まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

うどわ!?戻ったらいつのまにやら九万ヒットだよ!?
・・・・・あわわわ・・・・・。九万企画・・・・すいません・・・・何もしてないです・・・・あう・・・・・。
ちょっとまて!八万いったの今月始めだよぉぉ!?
あわわ・・・・いったいこんな駄文サイトに・・・
どこにそんな人達がきてくださっているのか・・・あわあわあわ(ぶくぶく・・←只今失神中・・)
何はともあれ、祝!九万です!皆様に感謝を込めてvありがとうなのですv
2003年6月27日。


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        エル様漫遊記 ~ゾアナ王国偏~


「ん?ゼル?それならリナが持ってるぞ?」
そういいつつあたしの方を見てくるガウリイ。
「あら?ガウリイ。珍しくよく覚えているわねぇ♡」
にっこりと微笑み、マントの下から六紡星が表紙に描かれているそれを取り出す。
「ああああ!それはゾアナの魔道書!何でお前が!?」
何かこれをみて叫んでいるモロスだけど。
どうやら、一応瓦礫の下から這い出したみたいねぇ。
ゼルはゼルであたしが手にしているそれをみて目を見開いていたりする。
「あら♡お城にいったら偶然に保管場所にでただけよ♡だからついでにもってきたのよ♡」
にこやかにそういうあたしのその言葉に。
「……うそつけ。リナ、狙って移動しただろうが……」
どすっ!
「~~~!!!!!」
なぜかおなかを抱えてその場に涙ぐんでしゃがみこんでいるガウリイ。
横でぽつりとつぶやくガウリイにその辺りにある空気の塊をぶつけただけなのにねぇ♡
「こ…のっ!!ドロボ~!」
何やら魔道書をみてわめいているモロスだけど。
くすくす。
「とりあえず?ゼル?いっとくけど♡
  これゼルの知りたいことなんて、一つもかかれてないわよ♡
  千年前のゴーレムの作り方とそしてその操縦方法♡
  それだけしかこれにはかかれてないから♡」
にっこりと微笑んで魔道書ごそごそと懐にしまうあたしをみつつ。
「リナさん?それどうするんですか?」
「ああ、これ?面白いからインバース商会ででも公開してみようかとおもてね♡
  こんなどうでもいい代物、しばらくばかり見物料とって閲覧させてたのよねぇ♡
  このゾアナ王国♡」
まあ、確かちらりと見せただけでは解読など分かるわけがない。
という当時の国王が財政克服のために行い始めたのがきっかけなんだけど♡
……話が違うじゃないか。
『クレアバイブルよりもさらに高度なことが記されている。
  それを依頼料代わりにするから護衛をしてくれ。』
そう依頼を受けたのに……
などと思っているゼルガディス。
そしてしばらく自問自答したのちにくるりと向きを変え。
すちゃり。
「貴様の悪行もここまでだ。」
そういってモロスに剣を突きつけているゼルガディスの姿がそこにあったり♡
「あいつ結構分かりやすい性格してるよなぁ。」
そんなゼルガディスの行動をみてつぶやいているガウリイ。
「さすがです!ゼルガディスさん!それでこそ正義の仲良し四人組の一員です!」
などと手を組んで目をきらきらとさせていっているアメリア。
ま、とりあえず…っと♡
「とりあえずずいぶんといいたいことを言ってくれたし?」
にこりと微笑み手の平にちょっとした虫を出現させる。
「??リナさん?それ何ですか?」
みたことない虫ですけど?
外見は芋虫、その背中に四枚の透明の羽が生えていて、ちなみに目は八つ。
白い虫をつついてそんなことをおもいつつ質問して質問してくるアメリアに。
「あら?別にたいしたことないわよ♡
  ただこの虫の好物が生き物の精神というか神経細胞とかなのよね♡面白いわよ♡
  外見に傷なんかついてないのになぜか。
  これが入り込んだものたちが絶叫をおこす様子は♡」
しごく当然なあたしのその台詞に。
「ちょっとまてぃ!」
なぜかおびえの色を見せているモロスだけど。
「あら♡大丈夫よ♡魂とか精神とか多少食べられたくらいで死なないって♡」
……無理だと思うが……
にっこりとそういうあたしのその言葉に心で突っ込みをいれてくるゼルガディス。
「まあまあ♡みてなさいって♡論より証拠……ってね♡」
「や……やめっ……うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ~~!!
なぜかモロスの絶叫がこだまする。
「あら?まだたったこの程度の虫をけしかけただけなのに気絶?」
みれば面白いことにその一瞬で全身の毛を真っ白にと変えてるモロス。
まったく…根性がないわよねぇ。
「ま、いいけど♡」
とりあえず軽くはたいておいてからモロスを気付かせて。
「さってと♡これからのモロスの選択権は今から述べることから選べるわよ♡
  まずガウリイに成敗されるか、ゼルガディスに成敗されるか、アメリアに成敗されるか。
  それとも、あたしの実験体になるか♡」
そういって指を折るあたしの言葉をなぜか顔面蒼白で聞いていたりするこのモロス。
もう少しくらい根性みせなさい!なさけないったら……

