まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
・・・・・・とりあえず。
これ、実は一ページ半分です・・・・。
これくらいが見やすいのか?
でもいい場所がなくてねぇ?うみゅ・・・・。
短いかなぁ?うみみみゅ・・・・???

#####################################

      エル様漫遊記  ~スレイヤーズ~


のんびりとただ黙ってみているあたしのそんな前で。
いともあっさりと決着は数秒もたたないうちにとその決着の目をみてゆく。
当然のことながら今現れた男性の勝ち。
「大丈夫か?」
チン。
そのあいつに長い刃をかぶせている剣を鞘にとしまい。
あたしの方をみつついってくる。
そして振り向きざまにいいつつも、あたしをみて-しばし絶句していたりする。
思わず一瞬どきりとするけど、今あたしは完全に気配も何もかも人のそれにしているし。
まああたしの今の見た目は普通のかわいい十五歳の女の子。
当然のことながらスタイルなども抜群に申し分もないのだが。
いかんせん、一応女の一人旅、
ということで、面倒というかいろいろな面倒ごとに巻き込まれないように、
特に胸などはコルセットできつく押さえてある。
そのまま大きさを変えればすむことなれどそれはそれ。
どうやらこのあたしがいったい【何】なのか気づいたようではないようだけど。
まあわかるはずもないけどね。
傍目からみたあたしの容姿は、客観的にいうと。
大きくつぶらな瞳、小柄で華奢な体つき、そして少しばかり小さめの胸…等々。
第三者の目からはあたしはそのように映っていたりする今の現状。
こういった見られ方もたまには新鮮でいいものだしね。
あたしをしばらくみつつ、やがて大きくため息ひとつ。
気づいてはいないことはいいことなんだけど。
けど…ねぇ……
「…何だ…子供か…」
ため息つきつつ、小さくつぶやいていたりするその青年。
こらまちなさい!
というか…どうして子供に見えるのかしらねぇ?
そりゃ、あたしの今の姿は小柄だけど。
ついでにいえばよくこの姿になってから年齢より下にも見られたりするけど。
あたしに聞こえているとは実はこいつ気づいているけど。
いかにも聞こえているのがわかってないないようなそぶりをしつつ。
「…こういういい場面なんだからもうちょっといい女だとおもったんだが。
  せっかくコナかけようと思って体張ったのに。どんぐり目のぺちゃぱいのガキじゃないか。」
などとこれみよがしにつぶやいていたりするこの青年。
まあ、そのいいようもわからないことはないけど。
まあ今あたしはあえてあふれるばかりの魅力などは抑えてるし。
ついでにバストサイズもコルセットで押さえてるし。
もっとも、あたしの気配を少しでも解放でもしようものなら、神々しすぎ、
というかなぜかその程度でよく世界ごと消滅することもしばしあるし。
もっともそんなこと、せっかく暇つぶししているんだからやらないけど。
まあ普通はなぜかあたしの気配などにおびえて縮こまる存在が多いのは確かだけどね。
本人はこのあたしにと聞こえないようにつぶやいている振りをしていたりするつもりらしいけど。
でもそんなことこのあたしには丸わかり。
もっとも、あたしでなければ彼の本音などわからずに。
ただ、一人本気でそんな小声でつぶやくその言葉を真実と受け取るだろうけど。
まあ、もっとも、このあたしに聞こえない、どころかわからないことははっきりいって皆無。
普段はあえてそれを聞こうとはしないけど。
いちいちやってたらきりないしね。
全て、ともいえる声や声なき声があたしには手にとるようにわかるから。
当然のことながらその存在や生命が何を考えているのか、そして心と口でいっていることの誤差。
それらも全てあたしにはわかる。
それらはまあどうでもいいことなんだけど、本当に。
ま、とりあえず。
一応、人としての形の上ではこの青年に助けられた格好になっている。
というのは見てもわかる。
まあ面白いから見ていただけなんだけど、あたしも。
とりあえず何も知らない少女の振りをしつつ。
「ど、どうもありがとうございました。」
にっこりと微笑みつつ目の前にいるこの青年。
…ちなみにこいつの名前はガウリイというんだけど。
ガウリイにととりあえず形だけのお礼をいっておく。
いわないと怪しまれたりするのも面白くないし。
それにいったほうがこれから面白くなるのは見てもとれるし。
そんなあたしの内心の思いは当然こいつは知るはずもなく。
にっこりと微笑みつつ。
「いや、あらたまって礼を言われるほどのことでもないさ。」
そういいつつ小さく笑う。
この子-今笑ったら何か回りの空気が変わった?
そんなことを思っているガウリイ。
う~ん、ま、こいつそのあたりの勘はするどいからね。
だけどこんな小さな子供がどうして…みたところまだ12かそこら。だよな?
などとあたしをみつつそんなことを思いつつ。
「それより怪我はないか?お譲ちゃん?」
本気でこのあたしをただの子供、と思って声をかけてきてるし、こいつは。
う~ん。面白いv
そんなことをいいつつ小さく笑い。
「女の子の一人歩きは危ないな。それともお父さんか誰か、連れでもいるのかな?」
そんなことをいいつつあたしの周りを見渡しきょろきょろしていたりするし。
