まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ♪
エル様漫遊記・サイラーグ偏、今回で終了の予定です♪
んでは♪

今までのおおまかのあらすじ。
エル様・・とと、リナ達がやってきているのは、赤法師レゾが以前研究を行っていたとある隠れ研究室。
自分が封印しているものが、以前、ここで、騒ぎを起こしたと分かっているレゾ(と魔王)は。
かつての弟子でもあった、エリスに、それを取ってくるように依頼。
それは、かつて、百年前の魔道都市サイラーグの壊滅に関る品。
というか、レゾは、魔王を復活させて、その後の対策のために。
何を考えたのか、あの程度で、曲がりなりにも魔王を。どうにかできる・・と考えていたらしい。
力が分かっていないというのは、恐ろしいことで・・・(汗)
とりあえず。かぎの石版を。
かぎの近くに保管していては。何かあったときに、エル様・・リナに怒られる可能性が高い!!
という理由から、それの回収にあたるつもりらしい。
ルナは、心配なので、(何もしなかったら後が怖いかららしいが・・・)
とりあえず、本日の区切りがつき次第、リナ達と合流するつもりなのだが。
そんな内情をまったくしらない依頼を受けた二人組み。
依頼主は、コピーが放っていた瘴気の正体を探っている、黄金竜。
彼らは、まだ若いので、ここに何があるのか。
という事実は・・・・知らない。
媒体となるべく器もそろってしまい。
さて、一体、何が起こるのだ!?

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               エル様漫遊記・サイラーグ偏


「……何やってんの?」
突如として虚空に出現すると。
「リナさん!」
「リナ!!」
なぜか未だに、ゴーレムたちに襲われていたりするゼルガディスとシルフィール。
「はぁ……。あのねぇ。ゴーレムを操っている鍵になってる物体を壊せばいいでしょうが……」
よっと♪
ふわ。
いいつつも、シルフィールの横に着地する。
「リナさん?あの鶏さん、どうしたんですか?」
聞いてくるシルフィール。
「え?ああ、混沌にいったわよ。」
嘘じゃないしvv
「……こん……とん?」
「ん~と、簡単にいえば、この世界でいうと滅んだってところかしら?」
嘘ではないしvv
「無駄話してないで!くるぞ!」
次から次にとわいてくるゴーレム達の姿がみえてたりするけど。
「はぁ~。いつまでも遊んでないで。次いくわよ。次♪」
ぐい。
『何!?』
そのまま、二人手を振れずに引っ張り。
「えい♡」
パチンと指を鳴らしたその直後。
あたし達3人の姿は、当然の事ながらその場から掻き消えてゆく。
ふぃっ。
「な゛な゛な゛な゛!!!?」
「うう……」
なぜか唸ったり、『な』を連発しているシルフィールとゼルガディス。
「あのねぇ、慣れなさいよね♡たかが、空間移動くらい♡」
あたしの言葉に。
『・・・・・・・・・・・・・』
なぜか、無言になってる二人の姿。
と。
キンキンキン。
横の部屋から剣の重なる音。
とりあえず彼らをつれて、
ガウリイとザングルスが決闘をしている場所の隣の部屋へとやってきたのだけど。
「はっ!?まさか…ガウリイ様!?」
だだっ!!
シルフィールが剣の交じり合う音を聞いて走って入り口を捜すが隣の部屋への入り口はない。
「のけ!!シルフィール!!振動弾ダム・ブラス!!!」
どごぉぉぉぉぉん!!
がらがらがら・・・・
一部分のみ、派手な音をたてて壁が崩れさる。
ゼルガディスの放った力により呪文により、隣の部屋への入り口が出来てたり♡

