まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ♪
ふっふっふっ♪
ついに登場♪ズーマ♪ラドックさん♪
それでは、いくのです♪
この辺りから、小説のまんまです♪
ま、テレビ版は、後ほどなのです♪実は、セイルーンは二つある・・(爆!)
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エル様漫遊記・
その日。
寝室にと当てがわれたのは、フィルの寝室から少し離れた客室。
ガウリイは、隣の部屋。
ルナはまだフィル達と一緒だし。
あれからずっとフィル達は、クリストファに質問攻めにしてるんだけど♡
俗にいう話し合いをしたとしても、実はあまり彼は知らないのよね♡
一応、ルナもあたしと同じ部屋で寝ることになってるんだけどね♡
本人曰く。
恐れ多いとかいって恐縮して、あたしの前でして平謝りにしてたけど。
あたしは別にそんなことでは怒らないわよ♡
外にいるとある人物が、窓の隙間から差し込んだ刃で、かんぬきを抉り取る。
あらあら。
何も、刃物を使わなくても、誰にでもできるでしょうに♡
ちょっと、
こうっ。
大きくあけはなれた窓から夜の空気が踊りこんでくる。
星空を黒く切り抜いたように、それは、空中に浮いていたりする。
「あら♪部屋をまちがえたんじゃないの?」
あたしはベットに腰掛けたままでそれにと話しかける。
暗殺者は、窓から部屋の中にと入り音もなく床に足をつけてくる。
両目以外の部分は全て黒い布で覆っているけど……無駄なことよね♡
人間にしてはまあまあ、気配を感じさせない程度だけど。
普通の人間ならば、情けないけどすんなりと暗殺されるのだろうけど。
このあたしにはまったくといっていいほどに関係ないし♡
一応、人の中ではかなりの使い手の部類らしいけど。
といっても、ガウリイ脳でにも及ばないけど。
まあ、あたしには、気配も何も全てが感じられるから問題ないけど。
普通の人間だったら……ま、無理なんでしょうねぇ。
弱いったら♡
くすくすくす。
「あらあら。こんな夜中に乙女の部屋に忍び込んできて♡
名前くらい名乗ったらどう?」
くすくす笑いながら、あたしは彼にむかって話しかける。
「ズーマ。」
あら。
裏世界の名前を言ってるし。
ラドックといえばいいのにね♡
「あら♡一応、礼儀はあるのね♡」
くすくすと笑いつつ、ベットに腰掛けたまま。
「ちゃんと裏の世界の名前とはいえ、自分の名前を名乗るなんて。感心、感心♡」
あたしの完全に楽しんでいる口調にも、まったく動じてないラドック。
「名乗ることにしている。依頼主と、死にゆくものには……」
いうなり、ラドックの影が動く。
が、あたしはまったく動いてはいない。
だって必要ないしね♡
ラドック…つまりはズーマの攻撃は、あっさりとあたしをよけてゆく。
というか、直前で無へと還りゆいていってたり♡
「……な゛!?」
ズーマには、どうやら予想外だったらしく多少動揺しつつ。
次には、韻を使い呪文を唱え始めていたりする。
無駄な努力って、見てると何でこう楽しいのかしら♡
あたしは、のんびりと次の出方見ようと、ベットに腰掛けたままでそれを眺めていたりする。
ズーマの呪文が完成する。
わざわざカオスワーズと力ある言葉をいわないと発動しないなんて。
情けないわねぇ……
何も言わなくても、出来るようにならなきゃ♡
あたしが力ある言葉をいうのは、その場の気分だけのことだけど♡
あと、周りの目ね♡
ばれたら、楽しくないしね♡
「
ズーマの低い声が響く。
そのとたん。
ヴァっ!
