まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ♪
なんと、三巻分♪
三巻分は、サイラーグの妖魔でした(汗)
セイルーンは・・四巻だった・・・
ではでは♪
またまた、小説のままですが♡いくのです♡
ふふふふ♪
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エル様漫遊記・サイラーグ偏
あたしとガウリイが村についたのは、夕日が山の端に沈みかけたころ。
なぜか、あたし達をみて村人達が敵意のまなざしで送っているが。
あたしは、ちょっと、暇なもので、すこし覗くことをやめている。
必要な情報だけ覗くほうが、その方がいろいろと面白いしね♡
別にあたしはどうってことないけど。
普通でも、こういった田舎ではよくあること。
というか、あたし自身がなぜか恐怖の対象で見られるからねぇ……
本当になぜか。
別に、あたしは些細なお仕置きとかしかしてないのにね♡
余談だが、今あたし達がいるこの鷹の街道は、今からこの世界では、五年前に開通したばかり。
ほんの昨日というか、ついさっきのことである。
ここには限らないが、街道が近くにできたからといって、
今まで閉鎖てきな環境になじんでいた小さな村などが、いきなり手の平を返したように、
おとずれる観光客などに愛想よくなれるはずもなく。
なぜか、その傾向は各惑星などに対してもいえるのだけど。
大概、別の惑星の存在が別の惑星にいったりしたら。
なぜか、大混乱が巻き起こっていたりするこの現状。
そんなことは些細なことなのに。
自分達がいる時点で、他にも生命がいる。
というのは、少し、考えれば、誰でもわかることなのに……
まったく、何を考えているのやら……
まあ、そんなどうでもいいことはおいといて。
夜露しのぎに、その村に一件しかない宿に部屋をとる。
野宿は美容に悪いのよねぇ。
まあ面白いからいいけどね♡
宿で、出された夕食に、幾度か、口をつけたとたん、いきなりガウリイが眠りこける。
まあ確かに。
この夕食には、ブルーリーが入っているけどねぇ。
「ちょっと!!ガウリイ!食事中に寝ないの!!」
言ってガウリイを蹴り飛ばす。
が。
なぜか一向に起きないし。
ちょっと、ガウリイからはなぜか赤いものが流れてるようだけど……
気のせいよね♡
きっと♡
しかたないので、とりあえず目覚めの呪文らしきものを唱えておく。
一応人目があるしねぇ。
ついでに、ガウリイの中にある睡魔成分も取り除く。
「……な゛!?」
なぜか、固まっている宿の主人。
まあ、ここで眠るのが、普通の存在なのであろうが。
あたしには、どんな毒物も何もそんなものはまったく関係ないんだし。
あたしが、ブルーリー入りの食事を食べても何ともないのに、なぜか驚いているし。
あたしとガウリイが眠ったら、どうにかしようとしていた証拠に外に何人か集まってはいるが。
「さぁぁてと♡」
あたしはにっこりと宿の主人に語りかける。
「さぁて♡説明してもらいましょうか♡
何でブルーリーなんて入れて、あたし達を眠らせようとしたのかしらねぇ♡」
そういえば、何か面白いことがおこってるようだけど。
聞くにこしたことはないしね♡
そんなあたしの言葉に。
「ど…どうしてって。村長がそうしろって……。あんたら、立派なお尋ねものの賞金首じゃないか!!」
なぜかしり込みして答えてくる。
あら♡
やっぱりあれが原因ね♡
そういえば、あいつが面白いことしてたわよねぇ♡
面白そうだから、からかうつもりで無視してたけど♡
ガウリイがいつのまにか、たちあがり、あたしと顔を見合わせる。
ガウリイは、かなり驚いているようだけど。
「人違いじゃない?あたしは、リナ=インバースで。こっちが……」
「ガウリイ=ガブリエフとか何とかって名前だろうが。」
あたしの言葉に、こたえる主人。
ガウリイが、再びあたしの顔をみる。
簡単に考えれば、
あたしの名前を使って、悪事を働く不届きな奴―身の程知らずがいるのか。
どこかの悪党が、あたし達に賞金をかけたのか。
そう思うところだが。
あたしは、ちょっぴし心当たりがある。
というのも、少し暇だったので、この世界を覗いていたときに。
かなり、面白そうなことをしている存在を発見してるし♡
しっかし……知らないとはいえ、このあたしに手配をかけるとはねぇ♡
本っ当、いい根性よね♡
でも面白いからこの状況に流されましょうっと♪
「一体、どこの誰なのよ?あたしたちに賞金なんてかけたのは?」
「知らないよ!手配書が回ってきて……生け捕りに限り賞金を払うって……」
あたしの言葉に宿の主人が何やらいってるけど。
生け捕りに限り?