「おお、リナ、皆、無事だったか。」
かんきんきん。
剣を交えさせつつ、こちらに気づいて声をかけているガウリイ。
「ガウリイ様!!」
シルフィールが援助にいこうとするが。
「あらあら、シルフィール。邪魔をしたらガウリイに怒られるわよ♡」
シルフィールを止めるあたしに。
「わかってるじゃないか!リナ!」
ガウリイが、笑いながら、息も一つも乱さずに、ザングルスの剣を全てかるく受け止めていたりするが。
何回かガウリイは、あたしの空間移動によって精神世界に入り込んだので。
ちょっぴし、精神がやっぱり、研ぎ澄まされているし♡
実のところ、あいつたちの感覚と、腕をガウリイはしっかりと引き継いでいるのよね♡
一応、彼女、部下D達の世界では、神族のナンバー2だったし。
剣の腕もそこそこあったし♪
あいつは、Dの腹心の中では一番だったしねぇ♡
まあ、あんまり関係ない…といえば関係ないけど♡
そんなガウリイの余裕の表情に。
「ガウリイ!!貴様、なめているのか!」
ムキになっているザングルス。
というか、あの程度の腕じゃあねぇ。
ガウリイは本気にはなれないでしょうね♡
実のところ、ガウリイの剣の腕は、いってみれば、ここの世界の魔王と竜神と同じクラスだものねぇ。
完全に本気をだしたら♡
まあ、力を極力抑えて、それでいて相手と同じ剣の腕にして、彼は楽しむタイプなんだけど。
こういうのを楽しむときは、それをガウリイは全て本能でやってるのよね♡
「くらえ!!ハウリング・ソードの真髄の力を!!」
ザングルスの剣に風が収束してゆく。
「でやぁぁぁぁ!!!」
風が渦となり、ガウリイを追いかけ始め。
「やれやれ……」
ガウリイが小さくつぶやいているが。
「ガウリイ。もし勝ったら、一分ほど手合わせをしてあげてもいいわよvv」
何か面白そうなので、とりあえず一言いってみる。
と。
ぴくっ!
ガウリイの耳が一瞬動き。
「本当だな!!リナ!!!!」
その言葉を捕らえて、ガウリイはなぜかいきなり本気になってるし。
……面白い♡
「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「な……何ぃぃぃぃい!?」
風の魔法を剣に全て吸収させ。
ハウリング・ソードと共鳴させ、さらにはそれを数倍にしてザングルスにはじき返すガウリイ。

キィィィィィィィィィンンンンンン!!!!
カラン・・・カラン・・・・カラン・・・・・。



「勝負あったな。」
ゼルガディスがそれをみてつぶやいているが。

「ま・・まて!!殺せ!!ガウリイ!!」
負けたのだから、当然命はない、と思っていたザングルス。
だがしかし、ガウリイは剣をザングルスに突きつけたものの、すぐにその剣を収めていたりする。
「やだ。そんな趣味ないから。」
そして剣をしまい、あたし達の方にと歩いてきて。
「リナ!!!よくやく、受けてくれるんだな!!」
興奮気味にあたしに何やらいってくるけど。
しかもなぜか異様に喜んで。
「一分だけねvv」
「リナぁぁぁぁぁぁぁ!!それじゃ、手合わせの意味がないじゃないかぁぁ!」
あたしの言葉になぜか泣きそうな声で抗議の声を上げてくるガウリイだけど。
「あら♪一秒でもいいわよ?」
「……リナの意地悪……」
至極十分すぎるほどの意見に、なぜかいじけ始めるガウリイ。
「……?どういうことだ?リナ?」
なぜか不思議がって聞いてきているゼルガディスだけど。
「ん?あ、ああ、ガウリイのやつ。このあたしと剣の手合わせをやってくれって、しつこいのよ。
  ルナと同等の腕程度で、このあたしに勝てるはずもないのにねぇ。」
『……ルナさんと同等の腕って……』
あたしの台詞に、汗を流しているゼルガディスにシルフィール。
「?誰だ?それ?」
分かってないザングルス。
「え?ああ、あたしの姉の、ルナ=インバース。別名、赤の竜神の騎士スィーフィードナイトのことよ♪」
ずしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
「あ、こけた♡」
あたしの言葉に、ザングルスはなぜか滑るように、そのまま床に倒れてゆく。



「ルーシイ、これじゃない?」
誰もいない、研究室で。
彼らが床に落ちている石版を拾い上る。
「どれ?」
人間の姿となっている歳若い黄金竜がそれをみる。
「……ふむ。どうやら、クレアバイブルの写本のようだが……」
かかれている文字をみてそんなことをいってるけど。
しかし、何がかかれているかまでは彼には理解できていない。
「間違いがないでしょうね。」
というか、瘴気を探るのに、どうしてこの研究室に目をつけてるのよ♡
あんた達は♡
知らないって……面白いわね♡
「ふむ。では地下にいくとしよう。」
カァァァァ……
瞬間移動でそのまま、彼らはその場から掻き消えてゆく。

その直後。
「あ……ああ!?石版がない!?ザナッファーの復活の鍵となる、魔法陣を軌道する石版が!!」
たどり着いたエリスが、悲鳴をあげて。
「……はっ!!まさか!!」
そういって、最下層にと向かっていっていたりする。
ふふ♪
これからが楽しくなるのよね♡