本気であたしがただの子供というか女の子、と思っているのがまた面白い。
う~ん、こいつにわからないんだったらあたしの気配隠しは当然のことながら成功ねv
「いえ。まあ一人ですけど。」
面白いので相手が思っているとおりの普通の女の子の振りをしとおす。
そのほうが今後面白くなるのはわかってるし。
そんなあたしの言葉に。
「そいつあ物騒だな。」
そういいつつ眉をひそめ。
「…よし!じゃあお兄さんが家まで送って言ってやろう!」
などといってくるこのガウリイ。
面白いからあたしが名前がわかっているのはわからないように返事をしつつ。
「―で?おうちはどっちだい?」
本気でそんなことをこのあたしに聞いてくるこの男性。
家かぁ。
あるようでないようで。
まあ拠点ともいえる別荘もどきとかはたくさんあるけど。
くす。
内心笑いつつも。
見た目には。
―ふぅ。
ため息ひとつ。
「いや、あの私は一人旅をしている身で。
  とりあえず次はアトラス・シティにでもよってみようかな?なんて思ってるんですけど。」
思いっきり普通の女の子の口調で答えるあたし。
まああたしはもともと普通だけど。
面白く思いつつも少しばかり気づかないことにあきれつつ、
無難な返事をしているそんなあたしの言葉に。
「そうか。うん、そうだったのか。いや、大変だねぇ。君も。」
どうやらこの子、かなり複雑な家庭の事情でどこかに行く途中みたいだな。
なんかオレの家みたいだな。
などとおもいつつ、一人勝手に納得しているこのガウリイ。
「―へ?」
そんな彼にその思っていることを気づかれないように。
その言葉に目を丸くしているように見た目は振る舞っているあたし。
「いや、わかってる、わかってる。いろいろとあったんだろう。いろいろとね。」
しみじみいうそんなガウリイの言葉に。
少し戸惑ったような声で。
「いえ、あの私は…」
「ああ。何もいわなくていいよ。わかってるんだから。」
この子も苦労したんだなぁ。
しみじみ。
などと思っているその感情がまた面白い。
どうにか笑いそうになるのを何とかこらえ。
それに面白いことにあたしの表面上の対応で。
淡々と話していることをどうも『聞かれたくないことを聞かれてしまった。』
と一人で勝手に勘違いしていたりする。
う~ん、単純なやつ。
ちなみにこいつはこのあたしのことを、
『何かの事情で住み慣れたふるさとを離れなければならなくなった少女。』
と完全に思い込んでいたりするし。
それにしてはさっき盗賊たちに囲まれててもまったく動じてなかったよな?
はて?
などと少しばかり思いつつも。
しみじみあたしにと言ってくる。
「いえ、あの、私はただ単にこの世界をいろいろとあちこち見て回りたくて。」
というか暇つぶしにだけど。
または偵察ともいうけどね。
そんなあたしの事実を説明しているその言葉に。
少し自分の身の上と照らし合わせつつも。
「いいんだよ。あわてていいつくろわなくても。あれやこれやとたずねたりはしないからね。」
いまだ完全にあたしを十二かそれ以下の子供だと思っているこいつ。
当然のことながらそう思い込んでいるがゆえに、子供を諭すように言ってくる。
やがてしばし考えつつ。
先日であった男性の言葉を思い返しつつも。
「-そうか。よし!それじゃあ、オレがアトラス・シティまでついていってやろう!」
ほら、やっぱり面白くなってきたv
でもとりあえずは。
「い、いえ、そこまでしていただくわけには。」
遠慮しているようにと振舞うあたし。
まあ冗談にしろ暇つぶしにはなるものの。
アトラス・シティまでは普通に歩いていれば人の足では約10日。
こいつと一緒だと別にあたしの力が使えない、とかいうのは、別にそんなことは思わないし。
それに今後こいつが一緒にいたほうが面白いことは面白い。
それに力を使うのに相手の感情とかきにしなければいいだけのことだし。
面白おかしく拝見しつつ。
それに別にここの別荘というか宮殿とか部下達の所にいくことは支障はないし。
まあ、もっとも。
あたしの今の普通のスタイルでも見たりしたのなら、間違いなく男性ならば。
ボディーガードになる、とかしかもあきれることに下心満載で言ってくる男は今までに数知れず。
そういうやつはことごとくあたし流のお仕置きはしておいたけど。
まあこいつはそういったことはないにしろ。
変に義理堅いところがあるから、こいつは。
別の意味でボディーガードをする。と言い出しかねない。
あたしがそんなことを思っているのは当然目の前のこの男性。
ガウリイ=ガブリエフには知る由もない。
「いや、オレにはわかる。君には友達が必要なんだ。」
などと一人納得しているガウリイ。
面白い決め付けするわよねぇ。
ま、あたしには友達もいるし、それに部下もたくさんそれこそ無限、ともいえるくらいにいるしね。
…そういえば正確には面倒だから数えてないけど。
どれくらいの世界つくってるのかいちいち…まあ全部は把握してるけど。
のりで作り出したとかいう部下とか世界も多々とあるし。
ま、その気になったらすぐに数なんかわかるから、ま、いっか。
でもここですんなり『はい。それではお願いします。』
というような人間は普通には存在しない。
それゆえに。
「いえ…でも…」
そんなことをいいつつ、なるべく相手に遠慮しているように見せつつも。