これは、またおかしな話だな?
などと、ガウリイが心の中でつっこんでいる。
まあ、あたしとガウリイを生かしたまま捕らえて、利になる存在がいるわけもない。
まあこのあたしをどうこうできるはずもないけど♡
不利、困る輩は、かなりいると思うが。
…面白いから今度わざと、どこかの敵にでも捕まってみますか♡
「どうやら、これ以上問いただしても無駄のようだな……」
ガウリイが低くいう。
「それもそうね♡村長の家ってどこ?」
あたしの問いに、あっさりと答える宿屋の主人。
なんでか、かなり怖れているようだけど。
どうやら、ブルーリーの実を食べると、『ドラゴンでも、眠る。』と言われているのに、あたしは全然平気。
ゆえに、その程度のことで、かなりの恐怖を感じてるらしいが。
別に、恐怖するほどのことでもないでしょうにね♡
「あっそ。じゃ、いきましょうか。ガウリイ。」
「おう。」
あたしの言葉と同時に、ガウリイが応え、主人の首すじをちょこんと指で、ガウリイがかるく小突く。
それだけで、くたっと、気を失う主人の姿が。
外にでると、村人達が数名固まっていたりする。
宿の主人からの合図をまっていた村人たちらしいけど。
「どうする?リナ?」
ガウリイがあきれたように、あたしに聞いてくる。
「こうする♪」
にっこり。
あたしは、一応、
なんて親切なあたし♡
あたしがいうと、ぱたぱたと村人達が、地面に触れ付す。
「な…お…おい!?リナ!?」
ガウリイが驚いたように、あたしに言ってくるけど。
「眠らせただけよ。」
まあちょつぴり、精神…
…つまり、魂を完全に殺気を持っていた存在達は、面白そうだから、精神世界に飛ばしてみたけど♡
なぜか、うろたえているガウリイにそう言い放ちあたし達はひとまず村長の家へと向かってゆく。
「お静かに。」
「大きな声はたてないでね♡」
老人…もとい村長は、あたしとガウリイという突然の来訪者に、さして驚いた様子も見せず。
薄暗いランプの光が照らす中、静かにベットから半身を起こす。
「お前さんがたか。」
予想していたらしく静かにいう。
まあ、止めれなかったのだからこの反応も当然でしょぅけどね。
「…なんでだ?」
ガウリイは分かってないが。
「……あんたらがやってきたと聞いて、宿のおやじに薬を盛るように指示したのは、確かにこの儂じゃ。
しかし、あんたらを見たときに、儂はふとおもったんじゃよ。
これは、何かの間違いではなかろうか・・とな。
どうみたところで、あんた達は、悪党には見えなかった。
無論、世間には、とてもそうは見えない顔で手ひどい悪事を働くやつもいる。
が、そういうやつには、少なからず、そういう臭いがするもんじゃ。
しかし、あんたらには、それがなかった。」
ベットに腰かけたままで話している村長。
「それなら……村人達にそういってくれれば……」
ぶすっというガウリイ。
しかしその言葉に、老人は静かに首をふる。
「お若いの。そこの棚の下にある一番大きな引き出しから……そう、それじゃ。
そこに入っている紙切れを取ってくれんかの?」
ガウリイが、それを取り老人に手渡す。
それをランプの光で、かざし、あたしとガウリイがみてみると。
「あら♡」
「…これは!?」
それは、まぎれもなく、あたしとガウリイ、そして、もう一人が描かれているとある手配書。
描かれた三人の下それぞれに、人の中でいえば正気の沙汰とは思えない賞金額が記されている。
金貨五十万枚なんて、微々たる金額が正気の沙汰とは思えないらしい人間って……
あたしにとっては、どうってことない金額だけどね。
人の中でいうと、なぜか一国の王を殺して逃げても、絶対にここまでの金額は出さないらしいが。
あたしにかける賞金なんだから、もっとこう……兆単位以上でも足りないのにね♡
しっかし……この似顔絵……なんか、むかつくわねぇ~……
凶悪無比な表情でかかれてはいるけども。
まがりなりにもあたしが人間のふりしてる、このリナ=インバースの姿のものに。
ガウリイ=ガブリエフの顔。
記されている名前も、リナ=インバースとガウリイ=ガブリエフ。
そして、もう一人は。
「お…おい。リナ、こいつ。」
ガウリイが手配書の三人目を指差していう。
「どこかで見たことがなかったっけ?」
…こら。
くたっ。
思わず、あたしは力がなえそうになる。
……本気でいってるし……このガウリイの天然ぼけ…何かさらに進行してるわね……
まあ、ゴルンノヴァのせいもあるにしろ……
そういえば、ここの星のエルフの中では、若ボケが社会問題になってたっけ?
