まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
・・・・ええと、前回・・打ち込んだのは・・いつだっけ?(こらまて!)
いくのですvセイルーン偏・・第二回目!!
ひとまず、原作ネタとアニメネタ…背景画像を分けてみましたvv
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エル様漫遊記・~セイルーン偏そのニ~
「ふっふっふっ!とうとう見つけましたよ!リナさん!」
「あら♡ここね♡」
とある町の一角で、そんなことを話しているあたしとアメリア。
「さ。それじゃ、いってみましょうか♡」
あたしが一歩前に進みだすと。
「……おいまて。」
なぜか、頭を抱えてあたし達を止めてくるゼルガディス。
「どうしても行きたい場所というのはここかぁ!?」
なぜか絶叫を上げているし。
「何をいっているんですか?ゼルガディスさん!こんなチャンスは滅多とないんですよ!?」
「まあ確かに。銀貨一枚で食べ放題…というのは、珍しいですよねぇ♡」
にこやかに、そんなことをいっているゼロスの言葉に。
「……だから。それにどうしてまたお前がここにいるんだ!?」
心底不機嫌にそんなことを言っていたりするゼルだし。
「え?い…いやぁ。あはは♡それは秘密です♡」
……というか。
僕の態度を不審に思われて……ゼラス様に問い詰められて……
……僕、いっちゃったんですよね……あはは……
それに……まあ。
エル様から言われた、『このことは言わないように。』というのを僕が言ったら。
……さすがというか、やはりゼラス様も真っ青になって…
というか、姿が透けかけてましたけど。
とりあえず。
このことは絶対に他言無用で。
と真っ青になって、とりあえずは、僕にしばらくエル様の側にいるように……と。
ご指示だされたんですけど……ゼラス様は……
などと、そんなことを内心思っているのは。
いうまでもなく、やっぱりやってきている黒い神官服のゼロス。
「ふぅん♡あたしは言わないようにって♡確かにいったわよねぇ?ゼロスちゃん?」
にこやかに、そんなゼロスににっこりと微笑みかけるあたしのその言葉に。
―ビシリ。
「ああああ!すいません!でも僕だってつらいんですぅぅ!上司の命令は絶対なんですぅ!」
なぜか。
ずざざざざっと退いてそんなことを言っているゼロスに。
「……リナ?お前……何したんだ?」
なぜか。
ゼロスの追求の手を止めて。
あたしの方を見てくるゼルガディス。
「あら♡別に?
ただ、あたしがリナ=インバースだとは誰にもいわないようにっていっただけよ♡」
にっこりと微笑むあたしのその言葉に。
……何かそのことにすごく深い意味があるような気がするのは……私だけでしょうか??
などと思っているアメリア。
「なあ?とりあえず、早く入ろうぜ?オレお腹すいたし。」
のほほ~んと言って来るそんなガウリイのその台詞に。
「そ…そうですよ。ゼルガディスさん。
ほら、人間よくいうでしょう?腹が減っては戦は出来ぬっ…ってね♡」
いつものとおりにこにことそんなことを言っているゼロスのその言葉に。
「…だからって……ここは! ディルスよりも逆方向じゃないかぁぁ!」
おもいっきり叫んでいるゼルガディス。
「まあまあ♡あせらない♡あせらない♡」
少し前。
とある一件で。
またまた一緒に旅をすることになっているゼルガディス。
そしてその前に、アメリアという旅の連れも増えて、結構面白くなってきている今現在。
ちなみに。
今あたし達がいるのは。
目的地―ドラゴンズ・ピークのあるディルス王国ではなく。
やってきているのは、ラルティーグ王国領内にある、ちょっとした小さな町。
あと、数キロもいけば、セイルーン王国との国境に近い場所ではあり。
まったく逆方向といえるのかもしれないが。
「そうですよ?ゼルガディスさん。ここは、せっかくですし!
ここは何といっても、銀貨一枚で、食べ放題なんですよ!食べ放題!