ざわ。
……何!?
シルフィールが何やら胸騒ぎを覚える。
……地下から!?
そんなことを思いつつ。
「リナさん!!!地下から邪悪な……とんでもないことが起こる気配がぁぁ!!」
いって、その場にうづくまり、何やら悲鳴を上げているシルフィール。
「知らないって……それはそれで本当に面白いんだけどねぇ。」
あたしがいうと。
「どういう意味だ?リナ?」
「ん?ただ、レゾが最後に研究していた品物…つまりは石版を使って。
  それを何も知らない存在達が、あれを開放しようとしているから。
  フラグーンがその瘴気に当てられて、成長始めているのよ♡」
鳥バージョンのSの方は、
神聖樹が割れないように、完全に気配も瘴気もシャットアウトしてるからねぇ。
そんなあたしの言葉に。
「……そういえば。レゾは一体何の研究を?ザナッファーのことをよく聞いていた時期もあったが……」
ふと、ゼルガディスが思い出してつぶやいるけど。
「あら。研究してたのは、その伝説となってるザナッファーのことよ♪
  まあ、核となってた存在が存在だから♡滅びはしたものの、実は残留思念がまだ残ってるし♪
  ちなみにエリスは、『レゾがあたし達に殺された。』と思い込んでいたから。
  その残留思念を開放してあたし達に復讐しようとしてたみたい。
  つまりは、それを使ってあたし達に復讐をしようと考え付いたらしいのよね♡
  それでもって、その準備として懸賞をかけたみたいだけどね♡ちなみに、ルナの情報だから♡」
本当は、あれって器までのこってるやつもあるけどね♡
一部はその通り。
まあ、報告にもあったけど、そもそもあたし全部わかってるし♡
『・・・・・・・・・・・・・・・・・』
しばし一瞬の沈黙が訪れて。
そして。
『な……何ぃぃぃぃ!?(何ですってぇ!?)』
何やらガウリイとあたしを除く全員が叫んでいるし。
そういえば。
魔獣ザナッファーは、かなり有名だったかしら?
このあたりでは。
ま、どうでもいいことだけど。

「こうしてはいられません!!不吉な予感がします!」
「俺もだ!急ぐぞ!リナ!」
何か叫んでいる彼ら。
「はいはい。それじゃ、とっとといきましょ♡」
いってそのままあたしは、全員を引き連れて瞬間的に移動してゆく。
楽しくなりそうな気配だし…ね♡

「……何!?……きゃぁぁぁぁぁ!!!」
「……エイシス!?……きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
彼らは空が飛べない。
というので、彼らに依頼をしていた歳若い男性の姿をしている黄金竜が。
鍵であろう、と思われるその場所にとそれをはめ込む。
それとまったく同時刻。
あたし達はそんな彼らがいる場所にと出現する。
あたしたちが出現するのとほぼ同時。
石版をうめたその場所から湧き上がる何か。
そのまま、何も知らずに。
バチバチバチィっ!!
共鳴を起こし始めているその風に叩きつけられて、
何やら情けないことにも気絶している双子の姉弟達の姿がそこにあったり♡



「あ~らら。やっちゃった♪
「……リナさん、楽しんでません?」
これは…どうみてもただ事では…そんなことを思いつつ、横のあたしに何やら言ってくるシルフィール。
内心リナさん…何かどうみても楽しんでいるような…などと思って汗を流しているようだけど。
あたし達がそんな会話をしていると。
と、その刹那。
「あああああ!!!!間に合わなかったぁぁぁぁぁ!!
  あんた達ぃぃぃぃ!!それが何か!しってるのぉぉぉぉ!?」
ふいっと出現してきたルナがそれをみて何やら叫ぶ。
『ルナさん?あれは一体、何なんですか?』
いきなり出現したルナに驚きつつも、ルナにと聞いているゼルガディスとシルフィール。
「あれは……。百年前に、光の剣士が滅ぼした……とされる、ザナッファーの復活の鍵なんです。」
『な……何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!?』
ルナの言葉を聞いて。
そのまま、腰を抜かしているエイシスとルーシーだけど。
「あんた達、まだ、こんなことやってたのね。いったでしょ?
  力もないやつは、こんなことしてても無駄だって。」
にっこりというあたしの言葉に今ごろあたしに気づいている二人だし。
「「ああ!!あんたは!?」」
そのまま何やら同時に叫んで、顔色も悪く、なぜか二人同時に仲良く気絶する。
人の顔をみるなり気絶するなんて、失礼よ♡
「あらルナ。ちょうどいいところに♪とりあえず。あれ、どうにかなさいね?」
あたしの言葉に。
歳若い竜は、すでに瘴気に飲み込まれ、さらにはその力に飲み込まれていっている。
「あららぁ、知らないものに手をだすから……」
くすくすと笑いつつ言うと。
「……リナさん、この件は……今すぐに解決します。」
なぜか顔色も悪くそんなことをいっているルナ。

