。
  …そしてついにその人間を一人だけではあるが発見した。」
そこで一息ついてジュースを一口。
それに続くように。
「他を見つけてからでもよかったのですが。
  とりあえずその封印をフィブちゃんが開放したんですの。
  ちょっといろいろなあの手この手を使って。ほほほ。」
にこやかにさらりといっているダルフィン。
……いや……フィブちゃん……って……
そこに思わず心で突っ込みを入れているゼルやアメリアたち。
「まああれだけ魔力を使わせたら封印も弱まるのは当然ではあるが。
  その人間というのが都合よく人間の中では大賢者と呼ばれている人物であったので、
  こちらとしては計画を進めるのにとても助かったがな。」
まあ実際は子供のころに、すでに目星はついていたからいろいろと干渉していたが。
そこまで説明する義理もないしな。
そんなことを思いつつとりあえず完全に真実でもないが嘘でもない事実を言っているゼラス。
「ま、とりあえずいろいろありましたけど。周りには気づかれないようにしていただきまして。
   私たちと連絡をとりあいつつそして私たちはカタートに集結したのですわ。」
にこやかにいいつつ扇を口に当ててほほほほ、と笑っているダルフィン。
「本当はもう一人か二人見つけてから行動を起こすはずだったのだがな。
  ガーヴのやつが先走って……」
そういいつつため息ひとつついているゼラス。
「そうですのよね。
  で結局仕方がないからルビーアイ様お一人で水竜王さまと戦うことになったのですの。」
「そしてわれ等四人にカタート山脈を囲む形で、
  東西南北の四方に水竜王の力を弱める結界を作らされた。
  それぞれにわれ等腹心を配して。」
北、南、東、西。
砂漠、海、氷の大地、そして……海の中に存在する島。
その四つの地点に。
今でいうところの結界拠点。
「それでルビーアイ様自身はガーヴを引き連れて水竜王の元に向かわれまして。
  互いの竜という属性を利用してガーヴを介し、
  ルビーアイ様の力を水竜王に叩き込まれて倒されたのですの。」
「まあガーヴは滅びこそはしなかったが。
  力を大半失ったときに、水竜王にちょっとしたちょっかいというか術をかけられてな。
  その変な術を施された結果。
  ガーヴは人間にと転生させられて中途半端に人間の心が混じってしまったのだが。
  まあこのあたりのことは異界黙示録クレアバイブル……
  ……つまりは水竜王の知識の思念に触れた、お前たちならば聞いているであろうがな。」
それだけいって一息つくゼラスとダルフィン。
というより精鋭部隊と一緒にガーヴをレイ=マグナスが引き連れてカタートに入ったときに、
だぁぁぁぁれも気づかなかったというのがそもそも面白いわよねぇ。
そのあたりの詳しいことには触れずに一応簡単な事実だけを説明しているこの二人。