しかも!バイキング形式で!全ての形式の食事がそろっているとか何とか!」
そんなゼロスのその言葉に同意をしているアメリア。
「まあまあ♡いいじゃない♡ゼル♡人間、食べないと体が持たないわよ♡面倒なことに♡」
にっこりというあたしのそんなその言葉に。
「……リナ、お前・・・・ときどき、自分が人間でないような発言するな……」
「あら。気のせいよ♡」
なぜか疲れて溜息まじりにいっているそんなゼルガディスの言葉を、かるく受け流しておく。
……というか……この御方は……そもそも人間ですらないのですが……
そんなゼルガディスのその言葉に。
面白いことに、ゼロスが器用にも冷や汗を一筋、額に流していたりもするけど。
「ま、何はともあれ♡はいりましょ♡」
「あ~。腹減ったぁ。」
「ふっふっふっ!食べまくりますよ!」
「……も、好きにしてくれ……」
「僕もお供します♡」
口々にそういいつつ。
あたしの言葉に続けてガウリイが賛同し。
次にアメリアがかなりやる気になってるし。
ゼルガディスなどは盛大に溜息ついていたりする。
あらあら♡
そんなに面白いまでのあきれた感情をださなくてもいいじゃない♡
何はともあれ。
あたし達は、とりあえず、当初の目的…とは違い。
銀貨一枚で、何でも食べ放題である。
というお店に、あたしとガウリイとゼルガディスとアメリア。
あとついでにゼロス。
この四人で店内にと入ってゆくことに。
「う~ん。結構いいお仕事してますねぇ♡」
「あ!あれは、何ですか!?あれは!?」
「ああ。あれは、おすしというもので……」
一応ここは、インバース商会の関連店でもあり。
ルナの影響で、
結界外で食べられている食材の調理方法なども、一般に食事として振舞われている限られた場所。
かなり珍しい食べ物がある!と、ハイになっているアメリアの姿。
あまり珍しくないんだけどねぇ。
「…あ、あの?え…とと。リナさん?これ…は?」
「ああ?それ?ちょっと変わったものが欲しいからって言われてたから。
ちょうど説得終了した奴のその残骸。確か引き渡したことがあったからその残りじゃない?」
にっこりと微笑み答えるあたしに。
なぜか、ゼロスが。
見覚えのあるような物体を指差して、顔色を真っ白・・というか色を白くして。
あたしの方にと顔を向けてきているけど。
たかが、白穹の王の残骸をみて何を言っているのやら。
そこにあるのは。
とある世界を一応任せている、白穹の世界の魔王の残骸。
なぜか。
ちょっと話し合いをしただけで、その精神を一億分の一だけ残して。
あとは残骸と成り果てたのよねぇ…情けないったら……
全メニューを制覇…とは、アメリア談。
次々になくなってゆく材料の確保に、ついでにゼロスをあてがって。
そのまま。
約丸二日くらいは連続で毎日食べ続けてゆくあたし達をみつつ。
「……さすが、インバース家の人ですよね……」
などといっているのは。
インバース商会の関連店であるがゆえに、あたしのことをゼフィーリアで見知っている店のオーナー。
何はともあれ。
あたし達は。
そこにある全メニューを制覇すべく、わきあいあいとした会話を構え、お食事タイム♡
ぱくばく。
むしゃむしゃ。
お皿についでは次を食べる。
結構こういうこともたまには楽しい。
やっぱり人間ライフをしている限り食事一つをとっても、これは楽しみの一つだし。
もぐもぐ。
「…りなひゃん…よくたべれまひゅね…」
リナさん、よく食べれますね。
口に食べ物をつめつつ、いってくるアメリアに。
「あら♡そういうアメリアだって♡」
すでに。
全メニューは制覇して、只今は三週目に取り掛かっているあたし達。
「…うん、これはおいしい。」
などといいつつ。
はじめはしぶしぶいっていたゼルなどもまた、しっかりと食事を堪能していたりする。
ちなみに、オリジナルの消化を助けるお茶もサービスされているので。
いくらでも、お腹にかさばらずにたべられる。
というのがこのお店の売りではある。
あたし達が優雅に食事を楽しんでいる一方で。
「……うう・・・次は何を用意すれば……」
「ええと、これとこれですね?」
すっかり。
あたしの命令により、ここの材料の調達係となっているゼロス。
ついでに料理人が足りないとかほざいていたので。
とある場所から数名引っ張ってきていたりする。
なぜか始めは、どうして人間風情なんかなのいうことを!?
とか何とか。
このあたしに気付かなかった一応部下である彼らは。
あたしの心優しいまでのお仕置きに。
驚愕した表情を浮かべつつも、素直に人間の手伝いをしていたりする今の現状。
ちなみに。
あたし達以外にもちゃんと他にも客はいる。
そんなのんびりとした時間を過ごしているその矢先。
…さて。
そろそろ、時間のはず…なのよね♡
くすり。
思わず笑みがこぼれる。
だって、本当に人間って面白いんだもんv
バタン!
