まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわv
ようやくこれで大詰め・・かな?
面倒なのでこのセイルーン偏とセットにして、ゾアナの回までv
ではでは、いっきますv

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   エル様漫遊記・~セイルーン偏そのニ~


屋敷からでると。
そこはもう何をやっても許される遊び場♡
何しろこの辺り一体は只今セイルーンの上空に浮かんでいる浮島状態♡
屋敷から出たあたし達を追いかけるようにして、建物の中から出てくるカンヅェルとマゼンダ。
「まて!」
そんなマゼンダたちを追いかけているゼルガディスとガウリイの姿もみうけられたり♡

やがて。
開けた場所にでて、二人は足を止め。
「ふっ、戦いに邪魔が入らないように場所を変えたまで。」
「こうなったらフィリオネル王子の命ともども、全員ここで死んでもらうわ。」
などと交互に絶対に無理なことをいっているマゼンダたちだけど。
相手の実力くらいわかりなさいっ!
まったく…最近の魔族は……
「ほざけ!我がセイルーンを貴様ら魔族などの手に渡すか!
  ゆくぞ!平和主義者クラァァァァシュ!」
そういいつつ、素手で殴りかかっていたりするフィル。
「あ、父さんっ!!そっちは!」
アメリアがそれに気付き、そんなことをいっていたりするけど。
すでに遅いってば♡
ひょい。
そのまま、そんなフィルを軽く交わしているマゼンダ。
フィルがダッシュをしていったその先にあるのは当然崖♡
でもって、崖ということはこの浮遊大陸の端ということで♡
「うぉ!?うどわぁぁ!?」
あ、面白い♡
泳ぎながら地面に落ちていってるフィルだし♡
マゼンダたちに素手で向かっていったフィルだけど。
そのまま、勢いあまってその後ろの崖から、地面に向かって一色線に落ちていっている。
「あああ!父さん!よくも父さんを!」
などといいつつ、きっとマゼンダたちを睨んでいるアメリア。
「……いや、今のはフィルさんの自爆だと思うが……」
さらっとそんなアメリアに突っ込みをいれているガウリイに。
「……とゆ~か、貴様の父親……こんな浮遊大陸から落ちて大丈夫なのか?」
そんなことをいっていたるするゼルガディス。
「大丈夫です!正義の心があるがきり!
  たとえマグマの中に落ちようとも!正義の心が無傷でいさせてくれます!」
そうきっばりと断言しているアメリア。
確かにそうともいえるわね♡

一方で地上においては。
「……本気で無事ですし……」
上空から落ちたのにまったく無傷のままで地面にのめりこんでいるフィルをみて。
そんなことをつぶやいていたりするゼロス。
そして。
のめりこんでいるフィルをひっぱりあげて近くの木の陰にと運んでゆく。
一応ゼロスがいたんじゃ、万が一にもバレたら面白くないし♡
という意味合いもあり、とりあえずゼロスには、フィルを助けるように指示しておいたんだけど。
ふと。
数分も絶たないうちに、フィルが飛び起き。
「うん!?ここは!?わしは!?」
などといいつつ、きょろきょろと周りを見渡しているフィル。
「あ?目が覚めましたか?フィルさん?フィルさんはあそこからおちたんですよ♡」
そういいつつ、ゼロスは上空にと指を指し示す。
そこには。
おもいっきりセイルーンの上空に浮かぶ一つの島が♡
「うお!?アメリア!!?あそこでわしのかわいいアメリアが魔族と戦っているんじゃ!」
そう言いつつ近くの岩山にのぼり、術も使わずに助走だけで戻ろうとしていたりするフィル。
「ま…まあまあ、フィルさん。リナ様もいますから。のんびりと待ちましょう♡」
…こら、ゼロス。
なぁに、またあたしに様づけなんてしてるのかしらねぇ?
そんなゼロスのその言葉に。
「じ…じゃが…」
「……いっときますけど。
  下手に手出しして…リナ様の機嫌をそこねたら。僕はしりませんよ?」
あのねぇ…
ゼロス!あんたは何を本気でそんなことをいってるのよっ!
「う…うむ。しかし…アメリアはわしににて華奢でか弱いから……
  魔族なんかと対峙して…平気であろうか?」
しみじみとつぶやくそのフィルのその言葉に。
ごげっ!
「ほ…本気でいっているんですかぁ!?」
あ、面白い♡
ゼロスがその場に地面とキスしてるし♡
「うん?どうしたお主?」
どうしてゼロスが地面に倒れたのか、まったくその理由に気付いてないフィル。
う~ん。
面白いわよね♡

