まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

・・・・・かなりアニメと違います。
アニメにのっとっているのは。フォーエバーですのであしからず(こらこらこら・・・)

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   エル様漫遊記・~セイルーン偏そのニ~


なぜか。
宮廷魔道士として雇っていた二人が魔族だとわかって、ここセイルーンの王宮中は大騒動♡
「う~ん……しかし、何ですねぇ♡」
なぜかふらふらしつついっているゼロスのその言葉に。
「そういえば、ゼロスさん。あの魔族達と知り合いなんですか?」
カンヅェルたちが知り合いのような態度をとっていたので、
ゼロスに聞いていたりするアメリア。
「それは、秘密です♡」
にこやかにその手を口にあててにっこりと微笑むゼロスに。
「しかし…魔族が二人か…かなり厄介だな。
  フィルさんには神殿の結界の中に避難してもらっていたほうがよくないか?」
そういいつつ、セイルーンのその中心にある神殿をみていうゼルのその言葉に。
「まあ、確かに、あそこなら攻撃魔法も結界が防げるであろうが……」
などといいつつ、腕を組んでいっているクリス。
「まあ、確かに。
  ここ、セイルーンには聖なる結界というか、地場を利用した結界が張られてますからねぇ。
  人工的に♡そして、神殿はその魔法陣の中心。力が一番強い場所ですからねぇ♡」
といっても、マゼンダさん達には多少程度しか効きませんけどねぇ♡
などとおもいつつ、にこやかにとってつけたような説明をいっているゼロスだし。
「それもそ~ね。」
その方が面白いし♡
「とりあえず、あのマゼンダとカンヅェルの行方を捜すのが先と。
  それとフィルさんの護衛がいるな。」
何やらぶつぶつつぶやくそんなゼルガディスのその言葉に。
「それでしたら、もしかしたらあそこにいるかもしれません。
  いや、彼ら旅の魔道士でしたので、私の別荘を貸し出していたんですよ。」
そんなゼルの言葉に、ふと気付いたようにいっているクリス。
というか。
あの別荘は…下手にアルの記憶が…
…兄を害そうとした記憶が戻ったら困るから貸したんですが……
などと思っているクリストファの心情は、あたしには丸分かり♡
「じゃあ、リナさん。仕方ないですけど別れますか?」
提案してくるアメリアのその言葉に。
「そうね♡といいたいけど、間違いなくあの二人vあの別荘にいるわよ♡」
にこやかに断言するそんなあたしのその言葉に。
「えええ!?本当ですか!?リナさん!なら話ははやいです!すぐに成敗しにいきましょう!」
その言葉にすぐさま憤っているアメリアに。
「……とゆーかどうしてそう断言できる?」
なぜか頭を抱えているゼル。
「ん?何いってんだ?ゼル?あっちからあいつらの気配するじゃないか。」
のほほ~んとさらっといっているガウリイ。
「……ガウリイさん……あいかわらず人間離れしてますね……」
そんなガウリイを唖然とみていっているアメリア。
「と…とりあえず、兄は私達がお連れしますから。
  リナ殿たちはかれらの方をお願いできないでしょうか?」
あっさりとしたあたし達の会話に、そんなことをいってくるクリス。
「フィルはどう?」
あたしのその言葉に。
「うむ。まあ、仕方がないじゃろう。だが、アメリア、くれぐれも無理だけはするんでないぞ?」
「はい!父さんも頑張ってください!」
などといって、またまた抱擁を交わしているこの二人。
本当にあきないというか面白いわよね♡

とりあえず。
あたし達は町ハズレにあるクリストファの別荘にと向かい。
フィルは兵士達と共に、神殿の中にある魔法陣のその中心地帯に。
さってと。
これからが本番よね♡
うふふふふふ♡