きょろきょろきょろ。
勢いよく、扉を開けて、店の中を見回している数名の兵士。
心なしか顔色がわるかったり。
そして。
ふと。
優雅に食事をしているあたし達のテーブルにと視線を向けて。
「あ…アメリア王女!!!」
「王女!お探し申し上げました!!」
いきなり、アメリアを名指しで、しかも、王女、王女と連発して、大声でいっている兵士達。
その言葉に。
ぷぷぅ!
回りにいたほかの客たちが、驚いて水や食べ物を噴出したりしていたりもするけど。
ま、それはそれ♡
ふきふきと。
だまってフキンで口をふき、フォークをお皿の上におき。
「…何事です?いきなり?少しは回りを考えて発言なさってください?」
きっと。
そんな兵士達をみつめて言っているアメリア。
まあ、こんな一般人がいる最中、いきなり王女とか呼ばれては。
アメリア達の概念の中では、何が起こる…というか、
どんな悪用されるかわかったものではない。
という認識があったりする。
「……何かあったのか?」
そういうアメリアのその言葉に続けていっているゼルガディス。
「じ…実は…王子が!」
そういいつつ、わなわなと肩を震わせるそんな兵士のその姿に。
ガタン!
席を立ち上がり。
「父さんがどうかしたんですか!!!!」
何か様子がおかしいと感じ取り、椅子から立ち上がるアメリア。
「……申し訳ありませんが・・。セイルーンまで・・一度・・お戻り願えますでしょうか・・・」
一人が、店の者達全員があたし達のほうを注目しているのに気付き、そんなことをいってくる。
「……何かあったようだな。…アメリア、目的変更だ。セイルーンに行くぞ。」
そんなゼルガディスのその言葉に。
「…でも、ゼルガディスさん。カタート山脈は……」
まあ、確かに。
あたし達が向かおうとしているのは、カタート山脈であるわけで。
セイルーンとは逆方向。
「あっちはいつでもいける。それに何か…ただ事でないような感じだしな。」
兵士の様子から、そうみてとり、そんなことをいっているゼルガディス。
「あら♡別にたいしたことじゃないわよ。
ただちょっと、フィルが生死不明の行方不明になっているだけで♡」
にっこりと。
紅茶をのみつついうあたしのその言葉に。
『・・・・・・・・。』
なぜかそのまま、全員がその場にて沈黙。
まったく。
どうしてこの程度のことくらい、雰囲気でわからないのかしらね♡
しばらくの沈黙の後に。
「ええええええええええええ!????リナさん!?それ本当ですか!?」
父さんが行方不明って!?
この前も似たようなことが…って…えええ!?
などと、かなりなぜか混乱しているアメリアだし。
「…おい、リナ?それはいったい……」
アメリアに続いて、あたしに聞いてくるゼルガディス。
「あら?別にたいしたことじゃないわよ。ちょっと前に瓦解させた、あの邪教集団?
そこにいた、マゼンダとかいうやつとカンヅェルが。
今度は一緒にまた王宮に入り込んでいるだけよ♡」
にこやかに、説明するあたしの言葉に。
……えと…それって……
おい……
などと同時にアメリアとゼルガディスが心でつぶやき。
そして。
「何ですってぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!?」
「何だとぉぉぉぉ!?」
あ、面白い♡
アメリアとゼルの声が、完全に一致しているし♡
「……ああ……ゼラス様……やっぱり……エル様……関る気でいらっしゃいますよ……」
しくしくしく。
なぜか器用になきつつも。
そう、
『……と、とにかく……何がなんでも…あの御方の機嫌を損ねるなよ?
いいな?ゼロス…私は…魔王様に相談にいく……』
……言わないようにと、釘をさされているとはいっても。
……このままだと、とんでもないことになるのが目に見えているし…な……
なとどいうゼラスの心のつぶやきがあったりもしてるけど。
そんな会話を厨房でしているこの主従……
……後でしっかりと二人ともvお仕置きは決定ね♡
「とにかく!一度セイルーンに戻りましょう!」
「……だな。」
あのとき、あのクロツは、セイルーンをどうとかといってたし……な。
などと思っているゼルガディスとは対照的に。
正義が負けるはずがないです!父さん!?そうですよね!?