さすがに、ルナは仕事がはやいわね♡
一時もたたないうちに。
一枚目にての残留思念復活は、ルナがあっさりと、無効とさせて。
その残留していた精神体も、全て消滅していたりする。

さってと。
間に合わなかったレゾたちは、戻ってからそれなりに小言でもいっておきますか♪


結局。
ルナの放った力の波動で。
その研究室の、上層部半分が吹き飛んだ。
という些細なこともあったりしたが。
何ごともなくザナッファー復活は直前で阻止され結局は何もないうちにと騒ぎは収まってゆく。


「……結局……手がかりなし……か。」
ルナの力を少し目の当たりにし、すこし遠い目をしていたりするゼルガディスだけど。
別に遠い目をするようなことでもないでしょうに。
「だからぁ。あたしにいったら、いつでもいいっていってるのよ♪」
あたしの言葉に。
「いや!ぜったい、自力でどうにか捜してみせる!!」
リナに頼んだら…絶対後々が怖いにきまってるっ!
などとそんなことを思いつつも即答してきているゼルガディスだけど。
「はいはい。…って、その怖いって何よ?ゼル?ま。まあ、頑張ってよね♪」
…いや、だから何で思ってること……
あたしの言葉になぜかそんなことを思いつつ、冷や汗を流しているゼルガディスだけど。
このゼルガディス、根性はあるのよね♪
この旅が終わったら、本気でどこかの世界を任せてもいいかも♡


結局。
ザナッファーの復活までにはならなかったわけだけど……
あ~あ、面白くなりそうだったのに……ま、いっか♡


数日後。
どうやら、ややこしい手続きも済んだらしく、ようやく、あたし達の手配がとける。
まあ、あたしに手配をかける、ということを。
何の疑問も抱かずに指揮した存在達にはそれなりに、夢の中ででも責任は取らせたし♡
一応、こっそりと、ガウリイとゼルガディス、シルフィールたちに気づかれないように♡
S達にも当然♡心優しい指導をあたしはしたけども♡


「本当に、あなたがたには、大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
  あろうことか、スィーフィード・ナイトまでお手をわずわせてしまって。
  それに、残っていたザナッファーに対しても。何とお礼をいったらいいのか……」
シルフィールの父親で、このサイラーグの神官長をやっているエルクが挨拶してくる。
まあ、ザナッファーと人間が呼んでいたあれはフラグーンに吸収させたし♡
しかし…あそこまで不完全な、『精神を律する』鎧も、結構面白いかも♡
そういえば、エルフ達の間では、あれは、ゼナファと呼んでいるけどね♡
あたし達が出発するときに。
丁寧にお礼をいうのとどうじに、お詫びを再び入れてくるエルク。
この律儀さ……見習ってほしいものよね……
ちらりと部下達をみる。
はぁ……
「シルフィール、私はまだいろいろとやることとかすることとかなどが残っているから。
  すまないがこの手紙を、セイルーンシティまで届けてはもらえないだろうか?」
エルクが手紙をシルフィールに手渡して言っているけど。
「分かりましたわ。お父様。」
シルフィールが答え、その手紙を懐にしまいこむ。
そして。
「あ…、あの、セイルーンまで、私のボディーガード、引き受けてはもらえないでしょうか?」
シルフィールがおずおずと、あたし達にといってくる。
いまあそこ、些細なことでごたごたしているからねぇ♡
「別にあたしはいいけど。」
「あ!!だったら私もいきます!!機会があったらよってくれって、頼まれてましたし……」
ルナがあたしの台詞の直後にいってくる。
別にあたし、そんなにあばれ……もとい、ちょっかいかけるつもりもないんだけど。
どうやら今回の件で、あたしが、全員にお仕置きするのでは?
と懸念しての行動のようだけど。
そんなの当然ながらに、全体責任に決まってるじゃないのよねぇ♡
「ゼルはど~するんだ?」
ガウリイがゼルガディスに聞いているけど。
「セイルーンは真っ先にあたったがだめだった。
  人間の身体に戻る方法を探しながら、また旅にでるさ。
  ルナさん、いろいろと参考になる話をありがとうな。」
いいつつも、ゼルガディスがルナに話をふる。
「あら。ルナ。何いったの?」
あたしの問いかけに。
なぜか、汗をながしつつ。
「え……ええ…まあ。ゼルガディスさんがいろいろと聞いてきたので……
  答えられることは……答えたのですが……」
どうやらルナは話さなかったようだけど、ゼルはあたしに関しても聞いたようね♡
ルナ、いい子ね♡
「……では、私も行きましょう。ほら、エリス。コピー。いきますよ。」
レゾが彼らを促す。