一方では。
「ええい!町の者達のパニックを防げ!」
必死に町の上に移動してくる飛行物体を見上げつつ、指示を飛ばしているクリス達。
面白いことに、今あたし達がいる土地。
つまりは、浮遊している土地の下では、ちょうどセイルーンの真上のこともあり。
人々が結構面白いまでに、大混乱に陥っていたりしていたりするけども。
この程度で…度胸がないわね♡


魔皇霊斬アストラル・ヴァイン!」
そういいつつ剣に魔力を込めるゼルガディスに。
烈閃槍エルメキア・ランス!」
術をかけているアメリア。
「う~んvじゃ、これなんかどうかしらv永遠極渦虹エターニア・プリズム♡」
『???』
どうやら聞いたことがないらしく、首をかしげているアメリア達。
あたしの言葉と同時に、上空に無数の虹が出現し。
その虹が一つ、一つの無数の光の球にと変化し。
そのまま。
どどどどど!
辺り一体に降り注いでゆく光の渦♡
「うどわっ!?リナ、これなんだぁ!?」
「気にしない♡気にしない♡
  少しばかり混沌の力が含まれてる、真空空間にできる虹の塊よ♡」
嘘ではないし。
面白いからこーいう虹をあたしは宇宙空間と人間達…といっても。
まだここの人間達は宇宙という言葉すら知らないけど。
そこに作っていたりする虹のこと。
ちなみに。
これ、触れたら面白い効果がいろいろと出るように創造っていたり♡
なぜか悲鳴を上げているガウリイに。
「リナさん!私達にまでむけないでくださいぃぃい!」
必死に逃げまわっていたりするアメリア。
「…こらまて!リナ!その混沌というのは何だぁ!?」
などとさけびつつ、必死で逃げ回っているゼルガディス。
「ふん、こざかしい。」
ただの虹色の光球でないか。
そうおもいつつ、そのまま。
向かってくる球を腕でかるくなぎ払おうとしていたりするマゼンダだけど。
ぱきっ。
「…何っ!?」
あら♡
「くすっ♡効果その一♡触れたものは問答無用で石化♡」
腕が完全に石化してるし♡
ちなみに、本体である精神体の一部も♡
それをみて、なぜか驚愕の声をもらしているマゼンダだけど。
「……おい、リナ。少し聞くが……効果その一って・・・ ほかにはどんな効果が……」
ガウリイ♡何か声が震えてるわよ♡
「あら?後は問答無用で幽霊だけになるとか。つまり肉体をもたないようになるとかね。
  それとか塵と化すとか原子状態と化すとか♡
  あ、魔力が完全になくなって赤ちゃんになるという効果とか♡ほかにも♡」
つらつらと述べてゆくあたしのその言葉に。
なぜかアメリアとゼルガディスも絶句していたりするけど。
「…よくそんな術知ってますね。リナさん。」
きらきらと目をかがやかせていってくるアメリアに。
「あら?誰でも使えるわよ♡アメリアもやってみる?」
「それは止めとけ!アメリアっ!!」
あたしの言葉にすかさず突っ込みをいれていたりするゼルガディス。
「……な゛……っ!?」
「……なあ?オレ、魔族が本気で怯えてるの…滅多とみないんだが……」
のんびりというガウリイの視線の先では。
どうして自分達精神生命体である、自力で物質化している器だけでなく。
その本体まで物質化現象がおこり、その精神が一部石化しているのか?
などと本気でなさけないことに怯えていたりするマゼンダの姿が。
「ああもう!この程度で怯えないの!あんたはまがりなりにも魔族でしょぅが!
  もっとこう度胸をすえなさい!」
あたしのその言葉に。
「リナさん、それは無理なのでは……」
などと突っ込みをいれてくるアメリア。
「ま、いいじゃない♡それより。
  アメリアもここでしっかりと、正義のために魔族を懲らしめてはどうかしら♡」
さらっと方向を変えるあたしのその言葉に。
「はっ!そうですね!忘れてました!」
などといいつつ、マントの後ろからすちゃっとメガホンを取り出し。
そして。
「前回はこれが結構効きましたし!さあ、ゼルガディスさんとガウリイさんも!」
などといいつつ、ガウリイ達にとメガホンを手渡しているアメリア。
「こらまて!どうして俺達まで!?」
などといいつつ、アメリアにメガホンを手渡され、うろたえた声をだしているゼルガディス。
「さあ!今こそ正義の仲良し四人組で!今こそ正義のこころたるものを!
  さあ!みんなで一緒に生の賛歌を歌って魔族を改心させましょぅっ!!」
などといっているアメリアだし♡
そんなアメリア達の周りでは、未だに多少光の球が踊り狂っていたりするけど、それはそれ♡
そんなあたし達の様子をみつつも。
「……な゛!?貴様一体何者だ!?」
あ、面白い♡
本気で今ごろなぜかあたしに対して怯え始めているマゼンダとカンヅェル。
「ちょうどいいし♡少しばかり試してみたいものがあったのよねぇ~。」
んふふ♡
にっこり微笑みすっと手を上空に掲げるとそこにゼラチん状の塊が出現する。
「これ一応精神生命体を喰べるアメーバなんだけど♡
  何処まで耐えられるか実験に協力してね♡」
一応、部下達では実験したけど。
まだこういった下級というか一応中級名乗っている魔族とか神族では、実験してないのよねぇ♡
「……もう、あまりリナに関しては驚かないようにした。俺は。」
そんなあたしをみつつ。
などとなぜか溜息つきつついっていたりするゼルガディスの姿があったりするけど。
「さって♡とりあえずどれくらい耐久できるか♡記録つくってね♡よ~い、スタート♡」
うぞうぞうぞ……
空をねり歩くたったの数十個程度の緑色の物体達は、マゼンダたちにと向かってゆく。
「……な゛!?」
「きゃぁぁぁぁ!?」
う~ん……情けないわねぇ~……
これくらいのことで、本気で負の感情まきちらせて、
しかも絶叫を上げているこのマゼンダとカンヅェルだし。
とりあえず♡
これだけじゃ、耐久性の実験結果はいいもの得られないでしょうから
アメリアが歌っている生の賛歌の効果を数億倍にして一緒に彼らに聞かせておきますか♡