それはまあ、どうでもいいことだけど。
「あんたねぇ。こんなに特徴のある顔。一体どうやったら忘れるのよ♡
ゼルよ。ゼルガディス=グレイワーズ。」
あたしが、ガウリイに説明していると。
「問題は、その賞金額じゃよ。」
村長はいう。
「これだけの金があれば、今年の冬は、楽に越せる。と、喜び騒ぐ村人達に。
どうして、『何かの間違いのような気がするから見逃そう』などといえるものか。」
なるほどね。
こんなに些細な金額でも、普通の人々にとっては、大金らしいし。
あたしは、あんまりお金とか使うことがないからねぇ……
必要なときには創るし。
それかまたは、献上させたり買わせるし。
人間のふりをして暇つぶしやってる今は、盗賊から奪ってるし。
あとは、気が向いたらいろいろな依頼なんかを受けたりとかして。
「それに、もう一つ。その賞金をかけた、人物が、デマを流すような人物ではなくての……
直接の知り合いではないが、高潔な人物として名が通っておる。」
「知ってるんですか?誰がこの賞金をかけたのか?!」
ガウリイが聞き返す。
その言葉に、こくりとうなずき。
「現代の聖人として名高い……あんたらも、名前くらいは、聞いたことがあるじゃろう。
流浪の高僧。赤法師レゾ殿。―お心あたりがおありかな?」
「――…は?」
間の抜けた声を出すガウリイをよそに、あたしは、笑をこらえている。
「ぷ…ぶくくっ!そ…そんなハズは。第一、あたしは、レゾの目を治しましたし♡
それに♡このあたしに賞金をかけるなんてまね……できるわけが……くくくくくっ!」
だから暇つぶしは楽しいのよね♡
笑いをこらえながらひとまず軽く説明はしておくけど。
そんなことしたらどうなるのか、あいつらは、十二分に分かっているはずである。
ま、本人だったらだけどね♡
今回のこれは別人だし♡
あれを本人として捕らえているのも……また、面白いし♡
「は?お前さん、あの赤法師レゾ殿をしっておるのか?