一方でゼルに嘘がばれた時点で城にと戻っているマルチナはというと。
面白いことに魔道書と共に伝わるあれを動かそうとしていたりするけど。

「それか、このあたしにお金を支払ってなかったことにするっていう選択権もあるけど♡」
そんなあたしのその言葉に。
「リナさん!それは正義じゃないです!」
抗議の声を上げてくるアメリア。
「あら?あたしは本気よ?
  だってこんな人間一人滅するより後々役立つもののほうがいいじゃないのよ♡
  旅するのにはお金もいるし。まあ作り出すのは簡単だけど。貰ったほうが楽だしね♡」
そんなあたしの最もな意見に。
「……それはそうと。ちと聞くが…いくらくらいぶんどる気だ?リナお前は……」
腕をくみつつ聞いてくるゼルガディス。
「そうねぇ。手加減してこの国丸ごと一つってところかしら♡」
「誰がわたすかぁぁ!」
さらっというあたしのその言葉になぜか抗議の声を上げているモロスに。
「あ、それいいかもしれませんね♡そうしたらこの国の軍備強化はなくなりますし!」
にこやかにあたしの意見に賛同してくるアメリア。
「でしょ?」
「ええ!」
「……おい……旦那。……何とかいってやってくれ……」
「いや、無理だ。」
にこやかに会話をしているあたし達に。
なぜか溜息まじりにそんなことをいっているゼルとガウリイのこの二人。

あたし達がそんなのどかな会話をしているそのころ。
ガチャン。
ガシャ。
部屋の中心にある六績星。
その中央にある機動装置を動かしているマルチナ。
これって今この地は魔道が発達しているからあまりこちらは発達してないけど。
降魔戦争以前は一応はこういった機械仕掛けって結構主流だったからねぇ。
まあ、みたことのないそんな装置が強い。
と勘違いする人間もいても不思議ではないけどね♡
「ふふ…あ~ははははははは!」
千年眠っていたゴーレムが動き出したのを見てとり高笑いをあげているマルチナ。

ズズズズ……
しばらくすると城の地下から地響きが沸き起こってくる。
「ふ…ははは!勝喜はこちらにあり!千年の眠りより目を覚ませ!
  ゾアナの魔道書と共に伝わる最終兵器!いでませぃ!オリハルコンゴーレムよ!」
一人わらいつつ立ち上がり両手を高々と上げるモロス。
その言葉とともに、地下から一つの物体が競りあがってくる。

