まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ♪
わぁぁぁいv
今回で、二巻分のアトラス偏は終わりです♪
次は、三巻分のバトルオブセイルーンv
ではでは♪
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エル様漫遊記・アトラス偏
デイミアの屋敷を出てしばらくし、ずっと無言だったランツが口を開く。
「あれっ……て…何なんだ?」
どうやら理解したくないらしい。
「だから。青のデイミア、本人よ。セイグラムのせいで姿が変わっているけどね。」
さらりというと。
「あ…あれが…人だった…て?」
なぜか、またまた擦れた声を上げている。
「じじじじょうだんじゃない!んなもん、相手に戦っていられるか!
お…俺は、一足先に戻るからな!そして、このヤマからは本当に降りる!!」
そう声をあげて走ってゆく。
まったく…度胸がないわねぇ。
「いなくなった人のことはほっといて。とりあえず、タリムの屋敷にいきましょ♪」
「…あのな……。ま、いっか。」
ため息とともにガウリイが何やらいってくるけど。
とりあえず、あたしとガウリイはひとまずタリムの屋敷にと戻ることに。
タリムの屋敷につくと、開口一番なぜかタリムが聞いてくる。
「リナ殿。今、ランツから知らせを受けたのだが。デイミアが人でなくなったというのは、本当か?」
タリムが顔色も悪く聞いてくるけど。
「人の存在としては、そのままですけど……
まあ……姿は一般的に言われてる姿ではなくなってますけど……
評議長と契約してた下級魔族の仕業ですけどね。一応そっちも気をつけてくださいね♡
セイグラムのやつは、なぜか根にもってるようだし♪」
人としての存在意義は変わらない呪法だからあまり問題ないとおもうけど。
ただ、死ぬとき、というか滅びる過程が一般の人間と変わっただけのことだし。
そのほかは、あれをかけられても別に寿命が変化するくらいで、
別に生きているときと変わりはないのよね♡
そんなあたしの言葉に。
「……?根に持つとは?」
「不死の契約を無効というか、あたしが壊したもので♪」
「……!?契約の石を壊したのか!?」
あたしが当然のようにいうと、驚いているタリム。
「ちがいますよ♡」
「では、契約を交わした魔族よりも高位の干渉があったばあい……
まあ、セイグラムより上の存在は、わんさかといるけど♡
「あれはちと、強力すぎるしの……
もしそうなら、この街の半分近くが壊滅になってるはずだしの。……一体、どうやって?」
そんなことをあたしにとなぜか聞いてくるタリムだけど。
別にあれつかっても、街に被害がでないように結界とかを張ればいいことなのにね♪
「ドラグスレイブのほかにも、高位の呪文ってあるし。
アビスレイとか、ギガスレイブとか♪アルテマとか♪」
ちなみに、『』アビスとは、『混沌の力』でなく『深淵の力』を使っている。
『アルテマ』とは、いってみれば、ビックバンのような力のこと。
ちょっとした、銀河などの大爆発より数百倍以上の効力をもつ。
『ギガスレ』は、文字通りあたしの召喚呪文なんだけどね♡
あたしが、親切にも説明すると。
「?そんなものがあるのか?儂は知らんが?
ま、リナ=インバース殿なら、知ってても不思議ではないな。」
何やらいって、一人納得してるタリム。
それで済ますのが何とも面白い♡
「あ。それはそうと♪評議長選びはストップかかるわよ♪絶対に♪
一応、ハルシフォム評議長は、子供の姿になっているとはいえ生きているわけだし♡
魔道士協会の方から連絡があると思うから♡」
なぜか、そんなあたしの言葉に、石化しているタリムの姿が。
…別に石化するようなことじゃないでしょうに…ねぇ♡
「じゃ、そういうことで♡あたしはこれで♡」
なぜか、髪を一瞬で真っ白に変えているタリムを無視して。
あたしとガウリイは、タリムの屋敷を後にしてゆく。
てくてくてく。
人里はなれた場所をあるいているあたしとガウリイ。
「おい、リナ?あの魔族…どうするんだ?」
ガウリイが聞いてくる。
「だから、誘っているんじゃない。街の外に♡」
まったく……契約が消滅したんだから、こっちに関る必要もないでしょうに。
魔族なら、魔族らしく、潔く!!