結局。
あたしは、レゾと一緒に、彼らも命が果てるまで、
というか、まあ、命が果てるということにはならないようにしたけど♪
『レゾと一緒に、慈善活動。』という何とも、心優しい処罰で対処することにしていたりする。
何てあたしはやさしいのかしら♡
まあ、その慈善活動は、この惑星だけではないけどね♡
とりあえず始めは、この惑星から始まって、ここの世界の全ての存在対象♪っと♪
その次に…といった感じで♡
ふふ♪
それでもし、鳥にしてるSが弱体化でもしたら、
それを理由に、ここの八人の魔王&竜神達は当然ながら、
あたしの部下達も全員お仕置きだけどね♡

ぺこりと挨拶して、いこうとするレゾに。
「ねぇ、レゾ、どーせだったら、そのコピーに名前をつけたら?
  どうせ、これから、永久に行動一緒にするんだし♪」
まあ一緒ではなくても、同じことをさせるつもりだし♪
あたしがいうと、レゾはちょっと考えて。
しかも、何やら、鳥バージョンのSと相談しつつ。
「そうですね……。では、『ケイル』という名前にしましょう。それでいいですね?ケイル?」
レゾがコピーにむかっていうと。
「わ…私に名前!?」
金と緑の瞳を見開いて、驚き、聞き返しているコピーレゾ、ケイル。
ふっふっふっ♪
今度は、レゾのお仕置きに、ケイルとエリスが加わるし♪
結構、楽しめそうよね♡
いいこといいこと♡
このお仕置きも、結構楽しめるところがあるじゃない♡

しばしの雑談のうち。
あたし達は、別れ。
ゼルガディスは、また旅にでてゆく。
まったく。
あたしの力を借りずに、元に戻ろうとするなんて、根性あるわよね♡
レゾ達もまた、あたし達とは別れて別な場所にといっているけど。
さって……
「じゃあ、次は、セイルーンね♪」
あたし達は、サイラーグを後にして、セイルーンにと出発してゆくことに。