数分も絶たないうちに。
「……あ。食べられてます……」
アメリアが、緑色の物体に飲み込まれて、
頭から消えていっているカンヅェルをみていっていたりするけど。
「う~ん、情けないわねぇ。たったの耐久性の持ち時間は数分か。」
そういいつつ、懐から取り出したとあるメモにその時間を記入しておく。
「……何かあっけなくないか?」
何もしないうちに、アメーバもどきに食べられているマゼンダたちをみて。
そんことをつぶやいていたりするゼルだけど。
「あら?そんなことないわよ♡
  この空中庭園を支えていた魔力を失って、たぶんここは落下し始めるし♡」
にこやかにあたしがそういった直後。
ゴゴゴ・・・・
音を立てて足元の大地が揺れ始めてゆく。
『・・・・・・・・・。』
しばしなぜかガウリイ達は沈黙。
そして。
『なにぃぃぃぃぃい!!!!?』
『何ですってぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』
面白いまでにアメリア達の叫びが一致していたりするし♡
あたし達がいまいるここは。
一応、マゼンダとカンヅェルの魔力で浮かばされていたにすぎず。
その二人を失って、当然のことごとく。
下にあるセイルーンにと向かってここ空に浮かんでいる大地は、落下を始めていたり♡

「と…とにかく!ここから脱出するぞ!」
なぜかあわてて、術を唱えて、この地から飛び出しているゼルガディス。
「面倒だし♡風魔咆裂弾ボムディウィンv」
ぶわっ!
わざわざ飛ぶのも勿体ないので、そのまま、風の術を唱えて、そこから全員を吹き飛ばす。
『うどわぁぁあ!?』
なぜかその風にと巻き込まれ。
叫び声をあげつつ、
町の外にと飛んでいっているゼルガディス、アメリア、ガウリイ達の叫び声が響き渡る。