「ふわぁぁぁ~」
「……兄上、気持ちはわかりますが……」
魔法陣の中心にて、盛大にあくびをしているフィルをみて、思わず苦笑をもらしているクリス。
「そうはいうが、退屈でのぉ。こんなことならば、わしもアメリアやリナ殿たちと共に。
  あちらに行くべきだったのでは…とおもってな。」
そんなことをいっているフィルのその言葉に。
「あら、それでは、招待してさしあげますわ♡」
そういいつつ。
しっかりと兵士などが囲んでいるはずのその部屋に、入ってくる紅い髪の女性が一人。
「な゛!?どうやってはいった!?」
などと驚いているクリスや兵士達、それに神官達だけど。
本気でこの程度の結界で魔族をどうにか阻めるとでもおもってるのかしらねぇ。
人間って面白いわ♡
「…で、何ようじゃ?」
中心にすわったままで問いかけるフィルのその言葉に。
「いえね。私どものゲームにご招待いたそうとおもって♡」
その言葉とともに、そこにあった白い色で描かれている魔法陣が赤い色にと一瞬染まり。
聖六績星が、逆五績星となり、異空間への扉に早かわりしていたりする。
それと同時に。
そこにいたフィルの姿が魔法陣の中から掻き消えていっていたりするし♡
「……な゛!?兄上!?」
驚きの声をあげているクリストファに。
「しまった!?殿下が異空間に連れ去られたぞ!?すぐにアメリア姫たちに報告を!」
などといっている神官長♡
その長く伸ばしている白いひげは、本人曰く。
『その方が威厳がありそうだから。』らしいけど♡
ざわざわと。
フィルがいなくなった神殿で、面白いことに騒ぎが巻き起こってゆく。

「くくく……よくやった、マゼンダ……」
その様子をみつつ、そこにある女神像を媒体として。
そんな混乱の様子をみつつ、
それから発せられる負の感情を少しばかりついばんでいたりするカンヅェルがいたりするけど。

町のハズレにあるクリストファのその別荘。
そこにあたし達がたどり着いたのは、ちょうど、フィルが連れ去られたのと同時刻♡

「さあ!でてきなさい!悪の根源!でないとここで正義の四人組による生の賛歌を!」
「……それはやめろ……」
アメリアのその台詞に、すかさず突っ込みをいれているゼルガディス。
「何をいってるんですか!ゼルガディスさん!魔族には結構きくんですよ!?あれは!?」
前回、カンヅェルにあれ、効いたからねぇ♡
そう断言するアメリアに。
「い……いや、僕としても……それは……」
思わずそのアメリアの台詞にひいているゼロスだけど。
「????」
覚えていないにも関らずに、なぜか悪寒が走り姿を現してくるカンヅェル。
う~ん。
復活させて記憶操作したときに、本能的には覚えている状態にしてるからねぇ。
あたし♡
ゆらりと空間がゆらぎ。
そこにでてくる青と赤の対となっている人影が一つ。

「……出たな。」
そういいつつ、ゼルガディスが身構え、ガウリイが剣にと手をかける。
「まったく、邪魔をしてくれおって。…なぜか気付いたら俺の計画は失敗していたからな……
  マゼンダに協力してもらって作戦実行しているところに……
  まさか貴様らがやってくるとは……リナ=インバース。」
そういってあたしを名指ししてくるカンヅェル。
「我らの目的は。
  何も覚えてないというあのアルフレッドを操り。王位につかせて裏から操ること。
  だけど、リナ=インバース。貴様がきてから話はかわったからな。」
そういってあたしをみてくるマゼンダだし。
そして、ちらりとあたし達全員をみて。
ちなみにゼロスはにこにこと何もせずに傍観していたりする。
ま、あたしが下手に何かしたら問答無用でお仕置き♡
と釘をさしているからにほからないけど♡

ゼロスの動向は気にはなるが。
まあ、彼のことだから手出しはしてこないかもしれない
。などと思っている二人だし。
そのまま、作戦実行にとうつっていたりする。

ゴゴゴゴォ・・・・・
ズズ・・・・・・

足元が揺れてゆく。


「何だ!?」
アメリアに連絡とろうとして神殿を出た神官たちが見たものは。
町のハズレにある一角が、音をたてて浮かんでゆく様子。
つまりは、面白いことにこの辺り一体が浮遊大陸と化していたりする♡
「何だ!?あれは!?」
町の人々が。
空に浮かぶ島をみて叫んでいたりするもの結構楽しいv