「なあ、リナ。誰かくるぞ?」
しばらくセイルーンに向けて進んでいると、ガウリイが道の先をみて言ってくる。
「みたいね♡」
「お~ほっほっほっほっほっほっ!!!!!みつけたわよぉぉ!!リナ!!!!
   観念して、私に捕まえられなさい!!!」
聞き覚えのある高笑い。
あら♪
道に迷ってたのに、よくまあここまでたどり着いたわね♡
声の主は、黒の肌もあらわな格好をしているも自称、あたしのライバル。
とか無謀なことをいっている。
本人曰く、このあたしにくっついてきていた、白蛇サーペントのナーガ。
このナーガ、面白いのよね♡
魂をいじっている甲斐があるってものだし♡
「…な…何だ!?あのね~ちゃん…リナの知り合いか?」
ガウリイがナーガの格好をみて、一瞬、あっけにとられていたりするが。
そんなあたし達に、つかつかと歩み寄ってくるナーガ。
「リナ、あんた。あんな賞金をかけられるなんて、一体何やらかしたのよっ……って!?」
あたしに近づいてきたナーガは、ルナと目をあわす。
――がしっ。
あわてて、きびすを返して逃げようとするナーガを捕まえる。
「ちょ!?ちょっと!リナ!!放してよ!」
じたばたするナーガが面白い♡
「――グレイシア姫?お久しぶりですね♡」
ルナがにこにことナーガに向かって挨拶しているが。
ルナはその名目上、ナーガを知っているからね♡
『ひ……姫ぇぇぇぇ!?』
ガウリイとシルフィールの声が重なる。
まあ、世間一般。
あくまで人の常識からみると、この一昔前の悪の魔道士ルックをしているこのナーガが、
まさか、王女だとは誰もわからないでしょうけどね。
じたばたばたとあがきながら。
「ちょ…ちょっと!?何で、こんなところに、スィーフィード・ナイトのルナ=インバースがいるのよ!!」
何やらじたばたしつつも、わめいているナーガ。
そして。
ふと、気づいたように。
「……え?インバースって…。確か、リナ。あんたの名前。リナ=インバースだったわよね?」
今更気づいているナーガだし。
面白い♡
「あら、グレイシア姫?リナさんと…妹と、お知り合いなんですか?」
ルナがいうと。
「い…妹って・!?リナ、あなた、ルナさんの妹だったの!?
  そんなこと、一言もいわなかったじゃない!!」
ナーガが今更ながらに突っ込んでくる。
ナーガがさんづけで呼ぶと、何か笑えるんだけど♡
「ナーガもね♪あ、そうそう、一応紹介しておくわ♡ガウリイ、シルフィール♪」
あたしは、ナーガのマントをつかんだままで。
「この、どうでも、露骨に怪しい格好をしているのこのナーガ。
  本人曰く『白蛇サーペントのナーガ』って名乗ってるけど、
  本名『グレイシア=ウル=ナーガ=セイルーン』っていって、セイルーン第一王位継承者の長女よ♪」
あたしの言葉に、目をまるくする二人。
あ、ナーガまで目を丸くしてるし♡
「……な゛!?セイルーンのグレイシア姫!?」
シルフィールが驚愕の声を上げている。
こころなしか顔色が悪いけど。
まあ、グレイシアにまつわる噂。
容姿端麗、おしとやかなお姫様。
という、公式の場でのナーガの噂が、世間一般では、真実と捉えられているしね♡
そのギャップがすごいし。
目の前のナーガと、噂のナーガと♡
「けど、何だってこんなところに?行方不明。とお聞きしてしましたが?」
ルナがのんびりといっている。
まあ、この前まで、あたしにくっついてナーガは旅してたから♡
それは、ルナも知っているし♪
「ふ。愚問ね。道に迷っていただけのことよ!!お~ほっほっほっ!!」
威張るナーガ。
威張るところでもないでしょうにね♪
「あら♪ちょ~どいいわvvナーガ、あたし達セイルーンにいくの♡あんたも来なさい。
  たまには、かえって、フィルを安心させてあげないと♪」
あたしがいうと。
「ちょ…ちょっと!?リナ!?何で貴女が、お父様のことを知っているのよ!!」
ナーガが驚いているし♡
「以前、ちょっと面識があるのよ♪」
本当は、別に面識なんてなくても、あたしは全てわかるけどねvv
あたしは、さらりと返しておく。
「あ、それに♡ナーガ。あたし達の懸賞はもうかかってないわよ?」
「……え?」
その言葉に、あっけにとられて、何やらぽかんとしているナーガ。

結局。
ナーガはそのまま、あたし達と一緒にくることに。

ルナ、シルフィール、ガウリイ、ナーガ。
そしてあたし。
あたし達五人が目指すは、一路、セイルーン♪




「……やっぱり、この辺りは警備がものものしいですね……」
シルフィールが一言。
聖王国セイルーンの首都。
セイルーンシティに程近い、とある町の宿屋。
「まあ、順調にいけば。明日には、セイルーンシティに入れますし。」
ルナがいってるけど。
「ねぇ、リナちゃん?やっぱり、いかなきゃだめ?」
ナーガが懇願してくるが。
「当たり前でしょ♡そもそも、ごたついているのは、あんたの家(セイルーン王室)でしょ?」
あたしがいうと。
「そうだけど……」
ぶつぶついっているナーガ。
ここに来るまでに、ナーガ。
かなり、警備の連中に捕まって、いろいろと聞かれたりしてたからね。
まあ、こんな格好をしているんだから、当然だろうけど♡
身分、示せばいいのにね♡
いくら、母親の形見で、動きやすいからって、そのまま着てるナーガだしねぇ。


ふふふふ♪
セイルーンは目の前♪
しっかし……
S……部下の管理……なってないわよねぇ。
さぁて、何して遊ぼうかしらね♡


                                   ―サイラーグ偏終了ー
                                   ―セイルーン偏へー

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あとがき:
薫:さってと♪次回、セイルーン偏♪
  アメリア登場♪こちらは、まだ、小説の世界です♪はい(爆!)
  したがって(まて!)
  まだアマンダは出てきません♪カンズェルだけです♪
  あしからず♪
  ではでは♪ちなみに、ナーガの本名は。
  神坂先生の公式裏設定ですよ?『グレイシア=ウル=ナーガ=セイルーン。』…は(実話)(笑)


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