町を見下ろす丘の上。
「おおお!アメリア!無事だったか!」
どすんと風にのって真上に落ちてきたアメリアをみつつ、そんなことをいっていたりするフィル。
「父さん!大変なんです!」
そういいつつ、がばっと飛び起き、
セイルーン・シティの真上にある空に浮かんでいるちょっとした大地を指差しているアメリア。
「なにぃぃい!?あの空中庭園が落下するだとぉ!?」
アメリア達の説明をきき、叫んでいたりするフィルに。
「セイルーンの最後か。」
しみじみいっているゼルガディス。
そんなゼルガディスに。
「人事みたいにいうなぁぁぁあ!!」
なんか叫んでいるフィルだけど♡
「はっ!そうだ!リナさん!竜破斬ドラグスレイブであの島ふっとばしてください!魔王の力なら!」
「魔王を頼るな!お前巫女だろうが!」
そんなアメリアの言葉に突っ込みをいれているゼルガディス。
「え~?Sの力なんかを?それより、もっといいのがあるわよ?」
そういいつつ。
すっと手を突き出すあたしのその手の先に、出現するちょっとした大鎌ひとつ。
「……おい?リナ?それ…どうするんだ?」
大鎌を手にもちにっこりと微笑むあたしに、なぜか汗をかきつつ言ってくるガウリイ。
「あら?これをこうするのよ♡」
そういいつつ、はっきりいって重さがないそれを、軽くそのまま下にと振り下ろす。
と。
ドガァァァァァン!!!!
何の術なども、つかってもいないのに。
離れた場所にあるそれが、ものの見事に音をたてて瓦解していっていたりする。
そして。
ついでにそのまま、その余波が下にある町にまで及んでいたりするけども♡
「あら?少しばかり混沌の力をぶつけただけなのに♡
  あっさりと浮島は壊れるわ。それに町までちょっぴし壊れちゃったわね♡」
なぜかこの程度のことであっさりと島は消滅し。
あまつさえ、セイルーンの一部がちょっぴりなくなっていたりするけども。
たったの町の四分の一が少しばかりクレーターと化しただけだというのに。
それをみて、目を回してその場に倒れているアメリアとフィルの父娘の姿。
「……おい、リナ……あれの何処がちょっぴりだ……」
などといいつつ、なぜか冷や汗かいて言ってくるゼルガディス。
というか…あの鎌…だからどこから出したんだ?
などとも思っているようだけど。
「あら♡気にしない、気にしない♡とっとと直せばいいのよ♡」
そういいつつ。
パチン♪
かるく指を鳴らす。
と。
クレーターと化していたその場所が一瞬ゆらめき。
次の瞬間には元通りの町並みにと消滅した場所はもどりゆく。
つまりは、あたしが指を鳴らすのと同時に。
今壊れたはずの町並みは、何事もなかったかのようにと再生してるのだけども。
『……おひ……』
あら♡
何この程度でガウリイもゼルガディスもたかがこの程度で絶句しているのかしらね♡
しかも、二人とも何やら額にじと汗を流してるし……
そんなに驚くことでもないでしょうに♡

「……と……とにかく。一度城に戻ろう。魔族は何をたくらんでいるんだ?」
あ、ゼル、今のみなかったことにしてるし♡
う~ん……結構面白いわねぇ。
本当にこの人間達って♡
「あら……じゃ、てっとりばやく戻りましょ……」
にっこりというあたしのその言葉に。
「…って!?リナさん!?」
なぜかゼロスが悲鳴を上げてくるけど、関係ないし……
そのまま、あたし達を包み込む淡い金色の光。
次の瞬間には。
シュン・・・・。
小さな音をたてて、あたし達の姿はそこから掻き消えてゆく。
次に出現するのは当然、なぜかいまだに大混乱になっている王城の人々の真っ只中♡
あたし達がいなくなったそのあとには、静かに風がふきぬけて木立をかるくないでゆく。


『うどわぁぁぁあ!?』
なぜか出現したあたし達をみて、絶叫を上げていたりするクリストファたち。
ほんと、この程度でなぜかしらね♡
とりあえず。
今回の騒動の原因は、当然二人を雇ったフィルやクリスにも原因はあるわよね♡
さってと。
あとは事後報告を済ませるとしますか♡


                                       -続くー

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あとがきもどき:
薫:・・・・結構私はあのシーンv
  「・・・お願い、シャブラニグドゥ様・・。」
  「魔王に祈るな!」
  「お前、巫女だろうが・・。」
  「だってぇ・・・・。」
  ああいっているリナがドラスレ放つアメリア達のシーンがお気に入りv
  ・・・まあ、エル様がSの術を使うようなことはしないでしょう(汗)
  ・・・たまにやってますが(滝汗)
  なのでエル様愛用の大鎌をば(こらまて!)
  んではではv次回で・・。
  多分きっと一回アメリア、ゼルと別れるシーンと。
  そーして・・ゾアナ城に・・・いけるかな?(まてやこら!)
  ではvまたv

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