「何がおこったんですか!?」
足元が揺らいだのを気にとめて、外に走り出してゆくアメリアたち。
「ああ、気にしないでも大丈夫よ♡
  カンヅェルとマゼンダの力でこの辺りの大地が空に浮いただけだから♡」
にっこりというあたしの言葉に。
『・・・・・・・・・・・』
なぜか全員、アメリア、ガウリイ、ゼルガディスが沈黙していたりするけど。
「こらまて!リナ!?それは本当か!?」
なぜか叫んでいるゼルガディスに。
「ええええ!?空にって…リナさん!?」
同じく叫んでいたりするアメリア。
そんな二人の内心は面白いまでに一致しているけど。
どうしてこんな状況なのにリナ(さん)は楽しそうなんだ(ですか)!?
などと思っているアメリアとゼルガディスの二人だけど。
「あら♡面白いじゃない♡」
さらっといったあたしのその台詞に。
「……え?」
リナさん……心が読めるんでしょうか?
などと思っているアメリア。
一方では。
「う~ん、結構面白いことをしてますねぇ♡」
町の人達の戸惑いの負の感情がけっこういけますね♡これは♡
などとおもいつつ、ちゃっかりと食事していたりするゼロス。

そんなわきあいあいとしたほのぼのした会話をしているあたし達に。
「ふ。貴様がたやすく逃げられないようにしたまでだ。
  貴様がここを出られるのは死体になった時か……我々の仲間になったときだ!」
そう冷徹に宣言していたりするカンヅェル。
「何だと!?」
「リナを!?」
「仲間に!?」
同時に叫んでいるガウリイ、ゼルガディス、アメリア。
そして。
『それだけはやめといたほうがいい(です)!!!』
きっぱりと三人が言い切っていたりするし。
それと同時に。
「えええええええ!!!!?何考えているんですか!?マゼンダさんもカンヅェルさんも!?
  全ての世界をそのまま意味もなく無に還すつもりですかぁ!?」
……こらまて、ゼロス……
本気で二人を説得しようとしていたりするし……
ぐしゃ!
「んっふふ♡ゼロスちゃん♡どういう意味かしら♡」
にっこりと笑って、虚空から取り出したちょっとした鎌でゼロスをとりあえず突き刺しておく。
「……よくゼロスさん……死にませんね……」
それをみて、何やら違うところで感心しているアメリア。
「……いや、とゆーか、リナ=インバース?それ、何処から取り出した?」
あ、面白い。
なぜかカンヅェルがすこしひいてる♡
「あら♡気にしないの♡」
「……それより、何でリナを仲間になんてとんでもない話を出すんだ?貴様らは?」
後でゼルガディスも少しお灸をすえておきましょうっと♡
そんな彼のその言葉に。
「貴様にすんなりと正体をばらされた……というのは報告はしてないものの。
  我が主魔竜王ガーヴ様から『リナ=インバースを殺せ』と。
  命令が少しまえからくだっているがな。」
淡々と話すカンヅェルのその言葉に。
「何だと!?」
目を見開いて驚いていたりするゼルガディス。
「ええええ!?またカオスドラゴンがらみですかぁ!?」
などと叫んでいたりするアメリア。
「……何だ?それ?」
ずるっ!
のほほ~んというガウリイのその台詞に。
あ、面白い。
カンヅェルとマゼンダまで少しこけかけてた♡今♡
「お…お前なぁ!?そんなこともしらんのか!?」
などといいつつ、叫んでいるゼルガディス。
「あああああ!ガーヴ様は何をかんがえているんですかぁぁあ!!?」
などとだくだくと器用にも血が流れているように物質化しつつ、
よろよろとおきあがりそんなことをいっていたりするゼロス。
「あら♡面白いからいいじゃない♡」
「……リナ……面白いって……
  魔王腹心の一人である、魔竜王ガーヴに狙われている……というのが面白いか?」
なぜか油汗をながしつついってくるゼルガディスだけど。
「あら?面白いじゃない♡このあたしに勝てるはずもないのに♡うふふ♡」
そんな当然の言葉に。