ふふふ♡
これも、部下Sのお仕置きの材料に追加…っと♪
そんな会話をしつつも、あたし達はそれとなく、町外れの協会の中に入り込む。
ここは以前魔道士協会支部があった場所。
今は完全な廃墟とかしてるけど。
誘われているとも知らずに、のこのこ現れてくるし……
こいつは……
「汝らとの決着はつけておかねばなるまい……我が誇りのためにも。」
そんなことをいいつつ、
誘われているとも知らずに、協会の中に入ったあたし達の前に現れるセイグラム。
そんな誇りなんて無駄以外の何ものでもないし。
さらにいうならば、このあたしに勝てるわけもないのにね♡
「さってと♪ガウリイ、剣だして♡」
「?あ……ああ。」
ガウリイが不思議におもいつつ、剣の光を発生させる。
すでに、この協会の中に入った時点でガウリイは剣を柄だけにしているし。
せめて気配くらい、あいつも隠すくらいはしなさいよねぇ。
まがりなりにも、魔族なんだから……
あんなに殺気を振りまいて、いかにもここにいます。
と、知らしめてたし……このセイグラムは……
「
あたしはとりあえず、精神世界からSの力をもぎ取って力ある言葉を発してみる。
なんか悲鳴が聞こえたけど……関係ないわよね♪
それとともに、光の収縮がガウリイに向かってゆく。
「あどわぁぁ!?……って…リナ?」
あたしの放った部下Sの力を使っている呪文。
ここでは、光の剣とか呼ばれている存在だけど。
さってと♪
こいつ程度なら、ガウリイの腕があれば十分すぎるほどにどうってことないし♡
「はい♪頑張ってね♪あたしは観戦してるから♡」
「お…・…お前なぁ……」
ガウリイはいいつつも、セイグラムとにらみ合いを始めている。
そんなあたしたちの会話に。
「く……なめるなぁぁ!!」
何やら叫んでセイグラムがしかけてくる。
あ。
始まった、始まった♪
ガウリイが飛び、セイグラムがガウリイをよけるために、闇に溶けようとする。
のんびりと壁に背をもたれて、あたしは観戦しているけど。
「……な゛!?」
あら。
セイグラムが闇に溶けられないこと。
つまりは精神移動ができないのに、今さらながらに驚いているようだけど。
こんな、些細なちゃちな結界くらいでねぇ♡
ちなみに、この建物。
あたしが面白く見学してる…もとい。
ガウリイが戦っているこの建物には、あたしが些細な結界を張ってある。
すなわち。
一応。
高位魔族、腹心クラスや神官将軍クラスなら、簡単になんなく抜けられるよわぁぁぃ結界だけど。
その一瞬の隙をつくガウリイ。
この程度の結界なら、根性あればどんな存在でも抜けれるのに……
まったく…このセイグラムったら根性がなってないわっ!!
「はぁ!!」
気合とともに切りかかるガウリイ。
と。
――ぱさ……
こんな程度で、セイグラムの腰から下が消え去ってるし……
「……はぁ。こんなものなのかしらねぇ……」
ため息をつきつつ、あたしは結界をとく。
弱い。
ものすごく弱いぃぃい!!
あたしはそんな魔族に育てた覚えはありませんっ!