暗黒に近い黒い霧が部屋を満たしてゆく。
「あらあら♪結構やるわね♡
でもね、暗闇っていうのはこうやるのよ♡こんなものじゃないのよ♡」
くすくす笑いつつ。
あたしはベットに腰掛けたまま。
パチン♪
軽く指を一つ鳴らす。
「……な゛!!!?」
そのとたん、ズーマの驚きの声が響いていたりする。
ズーマが黒い霧で覆っていた部屋は。
闇よりも暗く、夜よりも深い深遠の闇と一瞬のうちに変わりゆく。
ズーマは何が起こったのか理解できてない。
情けなくも、一瞬硬直しているし……
ひゅっ。
風にも近い虚無が、ズーマのかぶった覆面を、ものの見事に霧散させてゆく。
ちなみに、ここにしばらくいると情けないことに普通の肉体であれば、数分の後に霧散する。
本来ならば、一瞬で霧散するんだけど、その辺りはご愛嬌♡
ちょっと、余裕の時間を設けてみたりして♡
「くっ!!」
そんなあたしの様子などをみてうめいているズーマことラドック。
ここにいたり、ようやくあたしがかなりできる、ということに気づいたらしいが。
あたしの場合は出来るというより、勝てるものがいない、というのが事実なんだけどね。
ここには、あたし以外に上はいないし……
全てはあたしが産みだし創造りだした世界だし。
いるとすれば、別の混沌を作り出している同等の存在の仲間くらいなもの。
彼らはたまにはここに遊びにくるけど。
ま、その辺りはズーマには分からないことだしね♡
「さってと♪そろそろ捕まえましょうか♪」
あたしがくすくすと笑いつついうと。
「…リナ!!?どうした!?」
そんなやり取りをしていると、ドアが激しくノックされる。
ガウリイが異変に気づいてあわててやってきているようだけど。
とりあえずドアには、内側からかぎをかけていたりする。
「あ~らら。邪魔がはいっちゃったわねぇ♡つまんないの♡」
あたしのその言葉に不利を悟っているズーマ。
ま、始めから、あたしにかなうと思っていた時点で、すでに無謀よね♡
あたしは、そういいつつ再度、パチンと指を軽く鳴らす。
それに伴い、一瞬のうちに明るい部屋にともどりゆく。
もちろん、ズーマのかけていた術の痕跡など何も残っているはずもない。
明るい燈りがズーマの素顔を照らそうとする刹那。
「……くっ!!」
ズーマは手で顔を隠し、そのまま呆然と一瞬になりひるんでいたりするけど。
それと同時に、ガウリイが鍵を断ち切り、部屋にと入ってきていたりするが。
「何だ?お前?」
ガウリイがズーマに気づくと同時に。
束縛から逃れたように、そのまま、逃げるように窓から外へと出てゆくズーマ。
「無事か?リナ?」
ガウリイがベットに腰掛けたあたしに言ってくる。
手の中のすでに抜き放っていた剣を鞘に収めつつ。
「当然じゃない。あらあら、もうちょっと遅く来てもよかったのに♡
あいつを今から縛り上げるところだったのに♡」
くすくすと笑いつついうと。
「…縛り上げるって……あの
あきれていたりするガウリイ。
まあ、確かに、一応ラドックは、暗殺者の中では一ニを誇る実力の持ち主らしいけど。
あくまでそれは、一般に言われている中でのことだし。
とある自称、両家の奥様といっているジョセフィーヌでもラドックには勝てるしね♡
たかがそれくらいの実力だし。
ラドック……ズーマは♡
ガウリイは、一目で一応ズーマの実力を透視していたりする。
かなりの使い手であるということも。
ま、ガウリイだし♡
「そ♡黒幕のことを聞こうと思ってね♡」
あたしは知っているけど、やっぱり物事にはのりというものが大事である。
うん。
「??クリストファさんじゃないのか?」
ガウリイがちょっと以外そうな顔をするが。
「んふふふふふふふふ♡これが、違うのよねぇ♡」
あたしは、笑ってごまかしておく。
今回の事件を仕組んだのが誰なのか、あたしとルナは実はもう分かっていたりする。
ま、当然だけどね♡
「しっかし。何だって、あの
ガウリイが不思議がりつつ、
リナに勝てるとは到底思えないが……
などとガウリイが思っていたりするけども。
あら♪
ガウリイ、わかってるじゃない♡
ぽつりとつぶやいたガウリイの言葉に。
「あら♪簡単よ♪ルナにこの件から手を引かせようとしているのよ♡
ルナの力で、カンヅェルの正体が全員にばれちゃったことだし…ね♡」
カンヅェルのやつは、ルナには勝てるわけないから、
ただの人間であると思った妹のあたしになら、勝てると踏んで、依頼したようだけど♡
そんな何て、無謀極まりないことをね♡
束になってあたしにかかってきても、あたしにかなうわけないじゃない♡
わざわざ丁寧にも、見張りを他の兵士達などに気づかれないように倒してから、
あたしの部屋を襲撃してきたラドックだったけど。
無駄な努力、ご苦労様♡
人のことわざにあるとおり、曰く、『骨折り損のくたびれもうけ』……ってね♡
それはともかく。
ガウリイのほうを振り向き。
「で?何、あんたは、乙女の部屋に無断で入ってきてるのよぉぉ!!」
どぉぉぉぉんんんん!!!