…まあリナさんは赤の竜神の騎士であるルナさんの妹ですし、
かなりの実力はあるんでしょうけど。
などと思っているアメリアに。
……本気でリナって何者なんだ?
などとなぜか冷や汗をながしていたりするゼルガディス。
「それに♡どうしてこのあたしが。誰かの部下になんてならないといけないのよ♡」
「えらい!よくいった!」
「そうです!リナさん!悪に魂を売り渡してはいけません!」
あたしのその当然のそのことばを。
違う意味でとらえていたりするガウリイとアメリア。
「だがしかし、これと引き換えではどうかな?」
そういいつつ、その後ろに捉われている人影一つを視線で指し示してくる。
「な゛!?父さん!?」
「しまった!?フィルさんを人質にとられたか!?」
それをみて絶叫を上げていたりするアメリアとゼル。
くすっ♡
人質をとったからって、こっちが不利になると思ってるのかしらねぇ。
そんなこ・と・よ・り!!!
「あんた達ねぇぇぇぇ!魔族としてのプライドはどこいったの!?プライドは!
  人質を取るなんて真似は魔族にあるまじき行為よ!?」
しごく当然なことをいうあたしのその台詞に。
「…おい、リナ。お前はいったいどっちの味方だ……」
そんなあたしの言葉に面白いことにつっこみをいれてくるゼルガディス。
「父さんが悪にすんなり負けるわけがありません!」
などとアメリアは言い放ち、いいつつもすうっと大きく息を吸い込み。
「この世に悪がいるかぎり!正義が私を呼んでいる!」
うむっ!
その言葉にかっと目を見を小さくうめいて開き。
「悪あるところに正義あり!平和主義の使者、ここに参上!」
アメリアの言葉に触発されて、術で眠らされていたフィルが目を見開く。
そして、そのまま。
フィルを包んでいた根っこのような緑の蔦を。
「うぉぉ!」
ぱきききっ!
「な゛!?」
「なにっ!?」
掛け声一つとともに粉砕していたりするフィルの姿が♡
それに驚いているのはカンヅェルとマゼンダの二人だけ。
「うん!?おお!アメリアではないか!?」
そういいつつ、無傷で床に降り立っているフィルに対し。
「な!?…なぜあれを解ける!?」
驚愕の声をだしていたりするマゼンダ。
「……ま。フィルさんだからな……」
半分やっぱりか。
という表情でいっているゼルガディスに。
「さすがです!父さん!」
「おお!娘よ!ややっ!そこにいるのは今回の首謀者!
  アメリア!この父と協力して今こそ正義の裁きを!」
「はい!」
などといいつつ、抱擁しあっているこの父娘。
…………ぜったいにこのフィルさん……エル様……何か関ってますね…………
そんなことをおもいつつ、なぜかフィルをみていたりするゼロスだし。
「ま、とりあえず。魔族のプライドを持たないやからには♡
  きっちりとお仕置きかねて遠慮しないでいってみましょうか♡」
「……プライド云々は関係ないとおもうが……」
あたしの言葉に少し突っ込みをいれつつも、
じと汗を流してフィル親子を眺めているゼルガディス。
視線の先ではというと。
「そうですね!悪はここでこらしめるべきです!振動弾ダム・ブラス!」
どおおん!!
あたしの言葉をうけて、アメリアが放った術により屋敷の外に通じる道ができる。
さって。
少しからかって楽しむとしますかね♡


                          -続くー


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あとがきもどき:
薫:・・・・おーい・・フィルさぁぁん・・・・(汗)
  コメント・・・・避けます(笑)
  さって・・・次はどれにいくか(こらこらこら!)
  んではでは。

2003年6月16日某日

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