あの、盲目の御人の目を治したと言われるのか?」
村長が聞いてくるので。
「ええ。約二月ほど前に。」
あたしがいうと。
「それなら、おかしいの。役人がこの手配書を持ってきたのが、ほんの一週間ほど前。
聞くところによれば、この手配のお触れが出たのは、ほんの半月ど前のことらしいからのぅ。
そのとき、そういった話はしてなかったが……」
そりゃそうよね♡
だって、この人間がいってるのってレゾ本人じゃないもの♡
「なら、村長?その肝心の赤法師、どこにいるのか存じません?」
そういえばあそこにいるはずだけど。
ここはやっぱり、『その場ののりで聞く。』というのが、ベストってものよね♡
あたしの言葉に、老人はゆっくりと首をふり。
「さて。そこまでは知らんが。
しかし、あんたらが本当に、世の中に対して何恥じることなく生きているなら、
西にあるクリムゾンの町にでもいきなされ。
賞金の支払い場所がある街じゃから。何か詳しい話しが聞けようて。
そして、赤法師殿と話し合い、誤解をとくがよかろう。」
とことん勘違いしている村長。
誤解もなにも…勝手にあっちが勘違いして、懸賞かけてるだけなのに♡
そういえば、あれからレゾは自分が生きてるって連絡してなかったようだしね♡
慈善作業は、こなしているけど。
名前は名乗ってないようだし。
名乗っても、目が見えているし。
あの、赤法師と、同一人物。
と、どうやら、思われてないようなのよねぇ♡
彼が今いる場所にもよるけど。
あいつは、今何を考えているのか、ゼフィーリアに向かってるし……
ま、別にいいけどね。
ルナと話し合おうが、何しようが。
「……誤解からは、……ただ…悲しみしか生まれん……」
そういうと、遠くをみて老人は一息つく。
そういえば、こいつの過去って……
誤解が誤解を招き、娘や息子が家を飛び出し。
挙句の果てには、内戦に巻き込まれて死んだ挙句に。
偶然に、聞いてしまった盗賊の襲撃の情報を街の人々に伝えたところ、
仲間ではないかと誤解され、妻をころされ半殺しにあい。
処刑の日に、盗賊がその街を襲い。
その街は、すべて女子供関係なく死に絶えて、偶然にも地下の牢獄にいた彼だけ、生き残った。
ということがあったようたけど。
流れに流れて、この小さな村へと流れ着いているこの老人。
別に、一人の人生なんて、どうでもいいけど。
そいうや……彼の娘と息子が、父親に謝りたい。
とか、輪廻転生部門担当者にこぼしてたっけ?
そういう報告があったし……確か……
どうでもいいことだけど。
「それでは、ご老人。あまり、長居をするわけにもいきませぬゆえに。
我々はこれで失礼させていただきます。」
そんな彼にと、静かな口調でいうガウリイ。
こういう言い方をすれば、この男も結構まともに見えるのにね。
「あ、ちょっとまって。その前に、ちょっと、おくの部屋、借りてもいいですか?
手配書が出回っているのに、この格好だと。
『はい。捕まえてください』っていってるようなものですし。」
「それはそうじゃが…」
あたしの言葉に、村長がすこしうなづくのをみてとり。
「じゃ、ちょっと着がえてきますね♡」
―ばたん。
あたしは、一言断っておいて、奥の部屋へとひっこむ。
別に、その場でも瞬時にできるけど。
あんまり、やりたくないし。
万が一にも人間でないのバレたら面白くないしね♡
「さってと♪とりあえず、コルセットを外してっと♪」
ふぃっ。
あたしの言葉と同時に、あたしが身につけていた、コルセットが取り除かれる。
あまりに、あたしはスタイルがいいので、コルセットなどで、一応そのスタイルをかなり押さえている。
別に、スタイルがあまりよくない姿になればいいじゃないか。
とも思うかもしれないが、やっぱり、『あたし』だし♡
だって、容姿端麗、絶世の美女。
これが、あたしでなくて、誰とする♪
ね♡
まあ、人間を今はやってるから、本来の雰囲気などは一切隠しているけど。
普段の使う姿ともかなり変えてるし。
「服は……っと。そだ♡」
ぱちん♪
あたしは、指を鳴らして、よく普段着ている服装へと変化させる。
全身黒尽くめ。
腕と腰にレースの布。
手は、指先だけがでている。
そういった服装である。
あたしがよく、お仕置きなどに向かうときに、着ている服装であるが。
マントの裏地は、朱色。
「ついでだし♡」
それから、あたしは、髪の毛の色をよく使っている本来の色…というか、つまり金色にもどす。
まああたしには、実体なんてものはあってなしがごとくだけど。
瞳の色は、このまま、紅のままにおいといて……っと。
額のバンダナを外し、サークレットを代わりにつける。
「おっまたせぃ♪」
あたしが部屋からでていくと、なぜか固まる、村長とガウリイ。
「……こ……これは!!!」
「……リ…ナ?……お前…本当にリナか?……にしてはスタイルが全然……」
驚愕の表情で言っている村長とガウリイ。
「旅をしていて、このスタイルだと何かと面倒だからね。コルセットでいつも普段は抑えているのよ♡
この元のスタイルとこの格好なら、その手配書じゃ、わからないでしょ?♡」
あたしがさらりというと。
「た…たしかに。いい、目の保養させていただきましたわい……」
なぜか、あたしをみて拝んでいる村長。
そりゃ、まあ、あたしは、雰囲気などは、完全に抑えてはいるものの。
この姿だと、どこか近寄りがたい、深層の美女だしね♡
「……オレ…あれだけリナと一緒にいて……
……リナの本当のスタイルを知らなかったのか……はぁ~……」
ガウリイが何やらため息をつきつつつぶやいている。
分かるはずもないじゃないのよ♡
まあ彼らは、とりあえずほっとくとしてっと。
「あ、そうそう。村長。これ、迷惑をかけたお詫びと♡部屋を貸してもらったお礼です♡」
あたしはいって、皮袋を机の上に置く。
一応、部下が作ったやつがしでかしたことは、あたしにも責任がない。
とはいえないし。
それに、面白いことに巻き込んでくれたし♡
どうやって、ちょっかいかけようか?