些細ともいえる爆音が、王宮中に響き渡ってゆく。
デリカシーというものをもちましようね♡
乙女の寝室にはいってくるなんて♡
「おっはよう♪」
芝生の上のテーブルでお茶会をしている、ナーガとアメリア…何やらクロフェルもいるけど。
そんな三人にと声をかける。
「あら。ふっ。お早うリナ。」
ナーガが始めに声を出す。
「お早うございます。リナさん、昨夜は大変でしたね。」
紅茶をくいって飲み干して、アメリアがぶんぶんとあたしに手をふってくる。
昨日の出来事は、当然のことながらすでにアメリア達は知っている。
当たり前だけど。
あの後、あたしの些細な放った攻撃音に驚いて、なぜかかけつけてきた兵士達や。
未だに押し問答中だったフィル達も、
『何ごとだ』と、どやどやとなぜかやってきたりした結果全員がほとんど知っているんだけど。
ラドックはそのときいなかったけど。
ガウリイがちょっぴり焦げていただけで。
アメリアは、やたらと陽気で人懐っこいが、
一応フィル同様、抑えるところはきちんと把握していたりする。
「リナ。立ち話も何だから座ったら?」
ナーガが家に戻ってきたせいか、まともなことをいっていたりするけども。
「そうね。」
いいつつもアメリアたちの向かい側にと腰をかける。
「リナさん。そういえばガウリイさんは、父さんの所ですか?」
アメリアが聞いてくるので。
「そうよ。」
紅茶を一口のみながら、あたしは答えておく。
ローズマリーの臭いが、ほのかに漂ってゆく。
「でも一体どういうことなのかしら?」
横でアメリアが、クロフェルが新しく注いだ紅茶にがばがばと砂糖を放り込んでいるのをみつつ。
何やらナーガがぽつりとつぶやいてるけど。
「朝まで、何かクリストファ叔父様に質問攻めにしていたらしいですけど。
叔父様。本当にあのカンヅェルの正体は知らなかったようなんですよね。」
アメリアがたっぷりと砂糖の入った紅茶を一口。
「ふっ。ま、もっとも。叔父様がしらばっくれているんじゃないかって。
そういう話しもでて、ルナさんがそれを確認したみたいだけどね。」
アメリアに続けてナーガがいう。
「あら、それはそうでしょうね♪ルナがいうんだったら間違いないしvv」
ま、ルナは嘘はいってないしね♡
いいつつ、そのままぱくりとクッキーをひとかじり。
「何でもあのカンヅェルと知り合ったきっかけは。
以前外にでたときにレッサーデーモンたちに襲われて。
そのときに助けてもらったということらしいですよ。
その前にアルフレッドも助けられたそうですけど。」
アメリアが詳しくわざわざ説明をしてくるけど
一応あれでも、あいつって…計画的に近づいているのよね♡
何て遠まわしな作戦なのかしら……ねぇ?
ガーヴも、もうちょっと考えてから作戦は練りましょうね♡
しっかし、人の心が混じったくらいで離反しようとしなくてもいいでしょうに♡
「それに昨夜。リナが襲われたのを聞いて、本気で驚いてたわよ?
まあリナなら、他にも襲われるような心当たりがあるんじゃない?