「何だ!?ありゃ!?」
そんなことをいっているガウリイに。
「ああ?あれ?これにかかれてるやつ♡」
くすっと笑っていっているあたし。
「…ってリナさぁん!何そんなに落ち着いているんですかぁ!」
そんなあたしになぜか抗議の声を上げてくるアメリア。
「ふふ。お父さま、お任せください!」
「な゛!?あいついつの間に!?」
操縦席にマルチナの姿を見てとり驚きの声を上げているゼル。
「さあ!魔人ゾアメルグスターの名にかて!いきますわよぉ!」
などといいつつ、ポーズをとりゴーレムの体をくねらせていたりするマルチナ。
「魔人…ゾアメル?聞いたことありません……」
必死に考えをめぐらせているアメリアに。
「ふふ、知らなくて当然よ。だってあたしが考えた魔人だもの♡」
そういいつつ、をゴーレム操ってセクシーポーズ行っていたりするマルチナ。
「おいおい……」
「……そんなの分かるわけありません……」
あきれた声をだしているガウリイに同じように唖然としていっているアメリア。
「ふふ…いきますわよぉ!」
そういいつつ、ゴーレムの操縦席から標準を定めて、主砲を発射してゆくマルチナ。
ゴーレムの胸の部分から大砲が躍り出て、そこから光の帯が伸びてゆく。
ちなみに、これはレーザーの応用みたいなもの♡
伸びた光線がその先にある山を一箇所粉砕し、ちょっとしたきのこ雲を作り出していたりするけど。
あらあら。
あれでも一応は防御したのねぇ。
面白いからあれ、一部ほどちょうどSの真上…つまりカタートの真上にいくようにしたのに。
Sのやつ、そのまま消滅させるのではなくて横にそのままその威力を投げてるし。
近くに直撃したその爆発の威力に目を見開いているアメリア。
「ふはは!みたか!わがゴーレムの力を!」
完全に勝利を確信して勝手に笑っていたりするモロス。
「おほほほほ!感謝するのね!
  貴方たちを魔人ゾアメルグスターの最初の生贄にしてあげるわ!」
そういいつつ、操縦席からあたし達の方をみていってくるマルチナ。
くすっ♡
「リナさん!どうするんですかぁ!?」
面白いまでにうろたえているアメリアに。
「まあまあ♡いきなり動かしたから♡みてなさいって♡あれ面白いことになるわよ♡」
くすくすくす♡
くすくすと笑っているあたしのその様子に顔を見合わせているガウリイ達。
と。
「覚悟!」
標準をあたし達に定めて再び主砲を発射しようとしてスイッチを入れるマルチナ。
プシュー……
そんなマルチナの手に白い水蒸気があたり始め。
次の瞬間にはゴーレムの全身から白い煙が立ち昇り始めてゆき。
そのままぐらりとゴーレムの全身が傾いてゆく。
「ちょっ…ちょっと…ちよっとぉぉ!?」
あ、マルチナが面白いまでにうろたえてる♡
ぐらり。
そのまま前のめりに崩れ落ちてゆくその体。
ずずぅぅぅぅん!!
城を半分壊してそのまま崩れ落ちてゆく元ゴーレムがそこにあったりするけども。
「ね♡」
崩れたゴーレムをみてにっこりと微笑むあたしに。
「……よく考えたら魔道書と共に伝わっていたってことは。
  このゴーレムさん……そうとう古いもんですよね……」
「……そんなもの、まともに考えて動くはずもないな。」
残骸をみてそんなことをいっているアメリアとゼルガディス。
「くすくす、かなり老朽化してたもんねぇ♡
  というかこれ崩れやすいから実用化されなかったのよ。
  でもせっかくつくったからって、役に立たないまでも封印してたのよね♡
  これつくったエルフとこの国の先祖が♡」
くすくすと笑いつつそう説明しておくあたし。
だって事実だし。
一応これ、以前エルフと共同でつくったまではいいものの、
すぐに崩れるという欠点があってそのまま封印したのよねぇ。
本当、面白いったらv
そんな会話をしていると、ゴーレムの瓦礫の中からぷはりと這い出てきている人影二つ。
「ちょっと、あんた達…あれをとめて~!!」
そういう瓦礫にうもったままのマルチナが指し示す先には。
「あら♡魔人の動力炉が暴走してるじゃない♡」
面白いことに動力炉が暴走し街中やしろを壊していっていたりする。
「そうはいうが……あれオリハルコンが原料だろ?」
「……ってことは並の呪文も攻撃も通用しない…ってことですよね?」
暴走して光線を吐き散らしているそれをみつつそんな会話をしているゼルとアメリア。
「あら♡だったら並の呪文じゃなきゃいいんでしょ♡」
にっこりと微笑むあたしのその台詞に。
「・・・ってリナさん!?街中でドラグスレイブ使う気ですか!?」
驚愕の声を上げているアメリア。
「あら?どうしてこのあたしがSなんかの力を使う必要があるの?
  あれはときと場合にたまにSの力を剥ぎ取って使ってる程度だし♡こうするのよ♡」
そういいつつ、すっと手を横に伸ばすと。
この城を中心に薄い膜が張られてゆく。
「んっふふ♡さって、少しばかりちょっと遊びますかね♡
  あ、アメリア達、一応防御しておいてね♡」
にっこりと微笑み。
すっと手を上に上げるとふわりと虚空より出現するちょっとした大鎌一つ。
「……って!?あれは絶対にやばいぞ!?」
本能的に面白いまでに危険を察知して叫んでいるガウリイに。
「…おい!?リナ!?それはなんだぁ!?」
その鎌に力が多少加わっているのに気付いてなぜか叫んでくるゼルガディス。
「あら、簡単なことよ♡ギガスレイブの力の源と同じ力をつかった別の力を使うだけ♡」
にっこりと微笑むあたしのその言葉に。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しばし無言になっているゼルガディス。
「……ってまてぃ!魔王の中の魔王、金色の王の力かぁぁ!?」
しばし無言の後に、などと叫んでいるけども。
「ちょっとまってください!それってっ!混沌の!」
なぜか抗議の声を上げてくるアメリアに。
「さって♡それじゃ、いきますか♡」
身長よりも長いそれをかろやかにくるりと一回させるあたし。
それと同時に。

