まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
さってさてさて。流れとしては、もう少しで終了。
あ、でも、このあたりから、かなり流れ、ゲームのあれとは違ってます。
いや、だってそもそも、シルフィールと再開するのって。
ゲームではエレナを見つけたのちに、ナーガが裏切って。ナーガのアークブラスで気絶させられて。
でもって、それを助けたのがシルフィールですもんねぇ(笑
もっとも、この漫遊記、リナがエルさまなのでそんなことがあるはずもなく(まて!
なので、完全にオリジナル(そーか?)なのですv
何はともあれ、いくのです。
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エル様漫遊記
「ぐ……まさか、こんな……」
などと当たり前のことをいいつつも、
その場にてうずくまっているローブで全身を覆いつくしている一人の男性。
くすっ。
「どうでもいいけど、アルフォンソ♡いっとくけど無駄だってば♡手紙があってもなくても。
すでにもう不死の研究のことはほとんどの存在がしってるってば♡」
くすくすくす。
「え?あの?リナさん?この人確かさっき、違う名前名乗ってましたけど…」
そんなあたしの言葉に首をかしげているアメリア。
「あら♡当たり前よ♡こいつ偽名つかってるんだから♡あ、本名とかその所属とかはね。
レイナードシティ魔道士協会会員であり、プロジェクトαのメンバーの一人。
アルフォンソ、というのよ♡」
あたしの説明に。
「な゛!?」
なぜか驚愕の声を上げているアルフォンソに。
「なるほど。つまり、やはりこの人は悪人ということなんですね!
せめてもの情けです!今ここで、すべての罪を悔い改め。
そして。すべての悪事をきちんとした場所にて公言なさい!
さすれば、天の慈悲が少しでもあるはずです!
そうでないならば、今ここで、私たち正義の仲良し組みの手によって。
正義の裁きを受けることになりますが…」
「くっ!」
つらつらと、いつものように口上を並べて言い放っているアメリアの台詞を聞きつつも。
小さく舌打ちをひとつして。
そのまま、向きを変えて走り出していたりするアルフォンソ。
「あ、にげちゃいましたねぇ。
とりあえずこの空間。面倒なので、精神世界とつなげておいたんですけど…」
そんな彼をみつつ、ぽそり、とつぶやいているゼロス。
なぜかしばし後。
うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
ちょっと悲鳴が聞こえたりしてたりするけど、ま、気のせいよね♡
「あらあら、逃げちゃったわねぇ。ま、あと数回はやってくるから遊べるし♡
とりあえず、ゼルと合流する意味をもかねて、レイナード・シティに向かいましょ♡」
「それもそうだな。」
「そうですね。…って、リナさん、まさか!?」
のほほんといっているガウリイに、何やら叫んでいるアメリア。
「それじゃ、いきましょ♡」
えい♡
パチン♪
ちょぅど今あたしたちのいるの、精神世界の場所の一部だし。
このまま精神世界を経由した移動をしても差し障りはないしね♡
「うきやぁぁぁぁあ!?またですかぁぁあ!?」
「何かオレ、最近なれてきたなぁ~…」
なぜか叫んでいるアメリアに。
腕を組んでしみじみといっているガウリイ。
「ま、まあ、人間。生きていれば何かといろいろありますよ。あはははは♡」
なぜか乾いた笑いをあげつつもそんなことをいっているゼロス。
とりあえず、そのまま。
今のアルファンソをからかう意味もあり。
あたしたちはそのまま、瞬間的にとレイナード・シティ。
その中にとあるとある一軒の酒場にと移動してゆく。
ここにミレーヌがいるのよね♡
ふふふ♡
ざわざわざわ。
一応、この国の首都、として存在している、ここレイナード・シティ。
「はい♪到着♡」
あたしの言葉に、なぜかぐったりとしつつ。
「リナさん…相変わらず……いきなり移動するのはやめてほしいです…」
何やらぶつぶつといっているアメリアに。
「まあまあ、いいじゃないか。アメリア。世の中こんなものさ。ははは。」
などと明るく笑いつつもアメリアの肩をぽん、とたたいているガウリイ。
「それはそうと、いくわよ。
ミレーヌ、ここの酒場で五の倍数にあたる日にバイトしてるから。今日は十日だしね♡」
あたしの言葉に。
「そういえば、ゼルガディスさんもいるんですよね?どこにいるんですか?」
ふと気づき、あたしに聞いてきているアメリア。
「ああ、今はまだ出かけてるわよ。とりあえず、これ解決して。
それでもって、アルフォンソ倒して、ミレーヌを城につれてったら戻ってくるわよ♡」
そのようにあたしが仕向けてるし。
「とりあえず、酒場に入りませんか?」
にこやかにいいつつも、酒場の扉に手をかけているゼロス。
何はともあれ、そのまま、あたしたちはここ、レイナード・シティ。
中央広場にとある酒場の中にと、ミレーヌに手紙を渡すためにと入ってゆく。
「あら、あなた、エレナさん…ではないわね。」
ふと、あたしとエレナと勘違いし。
注文をとりにきた一人の女性が声をかけてくるものの。
あたしの姿、というかスタイルをみて、即座に間近いに気づいて訂正していたりする。
まあ、あたし今、コルセットをはずしてる状態にしてるからねぇ。
このリナ=インバース、としての姿を。
なぜか酒場に入ると、
あたしたちにと視線を釘付けにしている客たちをそのままに席についているあたしたち。
赤い服を着こなし、そしてその下に緑のタンクトップをきて、長い金色の髪はそのままに、
この酒場にてウェイトレスのアルバイトをしているのは。
「ええ。違うわよ。あ、そうそう、ミレーヌ。はい♡これ♡
ドルトハウトのグレッグから手紙預かってきたのよ♡
きんとした証拠が書かれた、ここ、レイナードの魔道士協会の不死の研究の実態♡」
どんがらがっしゃぁぁぁん!!!!