ナーガがふと思い出したようにそんなことをいいつつ、視線を投げかけてくるけど。
くすっ。
「あら♪あるわけないじゃない♡もし、そんな奴がいたら♡」
そこで言葉を区切りにっこりと微笑むあたしに。
「どうするんですか?」
そんなあたしに不思議そうな顔で聞いてくるアメリア。
「決まってるじゃない♡お・し・お・き♡」
あたしの即答に。
「お~ほっほっほっ!さすがにリナらしいわね!」
高笑いするナーガ。
「お仕置き…って…り…リナさんって……」
アメリアがなぜか絶句していたりするが。
「あ、でも。クリストファ叔父様がカンヅェルのことといい、リナさんの襲撃といい。
知らなかったってことはアルフレッドも知らなかっのかしら?」
ふと思いついたようにつぶやいているアメリアの言葉に。
「―…知りませんでしたよ。」
後ろからいきなりかかる声にアメリアはびっくりしていたりする。
「あら、アル。だいぶ気配を隠すのが押し殺すのが上手くなったじゃない!お~ほっほっほっ!」
ナーガの高笑いしつつの台詞に。
「いやぁ。グレイシアにはまだまだ及ばないよ。」
いいつつ苦笑いするアルフレッド。
「そういえば、グレイシア様とアルフレッド様はよく昔から、どちらがより気配を殺せるか。
などと……そんなことをやって競争してましたしねぇ。」
言ってクロフェルが昔を懐かしんでいたりする。
「いや。僕の師匠はグレイシアだし。まだまだ足元にも及ばないよ。」
「あら、素質はあるわよ。お~ほっほっほっ!」
そんな会話をしているナーガとアルフレッド。
実はそんなことをこの二人ってやってたのよね。
あたしは知ってたけど。
セイルーン王家の人って結構面白い人間が多いし…ね♡
そういう人間達を意図的に集めてみたり…というのはご愛嬌♡
「それはそうと。ここの席に失礼してもよろしいですか?」
言いながらもアルフレッドはすでにあたしの横に座っていたりする。
ふふ、ちょっとからかいましょうっと♪
「ま、ともかく。アルフレッドっていったわよね♡よくやるわよね。あんたも♡
そんな顔をして父親に全て罪を擦り付ける気だったわけ?」
いたずらっぽくにっこりと微笑みながら、ひとまずいきなり話をふってみる。
「リナ?」
「リナさん?」
「?」
ナーガ達三人が首をかしげるが。
「…何のことです?僕はただわが父が犯した罪に心を痛めているんですが?」
とぼけていたりするアルフレッド。
あらあら。
結構頑張るわねvv
じゃあ、ちょっと手を変えてみましょう♡
「あ、そういえば、知ってる?
魔族ってね♡自分より強いものや、契約を交わしたものにしか力を貸さないよのね♡」
中には変わり者の奴もいるが、それはおいとくとして。
「だからそのどちらかでない限り、『様』なんて呼び方は、間違っても人間や存在はしないわよ♡」
あたしのその言葉に、面白いほどにアルフレッドの顔が真っ青になっていたりするけども。
この程度であからさまにうろたえてどうするのかしら♡
「あ……ぼ、僕。用事を思い出したから…じゃあね。」
冷や汗をかなり内心流しつつ、わざとらしく言い放ち、
あたし達の目の前から立ち去ってゆくアルフレッド。
この程度でうろたえるようじゃ、肝が小さいわねぇ♡
何をいわれても、ど~んと構えないと…ね♡
逃げるように立ち去るアルフレッドの姿を見送りつつも。
ふと気づいたように。
「どういうこと?リナ?」
ナーガがいぶかしげにあたしを見つつ聞いてくる。
「さて♪ここで問題です♡
あの、カンヅェルはクリストファとアルフレッドのことを何と呼んでいたでしょう♡」
あたしは、指をぴっとたてて、意地悪く質問してみたり♡
「えと…確か叔父様のことは、クリストファ殿って呼んでましたけど……」
と、アメリア。
「そういえば、アルには、アルフレッド様って呼んでいたみたいね。」
とナーガ。
「さて、ここで問題です♪
魔族は自分より力のある存在か、もしくは契約した存在にしか様をつけない♡
とすると、あのカンヅェルと契約を結んでいたのは誰でしょう?