と思ってたところだったのよねぇ♡
今回のことはいい口実になったし♡
村長が、なにげにその袋の中身をみて……
「―――!!!!?」
なぜか、目をまんまるに見開いて、固まっているし。
袋の中身は、すべてオルハリコン。
ちなみにこの袋一個で、小さな町ならば、丸ごと買えるこらいの値段になるが。
当然、あたしとガウリイにかけられている懸賞金の、何十倍以上。
「こ……こんなものを貰うわけには!!」
村長があとずさる。
「い~の、い~の、まだあるし。それに、話し、教えてくれたしね♡
さらりといってから。
「さて。それじゃあ、そろそろ行きましょうか。ガウリイ。」
呆然としている村長を残したまま、あたしとガウリイは家を出てゆく。
「う……うむ……」
何やら、うめきながら、老人は、皮袋をもったまま、固まっているが。
これくらいで固まらなくてもいいでしょうに♡
とりあえず、あたし達は、寝静まっている村をあとにしてゆくことに。
「……けど?一体どういうことなんだ?リナ?」
一夜あけて翌日の昼。
あたし達は、別の村で朝食をすませ、クリムゾン・タウンほと向かう旅路につく。
「レゾが賞金をかけたってこと?ま、本人のわけがないじゃない♡
もし、そうだったら、あいつも含めて全員お仕置きだけどねvv」
あたしがいうと。
「?何だ?その全員って?
…オレが言いたいのは、あのとき本当に、魔王を倒したのか。ということだ。
…もし、倒されていないとしたら……納得いくんだが……今回の件……」
何やら消え入りそうな声でいっているガウリイ。
「倒したというか、封印してるわよ?
ま、倒したといっても過言じゃないけど♪あいつは何もできなくなってるし♪
それに、どっちに転んでいても、そんな根性。
S…もとい、シャブラニグドゥの奴になんか、はっきりいってないに決まってるじゃない♡
あいつ、中間管理職のただの使いっパシリなんだし♡」
「お……お前……魔王に対して……」
「何?だって事実だし♡」
「……いや…何でもない……」
まあ、このあたしに刃向かうなんてことする根性のあるやつって……
いるには、いるけど。
無謀なやつらが♡
勝てるはずもないのにね♡
それに、どうせたかが部下Sだし……あたしにとっては、ただの使いっぱしりだしね。
代用のおもいっきりきく。♡
そんなこんなで、あたし達は、一路、クリムゾンを目指してゆくことに。
本当は、すんなりと、あそこに向かってもいいんだけど♡
何ごとにも面白いことを楽しむのは、遠回りも必要だし……ね♡
-続くー
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あとがき:
薫:・・・・これの途中で・・よーやく、一冊分が終わります・・(汗)
・・・・大学ノートが・・(汗)
姫:あと、八ページもあるのに、何いってるの?
薫:うぐっ!!!そ・・それでは!!
波にのっているうちに、とりあえず・・・・。この続きを打ち込むのです!!!
姫:それより、私が活躍する話しにしなさいよ!!
薫:・・・・・(汗)
・・・そ・・それでは!!!!(ダッシュ!)
姫:あ!!逃げられるとでも!?
薫:ひぎゃ!!
(見えない力で引っ張られ・・・そのまま・・何もなくなってゆく・・・・。)
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