ドドドォォン!!

辺りに黒い渦巻きがいくつも発生し、あたし達の周りを舞ってゆく。
「な……何ぃ!?この呪文んんんん!」
なぜか叫びつつ黒い渦巻きに飲み込まれてゆくマルチナたちがいたりするけど。
数十分のしばらく間。
辺りを渦が踊りまわり、それはやがて一つにとまとまり。
そのまままるで孤を描くようにと捻りを加え上空にと掻き消えてゆく。
後に残るは、かつて城があったその一角を綺麗に包み込むようにしてできている、
深淵の闇ともいえる黒いクレーターが一つ。

ざわざわざわ。
綺麗に城だけが消滅したので面白いことに、見物人たちが集まってきていたりするけど。
ま、一般客には被害はでてないしね♡
「ま、あれくらいで死ぬわけないでしょ♡
  威力としてはギガスレの十分の一もいかない威力だし♡」
「……い、いや、魔王にも対抗できる術なんだから…十分の一でも威力は十分じゃ……」
ぽっかりと城があった部分だけが黒く染まっているのを見てとり、
そんなことをつぶやいていたりするゼルガディス。
「とりあえず悪は滅びましたね!正義がよければそれでよし!
  リナさん!遅くなりましたが正義を広めにいきましょう!」
などといいつつガッツポーズをとっているアメリア。
「まあ、直撃してない限りは死なないだろうがなぁ……」
そんなことをつぶやいているガウリイ。
あたし達が今いるのは、ゾアナ・シティが見下ろせる丘の上。
丁度城砦があったところとその先にあるはずの城があった場所に、
ぽっかりと黒いクレーターが出来てたり♡

「姫様ぁぁぁ~……」
しばらく後にアメリアを追いかけてきた従者たちが、アメリアの服を持ってきていたりするけど。
さってと、また四人旅が始まるわね♡

「じゃ、とりあえず四人そろったことだし♡今度こそディルスに向けて出発するとしますかね♡」
あたしのその言葉に。
「……だな。やはり本体をみたほうが早そうだ。」
溜息まじりにいっているゼルガ…ゼルでいっか♡
「何か待ち合わせもしてなかったのに本当に四人そろったなぁ。」
のほほーんとそんなことをいっているガウリイ。

何はともあれ、あたし達は再び四人旅。
さって。
次にちょっかいかけてくるのは…あ、ズーマね♡
さって、楽しみね♡



「う…う。おぼえてなさいよぉ!
  魔人ゾアメルグスターの名にかけて!必ず復讐してやるんだからぁ!」
とりあえず。
壊した町並みの再建の資金のために。
街中でアルバイトをしている国王達に混じり、そんなことをいっていたりするマルチナ。

ま、のんびりと頑張ってよねvふふふ♡


                                      -続くー

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あとがきもどき:
薫:・・・・・えっと。一応マルチナの関り・・ありますけど・・・・。
  ・・・・番外編みたいなものですから・・・・。そのまま本編に入りますね・・・・・。
  ・・・・気がむいたら・・・これの番外でいれるかも?(まて!)
  んでは・・・・。


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