1・クリストファ殿と呼ばれていたクリストファ。
2・アルフレッド様と呼ばれていたアルフレッド♪さて、どっちでしょう♡」
くすくすと笑いつついうあたし。
はたとアメリアがぽんと手をうち。
「あ、わかりました。アルフレッドのほうですね!様と呼ばれていた!」
アメリアの言葉に言った本人ですら、やや沈黙。
『って・・・・・えええええええええええ!!!!!!!!!!!!!』
そして、次の瞬間。
面白いことに、アメリア、ナーガ、クロフェルの叫びがこだまする。
そんな三人を目の端にみやりつつ、そのまま再び紅茶を一口。
ハーブティ特有の甘みが口に広がってゆく。
「ついでにいえば。昨日、あたしの部屋にやってきたズーマはアルフレッドが雇ってたのよ♡」
さらりというあたしの言葉に。
『ええええええ!!!!!?』
またまた大声を上げていたりするアメリアとナーガ。
面白いし♡
「い…今、ズーマって言いました?!」
「リナ、今ズーマっていったわよね!?」
同時にアメリアとナーガの声がはもる。
「いったわよ♪本人がそう名乗ったから♪」
別に、あたしは名乗られなくても、分かるけどvv
それはいう必要ないし♡
しばし顔を見合わせるアメリアとナーが。
「あの男が…ここにいる?」
アメリアは、なぜか心なしか顔色が悪くなり、血の毛も少し引いていたりする。
「何じゃ?そのズーマとかいうのをしっておるのか?」
アメリアとナーガの悲鳴に驚いてあわてて駆けつけてやってきていたフィルが、
そんなアメリアのつぶやきに突っ込みをいれてるけど。
結構子供想いなのよねぇ、このフィルってば♡
フィルの声と姿をみとめ。
「と…父さん。」
「お父様。」
またまたハモルアメリアとナーガ。
そして、しばらく考えつつも静かにうなづき。
「噂で聞いただけなんですけど。
リナさんを襲ったのが本物のズーマなら魔道を使う暗殺者で、その実力はトップクラス。
噂が本当ならば、リナさんが始めてズーマに狙われて生き残った人ということになります。」
そういいつつ、アメリアはちょっぴり悔しそうな顔をしていたりする。
「暗殺者なんて……絶対に許せません!」
などと、一人で叫んでいたりするし。
「ふっ。そういうことらしいわね。
あの男に狙われて生き残ったのは、どうやらリナがはじめてのようね。
あたしも、ズーマだと相手に不足はないとおもうんだけど……機会がなかったのよね…」
などと消極的な意見をナーガはつぶやいてそんなことを言っていたりするけども。
でもナーガ?
あんたはラドックに会ったことがあるでしょうが♡
くすくすくす。
まあ、あのラドックには、今度、水晶を差し込んでみるとして…♪
結構純度の高い感情がとれそうだし♡
『人や存在の感情だけで、部下を創りだしてみよう。』と思い立ち、やってるのはいいとして。
なかなかこれが集まらないのよねぇ~…
純粋なる感情でないと、弱くなるし……
光に俗する感情と、闇に属する感情。
これが、なかなかあつまらないのよね……のんびりとやってる、というのもあるにしろ。
ま、細かいことは内緒だけどね♡
いう必要もないしvv
「それはともかく。クリストファ叔父様は?」
今もなお顔色もわるく、気を取り直して何やら話を切り替えてフィルに問いかけているアメリア。
「ああ、何でも、話したいことがあるとかいって家に戻って言ったぞ?
結局、あいつも何も知らなかったようだしな。なあ?ルナ殿?」
後ろに立っているルナに同意を求めているフィル。
「ええ。…彼は……ね。」
フィルの言葉にルナが答えかけ、ふとアメリア達の表情に、ようやくルナが気づいてくる。
「!?リナさん!?
もしかして、あのカンヅェルとかいう魔族と契約交わしているのが誰なのか教えたのですか!?」
アメリアたちの表情からそれを読み取って、何やらかなり驚いていたりするし。
「な゛!?ルナ殿!?そんなことが分かっているならばどうして教えてくださらぬ!?」
そんなルナの言葉に、フィルがルナに言い募るが。
「だって、聞かれませんでしたし。」
そのまま答えるルナ。
「それもそうか。」
それですませているフィル。
「お…お父様、多分私でもいえませんわ。今のリナの言葉でも半信半疑ですし……」
ナーガがぶりっこしつつフィルにいう。
「そうですね。まさか、アルが魔族と契約だなんて……。正義の名前が泣きます!」
だん!
アメリアがつよくテーブルを叩いていたりする。
そんな二人の言葉をうけ。
「な……何ぃぃ!?何と、そうだったのか!?」
……それで、納得します?普通?
ルナやクロフェルが二人同時にまったく同じことを思いつつ、
内心汗を流しているのにまったく気づかないフィル。
だから楽しいのよね♡
ー続くー
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次回、カンヅェル、逆襲、第一回目?(笑)
小説と見比べて、違いを見つけるのも楽しい・・かも?
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