かくして、あたしとこいつの話し合いはしばし延々と続き。

しばしの後。
あたしとこのガウリイは一緒に旅をする、という話でひとまず決着を見せてゆく。
もっとも、あたしにその気がないのなら、こいつの気を変えたりもできるんだけど。
めんどくさいし、それになにより、こいつがもっているのはゴルンノヴァv
今部下Dのやつ、なんか暴走してるのよねぇ。
ゴルンノヴァやそれにこの男性をからかうのもまた面白そうだし。
あたしについてくる。
という話にまとまりがつき。
ふと、思い出したように。
実際にまだ名乗ってないのを思い出しているようだけど。
「―と、そういえば自己紹介がまだだったな。
  オレはガウリイ=ガブリエフ。見てのとおりの旅の傭兵だ。きみは?」
「あたしはリナ。リナ=インバースよ。」
先ほどまでの口調を変えてざっくばらんに話すあたし。
どうやらオレのこと信用してくれたようだな。
よかった、口調がさっきより軽くなってる。
などと内心ほっとしているこのガウリイ。
一瞬あたしの本当の名前、まあ真名ではないにしろ普通の名前。
それを言ってみようかな?とかいういたずら心も生まれたりはしたけど。
それやったらなぜかよく星というか銀河ごと消滅する世界が後を絶たないし。
それに今は一応、人間やってることでもあるし。
それゆえにこの人間としての名前を名乗っておく。
だって、まだこいつら二人とも、あたしに気づいてない様子だし。
暇つぶしもかねてねvふふv

まあ、このガウリイ。
普通なら今までなら見て見ぬふりをするのが当たり前だったんだけど。
この前の彼の言葉が効いてるのよね。まあそのほうが面白いんだけど。
でもでもどうして。
【どこの世界】のこいつもまったく同じような反応をするのやら。
ふふふふふv
まずあたしでなければ、このガウリイの対応は。
ただのいい人、つまりは善人。
そういうように見えるのが当たり前。
まあ確かに下心ないのは事実なんだけど。
ある場所とかは下心を隠して近づいているこいつもいたりするけど、それはそれ。
今のここには関係ないし。
「しかし…アトラス・シティまで子供のお守りか…色気のある話じゃないけど…ま、いっか。」
この出会いが何かオレの中の何かを変えそうな予感がするし。
などとおもいつつもあたしに聞こえないようにつぶやいているつもりのガウリイ。
面白いことにとことん本気でこのあたしを何の力もない女の子、そう思い込んでいるガウリイ。
ま、だから面白いんだけどねv


そんな会話をしつつも。
そのままとりあえずは近く、
というか簡単にいえば森を抜けて少し言った先にあるとある小さな町。
そこに宿をとることにしたあたしたち。

とりあえず二人別々に当然のことながら部屋をとり。
面白いことにガウリイが払う、というのでそれにそのまましたがってみたり。
すでに町に入ったのはもう暗くなりかけというかほとんど真夜中に近い。
ちなみにここには酒場なんてものは存在しない。
ついでにいえば宿の食堂はすでにもう時間外で終わっていたりする。
そんなこんなで各自の部屋にそれぞれ入るあたしたち。
さって、あたしはあたしで一息ついたところでちょっと作業ともいえないことをしますかねv


                                   -続くー

  HOME   TOP     BACK    NEXT 


#####################################

あとがき:
リナ:・・・・・無修正。そういっているわりにだいぶ修正してるわよね…これ・・・。
 薫:・・・・うぐっ!
   いや、何しろこれ初期のエル様に変換して書いているやつだったから。
   ほとんどエル様の感情というか思っていること・・・かいてないんですよね。
   これがまた。あははは(笑い事ではありません)
リナ:それで?無修正、といってるわりに。
   一部小説のままのところとかも変えつつ打ち込みしてるわけ?
   ふぅぅぅぅぅん・・・・・・・
 薫:・・・・あ・・・あの?エル様?
    そ…その手にもたれている電動式ののこぎりとそしてミキサーは?(汗)
リナ:さあv何でしょうかねぇvというわけで、あんたの世界の文明の利器、
   さっ、どれくらい威力があるのか試して見ますかv
  薫:・・・・い・・・・いやぁぁぁあ!

ギュルルル・・・・ガギギギィ・・・・・(あたりにいやな音が鳴り響き)
ジュルルル・・・・
(しばらくして何かが混ぜ合わせられる音が響いてゆく)

リナ:さって。この果肉と骨粉入りのジュースはどこかに差し入れるとして。
   さてさて、どこかにいった薫はおいといて。
   それではまた、次回でお会いしましょうv
  それではねv


  HOME   TOP     BACK    NEXT