ぴっし。
あたしの言葉に、なぜかあたしに注目していた客たちが全員、椅子などから転がり落ち。
中にはテーブルごとひっくりかえっていたりするものもいたりするけど。
関係ないし。
あたしの目の前にいる女性、ミレーヌはミレーヌで何やら固まっていたりする。
「…あ、あの?」
何やら声が震えてるし。
「とりあえず、その手紙、レイナード城に届けるんでしょ♡
アルフォンソをからかいがてらについていってもいいけど♡」
くすくすくす。
そんな様子をみつつ思わず笑みが漏れる。
そんなあたしの横では。
「…いっちゃいましたね。リナさん、あっさりと。」
「まあ、リナだしなぁ。」
「これはこれは♡僕としてはこの中に充満しているこの負の感情が何ともいえませんけどね♡」
なぜか水をのみつつ、そんな会話をしているアメリア・ガウリイ・ゼロスの姿。
「…あ、あの?リナって…あなた、あの、リナ=インバース…さん?」
なぜかこのミレーヌの声が震えているのは、気のせいよね♡
震えつつもあたしにと聞いてきているこのミレーヌ。
「そうよ。こっちにくる用件がある。といったら、グレッグから手紙を預かったのよ♡」
嘘でないし。
そして、ふと、周りの客たちの視線に気づき。
「い、いやですねぇ。あはは。酔うのは早すぎですよ。」
ほとんど棒読みでそんなことをいっているこのミレーヌ。
今のあたしの言葉を一般人には酔ったためのたわごと、として信じさそうとしてたりするし。
う~ん、面白い♡
「あら、何もしてないのに酔ってなんかはいないわよ♡それで?どうするの?
何なら一人で待ち伏せしてまってる、あのアルフォンソ相手にして城までいく?」
くすくすくす。
そんなあたしの説明に。
「何ですって!?あの悪の手先の魔道士はそんな姑息なことをしているんですか!?
リナさん!こうしてはいられません!
そんな悪の手先など、今すぐに懲らしめにいきましょう!
何ならゼロスさん、ちゃっちゃとやっちゃってください!正義の名の元に許します!」
などといいつつ、フォークを振り上げ断言しているアメリア。
「まあ、それもそうね。わざわざあいつが待っている場所にいくより。
あっちをこっちにつれてきたら、万事解決よね♡」
にっこり。
にこやかに微笑み、つぶやくあたしの言葉に。
なぜか。
『………え゛?』
まったく異口同音につぶやいているゼロス・アメリア・ガウリイの三人。
「それじゃ、そ~いうことで。」
パチン♪
そのまま軽く指を鳴らしたその刹那。
ぐらり。
『うどわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』
『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』
なぜか店内にと響き渡る悲鳴の数。
ちょうど酒場の中…しかも、それぞれのテーブルの横にと出現しいるのは。
デモン・ビーストが五匹に、スケルトンが八匹。
ついでにいえば、ゴケーレムが八体。
なぜか骸骨などをみて、悲鳴を上げている客たちの姿が。
「な゛!?」
それをみて、なぜか絶句しているミレーヌに。
「何じゃ!?どういうことじゃ!?わしは…わしは中道通りに今までいたはずじゃあ!?」
何やら騒いでいるフードの男が一人ほど。
ガタタタタタタ!!!!!!