「く……このままでは終わらんぞ!」
結界がとけているので、そのまま、捨て台詞を残して移動してゆくセイグラム。
そんなセイグラムを見送り、しばしの沈黙がおとずれる。
「……終わったのか?あっけなかったが?」
拍子抜けしているガウリイ。
ガウリイは、どうやら、あたしが結界張ってたのに気づいてるようだしね。
まあ、あの程度のことならだれでもできるし♡
「ま、あっけなさすぎるけど。一応ね。」
本当にあっけないけど……
……ま、いっか。
何はともあれ、数日後。
あたし達は、アトラスシティを後にする。
その後。
この街の評議長は、やっぱり子供になったとはいえ、ハルシフォムがやることになってたり♪
ルビアの手助けがあれば、今度は人としての道は外さないでしょう♡
まあ外したとしても、あたしが楽しめれば、それはそれでよし!だけどね♡
その間のやりとりが、まあ、面白いこと、面白いこと♡
行方不明となっていた評議長は、子供の姿になり、果ては、記憶も没落していたりして。
それでも、知識は大人顔負け♡
本当に面白いったら、魔道士協会の選考会の人々の反応は♡
なぜか大混乱になってたし♡
あたしは、親切にも丁寧に今回の事件には魔族が関ってます♪
って事実を報告したし。
デイミアの姿を見れば、一目瞭然でしょうけど♪
ロッドは、ガウリイをあきらめきれないようでガウリイと光の剣で勝負して戦いたい。
とか申し出てたりしたようだけど、ガウリイはそれをあっさりと却下してたし。
そんなガウリイの言葉に不服そうなロッドの姿がみうけられていたりしたけど。
そしてぽつり、と何やら戦う場をつくる・・とかぼやいてたけど。
ふふふふふふふふふ♪
楽しみよね♡
ランツはさっさと街を出て行っている。
とりあえず、あたしは今回のことで、とあることを実行に移すことを計画中♪
また今度でも、あいつを使って遊んでみますか♡
一応、セイグラムにとっては上司にあたるやつだけど。
そういや、よくあたしがあいつを連れ歩いていたのは、
あたしが人やってたとき…つまりこの姿のときの昔の姿…確か3~4歳くらいだったわねぇ。
本当にSより役にたつし♡
一度など『Sを首にするから♡あんたが魔王にならない?』
といったら、なぜか汗だくだくながして、丁寧に断ってきたけど。
― 僕は今のままが気に入ってますから…… ―
と。
部下Sの部下のまた部下にしとくのがもったいないわ!!
まあ、それは、それとして。
あたし達は、なぜか大混乱と化しているアトラスシティを後にすることに。
「じゃ、次の街にいってみましょぅか!」
いってそのまま再び歩き始めるあたしだけど。
ふふふふ♪
まだまだ暇つぶし人間ライフは続くわよ♪
だって…楽しいしね♡
追伸:
あたしがランツに手渡した出紙の内容は、ハルシフォム評議長のことを書いたもの。
『魔道実験に失敗して、子供へと姿が変わり、
なおかつ、
あとは、よろしく♡』
という内容の手紙を魔道士協会に送ってみたのだけど。
あと、それに魔族がちらっと関ってました♡
などとと、簡単な説明を書いたもの。
それをみて、協会の人々がなぜか大混乱になっていたりした事実は……
その辺りのことは、このあたしは関係ないことだしね♡
; -アトラス偏終了ー
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あとがき:
エル:あんたわぁぁぁぁ!!!
薫:あ゛あ゛!!すいませぇぇんん!!
はい、せっかくのお休みなのに、なぜか漫画を読むのに没頭してました!はい!!!
打ち込みほっといて!!!!(実話だからしゃれになりません・・・汗)
エル:今日中に・・ジェム・・いくとかいってたのは・・どこの誰?
薫:う゛!!漫画を手放して気づいたら・・あぁぁら、不思議♡
なんと、19時♪←お゛い゛・・(汗)
だから・・今日は・・無理かなぁ・・と・・てへ(滝汗)
姫:・・・・・あのねぇ・・・・。
薫:・・・まあ、今から打ち込みます・・・・。
でも・・・・気分的にジェムにしないかも・・(こらまてや!)
ではでは・・・・・・・。次は、バトルオブ、セイルーン。小説の三巻分です♪
ではでは♪
(後ろで、エル様とすみれちゃん・・にっこりと笑い・・あ゛あ゛!その黒い塊・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぱしゅっ。
・・・・・・しぃぃぃぃん・・・・・・・。
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