などと、少しばかりフィルの心配をしているアメリア。
「お~い?リナ?ゼロスはおいといていいのか?」
未だに店の厨房の手伝い。
……もしくは、タダ働きともいうけど。
ウェイトレスも兼用しているゼロスをみて、言っているガウリイ。
「いいのよ。ゼロスなんだし。」
あたしのその言葉に。
「じゃあ、話も決まったところで。リナさん!ガウリイさん!
ゼルガディスさん!セイルーンに一度いきましょう!」
アメリアがびしっと天井を指差してそう宣言し。
「…だな。」
まあ、セイルーンには、何かいろいろとあるかもしれないし。
などと思っているゼルガディス。
そ~いや、ゼルは以前あたし達がいっていたときには、まだいなかったからねぇ。
ま、その方が今回が面白さが増すってもんだけどね♡
そんなあたし達の会話をききつつも。
「あ…あの?姫様?」
そんなことをアメリアに言って来る兵士その一。
何かその呼び方、あの子を思い出すんだけどv
……たまぁぁにこっちに遊びに来ているようだしね。
まあ、それはそれ。
「あなたたちはとりあえず。自分達のお仕事を優先してください。」
アメリアのその言葉に。
『はっ!』
そういって敬礼している兵士の二人。
「♡とりあえず。デザートにケーキを食べましょ♡アメリア♡」
そんな会話をしつつもにっこりと言うそんなあたしの言葉に。
「そうですね♡」
そういって、再び席に座るアメリア。
「…まだ食べるのか!?」
なぜか突っ込みを入れてくるゼルガディス。
「あら?知らないの?ゼル?乙女はデザートは入る場所がちがうのよ♡」
あたしのその言葉に。
「おお!そうだったのか!便利なんだなぁ。女性っていうのは。」
ぽんと手を打っているガウリイ。
「だんな……、そんなことあるはずないだろうが♡」
そんなガウリイに溜息つきつつ答えているゼルガディス。
「ってことで♡ゼロス♡どんどんケーキとかもってきなさいね♡」
「あ!ゼロスさん!こっちには特大イチゴパフェを!」
「……も、好きにしてくれ……」
アメリアのやつ……父親さんが心配ではないのか?
などとおもいつつ、視線を向けているゼルガディス。
その視線に気付き。
「ふふ、ゼルガディスさん。正義は必ず勝つと決まっているんです!!!」
もぐもぐと、はこばれてきたパフェを食べつつ言っているアメリア。
「……どういう理屈だ……」
その言葉に少しばかり頭を抱えているゼル。
「あら?ゼル?心配?未来の義理の父親のことが?」
「な゛!?誰が未来の義理の父親だ!?///」
「お~い?ゼル?顔が紅いぞ?」
「ほっとけ!!!!」
などといった、わきあいあいとした会話をしつつもひとまずデザートを食べるあたし達。
「……正義が私達仲良四人組を呼んでいます!さあ!いざゆかん!」
ざわざわざわ。
町の出入り口で。
その町の門にあたる柱のてっぺんにと登り、
ポーズを決めてそんなことをいっているアメリア。
「ねえ?お母さん?あの女の子?何やってるの?」
「係わり合いになるんじゃありませんよ?」
などといいつつ、子供を抱えてそそくさと家にもどってゆく家族連れなどもいたりするが。
「……行くぞ。」
そのまま。
目立つのがあまり好きではないゼルガディスは。
そんなアメリアをそのままおいておいて、そのまま町を出かけているし。
「ああああ!まってくださいぃぃい!」
そんなあたし達に術を使えば早いのに。
そのまま、ずるずると門の柱を降りて、走って追いかけてきているアメリア。
ふふ。
何か楽しくなりそうねv
というか、ひっかきまわして面白くしますかね♡
-続くー
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あとがきもどき:
薫:・・・うーん。テレビ版が元・・とはいえ・・・(笑)
エックス仮面の表現・・どう表しましょうかね?(こらまて!)
・・・これはノートには書いてない訂正版の話ではあるからなぁ・・。
(ノートにかいているのは小説設定のものだけ)
エル:・・・・で?あたしは活躍するんでしょうね?
薫:・・・・・・(ぎくっ!)
エル:・・・・うふふふふん?
薫:・・ま!その手にもってる!ヘドロのたくさんつまったおけはいった!
―バシャン!
エル:はいv何か泥の海に飲み込まれた薫はおいといてv
それでは、また次回でお会いしましょうvそれじゃあねv
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