ドタタタ……
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
ばたばた。
ダダダ。
シィィン……
なぜかこの程度の存在の出現で、泡をくったようにと食事もそこそこに。
悲鳴を上げながら外に出て行っているほかの客たち。
「あら、根性ないわねぇ。」
くすくすくす。
そんな人間たちの様子をみつつ、くすくすとつぶやくあたしに。
「普通の反応だとおもうぞ……」
じと目であたしをみつつ言ってきているガウリイに。
「あの?ところで、リナさん?結界は張ったほうがいいのでしょうか?」
にこやかに笑みを浮かべたままに、あたしに聞いてきているゼロス。
「そうねぇ。好きにしなさい。あ、ちなみに、ここが半壊とか、あと壊れたりしたら。
その処理というか再生はゼロスの仕事ね♡」
そんなゼロスににっこりと微笑みかけるあたしの言葉に。
なぜか、一瞬硬直し。
「そ…それでは、一応、この空間の一部のみ、結界はっておきますね。
…あ、まあほかのバーテンさんとか従業員さんとかもいますけど。ま、いいですよね♡」
にこやかに言い放ち。
そのまま、すっとその片手にもっている錫杖を天井にとかざしているゼロスだけど。
それと同時に。
ユラ…
あたしたちのいるこの部屋、というか、酒場の一角そのものが。
ちょっとした切り離された空間にと変わってゆく。
ちなみに、外からみれば、あたしたちの姿がいきなり掻き消えたようにと映ってたり。
まあ、そんなことはどうでもいいんだけど。
「な゛な゛な゛な゛な゛!?」
何やら声をどもらせているほかの従業員に。
「…ちっ。何だというんじゃ!?
しかたがない……ことを荒立てたくはなかったのじゃが…こうなっては…
ミレーヌわしが目をかけてやったのを忘れて協会を売るようなまねをしおって。
せめてもの情けじゃ、わしの手で引導を渡してやろう。」
何がどうなったのかわからないまでも。
とりあえずは。
目的を達することが先決。
そんなことを思いつつも、いまだにつったっているミレーヌにと話しかけているのは。
このグレッグの手紙を狙っている、魔道士協会員の一人、アルフォンソ。
「さってとvあ、ガウリイ。とりあえずそいつら、これが落ちきる前にどうにかなさいね♡
そ~したら少しは稽古つけたげる♡」
いいつつも、ふっと、手の平の中に小さな砂時計を出現させ、
そのままテーブルの上にとおくあたし。
「本当か!?リナ!?」
なぜかこのガウリイ、いまだにあたしと手合わせしたがってるからねぇ。
面白いからいいんだけど。
そんなあたしの言葉に。
「…って、リナ、その砂時計…何分なんだ?」
「一分♡」
「むちゃいうなぁぁぁぁぁ!」
何か叫んでいるガウリイだし。
「あら、こんな雑魚。一秒もかからないのが普通よ。ま、がんばりなさい。
あ、注文しとくわ。こっちにチキンの照り焼きひとつと。
ミックススペシャルディナーセット、大盛でお願いね。」
なぜかミレーヌの横で震えていたほかの従業員にと話しかけ。
ひとまず注文をしておくあたしの姿に。
「…きさま…なめてるのか?」
などといってきているこのアルフォンソ。
と。
ごめっ!めしっ!
なぜかそのままアルファンソは床にとのめりこんでいたりするけども。
「あらあら♡誰に向かってそんな口の聞き方してるのかしら♡」
床にとのめりこんだアルフォンソをみつめ、くすくす笑うあたしの言葉に。
「…リ、リナさん?といいましたよね?今、いったい何を……」
なぜか声の震えているミレーヌ。
「おそらく、リナさんのことだから。
このアルフォンソさんの周りの空気を重くしたんじゃないですか?
よくやられますし。私たちも。」
「うんうん。」
しみじみとそんな会話をしいるアメリアとガウリイ。
「あら?どういう意味かしらぁ?アメリアちゃん?ガウリイちゃん?」
これは、後でじっくりと話し合いが必要よね♡
「…よりよにって、リナさんにちょっかいかけてこられるとは……
あ、悪いですけど死んでくださいね♡
それか、生きたま屍になる、というのも楽しいですよ♡」
床にとのめりこんでいるアルフォンソにそんなことをいっているゼロス。
「ま、どうでもいいけど。とりあえず、あたしは手出ししないから♡
あんたたちでそれ、退治してね♪」
あたしのその言葉に。
なぜか全員無言でうなづいているけども。
あたしがちょっと動いたら、この町程度、すぐに壊滅しちゃうしね。
ここ、もうかなり、あれが進行してるから♡
なぜか酒場、というのに。
しばし、アメリアの呪文と攻撃。
そして、ガウリイの繰り出す剣の音がしばし響き渡ってゆく。
いまだに時刻は夜中にならない、というのに。
なぜか臨時閉店、となっている中央通りの酒場。
ほかにいた従業員などは全員気絶したり、気を失っていたり。
中には気が触れてたりした人物などもいたりしたけど。
それはそれ。
そのままなぜか無言のまま、あたしたちはレイナード城にと向かってゆくことに。
さってと。
逃げ出した客から話をきいて、そろそろ彼女がくるころね♡
-続くー
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あとがきもどき:
薫:・・・・・・・・・・・・・酒場でいきなり戦闘ですか・・・・
客や従業員さんたち・・・・哀れかも・・・・(汗
何はともあれ、とりあえずは。レイナードの手紙は無事終了。
で、登場、シルフィールです(笑
ちなみに、ラークより前にシルフィールが仲間になってるのは。
きにしないでくださいね。まあ、これ、漫遊記だし(だからまてってば!
んではでは・・・・・・・・・・
2004年5月10日某日
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