淡々と説明し終わる二人のその言葉に。
「あ……あのぉ?ちょっといいですか?その大賢者の人間……って……誰です?」
少し疑問に思ったらしくそんなことを聞いているアメリア。
そんなアメリアの言葉に思いっきり意外そうな表情をしているゼラス、ゼロス、ダルフィンの三人。
「?人間の世界でも有名なんじゃないんですか?
  暴爆呪ブラストボム竜破斬ドラグスクレイブの開発者として?」
にこやかに微笑みつついつもの表情でにっこりと微笑みながらさらりといっているゼロスに。
「ま……まさか……」
面白いことにうなっているゼル。
「確か人間の器としてのお名前は『レイ=マグナス』といわれます。
  私たちはシャブラニグドゥ様。とお呼びしておりますけど。
  しいていうならばレイ=マグナス=シャブラニグドゥ様です。
  魂、記憶、その他もろもろ、すべて同化されておられますから。」
何気ににさらりとそんなことをいっているダルフィン。
ぷぴっ!!!
その言葉に噴出しているミルガズィアとメフィ。
「レ……レイ=マグナス……殿……だと!?」
「そ・・・それって・・・確か人間の精鋭部隊を率いて指導してた・……という御方では……」
声を振るわせつつそんなことをいっているこの二人。
「おや?そうですけど?」
そんなふたりにさらりと答えているのはゼロス。
「いやぁ、おかげで人間達や竜。そのほかの情報が手に取るようにわかりましてねぇ。
  こちらはとても大助かりでした♡」
にこにことあっけらかんと言い放つ。
「ちなみに竜達の精鋭部隊がカタートに向かっている。という情報を魔王様から聞いて。
  私がゼロスに命じて竜の連合部隊を引き止めさせたのだがな。」
それに追加するように説明しているゼラス。
いまだにミルガズィアたちはといえば口をばくばくさせているけど。
「まあ、魔王様はかなり早くから目覚められてはいましたから。
   時が来るまでは完全に気配を殺して人間されていらっしゃいましたけど。」
にこやかにいっているダルフィン。
そんな二人の説明に。
「…なるほど…な…。それでいきなりカタートの山の中に魔王の気配が生まれたわけか。
  元の人間がよりによって……レイ=マグナス殿……だとは……な。」
そんなことを自分に言い聞かせるようにつぶやきつつ言っているミルガズィア。
そんな会話をききつつ。
「あれ?そういえばゼロスさんと初めて会ったときにリナさん。
  『レイ=マグナスはいまだに氷付けになっている』っていってましたけど。」
ふと思い出してそんなことをいっているアメリア。
ぴききっ!
そのアメリアの言葉にまたまた固まるミルガズィアとメフィ。
う~ん本当、あきないし面白いわ♡
「ああ、そのことですか?そのことでしたらリナさんも知っていますので。
  その事実はまあルナさんも知ってるからですけどね。」
そんなアメリアの言葉にフォーローを入れているゼロス。
(ナイス!ゼロス!)
にこやかにフォーローを入れているゼロスのその言葉に心の中で褒めているのはゼラスたち。
下手に突っ込みされてもしあのリナ=インバース様がエル様だ…とでも、もし知られたら……
なぜかそんなことをゼロス、ゼラス、ダルフィンが三人とも同じことを同時に思っているし。
……あのね。
「……で?いつごろから目覚めていたんだ?魔王は?」
何となくリナに関しては……突っ込みしたら怖いことになるから話題を変えよう。
そんなことを思いつつさり気に話題を元に戻しているゼルだけど。
そのゼルの問いかけにほっとしつつ。
「ええと。確かデーモンを大量発生させた少し前……くらいでしたかしら?ゼラス?」
「確かにまああの大量発生は魔王様が目覚めたという影響でもあったがな。」
そんな会話をしているこの二人。
本当はそれより以前、かなり前からその人間をマークしていた(んだが)(のですが)
それまで別に詳しく説明する必要もない(しな)(ですしね)。
あの御方からの命令とかがあれば別(だが)(ですが)。
二人して同時に同じことを心でつぶやきつつ会話をしているこの二人。
だからどうしてそこまでこのあたしを恐れる必要があるのかしら。
あたしはこぉぉぉんなにやさしいのに♡

「なぁ?リナも呼んでこないか?」
そんな会話をしている最中。
のほほんと会話をさえぎって中断させているガウリイ。
いまだに口をぱくぱくさせているミルガズィアたちがそこにいたりするけど。
それはとりあえず無視してたりするし。
「あ、確かにそれも一理ありますね。私探しにいってきます。」
そういいつつ席を立ち上がるアメリアに。
「あ、私もいきますわ。」
アメリアの言葉にはたと正気に引き戻され席を同じく立っているメフィ。

ガウリイの言葉に従って。
アメリアとメフィがあたしを迎えにいくためにそこの部屋から出ているし。

後に残されたのはゼル達男性陣とそしてゼラス達。


                           -続くー

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あとがきもどき:
薫:・・・・・ふぅ。とりあえずひと段落。
  ・・・・・・え?昨日の更新?・・・あ・・・・あはは・・・・。
  すいません・・・・ごめんなさい。でも短編は・・・・アップしましたし・・・・ねぇ?(こらまて)
  とりあえず今日、できるだけがんばります・・・(多分)
L:多分・・・・ねぇ?
薫:え゛!?エルさま!?あ・・・・あの!?
   そ・・・・それは!?その木の朽ちたような物体にしかみえないのは!?
L:どこぞの湖に沈んでいた物体vはいvご飯よv
薫:ま・・・・ぎ・・・・ぎゃぁぁぁぁぁ!!

ポギバキグシャ・・・・・。(何やら何かを噛み砕く音が響いてゆく・・・・)

L:はいv何か得たいの知れないものに食べられた・・・もとい。どこかに出かけた薫はほうっておいて。
姫:それではまたどこかでお会いしましょうv
L:最近あたしの活躍が・・・ない。
姫:それをいうならこの私も・・・・。
L&姫:何はともあれ、それではまたvv

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